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心霊探偵八雲10 魂の道標 神永学

僕が幽霊を見えるから、出会った、近くにいた。
見えなければそもそも君とは出会ってない

見えようが見えまいが関係ない。見えるから慕っていた訳じゃない。

心霊探偵八雲10 魂の道標 神永学


読了です。

左眼を傷付けられ、死者の魂を見る力を失ってしまった八雲。そんな中、唯一の肉親である妹の奈緒が幽霊に憑依された状態で行方不明になる。奈緒を探す鍵はマンションで多発する心霊現象にあるらしいのだが……!?
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で、新作出た&読んだ(^o^)。
いやぁ、これは結構早くに借りられました。
3月31日刊行で、GWには借りられたので。

作品によっては半年以上待つ、って事もあるのでね。
又吉さんの「火花」は13冊所蔵で57人待ち。
お隣の市の図書館は87冊所蔵で374人待ちだから今となれば3ヶ月待ち位だからマシかな?
その内紹介する作品はなんと半年以上待ちました!いやぁ長かったなぁ。

で、この新作を読む前におさらいしておきました。1コ前の9巻だけだけどね。
今回は前作からのすぐの続きなので、良かったです。

さて八雲の目の傷から今回は「いじけ八雲」になります。
今まで望むと望まざるとにかかわらず、霊が見えてしまい、心から「いらない」と思っていた左の赤眼。いざそれが使えない(霊が見えない)となると、「周りにいた人は自分の眼だけが必要だったのでは?」となってしまう。

それに対し周りの人達も悩み苦しみ・・・。それを払拭するのが冒頭の会話。
八雲と晴香の関係がなかなか進まないようでしたが、今作でいい感じになったんじゃないかな?って。

シリーズ作品なんで、読んでない方は「ナンノコッチャ」って感じかもしれません(;^^)が、ずっと読んでいる自分としては「ようやく、ようやっとか!」って気分です。もう大学も卒業時期でっせ!

でもその為に今作でも山越え谷越え、って色々問題が起きるし、未だに次回に持ち越しの問題もあり・・・。終わっちゃうのは淋しいですが、落ち着いてもらいたいものです。

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遠い唇 北村薫

<<大學に来て踏む落ち葉コーヒー欲る(ほる)》

遠い唇 北村薫

読了です。

コーヒーの香りとともに蘇る、学生時代の思い出とほろ苦い暗号(遠い唇)。いまは亡き夫が、俳句と和菓子に隠した想い(しりとり)。同棲中の彼氏の、“いつも通り”ではない行動(パトラッシュ)。町外れの書店で本を見る親子3人(解釈)。江戸川乱歩の二銭銅貨にはある謎が(続・二銭銅貨)。昔のTVだと電波状態によりゴーストという画像の二重映しになり(ゴースト)。冬のオペラの18年後・・・(ビスケット)
ミステリの巨人が贈る、極上の“謎解き”全7篇を収録。

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ちょっと間があくと、読みたくなる「北村薫」先生の作品。
ファストフードばかりじゃなく、たまにはゆっくり上質なものを味わいたい・・・
と思うと思い出すのが北村薫先生なんですよね。

今回は短編集。
冒頭は中村草田男の俳句、だそうです。
そういうのはさらっと出ちゃうのがすごい。

この中に別の本で読んだ「続・二銭銅貨」が入ってました。
あ、これ読んだ~、と思いつつまた読んでしまいました。
「江戸川乱歩の二銭銅貨」どんな話だったけな?忘れてる。
ってか読んでるのかな??今度読んでみないと。これは青空文庫にはないので、図書館行かないとだなぁ。
江戸川乱歩って全部読んでなかったな。ってかこの時代の作家さんの本って拾い読みしかしてない。太宰治しかり、森鴎外しかり。

しかしどれもこれもちょっとひやっとする、というかぞくっ?どきっ?とにかく心動くんです。「ひゃぁ~」とか「うぉっ」と大きい動揺ではないんですが、小さく動くのって後から来るのよね(^o^)。

まぁ中には「これは、なんだ?」と思う作品(解釈)もあったりしましたが、どれもゆっくり味わうには良いものばかり、です。
ハードカバーなので、文庫が出たら持ち歩き用にどうぞ。

