878 posts categorized "書籍・雑誌"

キラキラ共和国 小川糸

QPちゃん、小学校入学、おめでとう
おとうさん、ポッポちゃん、けっこん、おめでとう

キラキラ共和国 小川糸

 

読了です。

「ツバキ文具店」は、今日も大繁盛です。
バーバラ夫人も、QPちゃんも、守景さんも、みんな元気です。 みなさんのご来店をお待ちいたしております。
亡くなった夫からの詫び状、川端康成からの葉書き、 大切な人への最後の手紙……。
伝えたい思い、聞きたかった言葉、 「ツバキ文具店」が承ります。

ヨモギ団子  紙飛行機の結婚通知 タカヒコ君の挑戦
イタリアンジェラート 夫からの手紙 ムカデ レディババ 三行半 実家
むかごご飯 告白の手紙 美雪さんの日記 金回収手紙 喪中ハガキ
蕗味噌 康成との文通 イタリアとの文通 

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昨日紹介した「ツバキ文具店」の続編です。
シングルファーザーのカフェ店長と結ばれたポッポちゃん。
今作では結婚生活問題も絡まってきます。

文具店とカフェ。お互いどちらも譲れない。生活する場所をどうするか??
そして家族生活。カフェ店長の亡くなった奥様との思い出は?
はじめての喧嘩、などなんかほこっときます。

代書業の方も毎回おもしろい依頼が舞い込みます。
文面や書体、使用する紙や封筒等、イメージが固まるまでポッポちゃんは悩みます。
人が書く文字を手(跡)と言いますが、依頼された人の人生の跡をたどるように、鎌倉の街を歩き、人とふれあい、きっかけを掴むと禊(みそぎ)をして、机に向かう・・・。

そこの描写は読んでいてワクワクしてくるんですよね~。
あぁ、楽しそうだなぁ、って。

最近「手書き」ってしないじゃないですか。
ポッポちゃん、年賀状の代書も請け負ってます。すごいなぁ、と思いつつ自分は印刷だし。
(あ、一応2,3行は手書きで文章は入れてますよ?)
相手からもらった時、一言二言手書きがあるとないとじゃ大違いだな、って思ってるので。

こういう職業は徐々になくなっていくんでしょう。
わかってはいるんですが、できるだけいつまでも、とつい思ってしまいます。

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ツバキ文具店 小川糸

言いたかった ありがとう。言えなかった ごめんなさい。 伝えられなかった大切な人ヘの想い。あなたに代わって、お届けします。

ツバキ文具店 小川糸

 

読了です。

家族、親友、恋人⋯⋯。 大切に想ってっているからこそ、伝わらない、伝えられなかった想いがある。
鎌倉の山のふもとにある、 小さな古い文房具屋さん「ツバキ文具店」。
店先では、主人の鳩子が、手紙の代書を請け負います。

和食屋のお品書きから、祝儀袋の名前書き、 離婚の報告、絶縁状、借金のお断りの手紙まで。 文字に関すること、なんでも承り〼(ます)。

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続編を図書館で借りて読んだのが7月。
ようやく記事にできる、と前作のリンク先を探すため検索したら記事書いてなかった・・・。
&読書管理サイトでも登録してなかった・・・。
やばい、本が管理できてない~。
いつ読んだのかも今となっては「??」なのですが、今回続けてご紹介。

こちらは、NHKでドラマ化されておりました(2017年4月総合)。ドラマ、結構良かったんです。
文房具店兼「代筆屋」を舞台に、若い時分家を飛び出した「ポッポちゃん(鳩子)」。
自分を育ててくれた祖母の死で家に戻り「ツバキ文具店」を継ぐことに。

この祖母が「倍賞美津子」さん。スパルタで幼少時から鳩子に代書仕事を叩き込みます。
筆・サインペン・万年筆・羽ペン等々・・・。字体も様々。
その特訓が厳しすぎて反抗期がひどくなっちゃったんだけどね(;^^)。

地元鎌倉に戻り、舞い込む仕事に真摯に向き合ううちに、また、祖母がイタリアに住む女性と文通していた事を知るうちに祖母の厳しさの裏にある何か、を知るようになる・・。
なんか作品から鎌倉の空気が立ち上ってくるような感じです。

このポッポちゃんのご近所さん達も個性豊かな面々です。
お隣の「バーバラ婦人」や、祖母の友人「男爵」、店近くのカフェの店長に娘さん。
ベッタリな訳でもなく、冷たい訳でもない。つかず離れず、個人を尊重したおつきあい、って良いですね。
最後でシングルファーザーのカフェ店長さんと結ばれ、次作に乞うご期待、となります。

