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もってけ屋敷と僕の読書日記 三川みり

もってけ屋敷と僕の読書日記 三川みり
  

読了です。

風光明媚な尾道に暮らす中学2年の鈴川有季(すずかわゆうき)は、ある日、奇妙な自動販売機を発見。
100円玉を投入すると、大量の本と、その後ろから老人が現れた。
本に埋もれた屋敷を終活整理する目的で始めたらしい。
しかし、「どんな本にだって、救われたり感動する奴はいる」と熱弁する彼の言葉に有季の人生が動き出す・・・。
少年と、本をこよなく愛する老人との出会いを通して描く友情と恋と家族の物語。

***********************************
新潮文庫NEX という2014年8月に始動したレーベルの作品です。
各出版社、ラノベ分野に進出してきているわけで、知らない作家さんの作品もたくさん出ており、新しい発見があるのでは?と借りて読んでいます。

イラストやあらすじで選んでますけどね。

こちらは、坂の途中にある一軒家の前にできた奇妙な自動販売機から話が始まります。
「自動」と書いてますが、いや、中に人います(;^^)。
この家の主人が中にいて、誰かが100円入れると5冊ほどで紐組した本を「持ってけ~」と押し付ける、という・・・。

いやいや、この発想、好きですわ。
今や個人の書籍は当人以外には何の価値もない。古本屋に売っても二束三文、それどころか作家さんの収入にならない古本屋への売却は昨今の書籍市場の衰退を招いてしまう。
ま、自動販売機は良いのか?と聞かれるとそれはそれで困りますけどね(;^^)。

で、自業自得(自分でお金いれちゃったから)とは言え、こんな変なおじさん(老人)に目をつけられちゃった中学生は最初は敬遠していたのに、徐々に本の面白さに目覚め、同じように出来心からお金を入れた他の人とも知り合い、↑の「人生が動き出す」んですよね。

本当に「動き出す」って感じ。それまで何となく過ごしてきた彼が変わっていく様は青春(ここはあえて『アオハル』と言おう)、です。

最近書店などでも表紙をわざと隠して陳列してみたり、してますよね。
これに準じて図書館でやっているところもあるとか。
そうそう、この本もAmazonで見つけてちょっと興味がある。


私に合いそうな本、誰かすすめてくれないかしら?

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猫だまりの日々 猫小説アンソロジー

どこかにあるかもしれない猫と誰かの日々・・・。

猫だまりの日々 猫小説アンソロジー


読了です。

<ハケン飯友 椹野道流>
仕事を失った青年の願いを叶えるべく、彼を訪ねてきた猫。
<白い花のホテル 谷 瑞恵>
かつて飼っていた猫に会えるという噂のある、ちょっと不思議なホテル。
<猫町クロニクル 真堂 樹>
猫飼い放題の町で出会った彼と彼女の恋。
<縁切りにゃんこの縁結び 梨沙>
猫が集まる縁結びの神社で起きた、恋と友情にまつわる出来事。
<神さまはそない優しない 一穂ミチ>
死後に猫となり、妻に飼われることになった男

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たまに読むアンソロジー。
好きな作家さんが書かれているので読んでみました。
ただいかんせん、他の作家さんが知らない方ばかりで・・・(;^^)。

アンソロジーのいいところは「今まで知らなかった作家さんを知る事ができる」なんですよね。うん確かに。
でもそれが良いものならば「得した」って思えるんだけど・・・。
う~ん、ちょっと残念かな。

あ、でも最後の<神さまは~>は結構笑えて泣けた。
ネコって誰かの生まれ変わり、って考えやすいのよね。
んで、自分ちの猫が死んだ時のことを思い出しちゃいました。
そろそろ人間の言葉を喋りだすんじゃなかろうか、と思っていた頃に逝ったので。
ま、最後は何もしゃべりませんでしたけどね。

トップバッターの椹野道流先生。
彼女の作品は「え?ここで終わり?ぜひシリーズ化を!」って思える位残念。
ネコを変えても面白いし、人間の方を変えてもいけるね~。
「一人で食べるご飯より誰かと食べるご飯はおいしい」
当たり前なんだけど、しみじみと思える作品でした。

これならば、以前読んだ「ペットのアンソロジー」の方が好きかな。
ネコだけに限定されてないんだけど、好み。

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ひとめぼれ(まんまこと6) 畠中恵

まんまことシリーズ第6弾!