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仮面社畜のススメ 小玉歩

社畜(しゃちく)とは、主に日本で、社員として勤めている会社に飼い慣らされてしまい自分の意思と良心を放棄し奴隷(家畜)と化したサラリーマン、OLの状態を揶揄したもの

仮面社畜のススメ 小玉歩

読了です。

世の中は【利用される人】と【利用する人】に分かれます。 しかし、ほとんどの人が【利用される人】になってしまいます。 学校教育が教えてくれるのは 「自分の意見を言わない“利用される人"になる方法」だからです・・・。

会社と上司を有効利用する42の方法

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いやぁ、ネーミングセンスすごすぎる(;^^)。
しかも表紙色が「黒」でしょ。もうどんなんよ、と思って読んでみました。

「社畜」のそれぞれの特長は 

社畜(二流・三流のビジネスマン)は、
 ・時給換算して給与を欲しがる
 ・どんな上司にも従い、上司に気に入られようとする
 ・同僚と友人になり、旧友とは末永く仲がいい。

仮面社畜(一流のビジネスマン)は
 ・通勤中にスマホを見てネットを徹底的に使う。
 ・電話をとらない、メールを返信しない、打合せは30分以内。
 ・「完璧さ」よりも「スピード」を重視、資料なしでプレゼンする

ヾ(@^▽^@)ノわはは、って感じ。どっちかに当てはまる人、多いのでは?
私は部分的にどっちも当てはまりましたね。

「会社」と「個人」は本来対等な立場なはず。
それが何時の頃からか「会社にしがみつく」「会社が追い出す」など
個人が弱くなってきているような気がします。
もちろん、社会情勢や世の中の流れなど色々事情はあるんでしょうが、
「仕事がつまらない」と思う事が以前より増えている気が・・・。

私なんか腰かけのつもりが今日まで来ちゃった(;^^)けど、その根性が抜けてないからかお気楽なものです。それに比べると大変だなぁ、みんな、って。
ヒィヒィ言っているのを聞くと「なぜそこまで無理するの?」って思っちゃったり。
はい、社員失格ですな。

でもこの本を読んで「あぁ、これも自衛策だったのかぁ」と納得。
自分が壊れないように、疲れないように無意識にやってたんでしょうね、って思いました。

結構例を取り上げて説明してくれているのでわかりやすいです。興味の在る方はぜひどうぞ。

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東京すみっこご飯 成田名璃子

「すみっこごはん」の決まり。
・普通の定食屋ではありません。
・食事当番はクジで決めます。
・一ヶ月ごとに更新する会員制
・月に一度の会費以外に、参加日ごとに材料費を徴収。
・受付は五時半まで、三人以上六人未満で実施。
・レシピノートがあるのでその中から選ぶ。なるべくレシピ通りに作る。

東京すみっこごはん 成田 名璃子


読了です。

商店街の脇道に佇む古ぼけた一軒屋は、年齢も職業も異なる人々が集い、手作りの料理を共に食べる“共同台所”だった。
集うのはややワケありの人たち。そしてすみっこごはんの秘密とは?

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1巻では、イジメに悩む女子高生、婚活に励むOL、人生を見失ったタイ人、妻への秘密を抱えたアラ還。
2巻では、夢を諦めかけの専門学校生、妻を亡くした頑固な老人、勉強ひと筋の小学生。
と色々な方が出てきます。そしてすみっこごはんの秘密やすみっこごはんに訪れる解散の危機、などの問題が発生する、と。

結構面白かったです。
図書館で表紙絵を見て「あ、ラノベか」と思ったんですが読んでみると結構ワケアリの方達の背景がハード。

学校のいじめとか、婚活とか最近の話題を取り上げているんですが結構どれも身にしみる~。共感できる事が多いんです。
それが料理を通じて何とかもがいて道を歩こうとする彼らはカッコいいね~。

そして、なぜこんな場所があるのか? 1巻の最後は結構グッときました。
2巻はこの場所に問題が発生。奮闘する様を描くんですが、それよりも「妻を亡くした頑固な老人」と「勉強一筋の小学生」の絡みは、うん、泣けました。

3巻もすでに出ているようなんですが、図書館にはまだ入ってこないので、入ってきたら読んでみたいと思います。
こうやって次が楽しみなシリーズ本は嬉しいですね~。

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にゃんこ亭のレシピ 椹野道流

ロティサリー・ドゥ・シャ(猫のロースト料理店) ?
横文字は難しいねぇ。猫ならにゃんこ亭で良いんじゃない?