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ハゲタカ 真山仁

「日本を買い叩け!」

ハゲタカ 真山仁

読了です。

ニューヨークの投資ファンド運営会社社長・鷲津政彦は、バブル崩壊後、不景気に苦しむ日本に戻り、瀕死状態の企業を次々と買収する。敵対するファンドによる妨害や、買収先の社員からの反発を受けながらも、鷲津は斬新な再プランを披露し、業績を上げていく・・・。

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2018年夏ドラマでリメイクされたこちら。
もともとのNHKの方は見てたんですよね。でも結構前であまり記憶が・・・。
で、今回のドラマ化に先駆けて手にとってみました。

いやぁ、読み応えがある!
経済小説(?)というだけあって、小難しい~。
それでも、同時代を生きてきた甲斐あって(ん?;^^)、イメージがつかみやすかったです。

鷲津が何を考え、NYで過ごしていたのか?日本へ戻った理由は?
当時のバブルにあぐらをかいているブルジョア達や、融資を助長させた銀行員。
銀行で勧誘していた保険等々。色々な方が被害にあいましたっけね。
「騙される方が悪い」って論調もその時はあったけど、そういうものじゃないですよね。

本当はシリーズになっているので、全部読んでから紹介しようと思ってたんだけど、
これはあまりにも時間がかかる・・・。
そして、「腐り真っ最中」=夢中になって浸っている世界観を一度しまいこんでまで手に取りたいとは思えなくなってまして・・・。

ちなみにTVドラマは1話目を見て「う~ん、なにか違う気が」と思い、2,3話目を見て「うん、止めよう」と視聴中止しちゃいました。
そっちよりもNHKの昔のドラマを見たい!と思ってしまってます。

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名探偵誕生 似鳥鶏

「神様。どうか彼女に幸福を」

名探偵誕生 似鳥鶏 

読了です。

となり町の幽霊団地に謎の「シンカイ」を見に行く――
小学4年だった僕は、学校の友だちとささやかな冒険に出た。 その冒険に不穏が影が差したとき助けてくれたのが、名探偵の「お姉ちゃん」だった。
彼女のとなりで成長していく日々のなかで、 日本中を騒がせることになるあの事件が起きる――。

第一話 となり町は別の国
第二話 恋するドトール
第三話 海王星を割る
第四話 愛していると言えるのか
第五話 初恋の終わる日

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千葉県千葉市(地元)を舞台にした作品が多い似鳥鶏先生。
彼の「あとがき」が大好きで(「・・)ン?)、毎作読んでおります。
(ってか、twitterをフォローしてる)
こちらの作品が出る事もtwitterで知りました。

主人公「僕=みーくん」こと星川瑞人の小学生から始まります。
小学生の頃は隣町に行くのも「冒険」でした。
隣町、うんあそこかな?と容易に想像できるので、より一層楽しめました。
ドトール、もそう。駅前の、って言うとあそこか、みたいな。

この作品は地元描写+事件+推理=名探偵 という感じですかね。
と言っても、主人公「僕」は名探偵ではありません。
「状況を冷静に観察し、論理的に解決する」事はまだできず。
もっぱら憧れている近所のお姉ちゃん(千歳)に頼っている状態。

常々、千歳姉ちゃんに教えられている、彼女の推理の様子を観察しているせいで、徐々に探偵らしく考えられるようにない、最後の事件では・・・というもの。

恋の成就をつい祈ってしまったよ~。
なのにまさか、な最終話。これは結構びっくりしましたよ。
推理モノと青春&成長モノの2大テーマのこちら。どちらに重点をおいても楽しめると思います。

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ただいま家事見習い中-ハウスワーク代行・亜美の日記 鯨 統一郎

ただいま家事見習い中 - ハウスワーク代行・亜美の日記 鯨 統一郎
 

読了です。

大学生の樋口亜美は、ひょんなことから家事代行会社でアルバイトをすることになった。
初仕事は犬の散歩。当日の朝、時計が止まってしまい遅刻をする亜美だったが、誠実な人柄から依頼主の信頼を勝ち取り事なきを得る。
しかし後日、亜美が散歩をさせた犬が近所の子供に噛み付き、近隣トラブルに発展しているとの苦情が寄せられた。
噛み付いたりしていないと確信する亜美は、このトラブルを解決できるのか?