ひとめぼれ 畠中恵

読了です。

お気楽者の町名主の跡取り・麻之助とその友人が巻き込まれる様々な事件の第6弾。
「わかれみち」札差の娘と揉めて上方へ追いやられた男。その思わぬ反撃とは
「昔の約束あり」盛り場で喧伝された約束が、同心一家に再び波紋を呼び起こす
「言祝ぎ」麻之助の亡き妻に似た女にもたらされた三つの縁談の相手とは
「黒煙」火事現場で双子を救った麻之助は、新たな騒動に巻き込まれる
「心の底」行方不明の男を探すため、麻之助は東海道へと旅立とうとする
「ひとめぼれ」沽券が盗まれた料理屋から、一葉が消えてしまったのは何故か

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「しゃばけ」シリーズで有名な畠中恵先生の別シリーズです。
なんとな~く読み始めて、「しゃばけ」ほど夢中にはなってなかったんですが、気づけば新刊が出ると借りてる(;^^)。
もう6作目だって。もう月日が経つのが早すぎる~!

だって、第1作を読んだの、2011年9月ですよ~(/▽\)きゃー♪。
7年も前とは、遡って調べてびっくりした。
自分のblogなのに、探すのすっごい時間かかったわ~。
前作(第5弾)からだって、3年近く経ってた・・・。うっわ、怖い。

どうりで細かい所忘れてるはずだわ(;^^)。

時代劇・時代小説が苦手な方は多いかと思いますが、「人情話」が中心なので、それほど構えなくても楽しめると思います。
歳とってきたせいかな?昔ほど時代小説に抵抗なくなってきています。
それでも、NHKなどでドラマ化されている作品らは手が出ないんですけどね。

いつの世も思い通りにならない、人の生死と色事。泣きたいときほど泣けない。
それでも今日も働かないと、がんばらないと。
これはいつの時代でも同じですね。人間ってあんまり成長してないもんだね。

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こちらの荷物、どうしますか?~アオバト引っ越しセンター 尾嵜橘音

こちらの荷物、どうしますか? ~アオバト引っ越しセンター~ 尾嵜 橘音

読了です。

武田光星が働く、アオバト引っ越しセンターには、緊急、深夜の引っ越しにも対応するサービスがある。今夜もアオバトのもとに仕事が舞い込んだ。若い夫婦、ワケありカップル、やる気のない大学生、険悪な親子・・・。
それまでの思い出と共に、住んでいた場所を出て行く依頼者たち。普通は本人たち以外が知ることのない空間で、思い出(荷物)を運び出すのがお仕事。
そんな、真夜中の引っ越し屋さんが見つけたのは―。“人”と“モノ”を巡る、ほっこり優しい物語

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引っ越し屋さんのお話です。
知らない作家さんだったんですが、図書館でみかけて借りてみました。

この春は「引っ越し屋さん大忙し」だったそうですね。
人が集まらない、予約が立て込む、で費用がすごいかかったとか。
TVでも特集やってましたよね。

確かに冷蔵庫やベッドなど大型荷物は大変。男性でも体育会系じゃないと。
お客さんの方もミニマリストじゃなきゃ引っ越しなんか大イベントですよね。
私がもし引っ越しするとしたら・・・いやぁ考えたくないっす。
友人曰く「引っ越しや家の新築・建て替えがないと整理なんかしないもんだよ~」。
確かにそうよね。

こちらの引っ越し屋さんは、夜の引っ越しにも対応しています。
緊急にも、ってことは「夜逃げ屋」さんを想像しますが、依頼する方はそういう人ばかりではないんですね。

昼間は仕事があったりで忙しい、とか色々な事情があり、それがどう解き明かされていくのか?
エピソードは面白かったんですが、いかんせんまだ書きなれてないのかなぁ?どうも話が伝わりずらくって・・・。

主人公の武田光星くんの心の動きとかも分かりづらかったなぁ。感情の機微が乏しいのかと思ってましたよ。途中で「あ、これは書き方(捉え方)の問題か」と納得しましたが。
行間(心の動き・振れ幅)を読むのが難しかったんだわ(;^^)。

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思い出の品、売ります買います 九十九古物商店 皆藤黒助

大切にしていたものには心が宿ります。

思い出の品、売ります買います 九十九古物商店 皆藤 黒助

読了です。

付喪神専門の不思議な古物店の物語。
下駄を鳴らして歩きたくなる温泉の町、箱根強羅。のどやかな軒並みの中に、その店はある。店主は浮世離れした美しい女性。古物商なのだが、扱う品は変わっている。それぞれが次の持ち主を選ぶというのだ。心ある器物、いわゆる付喪神なのだった。
最近出入りする青年には全てが驚くことばかり。だが彼は知ることになる。大切にされた道具には特別な思い出がこもっていることを。