にゃんこ亭のレシピ1~4 椹野道流
 

読了です。

東京で地中海料理レストランのコックとして働く27歳の青年・ゴータ。ある冬の日、彼の住む築20年の木造アパートに、父方の祖母の死と四十九日の法要について知らせる手紙が届いた。
ゴータは休暇を取り、20年ぶりに父の故郷通称「銀杏村」を訪れる。
一旦は東京に帰るものの、村で出会った数々の不思議が忘れられず、「村に呼ばれた」と感じたゴータは仕事を辞め村でレストランを開く事にする・・・。

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結構好きな作家さん「椹野道流(ふしのみちる)」先生。
ついこの間も「奇談シリーズ」という長いのを紹介したので、覚えてますかね?
それと同じ出版社から刊行されている文庫です。

今回も「不思議」が詰まったお話(^o^)。
ゴータの祖母の四十九日法要に行ったはずなのに、祖母に出会うゴータ(;^^)。
法要に列席したのは白装束の「お狐さま」(;^^)。
伝書鳩ならぬ伝書キツネがいたり、暗い山道を照らすのは鬼火、いや狐火か(;^^)。

なんか微笑ましいんですよね~。
大工さんに頼んで祖母の自宅を改装しレストランに。
そこへ同じように「村に呼ばれた」パティシェのサトルが強引に住み着き、お狐さまが産んだ子供の里親として暮らしていく・・・。

この子供「コギ」と名付けられるんですが、素朴な質問で大人2人をバタバタとなぎ倒していきます(;^^)。
知ってるつもりだったけど、子供に改めて説明しようとすると??なコトって多いんだな、って改めて思いました。

村の食材を使ったおいしい料理と皆が忘れかけているエピソードがてんこもり、です。 巻末にはレシピも入ってます。今ドキといえば今ドキなんですが、なんだろ、実際に作者さんが作ってみてのレシピってのが伝わってきますね。

日本のあちこちで過疎化・高齢化が進む今日この頃。ほんのちょっと前まではこんな村もあちこちにあったのでは?と思わせる作品です。

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リバース 湊かなえ

「深瀬和久は人殺しだ」

リバース 湊かなえ

読了です。

深瀬和久は平凡なサラリーマン。唯一の趣味は、美味しいコーヒーを淹れる事だ。そんな深瀬が自宅近所にあるクローバーコーヒーである日、越智美穂子という女性と出会う。その後何度か店で会ううちに、付き合うようになる。
その矢先、美穂子にある告発文が届く。そこには「深瀬和久は人殺しだ」と書かれていた・・・。
***********************
金曜ドラマ、「リバース」ご覧になってます??

Photo_2

これの原作、です。
TVドラマも佳境に入ってますが、先に原作読んじゃった。
意外と早く借りられたので。

湊かなえさんと言うと「告白」の衝撃が強くってそんなに好きじゃないんですよね。でもドラマになりやすいのか、結構ドラマは楽しんでみています。
「嫌ミス」ばかりではないので、本もポツリポツリと読んでます。

これは、かなり身にしみた~( ´△`)アァ-。
後から来る友人を迎えに駅まで行く。免許を持っている人が二人共酒を呑んでしまってて、1人が行くことに。ところが帰ってこない・・・。

夜の山道を酒を飲んだ免許取り立ての若い男の子が一人で行っちゃいけないよ~。
ってかそもそも論で言っちゃうと「遅れてくるなんて聞いてない」「TAXIがないなんて」「ビール呑んじゃうなんて」「一人で行くなんて」「曲がりくねった山道を夜運転なんて」・・・。
全てが悪い方へ、悪い方へ行っちゃう時ってあるんですね。

それを隠したまま10年。彼女もでき普通の生活を送る今、手紙が届く。
「深瀬和久は人殺しだ」・・・。10年前を、亡くなった彼を思い出す旅に出る。

湊かなえさん、うまいんですよね。
微妙なバランスで成り立っている今を軽くゆすって落ちそうで落ちない、綱渡りをさせたら天下一品です。そこが何かざわざわとさせられて落ち着かない気分で読む羽目になります。

小説とドラマのラストは違うそう。小説のラストはほんと衝撃的だった!
実際、展開も随分違いますけどね。武田鉄矢さん扮する元刑事でジャーナリストの小笠原、小説には出てこないし(^o^)。
本日第9話でございます。全10話かな?11話かな??

