728 posts categorized "書籍・雑誌"

SRO―警視庁広域捜査専任特別調査室2&3 富樫倫太郎

さて昨日に続き、「SRO」の紹介です。



SROⅡ死の天使
某病院の関係者の間では、末期癌患者など完治する見込みがない患者が「早く死にたい」と願うと、その願いを叶えてくれる〈死の天使〉がいるという噂がまことしやかに囁かれていた。 投書から疑問を抱いた新九郎は、死亡事由と原疾患が異なる同病院の死亡患者について調べ始める。

SROⅢキラークィーン
ドクターこと近藤房子が逮捕されて2ヵ月弱、世間では房子は“キラークィーン”との異名を取り、若者から崇められていた。黙秘を続ける房子の元に、弁護士を通じて「Mに従え」というメッセージが相次いで届く。
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昨日の作品の最後で、広域犯罪者との対峙がありました。
SROのメンバー、木戸沙織を救う為に行動した尾形と針谷はその後有給休暇(=謹慎)を取らされ、残ったメンバーも行動の自粛を命じられます。

ところが、前作の事件が報道されると「うちの子供を探して」「犯人を捕まえて」と大量の投書が届くことに。その確認&整理をしているだけ。
その投書から事件に発展していきます。

どんな勘が働くのでしょうね(;^^)。膨大な投書から事件のにおいをかぎつける部分は「う~ん、目の付け所が違うのか??」とちょっと疑問。
展開部は結構微妙な橋渡しですね。

そして3巻では、1巻で捕まった房子の脱獄です。
2人の若者がなぜか脱獄に手を貸しますが、その動機が微妙~。
そもそもあんな危ない人を脱獄させるのもどうか、って思っちゃうのは歳くったからかな??

更に房子に取り込まれる若者・・・。もう残酷すぎます!
こういうお話・展開なんだ、ってわかってはいますが、猟奇的なお話、って心が疲れますね。

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SRO―警視庁広域捜査専任特別調査室 富樫倫太郎

さて、私が利用している読書記録サイト「読書メーター」。
このサイトでは「お気に入り」という機能があり、
気になった方の読書記録をフォローできるんです。

私はもっぱら「お気に入り」してくれた人にし返すだけなんですが、気づいたら60人近い人から「お気に入り」してもらっています。
その中の方が「読んだ」としていたこちらのシリーズに手を出してみました。

SRO―警視庁広域捜査専任特別調査室


読了です。

警視庁に新設された広域捜査専任特別調査室、通称「SRO」。総勢7名の小所帯にもかかわらず5人がキャリアという、管轄の枠を越えた花形部署のはずが、その内実は訳ありだった。
山梨で発見された白骨死体をきっかけに、史上最凶の連続殺人犯「ドクター」を追う・・・。

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作者は富樫倫太郎氏。どちらかというと時代劇が多いようですが、こちらは2013年、他著の「警視庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室〜」はついこの間ドラマ化されてます。TVドラマは見てないんですけどね。

ちなみにメンバーは
昆虫オタクだけどFBI仕込みのプロファイリングでこの調査室新設を警視総監に直訴した室長山根(警視長)。東大卒でシステムに精通しているが部屋が片付けられない欠点のある芝原麗子(警視正)。人相も口も悪いが東大卒の尾形(警視正)。過去数回射殺経験のある東大卒の針谷(警視)。東大卒26歳の若さの川久保(警視)。元総務部会計課の58歳富田。失踪した叔母の行方を捜すためSROに異動希望をした24歳木戸沙織。です。

どいつもこいつも一癖も二癖もあり、まぁ変な人ばかり。上司を殴ったり、発砲件数の少ない警察で数回の経験があったり、ストーカー容疑で異動させられたり、内部スパイとして送り込まれたり・・・。
こんだけバラバラでどうなんだろう?と思いますね。

そして事件は事件でかなりグロ・・・(;^^)。
そもそも広域に渡って発生した事件は表面化しにくいんですよね。
関東数県で人が行方不明になっても連続事件になるかどうか・・・。
そんな盲点をついた設定です。

