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ニャン氏の事件簿 松尾由美

「ニャーニャニャニャ」「なかなか賢い選択だニャ」
「ニャーニャ?」「たったそれだけかニャ?」

ニャン氏の事件簿 松尾由美


読了です。

アルバイトをしながら、自分を見つめ直している佐多くんは、あるお屋敷で、突然やって来た一匹の猫とその秘書だという男に出会う。
実業家のA・ニャンと紹介されたその猫が、過去に屋敷で起こった変死事件を解き明かす?! って、ニャーニャー鳴くのを通訳しているようだが本当?
次々と不思議な出来事とニャン氏に出くわす青年の姿を描いた連作ミステリ。

1.ニャン氏登場:叔父さんの死
2.猫目の猫目院家:パソコン持った弟
3.山荘の魔術師:姿を消した女優
4.ネコと和解せよ:撮影場所での再会
5.海からの贈り物:はがきと畳鰯
6.真鱈の日:大きいスーツケース

*********************************

ファミレスにでる幽霊のお話を書いた「ハートブレイクレストラン」を読んでいる作家さんで、こちらが刊行された事を知り、読んでみました。

主人公少年佐多くんがバイトで赴く先には、なぜか猫が・・・という設定で、
6つの謎解きに関わっていきます。
おかしいのは冒頭にもある「猫語」。
ニャーニャー鳴いている猫とそれにまじめに仕える執事。
彼らがさっそうと登場し、謎解きをしていく姿は「いやぁ、微妙(;^^)」。

「意味わかってるの?」だった疑問が途中から慣れちゃって、「ニャーニャー、ニャニャ、ニャ・・・」と続く言葉を適当に飛ばしちゃったりもした(;^^)。
これでページ数を稼ぐなよ、とか思いつつ。

でも一歩間違えると悪趣味に捉えられそうな設定で1冊書いちゃうってある意味すごい!。
更に、佐多くん自身の問題にも迫っており、2人(ん?)がであった理由も明らかに。

若干まだるっこしいな、って処もあったんですが、まぁそこら辺はこの作家さんの持ち味、って事で。
先(続き)がありそうで、余地を残しているなぁ、って感じもありましたので、いつか続編がでることを期待しております。

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櫻子さんの足元には死体が埋まっている11~13 太田紫織

どこまで続くんだい?とお思いの方もいると思いますが、
2017年12月現在13巻まで出ております。
こちらの作者さんは、このシリーズを無料小説サイトに投稿されていて、文庫化となったそうですが、今はストックがないとデビューも大変らしいです。

11.蝶の足跡

壱:蝶の足跡(捜索・軌跡)
弐:灰色の追行(監禁事件)

12.ジュリエットの告白

ケルヌンノスの妙薬(兄弟+1旅行) 
ジュリエットの告白(旅行続き:頭蓋骨入替)
わたしのおうちはどこですか(前)

13.わたしのおうちはどこですか

わたしのおうちはどこですか(後) 
Intermedio 
ハートのジャックは何処に消えた
帰ってきたテディベア 

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もう、いつになったら「蝶の人(ファントム)」との決着がつくんだろうか?
櫻子さんの叔母さん(行方不明)の伏線も何か関わっているんだろうなぁ、とか
行方不明になる警官、多くないか?とか
同級生鴻上、も微妙に一線を外してきてるなぁ、とか
色々考えて読んじゃっているせいか、身が入らないような(;^^)。

更に12巻と13巻、でまさかの「前後編」ぶったぎり。
「わたしのおうちはどこですか」は、2巻に収録された「あなたのおうちはどこですか?」に出てきた女の子「いいちゃん」が再度登場。
いいちゃんが行方不明になり、鴻上も。さてさて、の処で1冊終わってしまったので、
これはタイムリーに読んでたら怒っただろうなぁ。

まぁ、8月と10月とわずか2ヶ月で12&13巻は刊行されたそうなので、
まだ良いのかもしれないですけどね。

エピソード1つ1つの質が違いすぎてちょっと疲れてきます。
大事になるのか?と思うと肩透かしだったり、大したことないように書いてるけどいやいや結構大変なことよ?これ、だったり。
こういう時に「あぁ歳取ったな、自分」って実感します(;^^)。

そして、続いている「サモエド犬」の描写。
11巻で、櫻子さんが行方不明になったせいで、正太郎家に一時居候する事に。

11)白く可愛いモコフワは、ソファにふんぞりかえし、TVを見る偉そうな犬に変貌を遂げた。しかも最近は退屈だと自分でリモコンを持ってくる 
犬になったようです・・・。