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傷だらけの店長-街の本屋24時- 伊達雅彦

1965年東京生まれ。
大学在学中に書店でアルバイトを始め、卒業後、社員となる。
2000年店長に就任するも2009年退職。

傷だらけの店長-街の本屋24時- 伊達雅彦

読了です。

本屋の日常は過酷な闘いの連続だ。繰り返される万引き、達成不可能なノルマ、限界を超えた作業量。何より給料が安く、満足に休みも取れない。それでも著者は、心血を注いで棚を作り、理想の書店を目指して働き続けた。ところが近くに競合大型店が出店! 勤務する店舗はたちまち赤字に転落した。このまま書店員を続けていけるのか・・・

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昨日紹介の作品「桜風堂ものがたり」の後書きで紹介されていた作品。
学生バイトから店長まで。書店で働いていた筆者の熱い・熱い思いが伝わりました。

おそらく「小売」というジャンルはどこも同じなのかもしれません。
繰り返される万引き、達成不可能なノルマ、限界を超えた作業量に安い給料に取れない休み・・・。いやぁ、勤めてる会社、まさにそれだわ。

従業員に一番多い疾病が「腰痛」。店に1人や2人は必ずいる(;^^)。

近くに競合店もできるし、今はネット通販もライバル。
お店に来るお客さんはネットで価格を調べ「高い」と言う・・・。
ここは本屋さんとは少し違うかな?あ、でもネットだとポイントがたまる、とかあるか。

難しいですよね。アメリカではかのウォルマートが大量閉店している昨今。働いている人たちは「好きだから」の想いで頑張ってくれてますが「小売」の限界が来ているのかもしれない、そんな気になります。

作品中に、甥っ子がね「本屋になりたい。楽しそうだもん。」と言うんですよ。
それを「止めておけ」と止める筆者。でも彼も昔父親に「どうして本屋になりたい?」と聞かれているんですよね。
多分みんなそう。
「本が好きだから。大好きな本に囲まれて仕事をするのはきっと楽しいから。」なんですよね。

本屋、なくしちゃいけないな、って改めて思わせる作品でした。

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桜風堂物語 村山早紀

本屋大賞ノミネート作品。

「桜風堂物語」村山早紀

読了です。

百貨店内の書店、銀河堂書店に勤める物静かな青年、月原一整は、人づきあいが苦手なものの、埋もれていた名作を見つけ出して光を当てるケースが多く、店長から「宝探しの月原」と呼ばれ、信頼されていた。
しかしある日、店内で起こった万引き事件が思わぬ顛末をたどり、その責任をとって一整は店を辞めざるを得なくなる。
傷心を抱えて旅に出た一整は、以前よりネット上で親しくしていた、桜風堂という書店を営む老人を訪ねるために、桜野町を訪ねる。そこで思いがけない出会いが一整を待ち受けていた……。

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「書店の危機」と言われ早何年?
分かってはいるけれど、紹介している本を全て購入していたら、自分が危機(;^^)。
つい図書館で借りてしまいます。

この作品は、書店にまつわるお話です。
居場所である書店を追われ、ネットでつながりのある書店を訪ね、そこで店を頼まれる。同じ業界で働いてきたからこそ「やろう」と思えるんですよね。

私なんか書店で働いたこと一回もないしなぁ。無理だわ。

村山早紀先生の作品は温かくて好きです。
こちらは「涙ぼろぼろ」とまで行かなかったのですが、他の作品は通勤中には読めません(;^^)。

宝探しの月原 カリスマ書店員の三神、映像記憶の卯佐美、業界の風雲児の柳田等々・・・。彼らが万引き事件と三神の退職を通して、動き出す様は結構感動でした。

最近の書店がね、どこも皆同じ、に見えちゃってます。
もちろん本屋さんの売り場面積とか立地条件とか売れる本を売る、とか色々な制約があるのは分かるんですが、昔のような「どこかとがった店」ってなくなったなぁ、って。