更に新設された調査室への風当たりが強いばかりか、警察内部の裏金を記したブラックノートの存在などてんこもりです。
シリーズを順次紹介していきます。

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弥栄の烏 阿部智里

最年少で松本清張賞を受賞したデビュー作『烏に単(ひとえ)は似合わない』から5年。累計80万部を突破した「八咫烏シリーズ」第1部完結編。

弥栄の烏 八咫烏シリーズ6 阿部智里

主人公・雪哉の弟が武官訓練所である剄草院に入学準備する場面から始まる。
その実力を認められ、全軍の参謀役にまでなった雪哉、敵対する勢力を抑えて朝廷の実権を掌握した若宮が治める山内を大地震が襲い、開かれた金門の扉の向こうには、山内を恐怖に陥れた「人喰い大猿」が現れた。
ついに始まった、猿と八咫烏の最終決戦。若宮は名前を取り戻し、真の金烏となれるのか。山内は栄えるのか、それとも滅びに向かうのか?

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以前紹介したのが2017年4月。6月に刊行されたこちらが借りられたのが9月。(あ、予約入れたのが遅かったのもありますが;^^)。

過去記事を見るとだいたい分かると思いますが、3本足の八咫烏の世界「山内」を舞台にしたファンタジーです。
3巻「黄金の烏」で出現した「猿」と5巻の「玉依姫」で出た山神様により、山内の世界が脅かされます。
今作は5巻の「玉依姫」を烏側から観た展開です。

今まで続いた「山内」の平和な日々が根底からくつがえされる事実に打ちのめされ、まどう人々。
そんな中、雪哉はぶれず揺らがず。最後に明らかになった真実にも立ち向かいます。

いやぁ、このシリーズ、結構好きでした。特に雪哉が。
出自の特殊さから、ちょっとひねくれたところ。脳ある鷹はなんとやら、を地で行く彼が、若宮と出会い、変わっていくところ、剄草院で出会う心から信頼できる友人、そして猿との出会いと戦いなどなど。

これでもか、という位の出来事が山内という世界を、雪哉を襲います。
今作でもそれは変わらず、かつ最悪な事態さえも起きてしまいます。
全てが終わった時、うちひしがれる若宮に雪哉は言います。

”認められない、認めたくない、認めるわけにはいかない。 僕は絶望なんかしない。後悔なんてしない。過去を顧みたりなんて、するもんか。 ”

この雪哉の叫びに泣きました。それだけ雪哉の心の中は凍ってしまった、閉じてしまった。彼が心から笑う日はもうこないんじゃないか、と読んでいるこっちが絶望してしまうくらい。

時が経ち、若宮に御子が生まれます。ところが雪哉はご機嫌伺いにも行かない。かたくなまでに目の前の事に固執する彼を明智が引っ張って行きます。
胸に抱いた幼子。その顔を観た瞬間、彼の閉じた心が開き、物語が終わります。

裏表紙にその絵があり(他の方の記事では若宮だとあったのですが、たっぷりとした黒茶の髪は一本に括られ漆黒の羽衣に、赤い佩緒と金の装飾の見事な太刀を佩いている(10P)とあるように、これは雪哉だと思うなぁ)、
良かった、良かった、と手放しでは喜べないのですが、こちらは次がとにかく気になる作品です。

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自薦 THE どんでん返し1&2 アンソロジー

久しぶりにアンソロジー。色々な作家さんが、「どんでん返し」をテーマに競作!