*************************
図書館のラノベコーナーにあって手に取ったものです。
付喪神がいっぱい出てくるお話です。

付喪神:つくもがみとは、日本に伝わる、長い年月を経た道具などに神や精霊(霊魂)などが宿ったものである。

どんな道具でも長く、100年も使っていると魂を宿す。ところが99年、あと少し、というところで壊れたり、欠けたりすると無念から人を祟る、なんて話も聞きましたっけね。

主人公縁之介は百貨店の成績優秀社員。彼にはある秘密があるのだ。
そんな彼が住む強羅。家までの帰り道に記憶にない建物が。入り口に釣られたヤカンがガラガラと鳴る。

店内にあるのは、昔のものから壊れたPCや、エレキギターなど最近のものまで色々雑多に並んでいる。が、実は全て付喪神。長い年月経ってなくても、持ち主の思いとか念がこもっていると魂が宿るらしい。

ひょんな事からこの店に出入りすることになった縁之介は、店に訪れるお客様と向き合う店主の小町を見ていくうちに・・・

なんかね~、ファンタジーと言っていいかな?
個々のエピソードは面白いんですよ。現実的な縁之介と、そんな彼を馬鹿にする付喪神らと小町。歯車が噛み合わない様はねぇ。
ただ、それらがスムーズにつながっていない感じ。
だからなのか、固まりでごくん、ごくんと飲み干していく、って感じ。

更にクライマックスからのラストはそう来るか?!って思わず苦笑。
いやいや、面白いんですよ?面白いんですけどね、う~~~ん。

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男ふたりで12ヶ月ごはん 椹野道流

「今夜行っていいですか、住所は年賀状の奴でいいですか、妻子とかいますか」
「OK YES NO」

男ふたりで12ヶ月ごはん 椹野道流 2018/2/3

読了です。

芦屋の古い一軒家に暮らす眼科医の遠峯、そこに転がり込んできた高校時代の後輩・白石。 小説家になっていた白石は、スランプだという。 気分転換しに来ましたという彼と突然始まった同居は、なかなかに快適で…。
********************************************

好きな作家さん、椹野道流先生の作品です。
高校時代のアーチェリー部の後輩。愛想が悪いわけではなく、むしろ人懐っこいほうだけれど、とにかく言葉が足りない。

13年ぶりの再会なのに、冒頭のメールのやりとり、って(;^^)。
東京で小説家になった白石はスランプから環境を変えようと昔住んでいた関西に帰ってくる。しかも先輩遠峯の家に。
それが桜の散った頃。

再会からの事情説明の焼肉、男飯な弁当のみそ炒り卵、 誕生日祝いで前菜がメインな中華コース、 脱稿明けの分厚いハムとふわふわ卵の贅沢サンドイッチ、 コロッケが乗った遠峯の「理想のカレー」、 気分転換の単調作業で白菜と豚肉のミルフィーユ鍋、 遠峯の帰省土産ジンギスカン、白石の人生初フォアグラ様、 そうそう、甘党の遠峯はデザートも欠かせない。 くりきんとんにモンブラン、クリームパンに桜餅・・・。

ひたすら食べてます。もう幸せそうに。
ご飯が美味しければ、一年なんてあっという間、とあるように、毎回おいしそうな食が登場。芦屋の色々なお店も紹介されており、グルメ本ですね。タイトルは勘違いしそうだけど(;^^)。

焼き肉あずま、芦屋バル、第一樓、バックハウスイリエ、ナワ・シャンティ、あしや竹園・・・と出てくるお店を順に書いてますが、どれも存じ上げません(;^^)。
いつか芦屋に行ったときには食べ歩きしたいものです。

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古道具 中野商店 川上 弘美

東京近郊の小さな古道具屋「中野商店」。ダメ男感漂う店主・中野さん。きりっと女っぷりのいい姉マサヨさん。わたしと恋仲であるようなないような、むっつり屋のタケオ・・・。

古道具 中野商店 川上 弘美 2008/2/28

読了です。

不器用でスケール小さく、けれど懐の深い人々と、なつかしくもチープな品々。中野商店を舞台に繰り広げられるなんともじれったい恋と世代をこえた友情を描く

********************************

1996年「蛇を踏む」で芥川賞受賞された作家さんの作品です。
「芥川賞」の作品がそもそも苦手なんですよね~(;^^)。
文体というか、作風が苦手でして。
でも文庫本だったので、手持ち易いかな?と借りてみました。

