191 posts categorized "書籍☆☆"

花咲小路二丁目の花乃子さん 小路幸也

花咲小路二丁目の花乃子さん 小路幸也


読了です。

元「怪盗紳士」が隠居として暮らし、非番の日に
ご近所の相談ごとで引っ張りだこの若手刑事も住む
花咲小路商店街。

ここにはたくさんのユニークな人々が暮らし、
日々大小さまざまな事件が起こる。
今回の主人公は、商店街で「花の店にらやま」を営む
花乃子さんのもとに居候することになった十代の女の子。

人々の慶びごとにも悲しみにも寄り添う花屋の仕事を
手伝うなかで、ある日ちょっと気がかりなお客さんが
来店して・・・。

***********************************

こちらの「花咲小路シリーズ」も3作目です。
花咲小路四丁目の聖人(2011年11月)
花咲小路一丁目の刑事(2013年11月)
◆花咲小路二丁目の花乃子さん(2015年9月)

こちらの作家さんは「東京バンドワゴン」シリーズで
有名な方。結構面白く、つい手にとっちゃいます。
こちらも発売を知り、予約入れてたものです。
2ヶ月位待ったかなぁ。

登場人物が「ありえないでしょ」と言う位ユニーク。
↑の「怪盗紳士」とか「刑事」とかだけでなく、
探偵さんがいたり、メカオタクがいたり、と面白い。

今回の「花乃子さん」でも花乃子さんの弟さんは「双子」。
しかもイケメン。性格はまるっきり逆だけど、お互いが
ないところを補いながら、姉を助けながら暮らしています。

そこに高校を中退した、従兄弟がやってくる・・・。
彼女は膠着した彼等の生活に一石を投じる。
うん、心あたたまるお話になりました。

しかし、前作を読んで結構経つんですね(;^^)。
「聖人」は2013年3月に紹介、
「刑事」は2014年6月、1年以上経つと忘れますね。
前作で出てきた人もたくさん再登場するんですが、
「何がどうだったっけ?」「あれはどうしたんだっけ?」と
ちょっとモヤモヤしながら読みました。

小路さんの作品の好きな処は「昭和の匂い」がする事。
商店街(アーケード付の)なんて今少なくなりましたよね。
新しく作られる事はないので、今の商店街が老朽化や
高齢化で閉める事になったら減るしかないわけです。

でもそういうところで培ったものは多く、こういう処で
成長する、って良いなぁ、って思います。
我が家・我が地区はこういう商店街なんてないんですが、
ばあちゃん家に行くと、買い物カゴ持ってでかけたものです。

スーパーと違って1軒ずつの買物は面倒ではあるけれど、
今思い返すとなんかいいなぁ、って思うんですよね。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ ブログランキング・にほんブログ村へ

| | Comments (4) | TrackBack (0)

傘をもたない蟻たちは 加藤シゲアキ

傘をもたない蟻たちは 加藤シゲアキ

読了です。

無限の悲しみはどこまでも僕を埋め尽くす・・・。
いまを生きる人々の「生」と「性」を浮き彫りにする
6編の物語を収録。

◆染色  美大、堕ちる、才能
◆Undress  脱サラ、エンジェルナンバー、偽装
◆恋愛小説(仮)  小説 妄想、栄養失調
◆イガヌの雨 祖父 食事 イガヌ
◆インターセプト 結婚パーティー、ストーカー、立場
◆にべもなく、よるべもなく 海辺の街、先輩、首都高

******************************
こちらは加藤シゲアキさんの2015年6月に出た最新刊です。
(2015年12月現在)
TVで「朝井リョウ」氏と対談をしているのを観て、
予約を入れて待ってみました。

「イガヌの雨」を朝井リョウ氏が絶賛してたので(;^^)、
どんなだろう、と読んでみたらう~ん、グロい(;^^)。
人の食に対する貪欲さ、を書いた作品です。

でもそれ以外はね~、「芥川臭プンプン」って感じ(;^^)。
言葉を上品に重ねて頑張っているようなんですが、
その重ね方が「丁寧に重ねたけど、色合いが、風合いが・・・」と
突っ込みたくなりました。

読後1ヶ月経過したら記憶にほとんどありません(;^^)。
あらすじをネットで探して「おぅおぅ、そうだった」と納得。
こういう編集録もの、って苦手です。
好きな作家さんのなら楽しめるんですが、そうじゃないと
記憶に残らないんですよね。