読了です。

<1巻>
綾辻行人:再生 
有栖川有栖:書く機械
西澤保彦:アリバイ・ジ・アンビバレンス
貫井徳郎:蝶番の問題
法月輪太郎:カニバリズム小論
東川篤哉:藤枝邸の完全なる密室

<2巻>
乾くるみ 同級生  ビール/マンション13F/ルーフバルコニー
大崎梢 絵本の神さま ひつじくん/幸せの黄色いハンカチ/5匹目の
加納朋子 掌の中の小鳥 雲雀(油絵)/校則/きっかけは大抵つまらない偶然
近藤史恵 降霊会 学園祭/妹/喘息
坂木司 勝負 バス/ピンポン/勝者が敗者に触れる
若竹七海 忘れじの信州味噌ピッツァ事件 記憶喪失/詐欺商法/妻

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「どんでん返し」がテーマですから、最後の最後でひっくり返る、って展開なんですが、
1巻の1作目「再生」はかなり昔に読んでた・・・。
そっちは「ホラー文庫」のアンソロジーだったんですよね。話の内容もかなりおどろおどろしくて。
だから「なんでこれがここに?」と思ったけど、あぁそっか「どんでん返しよね」と納得。

その後の「有栖川有栖」は「火村シリーズ」ではなく、いやそれ作家さんの実話じゃないの?的なお話。
それ以降は、ごめん。ほとんど覚えてない(;^^)。読んだけどね。

2巻を書店で見かけたんですね。で、好きな作家さんが多かったので、「どうせなら」と1巻から読みました。
うん、やはり2巻の方が楽しめたかなぁ(;^^)。

2巻の大崎梢さんのは以前紹介したシリーズの番外編。
坂木司さんと若竹七海さんのは読んだことありました。実は乾くるみさんのも記憶があるのよね。
ただ、あとがきで、「初収録」と書いてあり・・・どこで見たんだ?私(;^^)。

残念ながら読みたいな、と思う新しい作家さんには出会えませんでしたが、たまには良いですね。

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真夜中のパン屋さん 午前5時の朝告鳥 大沼紀子

2012年8月に初めて紹介した1&2巻。2013年2月に第3巻を紹介。2016年11月に第4&5巻を紹介。2017年10月に最終巻を紹介します。

「真夜中のパン屋さん 午前5時の朝告鳥」 大沼紀子

読了です。

真夜中に開店する不思議なパン屋「ブランジェリークレバヤシ」。希実の母・律子の死から五年の月日が経ち、暮林や弘基の周辺には様々な変化の波が訪れていた。それは、常連客である斑目やソフィアやこだま、美作親子や多賀田たちにとっても同様だった。そしてもちろん、希実にとっても…

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いやね、前作からいきなり5年が経過かい?!と思わず突っ込んじゃいましたよ。しかも前作はただでさえ設定が暗く重いのに、本まで分厚くて(;^^)、もうちょっとすっきりできなかったのかなぁ、と思って記事もおざなりでしたね。
読んでも感想がうまくまとまらない、みたいな。それだけに「訳がわからん」、と。

1話めが「班目氏」の話。登場時、マンションの部屋から天体望遠鏡で外覗いてるストーカー男が結婚して娘まで出来てて、しかも海外旅行??
2話めが「ソフィア」。ニューハーフの彼女と希実の従姉妹の駆け落ち相手安田との話、と言われても、ねぇ(;^^)。昔すぎて記憶残ってなかったわ。

3話目で中心人物「弘基」が出て来るけど、何故か美作兄と一緒にフランスにいて、しかもまさかそんな事になってるとは、って感じだし。4話目でようやく主人公希実が出て「あ、そうなんだ2人」って思えたけど・・・。

話の順番が何かすっきりしなかったなぁ。
タイトルや表紙絵からラノベ、のジャンルに入るんでしょうが、内容は重くて辛い。
主人公希実の生い立ちや登場もそうだし、登場人物それぞれに何かしら傷があり、結構深い。