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櫻子さんの足元には死体が埋まっている8~10 太田紫織

ラノベって冊数だけは多いですよね~。
さくさく・次へ次へ、と読んじゃうのですが、
気づくと2桁、なんて事も(;^^)。
 

8.はじまりの音

壱:ウラ ト オモテ(転校生阿世知)
弐:雛を呼ぶ声(近所付き合い問題)
参:脱皮(蛇の蠱毒)

9.狼の時間

壱:狼の時間(集団自殺)
弐:午前四時のノック(内海刑事の新居)

10.八月のまぼろし

壱:片羽の烏(カラスの死体)
弐:雨降る夜の怪異
参:八月四日のリジー・ボーデン

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さくっと書いたエピソードが意外とエグかったりして、「えっ、ここまで書くの?」とビックリする事も。
今ドキの女子高生の交友関係とか、集団自殺とか、逆恨みに惨殺事件、と列挙していくとかなり衝撃的。

それだけに昨日の「サモエド犬」の描写に心癒されます。
(後、正太郎の天真爛漫さも?)
ただ、おばちゃん正太郎くんが心配だよ。まっすぐなのは理解するし、大人ぶりたいのも分かるけど、頼る時は頼る、相談する、をしないとね~。

今回もサモエド犬の描写です。

8)玄関先でごろんとお腹を見せて横になった白い悪魔は、さながら箒のように尻尾を振って土埃を立てながら、もっともっとと掌を強請った。

9)僕の膝にちょこんと鼻っ柱を乗せて、「コリコリしてください」とおねだり
 ちょっとだらしなく片足を崩して、「背中お願いしまーす」と僕に背を向けて座った

10)「じゃぁ遊びましょうか」というように、いそいそと咥えて遊ぶロープを持ってきた
木陰で犬はごろりと横になり、あられもない格好で僕のブラシをおねだりしていた。ぶっとい足と黒い肉球がぴこぴこと空を掻いている。

我が家は猫を飼って結構経ちますが、やっぱり犬って良いよなぁ。
こういう↑事、絶対やらないし、猫は。

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櫻子さんの足元には死体が埋まっている5~7 太田紫織

昨日で4巻まで紹介、本日は5巻から。

5.冬の記憶と時の地図

冬の記憶と時の地図 函館・430km・姉妹
てのひらの優しさ 本屋・龍希・手を繋げない子

6.白から始まる秘密

壱:土を掘る女性 中3の秋・出会い・石川県
インターミッション 手紙・さぁお願いします!
弐:亡霊メール 都市伝説・マサヒロの亡霊・仕込み

7.謳う指先

壱:Bloody Valentine's Day ウルフ・いじめ?・
弐:アサヒ・ブリッジ・イレギュラーズ 旭川冬祭り・モーニングジュエリー
参:凍える嘘 旭岳・別荘・セーフルーム

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ココらへんから各小エピソードとファントムエピソードが並行しつつ展開していきます。
TVドラマでも取り上げられたエピソードも多いのですが、
実は小説では未だファントムは出てこないんですよね。
5巻でファントム事件の調査をする長編になり、6巻でメル友ができますが・・・って感じ。

ドラマでは、ファントムとの対決をシリーズのクライマックスにしちゃったせいで、どうも違和感というか尻が落ち着かない感じです、はい。
ドラマの基本パターンとして、各回の単独エピソードとシリーズ通しての大エピソードで構成するのが多いですよね。

しかし小説や漫画の映像化、ってほんと難しいですよね。
映像化で(まだ明らかにしてない)ネタバレをしちゃうのもどうか、って感じだし、かと言ってそこを追わないと間が抜ける、って感じだし・・・。
だからオリジナルエピソードとかの方が良いんじゃないかな、って最近思います。

昨日紹介分の3巻で、「サモエド犬」が登場します。
ある事件の関係犬ですが、櫻子さんが引き取る事に。
正太郎が遊びに行く度に犬の豊かな感情表現に思わず顔が緩みます。
作者さんが好きなんだな、って分かる描写です。