2016年の「このミステリがすごい」って
第1位:王とサーカス/米澤穂信(172点) なんですよね。
この「米澤穂信」氏、私相性が悪いんですよ・・・(;^^)。
数冊読んでいるんですが、良くも悪くも記憶に残らない・・・。
加藤シゲアキさんも同じ感じなんですよね~。

そういえばこちら、フジTV系列でドラマ化されるそうです。
2016年1月9日(土)~1月30日(土) 23時40分~24時5分(全4話)
多分ドラマを見ることはないと思いますが(;^^)、
本を読むのが面倒であればドラマでどうぞ。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ ブログランキング・にほんブログ村へ

| | Comments (2) | TrackBack (0)

化け猫まかり通る 猫の手屋繁盛記2 かたやま和華

泣くと鳴くは、何が違うのであろうか?

化け猫まかり通る 猫の手屋繁盛記2 かたやま和華

読了です。

とある事情で白猫になってしまった旗本の跡取り、
宗太郎(通称:猫太郎)。
裏長屋で営むよろず請け負い家業「猫の手屋」に
舞い込む依頼は、猫供養、仇討ちの見届けなど、
一癖も二癖もあるものばかり。

すべては人の姿に戻るため。
役者の雁弥、絵師の国芳ら、個性豊かな面々に
囲まれて、今日も奇妙奇天烈な猫のサムライは
善行を積む。

****************************************

◇猫のうわまい
  猫町奉行・猫泥棒・化け猫
◇老骨と犬
  まる・敵持ち・犬の手貸します
◇晩夏
  田楽・父の背中・猫おどり

中編3話収録です。前作紹介は3ヶ月前。
意外とあっさり2巻目借りられました。

シリーズ物はある程度出てからじゃないと、
まだるっこしくてイライラします(;^^)。
以前は自分の手の中のものだけだったので、
(購入していた本)
シリーズを待つのもそれまた楽し、ですが、
あちこち手を広げすぎたせいで、とんでもない。
シリーズものの紹介だけで1週間終わるわな。

ネコになっちゃった宗太郎、は相変わらず
ネコのままで、人間になるには100の善徳を
積まなければならない。
でもネコは多い数が数えられない(7つまでが限界)。
で、おそらく一生このまんまなんだろうなぁ、と
容易に想像がつく展開です(;^^)。

今回、泣ける話が多かった~。
「老骨と犬」は犬と老人の交流の話。
忠義者の犬だけにヤバイ、と思ってたけど
ちょっとうるっときて、笑いました。

「晩夏」は、号泣したわぁ(;^^)。
それでも哀しい涙ではなく、安堵した涙、ですので
読了後、心がほわっ、としました。
ここで、冒頭の「泣くと鳴く」の下りが出てきます。

最近ね、会社のPCのスクリーンセーバーを
「ネコや犬」の画像にしております。
しかも面白そうな画像ばかり集めて。
これがなかなか好評で「癒やされます~」と
良く言われます。

よっぽどみんな疲れてるんですね。
(あ、私もですけどσ( ̄∇ ̄;)わて)

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ ブログランキング・にほんブログ村へ

| | Comments (3) | TrackBack (0)

モップガールシリーズ 加藤実秋

うんと悩んで選びな。
絶対いいのを見つけられる・・・

モップガールシリーズ
◇モップガール
◇スイーパーズ 事件現場掃除人   加藤実秋

読了です。
フリーターの桃子が就職した先は、事件・事故現場の
後始末が専門のスペシャルな掃除会社だった。

働き出した桃子は、現場に遺された想いに感応し、
何を食べても赤いきつねの味しかしなかったり(赤い衝撃)
何かの匂いしかしなくなったり(ファンハウス)、
真夏に凍死しそうな寒さを感じたり(ブラッシュボーイ)、
手のひらをくすぐられたり(嗤う拳)、
無性に焼きそばばかり食べたくなったり(青い欠片)、
動物になったり(ファミリーテイル)する超常現象に
襲われる特殊能力の持ち主。

同じ職場で働くのは、異常な犬好きの社長をはじめ、
役者気取りの元ヤンキー、無愛想なイケメン、
Vシネかぶれの中国人に、ギャルの事務員。

そんな個性豊かな面々が、桃子におこった現象を
手がかりに、事件・事故の「謎」に挑む。
やがて桃子は自らの能力の秘密を知ることになる
事件に巻き込まれていく・・・。