それだけに新刊が出るのも楽しみに待つ、って感じではなく、途中から「早く終わろうよ~」と思ってはいましたが、でもまぁ、無事に完結して何より、ですね。

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金曜日の本屋さん3 秋とポタージュ  名取佐和子

読みたい本が見つかる本屋 第3弾 

金曜日の本屋さん 秋とポタージュ  名取佐和子


読了です。

小さな駅ナカ書店“金曜堂”。名物店長の南、金髪のオーナー・ヤスさん、喫茶担当イケメン栖川、そして年上の南に想いを寄せる学生アルバイト・倉井の四人が働く店には、様々な想いを抱き「いまの自分にぴったりの一冊」を求める客が訪れる。
ある日、倉井に大学内で話しかけてきた女子学生たちが、ひょんなことから一日だけ“金曜堂”を手伝うことに。けれども、同じ同好会だというふたりの仲は、どう見てもぎくしゃくしていて…。
温かな感動を呼ぶ人と本との出会いの物語、シリーズ第三弾。

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前作を読んでわずか数ヶ月で3作目です。
ラノベ、になるんですかね?これだけ刊行が早いと。

アルバイトの倉井くん。実は大手書房の社長の息子。いっとき読書からは離れていたけど、こちらの本屋さんで本を紹介してもらってから、読書を再開しています。

今回も4編です。
1.誰かが知ってる
2.書店の森
3.自分の歳月くらい
4.カイさん

こちらは実在する書籍を絡めてお話を作っています。
「1」では、倉井くんと同じ大学の子が持ってくる謎。
「2」では、街の小さな書店と大手書房のお話
「3」では、ラノベ好きの男性と再婚した母親のお話
「4」では、離れ離れになった親子のお話

今回も色々出てました。まぁ中には「ラノベしか読まない!」と断言する主人公の回もあり、そこはまぁ、な本がありましたけど(;^^)。
あ、村上春樹のノルウェイの森、も紹介されてましたね。

意外と読んだことのない本もあるんですが、今度読んでみようかな、と思う本もあまりなく(;^^)・・・。
でもお話がどう展開していくのか、は興味があるので楽しみです。

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風の向こうへ駆け抜けろ&蒼のファンファーレ 古内一絵

「この本を読んだ人はみんな勇気が湧いてきて、元気になれる」一冊です。

風の向こうへ駆け抜けろ 蒼のファンファーレ 古内一絵

 

読了です。

芦原瑞穂(18歳)は地方競馬界にデビューした、数少ない女性騎手。敬愛する亡き父親への思慕から競馬界に身を投じた。
彼女の受け皿となったのは今にもつぶれそうな「藻屑の漂流先」と揶揄される寂れた弱小厩舎。そこにいる調教師、厩務員たちは皆それぞれが心に傷を抱え、人生をあきらめきったポンコツ集団だった・・・。

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乗馬はしたことあるけど競馬にあまり興味はありません。お馬さんが走っているのはキレイだなぁ、と思いますけど。

1作目では厩舎に来た心身ともに傷ついた馬との出会いから馬への歩み寄り。
その馬の変貌と中央競馬の桜花賞を目指すまで、とてんこ盛りの展開となっております。

地方競馬と中央競馬の違いや、ジョッキーさんのシステムとか厩舎と馬主など詳細は知らなかったんですよね。
この本で結構わかりました。

そして2作目で桜花賞の後を書いています。
「藻屑の漂流先」と揶揄されていた緑川厩舎に超良血馬がやってくる。
1作目の馬「フィッシュアイズ」との関わりから厩舎員の方々の問題、まぁこちらもてんこ盛り、です。
前作同様G1のチャンピオンズカップでの疾走を目指すんですが・・・。

基本的な知識から、現状の問題(女性ジョッキーが少ないとか、地方競馬の収益減少とか)まで色々書き込まれているんですが、ごめんなさい。てんこ盛り過ぎて消化しきれなかった~(;^^)。

最初はね、若手女性ジョッキーの成長物語かと思ったんだけど、それに落ちこぼれ厩舎員と傷ついた馬のリカバリがわんさかと出てきて、最後には恋愛感情まで飛び出してきて、もうお腹いっぱい、でした。