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書店を見るのが好きです。
書店ならどれだけでも長居できる、と思ってます。
最近はそういう書店が減ったなぁ、と思うこともありますが。

こちらは書店の「新刊コーナー」で見かけた作品。
タイトルから面白そうだったので読んでみました。

「家事代行」、最近流行りですよね。
平日のワイドショーでは、「カリスマハウスキーパー」の特集があったり、家事代行の価格・内容についての紹介があったりしてます。
「家事代行」と聞くとつい、市原の悦っちゃん=年配の方が多いのでは、と思っちゃいますが最近はそうではないんですよね。

なので、ちょっと期待してたんですが・・・。
考えてみれば「女子大生に家事能力がある」ものか??とか
主人公の言動がなんかすっきりと入ってこない、とか。
文章は簡易で読みやすいんですが、それがかえって彼女の心情とか行動に共感しずらくなってしまっていたり、起きるトラブルも結構薄味だったり、と私としてはちょっと不満。

そしてあっという間に記憶から消えてしまった~(;^^)。
いや、もともと「日常の謎」系はさらっとしていることが多いんですが、この作品はそれが強い!
読んだ時に感想メモしておけばよかったなぁ(;^^)。

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愛は味噌汁 食堂のおばちゃん3 山口恵以子

オムレツ、エビフライ、豚汁、ぶり大根、麻婆ナス、鯛茶漬け、ゴーヤチャンプル― 

愛は味噌汁 食堂のおばちゃん3 山口恵以子

読了です。

昼は定食屋で夜は居酒屋。姑の一子と嫁の二三が仲良く営んでおり、そこにアルバイトの万里が加わってはや二年。美味しくて財布にも優しい佃の「はじめ食堂」は常連客の笑い声が絶えない。
「はじめ食堂」は、賑やかで温かくお客さんたちを迎えてくれる・・・。

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1巻を紹介したのが、2016年2月
「はじめ食堂」を中心にお客さんとのあれこれを描いた作品です。

今作ではクリーニング屋に勤める新しいお客さんがカラオケバトルで
優勝する章から始まります。
TVのカラオケバトル、我が家の父がブーム、です。
父は自分が歌うのは好きじゃなく、もっぱら見る専門なんですが、
やれアンダー18だ、四天王だ、と色々な条件で毎回スペシャル(2時間)放映。
それにつきあわされる家族は辟易(;^^)してます。

カラオケバトル優勝した家族に忍び寄るトラブルや、アルバイトの万里が陥るある考え、常連客がまさかのデート商法にまきこまれ・・・。
おいしい食事と世間で騒がれる社会問題とそれに巻き込まれるお客さん。
はじめ食堂の姑の一子と嫁の二三に色恋ネタがないだけで
これは「居酒屋ぼったくり」シリーズと同じような展開になってきてる気が・・・。

最近の本で、「2巻が出るかどうかわからないから1巻で盛り込んで」刊行し、人気が出たので「2作目を」となり、そこからは「いかにシリーズを続けるか」に重点がおかれ、中身&味付けが薄くなる、ってのがよく分かるものがあるんですが、これも似たような匂い。

今のご時勢がそんな感じなんでしょうが、次が出れば読んじゃうんでしょうが、ちょっとつまらない。
「無理に出さなくても」と思ってしまうんですが、出版事情を見るとそうもいかないのかな。

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とるとだす しゃばけシリーズ16 畠中恵

「しゃばけ」とは、「娑婆気」の事。 世俗的な名誉や利益から離れない心や、現世に執着する心のことを言う。

とるとだす しゃばけシリーズ16



読了です。

1とるとだす  2しんのいみ  3ばけねこつき  4長崎屋の主が死んだ  5ふろうふし

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この「しゃばけ」シリーズも2018年夏で17周年だとか。
年に1冊刊行されており、こちらの「とるとだす」は2017年刊行のものです。
このシリーズは、本表紙に番号振ってくれてないので、いっつも「これは読んだ、か?」と戦々恐々して借りてます(;^^)。
冒頭数ページ読んでもわからない時もあるから余計に恐ろしい。 

薬の複数服薬で倒れた長崎屋の若旦那の父藤兵衛。
彼の為、病弱の若旦那が走り回る(比喩、ですけど)。

病弱であまたの薬でも本復しない若旦那。
妖(あやかし)が用意する薬でさえも無理と言うのだから、ある意味筋金入りですよね、って毎回思う。

そしていつまで歳をあまりとらずにいけるのか?ちょっと怖いもの見たさになってます。
だって16年でしょ? 赤ちゃんが高校生ですよ?
シリーズなので、歳をとり、世界が変わり、登場人物が増えてしまうのはそれはそれで大変ですが、ここまで変わらないのも、ねぇ。

すでに17作目「むすびつき」ってのが出ていますが、こちらは忘れなかったらそのうちかります。
文句言いながらも出ると読んじゃうんですから、本好きは厄介です。

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銀塩写真探偵 一九八五年の光 ほしお さなえ

銀塩写真(ぎんえんしゃしん)は、湿板や乾板や写真フィルム、さらには印画紙に、銀塩(ハロゲン化銀)を感光材料として使用する写真術による写真である。

銀塩写真探偵 一九八五年の光  ほしお さなえ 

読了です。

陽太郎の師、写真家の弘一には秘密の顔があった。
それは銀塩写真探偵という驚くべきもの。
ネガに写る世界に入り、過去を探れるというのだ。入れるのはたった一度。できるのは見ることだけ。それでも過去に囚われた人が救いを求めてやってくる。
陽太郎も写真の中に足を踏み入れる。見たのは、輝きも悲しみも刻まれた永遠の一瞬で──。
生きることとは、なにかを失っていくことなのかもしれない。哀切と優しさが心を震わす物語。