**********************************

ちゃんと読まないで判断しちゃいけない、と
初出の作家さんは過去作品を読んでいます。
これは、「インディゴの夜」の加藤実秋さんの
数少ないシリーズの1つ、です。

スペシャルすぎる清掃のしごとですわ(;^^)。
そうなのよね、掃除しないと大変なのよね。
脂とか血がこびりついちゃうと取れないし~。

そんな処で彼女の能力が刺激され、
何かが動き出す・・・。
かなり、その、笑えます(^o^)。↑見ると分かるよね?

こういう能力、って持ってると大変ですね。
また自分でコントロールできないからたちが悪い。
そして、モモ子の趣味(=時代劇マニア)、ってのが
より一層笑いを誘います。
そこまで知らないっつ~の(;^^)。

連作短編、って感じですね。
1つ1つのエピソードは独立してて、でもその裏で
大きな1本の事件が動いている、みたいな。
第1巻で同僚の、第2巻で桃子自身の大事件が起きます。

うん、結構面白かったです。
若干幾つかは「ん??」って首をかしげるような
設定と展開はありましたけど、及第点(*^^)v

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ ブログランキング・にほんブログ村へ

| | Comments (2) | TrackBack (0)

てるてるあした 加納朋子

読了本がかなりたまってきていて、
こりゃ、どんどん記事を書かないと、と
言うことで週末投稿です。

何が問題、って早く書かないと忘れちゃうのよね。

てるてるあした 加納朋子


読了です。

親の夜逃げのため、ひとり「佐々良」という町を訪れた
中学生の照代。そこで彼女が一緒に暮らすことになったのは、
おせっかいなお婆さん、久代だった。
久代は口うるさく家事や作法を教えるが、
わがまま放題の照代は心を開かない。
そんなある日、彼女の元に差出人不明のメールが
届き始める。
その謎が解ける時、照代を包む温かい真実が明らかになる。

**************************************

文庫本で手軽だったので借りたんです。
「ななつのこ」が結構面白かったし。

でもまさか「ささらさや」のアナザーストリーとは
思わなかったよ~(;^^)。
そっちは未読で先に読んだ方が良かったかも。

昨今、「無責任な親」の話をよく聞きます。
まぁ、親になるのには試験も資格も不要だしね。
でも、子供がせっかく頑張って難関高校に合格したのに
「ごめぇ~ん、お金なくなっちゃった」だけで終わり。
高校進学どころか、夜逃げする羽目になる、って・・・
無責任すぎないかい?

食事の用意をしない、給食費を滞納する、
でもお金がない訳じゃなく「そういう事にお金を使いたくない」だけ。
良いのかなぁ、そんな世の中。

照代、もそんな親に振り回された1人。
元々可愛げない(失礼)彼女だけにツンツン とんがって
近寄る人みんな傷つける!的な子でもあるけれど、
高校に行けない、友人と離れる、ってのは可哀相。
そんな彼女がどう変わっていくのか?

うん、心が温かくなっていきますよ。
半分以降、まで我慢しなくちゃだけど(;^^)。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ ブログランキング・にほんブログ村へ

Continue reading "てるてるあした 加納朋子"

| | Comments (3) | TrackBack (0)

岩窟姫 近藤史恵

ピザを注文。二人前。出前してくれないし、
どうせ味なんかわかりゃしない・・・。

岩窟姫 近藤史恵

読了です。

アイドルが自殺した。あんなに可愛らしくて、
みんなから愛されていたのに……。

しかし、沙霧の死を悼む暇もなく、蓮美は
激動の渦に巻き込まれる。
沙霧のブログに、蓮美のいじめが原因で死ぬと
かかれていたのだ。
身に覚えのない蓮美は、己の無実を証明するために
沙霧の死の真相を追う・・・

************************************
近藤史恵さんはシリーズの方が好きかなぁ、
でも最近出してないし。で、単品もの。

モデルの蓮美、は友人の死が原因で引きこもりに。
スレンダーなボディは見る陰もなく、ピザをほおばり、
着られる洋服はチュニック風のものだけ。
そんな彼女が容姿を逆手に真実を追うことに。