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100億人のヨリコさん 似鳥鶏

我が千葉が誇る作家さん、「似鳥鶏(にたどりけい)」氏の最新作、

100億人のヨリコさん 似鳥鶏


読了です。

苦学生(というほど勉強熱心ではないが、真実カネがない)の主人公が、転寮した、学校敷地内にある学生寮。
昭和時代にタイムスリップしたようなボロボロの外観、ネズミやゴキブリどころかハクビシンまで棲みついている寮内、建物裏にある農学部の実習畑由来と思しい、得体の知れないキノコに食用とは考えにくい昆虫の数々、そして極めつけの貧乏人で、大学のカリキュラムとは関係のない探究心と生命力旺盛な先輩学生たち……。

学生寮を取り巻くエピソードの濃さに辟易している主人公だったが、さらに先輩からこんなことを聞かされる。「この寮では、血まみれ女が天井に貼りついていたり、トイレの水が真っ赤になったりするけど、気にしないで」。……気にならないわけあるか! 主人公は怪奇現象の正体を探りはじめる。

**********************************
こちらの作家さん、以前からも紹介しておりますが、「あとがき」が面白いんですよ。
で、その「あとがき」で書いていた「依子(よりこ)さん」がとうとうタイトルになるとはね~。

最初はね、あらすじだけ見ると「ハチャメチャな大学生活なんだろうなぁ、『キケン』みたいな感じ?と思いながら読み始めたんです。
主人公が転寮(要は入学当時は新しい寮に安く住んでたんだけど、年が上がるとそこを出なくちゃいけない、で転寮)した先は「富穰寮(ふじょうりょう)」という処。

大学に相談して「出せるお金がない」と訴えるとこっそり紹介してくれる寮です。
大学内にあるとはいえ、かなり遠い山の中(てかそんな広い大学あるの??)。

住人は変な人ばかり。
「電動アシスタント付車椅子の巨漢は在日二世で経済学部の汪(ワン)さん、スーパーで働きながら小学四年生のひかりちゃんと一緒に住んでいる奈緒さん、灰色の着流しに足元は雪駄の先輩、眼鏡をかけたベナン共和国出身のマトフンジくん、がっしりとした体型で常に白衣を着ている儀間さん、教育学部3年の僕(小磯)、鹿の麒麟様にひかりちゃんより年上なのになぜかまだ卵を産む雌鳥の朱雀様、象亀の玄武様、白猫の白虎様の四神、天井上には山田さん一家・・・。」

いや、中には人じゃないのもいますから~(^o^)。

で、ヨリコさん。彼女の出現パターンは、
・夜中に目覚めると天井に血まみれで張り付いている、
・昼間に明かりをつけないまま水を流すと、5~6%の確率で血が流れる便器、
・夜中にコツコツと足音がして、部屋のノブががちゃがちゃ回される、
・窓が開く音がして、見るとカーテンが開き、窓の外からじっと見下ろしている、

こんな寮いやだ~!とニヤニヤしつつ読んでいくと・・・あ、あれ??
まさか!な展開に。
いやか、ビックリですよ。まさかそんな事になるなんて!

まさかな事はここでネタバレできませんが、いや面白いですっ!
もちろんそこへ至る経過も↑バカバカしくて笑えるんですが、座っていた座布団引っこ抜かれたような気分になります。

結構分厚さはありますし、ネチネチ書いている部分も多いので、読んでいてイヤになる方もいるかもしれないですが、オススメです。

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カモメに飛ぶことを教えた猫 ルイス・セプルベダ

どこかのサイトで見かけた本を今日はご紹介。

カモメに飛ぶことを教えた猫 ルイス・セプルベダ

読了です。

銀色のつばさのカモメ、ケンガーはやっとの思いで原油に覆われた海を飛び立ち、ハンブルクのとあるバルコニーに墜落する。そこには一匹の黒い猫がいた。名前はゾルバ。瀕死のカモメは、これから産み落とす卵をこの猫に託すことになる。が、その前に三つの厳粛な誓いをゾルバに立てさせるのだった。