********************************
こちらも巻末の書籍紹介で見かけた作品。
割とあっさり借りられたのですが、うん・・・あっさり借りられるのも納得(;^^)。

作者「ほしおさなえ」さんって知らなかったんですが、
「活版印刷三日月堂」ってシリーズで有名らしい。

自分ってもろ「銀塩写真」世代なんですよね~。
デジタルなんてずっと後の後、社会人になってから出てきたものだし。
ってかデジタルになってから「写真をプリントして保存する」なんてしなくなったなぁ。

若い人なんかはそれこそデジタルしか知らないだろうからこういう小説もはまるのかもしれないけど・・・。
私が利用している読書サイトでは「銀塩写真ってなんの事かと思った」なんて感想まであって・・・。
そういえばインスタントカメラ「チェキ」が若い子ではやってる、って聞いたことあったな。

で、そんな時代の人間である私は前半のカメラの説明の長さに比べ後半の展開の速さがどうも無理だった・・・。
つまらない、ってわけではないんですが、どうもなぁ。

あっさり読めるので良いんですけどね。

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幻想古書店で珈琲を6 それぞれの逡巡 蒼月海里

本の街・神保町にある不思議な古書店『止まり木』。普段は店主・亜門の笑顔と美味しい珈琲で穏やかな時間を過ごせる店。

幻想古書店で珈琲を6 それぞれの逡巡 蒼月海里



読了です。

1.物語を届けたい相手は? 幕間:トルココーヒー
2.書くきっかけ 幕間:珈琲豆の木
3.仲良くなりたかった

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こちらも気づけば6冊目。前作からわずか半年での紹介になります。
1冊が薄いのはこの作者さんの特徴ですが、他のシリーズも出しているので仕事量は多いんだと思います。

前作では「アスモデウス」ってすごい悪魔が登場してますが、今作はこちらが新登場。
メジェド

古代エジプト神話に登場するお方。
正体は”謎”なんだそうな。
そんな方と飲むのがこちら イブリック(トルココーヒー)


珈琲は特にこだわりがないので、自分がおいしいと思えば安いレギュラー珈琲でも十分。高いマメに固執しません。
量を飲みたいので、デミタスサイズじゃ満足できないんですよね。

この本を読んでいると神田に行きたくなります。
ってか、神田の珈琲屋さんめぐりしたくなる(^o^)。
今回紹介されていたお店はこちら

ミロンガ・ヌオーバ 所在地: 〒101-0051 東京都千代田区 神田神保町1−3

機会があったらぜひ。
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物の怪斬り 溝猫長屋祠之怪 和輪渡颯介

溝猫長屋に住む子どもたちの中で一番年長に当たる男の子は、長屋の奥にある『お多恵ちゃんの祠』に毎朝お参りしなければならないという決まりがある・・・・。

物の怪斬り 溝猫長屋祠之怪 和輪渡颯介

読了です。

剣術道場の門人だった旗本の次男・市之丞(いちのじょう)が、 屋敷に出る物の怪退治を蓮十郎に依頼した。
溝猫長屋で暮らす「幽霊が分かる」忠次ら子供たちも屋敷に同行するのだが、 幽霊の気配を感じた忠次たちは、江戸を離れないと数日で命を落としてしまうことに。
江ノ島見物に出かけたお紺らを追って、忠次らも急遽旅に出るが、 宿でもお化けに遭遇してしまい……。
子供たちは無事、江戸に戻れるのか?

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2017年4月に紹介した「溝猫長屋」シリーズです。
鯖猫長屋」と間違えそうになりますが(;^^)、作家さんも違います。

こちらは長屋に住む子供にある課題が与えられており、そのせいか(そのためか?)、不可思議な事件に巻き込まれております。
今回は旗本の無理な依頼を引き受けたがために巻き起こる騒動。
この旗本ってのがまぁ偉そうで。自分らの責任を取らずに人に押し付けようとする・・・。

屋敷の古さというのは特有の雰囲気があります。
灯りの届かない隅っこの暗がり。影になっている壁。かすかにきしむ天井。
何がいる、とは言えないけれど何か感じてしまう・・・。
これはそういう家で生活した人の方が共感しやすいのかも。

幽霊を「嗅ぐ」「聞く」「見る」 ようになってしまう「祠参り」。
どうせなるならどの現象が良いか?
見えるのも怖いし、耳元で囁かれるのもいや。何か臭うってのもなぁ・・・。

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