う~ん、面白いっちゃ面白い。途中から色々な事情が
明らかになり、「意外と黒いな」と思う一方、
どこまで友人のために頑張れるのか?振り返ってみたり。

近藤さんって意外と女性をバッサリ切りますよね(;^^)。
男性的と言うかなんというか。
違うか、考えてない女性をバッサリ切る、のか。

蓮美は何も考えてない、と言うか気づいてない女性。
周りの仲間がどんな思いで日々頑張っているのか、
自分の尺度でしか見えてない。
そんな彼女が真実を知ると言うのはかなり厳しいです。

しっかし、芸能界って良く分からんですのぉ。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ ブログランキング・にほんブログ村へ

Continue reading "岩窟姫 近藤史恵"

| | Comments (3) | TrackBack (0)

幽霊刑事 有栖川有栖

さて、世の中3連休、でしたね。
皆様、いかがお過ごしですか?のんびりできてるかな??

幽霊の物語は好きですか?
本格ミステリはお好きですか?
片方だけでも「イエス」なら、ぜひお読みください。
                      -有栖川有栖

「幽霊刑事」 有栖川有栖

読了です。

これほどまでに哀切きわまる「本格」はない。
俺は神崎達也。職業・刑事。
フィアンセを残して射殺された…はずが幽霊に!?
しかも犯人の上司も密室で殺されて…。

*************************************

「幽霊になっちゃった」と言うと思い出すのは
映画ゴーストか赤川次郎の小説「幽霊物語」。


↑こちら、結構お勧めですよ(^o^)。
赤川さんですので読みやすいと思う。

あらすじは、若手の豪腕社長山岡は
仕事の為、無理な運転をさせ、トラックと衝突!
気が付くと・・・幽霊になっていた。
戸惑う彼の前に現れたのは郁子と言う少女。
彼女は1年前に暴漢に殺された先輩幽霊だった。

意気投合した2人は互いの家庭を覗きに行くが、
残された家族はそれぞれに陰謀に巻き込まれ、
それを見るしか無い2人・・・

思い残す事があると成仏できず幽霊になれない、と
よく言われてます。
幽霊になったことはないですし(;^^)、
幽霊からお話を聞いたことはないので、詳細は不明
ですが・・・(;^^)。

さて、こちらの作品、冒頭に犯人分かっちゃってます。
ってか、犯人に殺されるところから始まるから。
自分の上司に殺される、って、すごい設定ですよね。

幸いな事に、霊感の強い後輩刑事がいて、
彼の姿が見えるので、橋渡しはしてくれるもの
上司が殺された密室トリックは解明できす、
自分を殺した犯人が上司、というのも解明できず・・。

まぁ最後までの展開は想像つくとおもいますが、
結構楽しめました。面白かった、うん(^o^)。
お時間あったらどうぞ~。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ ブログランキング・にほんブログ村へ

| | Comments (2) | TrackBack (0)

高速の罠 アナザーフェイス6 堂場瞬一

こちらも、図書館の本棚に並んでいて、
「あら、新しいの出てるわ」と借りてきました。

高速の罠 アナザーフェイス6 堂場瞬一


読了です。

先の事件で負傷し、長野県佐久市の実家で療養していた
シングルファーザーの大友鉄。
彼を訪ねて高速バスで長野に向かう一人息子・優斗。
ところが途中のSAで忽然と姿を消してしまった・・・。

誘拐か、何らかの事故か??
優斗が行方不明のさなか、彼が乗っていたバスが
大事故を起こす。
混乱を極める難事件に県境を越えて大友鉄が
立ち向かう、人気シリーズ長編第6弾。

*************************************
こちらも「いつまで続くんだろ」と思いながら、
新作が出ていると手にとっちゃうんですよね。
シリーズもの、ってだから怖い(;^^)。
面白かろうがつまらなかろうが、先が気になって
ついつい手にとっちゃう。

ちなみに
 第1~3作 2012年7月
 第4作  2013年5月
 第5作  2014年5月
 エピソード0 2015年1月

と過去にご紹介済み。興味がありましたら。
ここまで読み続けると、慣れもあるのか、
文章や展開などが分かりやすくなった気が・・・。

まぁあらすじをご存知の方ならおわかりでしょうが、
「大友哲」の立場が非常に不安定なんですよね。
子供の為に総務課の定時勤務をしているはずが、
気づくと事件捜査に引っ張りだされてる。