6)あぁ、犬ってなんで可愛いんだろう。大事な事だからもう一度。犬は本当に可愛い。
7)犬が膝に鼻を乗せて、「彼が来ましたよ」と報告
とね(^o^)。

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櫻子さんの足元には死体が埋まっている2~4 太田紫織

さて、紹介した「櫻子さんシリーズ」。
ラノベらしく巻数は進んでおり、次へ次へ、と読んでいきます。

2.骨と石榴と夏休み 

壱:夏に眠る骨:当麻・鍾乳洞・風景画
弐:あなたのおうちはどこですか:子供・内海巡査・愛
参:殺されてもいい人:札幌・誕生会・若いツバメ

3.雨と九月の君の嘘

壱:呪われた男:サモエド犬・薪割り・違法駐車
弐:お祖母ちゃんのプリン:病院・痛み止め・一日の報告
参:託された骨:文化祭・標本整理・旭川第七師団

4.蝶は十一月に消えた

壱:猫はなんと言った? 鴻上の叔母・猫・アライグマ
弐:私がお嫁に行く時に 小編・絵・ばあやの名前
参:蝶は十一月に消えた GPSで米飯地区・三姉妹・蝶形骨

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TVドラマの放映と結構重複するものがありました。

2巻で「内海巡査」という警察官が出てくるんです。この後もちょこちょこと出てくるので主要キャラの一人となってるんですが、この描写、北海道が誇るスター「大泉洋」ちゃんそっくり(^o^)。(あ、まぁ彼を10数年若くした感じだけどね;^^)。

同じく2巻で、同級生鴻上、が登場。少年と櫻子さんが発見した鴻上の祖母。発見時の状況を聞きたいという鴻上に明らかになる真実。
3巻で少年と祖母のエピソードも出てくるせいか、血の濃さをたまに感じる作品ですね。

少年は結構複雑な家族構成。
連れ子同士の再婚(少年:正太郎は母の)だったんですが、父親が早くに亡くなり、母は兄:篤志と正太郎2人の子を育てます。
で、この篤志の祖父母2組と正太郎の母側の祖父母1組の計3組の縁者がいることになります。

彼らの活躍はまた改めて、となりますが、おかげで正太郎くん、良い育ち方をしてます。それだけに「変人な櫻子さん」とつきあう事を心配する身内の気持ちも分かりますね。

そして4巻の最後で、TVドラマでもあった「ファントム」登場。
人間の骨、「蝶形骨」を奪い集める殺人者。
ドラマでは物騒な、と思ったけどこの小説だとそれ以上に物騒なことが多く(;^^)
不思議じゃなくなるものですね。

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櫻子さんの足元には死体が埋まっている 太田紫織

さて、3連休も終わりそろそろ皆さんも本格始動??
寒いだけでストレスになる、って聞いて、寒さを感じないようにしよう、と思いながらも我が家の寒さに震えている今日此の頃(;^^)。

*******************************
TVドラマが2017年春クールに放映されたのですが、その前から本屋さんで見かけては気になってました。すごいネーミングだもの(;^^)。ラノベだよなぁ、って。

櫻子さんの足元には死体が埋まっている 太田紫織

読了です。

北海道、旭川。平凡な高校生の僕は、レトロなお屋敷に住む美人なお嬢様、櫻子さんと知り合いだ。けれど彼女には、理解出来ない嗜好がある。なんと彼女は「三度の飯より骨が好き」。骨を組み立てる標本士である一方、彼女は殺人事件の謎を解く、検死官の役をもこなす。そこに「死」がある限り、謎を解かずにいられない。そして僕は、今日も彼女に振り回されて…

**********************************
第壱骨:美しい人:姉妹・植物園・ハシリドコロ
第弐骨:頭(こうべ):増毛町・甘エビ・もやい結び
第参骨:薔薇の木の下:薔薇園・霊媒師・マシュマロ

櫻子さん:年の頃は多分二十代半ばから後半、いつも男物の白いワイシャツにジーンズという、ざっけないというか、お洒落とは言い難い服装。
大好きなのは、一に骨、二にも骨、三、四も骨で、五にも骨、だ。

ドラマでは「観月ありさ」さんが演じておりましたね。
ドラマが先だったんで「そんなもんか」と思ってましたが、
原作を知ってる人からすると「違和感バリバリ」だったそうで(;^^)。

海外ドラマで「ボーンズ」というのがあるんですよ。

これを知ったのが2008年頃。もう10年近く前なんですよね。
アメリカでは2005年に放映開始、2017年3月に最終回を迎えており、
シーズン12の最後まで見倒しております(^o^)。
な、もんで「骨」というとこっちのイメージの方が強くってね。

こちらの主人公「テンペランス・ブレナン」と櫻子さん、似てます。

本はね、ラノベだし読みやすいのかと思ったら、結構カッコつけ部分があったりして、ちょっとイラッと来る事も。
1巻冒頭で、「この時はあんな風になるなんて思ってもみなかった」だの
「あの頃が一番ああだった」だの、って書かれると先が知りたくなるじゃないですか?