そんな中、この作品や書店にまつわる作品を読んでいて「それだけじゃない」んだと分かってはいますが。
後書きでね、作者さんが参考にした本が紹介されていて、「あ、これは読んでみよう」と借りてきました。

明日はその作品の紹介です。

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祝山 加門七海

祝山は位牌山。 山の形が位牌の形、塔婆の形に似ていると言われているために、別名、塔婆山(とうばやま)と呼ばれ、これを所有し伐木する家は死人を出すなどといって忌み嫌われた・・・。

祝山 加門七海

読了です。

ホラー作家・鹿角南のもとに、旧友からメールが届く。ある廃墟で「肝試し」をしてから、奇妙な事が続いているというのだ。ネタが拾えれば、と軽い思いで肝試しのメンバーに会った鹿角。それが彼女自身をも巻き込む戦慄の日々の始まりだった・・・。

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加門七海さん、知らない作家さんだったんですよね。「猫怪々」という作品で知りました。ある意味「とがってるなぁ」と感心しきり、の方です。
怪奇現象が日常茶飯事で起きているそうで(;^^)、「猫怪々」を読んでいて「おわっ!」と思っておりました。

なので、たまに「読んでみたい」と思い、ポツポツと借りています。

今回のは怖かった~。
「廃墟での肝試し」、若かりし頃にやったことある人、結構いるのでは??
いや廃墟じゃなくてもね。
今回は山の中にある廃墟が舞台。この山がね~、曲者だった(;^^)。

私は山の中に住んでおります。
幸い隣家がちょっと離れているだけの集落の中だし、廃墟になっている家はほとんどない(あることはある;^^)ので、肝試し、は無理なんですが、ちょっと走るとそういう家、結構あるんです。ポツポツ、と。
「ココらへんでは肝試し、したくないっ!」って思う事も。

今回舞台となった廃墟のある山。「祝山」と言うそうですが、冒頭にあるように実は「位牌山」。忌み山として存在していた山を売る為に「祝山」と名を変えて・・・ってくだりは「やる、これ絶対誰かやるぞ」って思える位親身に感じてしまいました。

小野不由美さんの作品を読んだ時には感じなかったものを感じてしまった。
いや、彼女の本も怖かったんですよ?でもこの長編は怖かった~。

ただ残念なのが、後半クライマックスにかけて何となく尻つぼみ、と言うか中途半端で終わっているようで・・・。物足りなさを感じてしまった。
なんかひっかかる作品なだけに、「他のも読もう」と思ってしまいました。

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居酒屋ぼったくり7 秋川 滝美

2人の恋愛に立ちはだかるものは??

居酒屋ぼったくり〈7〉秋川 滝美

読了です。  

シリーズ7作目。
東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある・・・。
旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説
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前作を紹介したのが、2016年12月。半年毎位のスパンで出ているようですね。気づくと今作で7作目。長くなったね~。

ほのぼのした内容とほのぼのとした恋愛が緩やかに語られるこの作品。
今回は喫煙問題・介護問題・コラボ・ネット問題・健康問題 となっております。
全然ほのぼのじゃない(;^^)。
料理とお酒に恋愛話、と楽しめる要素はたくさんあるんですがねぇ。
お店の常連さんの会話も温かい反面、世知辛いものもあり、なんか身につまされます。

ここまで来ると、今世の中で問題になっている事を片っ端から題材にしているような気にもなってきました(;^^)。なんだろ、長引かせ政策、みたいな(;^^)お預けくらってる気分です、はい。

表紙絵の通り、主人公美音とお客さんの要(かなめ)氏の恋愛に進展があるのかと思ってたんですが、そっちの方向へ行くか、って驚き。
今時、そんな事情があるの??って感じ。なんか「いい加減な夜食」といい、今作といい、好きなのかな?こういうの。

大企業の御曹司である、要氏。彼につく悪い虫を取り除く為、祖父と兄が総力あげて妨害する、って・・・んでもって30代半ばまで独身でいる、って・・・
なんかちぐはぐなorバランスが悪い、って思っちゃうのは私だけでしょうか?

まぁこちらのシリーズもそろそろ終わりかなぁ、という気がするので、最後まで読みますよ、はい。

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