疎ましく思われているのに、彼の想像(推理?妄想?)は
膨れ上がり、結局真相にたどり着く、と。
「刑事は足でかせいでナンボ」なんてセリフが
むなしくなるほど、な展開です。

愉しんでますけどね、ここまで続くと。
今週はこんな本ばっかり紹介してますね(;^^)。
失礼致しました~。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ ブログランキング・にほんブログ村へ

| | Comments (2) | TrackBack (0)

武士道ジェネレーション 誉田哲也

「よく見ておけ・・・これがあたしの武士道だ」

6年ぶりの最新刊(2015年7月)
武士道ジェネレーション 誉田哲也

読了です。

大学生になった香織と早苗。
香織は剣道推薦で大学に進学。
数々のタイトルを獲得し、ゆくゆくは警察官になろうと
考えていたが、女性で助教になるのは難しい。
教員になる道を考えるがいかんせん、頭がよくない。

一方の早苗は、すっぱり剣道からは足を洗ったものの、
日舞から剣道に転向しただけに、文学部史学科で
日本史を専攻する。

そんななか、桐谷道場の師範・桐谷玄明が倒れ、
にわかに後継者問題が。
本来次ぐべき、早苗の夫・充也その「資格」があるのは
彼ひとりだが、警官を辞めるなと玄明にきつく
止められてしまう。

道場が誰よりも好きな香織は、後継者としての
資格を得るべく、充也から特訓を受けることになる。
そこに、日本文化に興味津々のアメリカ人、ジェフが
桐谷道場に入門してくる・・・。

***************************************

誉田哲也氏と言えば「ジウ」や「ストロベリーナイト」の
残虐さ(黒誉田)と、こちらの「武士道シリーズ」などの
白誉田、の2つの顔があります。

これなら、人も死なないし、残虐な目にあわないし、で
安心して読むことができます。

ただ、2人の女性があまりにも対照的過ぎるのと、
にも関わらず、どっちがどっちかたまに分からなくなり・・
どっちもかなり毒舌な方、なんですよね。

今回は前作より随分空いたせいか、気づいたら
早苗が結婚し、新婚生活を送ってた(;^^)。

こちらは最初の「武士道シックスティーン」から
「17」「18」、と読んでいった方が面白いと思います。
単作でも楽しますが、より楽しむなら。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ ブログランキング・にほんブログ村へ

Continue reading "武士道ジェネレーション 誉田哲也"

| | Comments (2) | TrackBack (0)

盤上の敵 北村薫

陣型は整った。
敵の駒(キング)を排除するのだ。
妻の奪還をめぐる殺人犯との息詰まる取引!

盤上の敵 北村薫


自宅に殺人犯が籠城、妻が人質に!?
警察が取り巻き、ワイドショーのカメラが中継するなか、
末永純一(白のキング)は唯一人、犯人との取引に挑む。

先手を打って城内の殺人者(黒のキング)を詰め、
妻・友貴子を無傷で救わなければ。
盤上の敵との争いは緊迫のうちに進み、
そして取引(ゲーム)は震驚の終盤を迎える・・・

***************************************

うん、今週は「北村薫」シリーズだな(^o^)。
「チェスゲーム」と聞くと色々作品を思い出しますが、
どうもルールを知らないせいかイマイチのめり込めない。

かといって「将棋」をベースにした「ダーク・ゾーン」を
読みましたけど、分かった気でいただけで(;^^)。
はい「オセロ」しか興味ありませぇ~ん(;^^)。
「戦術」を立てるような人生じゃなくて良かった。

さて、こちらは二転・三転と展開していきます。
まぁ、すごい。自宅に籠城されて、奥さん人質にとられたのに、
緻密な計算を一気に行い、計画通りに動かしていく。

頭の良い人って素敵よね。
いや、「頭が良くて躊躇なく行動に移せる人」かな。
奥様を愛するがゆえの行動だけに泣けてきます。

これは細かいことを言っちゃうと興ざめしちゃいますが、
登場人物は少ない、でも何がどうなっているのか、
最後まで分からない。

これも古い(1999年9月)作品ですが、今でも十分
楽しめますのでお勧めです♪

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ ブログランキング・にほんブログ村へ

| | Comments (3) | TrackBack (0)

より以前の記事一覧