う~ん、やっぱりこの作風、苦手でした(;^^)。
このゆるゆる感は嫌いじゃないんですが。
本当に、普通の日常なんですよ。
メリハリがあるわけでもなく、輝く何かがあるわけでもなく、
それでも日常って続いていくんですよね。

不器用な人が集うこのお店。やってくる常連さんも一筋縄ではいかないし、
店長はどうにも女クセが悪かったり、店長のお姉さんは趣味道楽に走り、
「私」は「タケオ」が好きなのか?好きじゃないのか??

そんなゆるゆるな中、店長の元カノ「サキ子」さんの書いたエロ小説がやけに生々しくて逆に白けてしまったりね~。読んでいていらっとくることも。

私ってつくづく小説に「エンタメ性」を求める人なんだなぁ、と再認識。
普通の日常でも、ぴょんと跳ねたように起きる何か。
それは、カンフル剤のようにつまらない日常の色を変えてくれる。

そんな作品の方が好きですね、はい。

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時をかける眼鏡6 椹野道流

ビンゴゲーム、ラクレットチーズ、屋外パーティ・・・。

時をかける眼鏡6 王の決意と家臣の初恋 椹野道流

読了です。

各国の賓客を招き、ポートギースの王・ジョアンとヴィクトリアの結婚式が盛大に行われ、試練を乗り越えた二人には幸せな日々が待っているかに見えた・・・。
しかし、結婚式に招かれた、大国フランクの使節がその夜、場内で転落して、不審な死を遂げる。 賓客の死に操作を始めた遊馬たちだが、ジョアンの家臣が、殺害を認める供述をし、国家同士の大問題に発展仕掛けるが・・・・・?

******************************

1巻から順次ご紹介しておりますが、前回から半年以上経過。

現代から過去へタイムスリップをしてしまった法医学を学ぶ医学生の西條遊馬は、過去の世界で彼を呼び寄せたマーキス王家に力を貸す事に。
そこの三男坊、が遠く離れたポートギース王国に嫁ぐ事になったのが3巻、か。

遊馬は、ポートギース王国に嫁ぐ姫王子・ヴィクトリアのお供の一人として、ポートギースに随行するんだけど、王女の家出やら何やら色々トラブルを乗り越え、いよいよこの6巻で結婚式です。

ところがこのポートギース王国。山間の小さな国で(小さすぎるために他国の侵略を逃れてきた、というちょっと悲しい理由)、国賓のもてなし方に頭を悩ます。
そこで遊馬は現代のあれこれをアレンジすることに。

大広間が1つしかないので式と披露宴が続けてできない!
→じゃぁ、屋外で披露宴にしちゃおう。ビアホール風にして。
農産物はあるけれど、素朴な料理しか出せない!
→じゃぁ、いっそその素朴さを打ち出してラクレットチーズ。
あまりお金をかけられない
→じゃぁ、ビンゴゲームにして国民が冬の間に作った手工芸品をプレゼント

こういう部分ってホント読んでいてワクワクします。
現代の自分らにとっては当たり前の事が、過去ではとんでもない事だった。
これって、異世界物でも同じですよね。
(ライトノベル読んでいるとそういうのいっぱいあるんだけど)
「おいしいもの」「よりよいもの」「より素敵に」とあくなく追求する姿ってなんかすごいかも。

6巻では、結婚式の模様でかなりのページを使っており、事件及び解決編は残り1/3、って感じ(;^^)。でも1冊で終わってくれたらホッ。次巻へ続く、なんて言われたら「キャー」って叫んじゃうもん(^o^)。

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パンとスープと猫日和2&3 群ようこ

昨日に続き、こちら
パンとスープと猫日和2&3 群ようこ

2.福も来た   3.優しい言葉

読了です。

<2>
アキコの店も開店当時の繁忙もようやく落ち付いてきて、アキコとしまちゃんの二人もゆっくり語り合える時間が持てるようになります。 と同時に、客の減少がアキコを不安に駆り立てますが、ママや食事に行ったイタリア・レストランの夫婦や、腹違いの兄弟(?)のお坊さんや、先生など、いろんな人から様々な助言を貰い、先の先を見て不安がるのではなく、その日その日をマイペースで進めて行けばいいという結論に。
新商品のカボチャ・スープも誕生し、アキコは一歩一歩進んで行きます。 そして、ラストでは、たろちゃんの替わりが二匹もやってきて、まさに「福来たる」