******************************

猫とカモメのお話です。子供向けですが、翻訳本でハードカバーなので、子供ではなく大人用配架にありました。

家猫ゾルバ。家族は旅行に行っており、近所の人が餌を面倒を見てくれる気ままな毎日。そんな中、バルコニーに飛び込んできた1羽のカモメ。
そのカモメは猫ゾルバに以下のお願いをし、息絶えます。

三つの約束
1.わたしが産む卵は食べない
2.ひなが生まれるまで、その卵の面倒を見て下さい。
3.最後にひなに飛ぶことを教えてやる

これをまた猫ゾルバが守るんですよ。抱いてあげたり、近所の人が来る時は見つからないよう隠したり。そうして生まれたカモメは、はい、そうです。
「刷り込み」によって、猫ゾルバを親と認識します。

また猫ゾルバも「自分一人じゃどうしようもない」と街に住む他の猫の助けを借り、子育てしていく訳です。
が、やはりカモメはカモメの群れの中で暮らすほうが幸せなのでは?と他者の知恵を借りて、飛ぶ練習をさせます。
この他者がまぁ、勘違いばかり(;^^)。

やはり「人間」に助けを求めるべきでは?という提案に
「人間というのは概して、自分と異なるものが自分を理解したり、互いに理解し合うとしたりするということを、素直に受け入れられないらしい。」と切り捨てる猫がいる一方で、猫ゾルバは「彼ならば」とある小説家に目をつけます。

試みは成功するのか?? 

なんかね、猫を主人公にした作品って日本でも海外でもほんとたくさんあるもんですね。webサイトなどをフラフラしていると「猫特集」などで本が紹介されてますが、興味を持つものも多くって。

大抵が猫と人の関わりを描いてますが、今回は猫とカモメ。
この発想がなんかすごいですよね。
こういう本、他にもありそうなので少しずつ読んでいきたいです。

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定年女子 これからの仕事、生活、やりたいこと 岸本 裕紀子

皆さん定年まで後何年ですか?
社会人生活もウン十年経つと、そろそろ先が見えてきますね。
年齢定年の他に「役職定年」ってのもあるそうですね。
(役職定年=一定年齢を過ぎると給料が上がらない)

定年女子 これからの仕事、生活、やりたいこと 2017/7/20 岸本 裕紀子 (著)

読了です。

定年後も働く女性が増えている。60代も働く3つの理由/健康と体力維持の話/夫との関係をどう再構築するか……など、定年後の生き方の知恵や知識。豊富な体験談とともにライフスタイルを提案する。

********************************
NHKのTVドラマで原作となった作品です。
ドラマは見てないんですけどね。「定年女子」って名前が何か印象に残ってね~。

その昔、女性は専業主婦が一般的でした。その後、「女性の社会進出」が盛んになり、結婚後、出産後も働く女性が増えてきました。そして今では定年後も働く女性が増えているそうです。

ところが、男性と違って女性の場合、社員で働いていて結婚or出産で退職。子育て一段落後にパート勤務、ってのが一般的だったじゃないですか?
社員のまま定年まで働き続けて、って人、そうそういないんですよね。
そういう人は大抵、会社社長とか重要なポストで働いているとか、とにかく「自分とは違う」って感じ。

普通の会社員が普通に働いて定年後どうなるのか?ここはまだまだ未知数なんですよね。
この表題からそこら辺を書いているのかな?と思って読んでみたんですが、ん~、あまり?(;^^)。

結構裕福な方が多かったんですよね。
60代になって新しい仕事、再構築ってできる人は良いですよね~。

知り合いには定年退職後、パート勤務に切り替えて働いている人いますけど、
社員時代よりぐっと給料が下がって、なおかつ契約社員にもなれず、のパート勤務。

男性は契約社員を65歳まで、その後もパート勤務で働けるそうなんですけどね。
(と言っても65歳まで契約継続できるかは?ですが)
役職定年も女性の方が早いらしいです。

中には「定年後、老後の生活は安泰、なだけの貯金はたまりました」と宣言する人もいますけどね。

さて自分はどうなるかな?? 少し想像してみようと思います。

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