なもんで、次へ次へ、とつい読んでいってしまいました。
2017年12月現在、13巻まで出ております。
明日から区切ってご紹介していきます。

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生きるぼくら 原田マハ

最近、どう?がんばりすぎてない?
人生はどうしていますか。彼らしい「人生」を送っているかしら。
私は余命数ヶ月、残された日々を生き生きと暮らしていこうと思っています。
あなたと人生に、もう一度会えますように。
私の命が、あるうちに。


生きるぼくら 原田マハ


読了です。

いじめから、ひきこもりとなった二十四歳の麻生人生(あそうじんせい)。
頼りだった母が突然いなくなった。残されていたのは、年賀状の束。その中に一枚だけ記憶にある名前があった。「マーサばあちゃん?」久しぶりに目にした、大好きだった祖母の名前、中村真麻。
人生は四年ぶりに外へ! 祖母のいる蓼科へ向かうと、予想を覆す状況が待っていた????。
人の温もりにふれ、米づくりから、大きく人生が変わっていく・・・。

***************************

原田マハさんの作品はいい意味ですっきりしてますね~。
色々な問題を抱えた主人公が出てきます。
彼らがどうやって問題に向き合い、立ち向かい、乗り越えていくのか?
読んでいて元気になってきます。

今回も引きこもりの男性を中心にすえて、その母親(逃げちゃったけど)と、父親の母(祖母)、父親の再婚先の子供らが混じり合っていきます。
部屋から出てこない人生を送ってきた彼に何ができるのか??と思う処もありますが、良い出会いと助けがあるものなんですね。

田舎に住んでいる自分としては、こういうのって若干複雑な気分にもなるんですけどね。
高齢者の独居に農業、近所づきあいと言うのは簡単だけど、ねぇ。
自分ちの周辺は、こういった問題は解決できてないですし。

ただうまくいかないことを声高にうたっても意味はない。どうせならもっと前向きに、という思いが込められた作品ですね。
色々あるから、良い、だね。

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スイーツレシピで謎解きを 友井羊

吃音には色々な種類がある。連続して言葉が出る「連発」や、言葉が出なくなる「難発」など。原因は分かっていない。生まれつきの場合もあれば、後天的に発症する人もいる。

スイーツレシピで謎解きを 推理が言えない少女と保健室の眠り姫 友井 羊 (2016/10/20)


読了です。

高校生の菓奈は人前で喋るのが苦手。だって、言葉がうまく言えない「吃音」があるから。そんな菓奈が密かに好意を寄せる真雪は、お菓子作りが得意な究極のスイーツ男子。ある日、真雪が保健室登校を続ける「保健室の眠り姫」こと悠姫子のために作ったチョコが紛失して…。鋭い推理をつまりながらも懸命に伝える菓奈。次第に彼女は、大切なものを手に入れていく。スイートな連作ミステリー。

**************************************

ラノベだと思ってたんですよ。
高校生ものだと思ってたんですよ。
スイーツがたっぷり出てくると思ってたんですよ。
まさかこういう展開の作品だったとは・・・。

章立てがそれぞれスイーツになってます。
チョコレート、カトルカール(パウンドケーキ)、シュークリーム、フルーツゼリー、バースディケーキ、クッキー、コンヴェルサシオン、マカロン・・・。

聞いたことないよ?!的なスイーツもありましたね。
例えば、「カトルカール(パウンドケーキ)」ってのはパウンドケーキの事なんだけど、フランス語で「4/4」の意味のカトルカールとなってます。
バター・小麦粉・砂糖・卵を1/4ずつ混ぜて作る。四角い型で焼き上げるパウンドケーキと違い、円形の型を使う場合が多い。

そして、「コンヴェルサシオン」。フランス語で「会話」。パイ生地の円形のお菓子。表面に糖衣がかかり、細長く伸ばした生地で格子模様を作る。

う~ん、高校生らのお菓子ネタにしてはレベルが高くないか??
それを、「お菓子作ったことないけど」的女子高生が作ろうとしちゃう(そして作っちゃう)ってなんかすごすぎる~。
しかもこの女子高生が理系的考察をしていくって・・・(;^^)。