<3>
心と身体に優しいサンドイッチとスープのお店を営むアキコの元に、腕白な兄弟猫がやってきた。「たい」と「ろん」と名づけられた彼らは食いしん坊で元気いっぱい。アキコと相棒のしまちゃんは、猫の毛が料理に入らないように細心の注意を払っている。
そんなある日、しまちゃんから、近所にうちの店に似たお店ができるらしい、という情報が…。

*******************************
アキコ自身はいわゆるアラフィフ世代。お店の経営と猫の世話に明け暮れる毎日。自身は未婚のまま、なんですが、それだけにしまちゃんの恋愛模様が気になる?

体育会系出身のしまちゃんは考え方も姿勢もキリッと男らしい。
仕事をする上でその姿勢は素晴らしく好ましいのだけれど、彼氏への態度となると、ちょっと心配になる位(;^^)。
多少の公私混同は、とアキコのほうがはらはらしてます。

2人が開店前にお互いの「猫毛チェック」をしているのは笑っちゃいました。
(アキコは前猫たろが急死し、悲しみにくれたあと、縁あって二匹引き取ります。
しまちゃんは1匹。しまちゃんの彼氏も一匹)
お互いの体全体をチェックしてコロコロでネコ毛をとっていくんです。

そうなんです。ネコ毛、つくんですよ~、でなかなか取れないの。
私が履いている靴下も気づくと猫の毛がささってるんですよ(;^^)。
コロコロもまさか足元まで、って思ってたけど、だめです。

それでも今の猫は前の猫よりブラッシングを嫌がらない(むしろ大好き)なので、
頻繁にブラッシングしてるつもりなんですがね。
やはり猫2倍増し、ってのは大変です。私も毎日できるわけじゃないし、
最近、猫消えるんですよね・・・(;^^)。

さすがに1年を過ぎると行動範囲が広がりまして、母が入ってほしくない場所は締め切ったり柵を設けたりしてたんですが、そういう場所ほど興味(熱意?)を覚えるようで(;^^)。
気づくと、プリンタの電源がついてたり、納戸の電気がついていたり・・・。
入り込んで寝込んじゃってるともうだめ。「猫なんかよんでもこない」


って感じ(^o^)。

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パンとスープと猫日和 群ようこ

2013年にはwowowでドラマ化されたそうです。

パンとスープと猫日和 群ようこ

読了です。

唯一の身内である母を突然亡くしたアキコは、永年勤めていた出版社を辞め、母親がやっていた食堂を改装し再オープンさせた。
しまちゃんという、体育会系で気配りのできる女性が手伝っている。
メニューは日替わりの〈サンドイッチとスープ、サラダ、フルーツ〉のみ。
安心できる食材で手間ひまをかける。それが、アキコのこだわりだ。
そんな彼女の元に、ネコのたろがやって来て・・・。

*********************************
群ようこさん、久しぶりです。
文庫本で図書館に並んでいたので借りてみました。

母が長年営んでいた食堂。母の死をきっかけに改装。それまでの常連さんは居心地が悪くなったのか、近寄らなくなってしまったが、身の丈にあったお店、を目指して、サンドイッチとスープの店を開店。

料理のセンスがある人、ってほんと尊敬します。
料理は嫌いではないけれど、「ここはしっかり・きっちり」と言うところが自分と合わず、どうもイマイチなできになる私(;^^)。
珈琲も好きなんだけど、「どこの豆が」「ブレンド率は」とかって事までには興味がなくて(;^^)。

それだけに、アキコのセンスの良さにぐぐぅ、と思いつつ読んじゃいました。

従業員を募集し、しまちゃんに出会うまでの苦労とか、店を続けることの大変さなど、
その歳で新しいことに挑む、ってすごいです。

猫のたろ、はほんとかわいいんですよ~。
群さん以外、作家さんとかって犬・猫好きな方、多いような気がする。
以前読んだ「今日も一日きみを見てた 角田光代」さんは未だに好き。

何気ない日常を書いた作品です。毎日働いて、たまの休みの日には洋服の整理したり、顔も知らない父の家(住職:すでに他界)を訪ねてみたり、たまに自分としてはおっ、という事もあるけれど、概ね普通の日常。
それがたまらなく幸せな気分にさせてくれる作品です。

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