どこかの本で「お菓子作りは化学反応に似ている。材料と分量さえ間違えなければ失敗するほうが難しい」的に書いてあって・・・。
いやいや、「良く混ぜる」のと「さっくり混ぜる」が覚えられず挫折したよ?私(;^^)。

どこに視点を置くべきか?ちょっと悩む作品ですが、興味がありましたら・・・。
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一つ屋根の下の探偵たち 森川智喜

「私は夢の中で推理をしていようと思う」
「探偵は人脈と根性ですよ!」

一つ屋根の下の探偵たち 森川智喜


読了です。

“なまけものの探偵”と“働きものの探偵”、二人の探偵とハウスシェアを始めた新人エッセイストの浅間修は、苦しい経済状況を打破するために、同居人の探偵捜査についてルポルタージュを書くことに。
そんなとき、雑誌に「アリとキリギリス事件」の記事を発見。奇妙な密室で男が餓死し、その床にはアリの巣のような穴があいていたという。
対象の事件は決まった。
しかしルポに採用されるのは、一人だけ。勝負を面倒がる探偵・天火隷介(てんかれいすけ)を、真面目な探偵・町井唯人(ゆいと)が説得し、二人は対決することに。果たして真相に到達するのは探偵(アリ)か探偵(キリギリス)か、それとも?

**********************************
作者の森川智喜氏、色々な探偵物を書かれている作家さんらしいです。
私はお初、なんですけどね。
ふと本屋で表紙絵を見かけまして、「あら面白そ」と。
でも聞いたことない作家さんだし、いきなり買うのは・・・と言うことで図書館本です。

大学出て数年の若手エッセイスト。それで生活できる、ってのはすごいな、と思ったり、「アリとキリギリス」を地で行く2人の探偵に対決に取り上げた事件が「アリとキリギリス」。
非常にわかりやすい対比方法でした。

エッセイストは出版社に「探偵実録もの」を売り込む訳ですが、お金(顧問料)を払う方としては「2人もいらないだろ?」と。
で、どっちにしようかな♪ と考えながら結局2人で解決、みたいな。
(あ、いや2人+1、かな??;^^)。

謎解きは結構強引だったわ~。それまでが観察力に優れてたり、愛想が良く人脈作りに奔走したり、と色々特徴的な2人だったんですが、謎解き部分は・・・。
思わず「このまま読み進めていて良いのかしら?」と心配になる位。

シェアハウス、しかも探偵2人と、って設定は面白かったのになぁ~。
他の探偵ものも読んで見る?どうする??
う~ん、読むものがなくなったら考えます。

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風味さんのカメラ日和 柴田よしき

あなたのワケあり写真は、心のワケを写している・・・。

風味さんのカメラ日和 柴田よしき


読了です。

東京を離れ洋菓子店を営む実家に戻った風味は、幼馴染の頼みでカメラ講座に通うことに。 いつも写真がボケてしまう老人、寂しくない写真を撮りたい中年女性などが集うなか、講師の知念大輔は、カメラマンを挫折した天然なイケメン。 だが、彼はレンズを通して受講生の心を癒していく・・・。

*******************************

久しぶりの柴田よしきさん作品です。
全部読んではいない、というか有りすぎるてついつい後回しになっちゃうんですよね(;^^)。
こちらは新刊で紹介されており、文庫本からの刊行です。

「無料講座」。良い響きですよね~。材料費別途、となっている事が多いですが、格安。うちの両親も地元の公民館などで開催しているこういうのに参加しています。
太極拳、とか絵手紙、とか写経に料理講習・・・。

受講者は各自カメラを、撮った写真を持ち寄ります。
同じようでいて、撮った写真はそれぞれ違う。皆何か訳あり、なんですよね。
講師も「挫折した」というより「ちょっと長いお休み中」って感じかな?
そもそも風味(しかしなんて名前だ?;^^)も長いお休み中ですし。

カメラの技術などはあまり自分が興味がないので、「Isoやf値、絞り」がどうとか言われても「ふ~ん??」って感じなんですが(;^^)、知念講師が見通す真実は面白い。
老人のボケた写真がもたらす問題、中年女性の秘めた事情などなど。

この話を読んでいて「ん?座間味くん??」と思ったんだけど、いやいや、作者が違うから(;^^)。
で、唐突に終わっちゃったんですよね。途中で「知念」氏の写真に憧れていた受講生もいたり、長いお休み中の風味さんの事とか色々置いたまま・・・。

あ、でも柴田先生の作品って結構そういうトコあった、な(;^^)。
思い出したよ、懐かしいな。

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