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ちどり亭にようこそ ~京都の小さなお弁当屋さん~ 十三湊

もちろん栄養だって大切だけど、それよりも大事なのは自分で自分の生活をオーガナイズすることよ

ちどり亭にようこそ ~京都の小さなお弁当屋さん~ 十三湊

読了です。

昔ながらの家屋が残る姉小路通沿い。
こぢんまりと建つ仕出し&弁当屋「ちどり亭」。
店主の花柚さんは二十代半ばの美しい人
そんな彼女が作る最高に美味しいお弁当はとても人気で、花柚さんもバイトのぼくも毎日、朝から仕出しや弁当販売で大忙し。
あ、いらっしゃいませ! どのお弁当にしますか?
*************************************
店主の花柚さんは毎週お見合いしてるのにうまくいった例がない。
「結婚したいんですか?」と尋ねると「お見合いがライフワークなの」と答える。

これには訳がありまして。
関東出身の在住だとどうも「歴史ある由緒正しき」ってのがピンとこないんですよね。
我が家なんか曾祖父母が祖母が色々話を聞く前、早くに死んだせいか、家系図とか由来とか一切ないし。
ところが、関西、とくに京都となるとかなり長く続いているんですよね。

店主もそんな家に生まれており、当初は兄が継ぐはずだったのが、出奔。急遽店主が婿を取って家を継ぐことに。
幼少時よりいた許嫁とも破断になり・・・って設定すごい。

どうもよく分からない設定(;^^)。しかも冒頭の文章で「ん?んん??」と引っかかったせいか手放しで勧められないかなぁ。だって

Organize(オーガナイズ)』を辞書でひくと、『組織する、計画準備する、体系づける、まとめる、結成する』
これ、なんかニュアンス違うのではないか??と。分からなくはないけどさぁ。

私は会社に弁当を持参しております。
休日に作り置きのおかずを作り、朝詰めるだけの短時間ものですが。
母がこの間、高校時代の同窓会(女子会?;^^)に行った際、そのことを話したら「今時お弁当持っていく人がいるのね」と驚かれたとか。
友人らにも良い年した娘さん(独身)がいるそうですが、誰も持って行ってないそうで。

まぁ、内勤じゃないとお弁当は難しいですよね。外回りが多ければ弁当を持ち歩くのも食べる場所も大変だし。

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伏木商店街の不思議 太田忠司

その町にも駅から続く商店街があった。
予想していたほど寂れてはいない。
シャッターの閉まった店もあるが、ちゃんと営業しているらしい店も多かった。

伏木商店街の不思議 太田忠司

読了です。

迷いこんだら抜けられない、魅惑の商店街にようこそ―。
星新一を継ぐショートショートの名手が贈る31の物語。

太田忠司-1959年、名古屋生まれ。
1981年、星新一ショートショートコンテストで『帰郷』が優秀作
1990年、『僕の殺人』で長編デビュー。
2005年、『黄金蝶ひとり』で、うつのみやこども賞受賞。

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ショートショートといえば田丸雅智さん。
田丸さんのを数冊読んでますが、まさかこの本が
ショートショートとは思いませんでした。

なんか背タイトルに惹かれて本棚から抜いて、表紙絵を観て
「ふ~ん」と読んで見る事に。
読み始めて「あ、ショートショートだったのね」って。初作家さんですし。

面白かったのは↓かなぁ。記憶に残りそう。

3.星見る頃 星降り屋鈴鹿
5.パワーマンタン スグル薬局
8.時を受け継ぐこと 間下時計舗
17.アドバイザー 金岡青果店
18.一冊のサイン本 秋林堂書店
20.紳士の薫陶 樽谷酒店
22.プロの技 竹島靴店

商店街丸ごとでショートショートって面白くないです?
色々なお店があって、それぞれに物語がある。
あ、うまいなぁ、って思いましたよ。

ちょっと怖い・不気味な感じのとかもありましたけど、↑のは温かくなりますね~。
18.なんかはついうるっときまし。
自分の背筋が伸びる感じの話もありました。
う~ん、のほほんと過ごしてちゃいけないな、とか。

ショートショートも気分転換におすすめですね。
1作が短いから電車の合間でもツルッと読めちゃうし。

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コンビニたそがれ堂6 祝福の庭 村山早紀

オレンジ色の光、稲穂の絵、長い銀色の髪に金の瞳のお兄さん・・・。
店の名前は たそがれ堂
不思議な 魔法の コンビニです。

コンビニたそがれ堂 祝福の庭 村山早紀

読了です。

かつて諦めてしまった夢の続き、
老いた人気漫画家と少女の交流、
サンタクロースに手紙を書いた少年たち・・・
ちょっと疲れた時、心細くなった時、切羽詰まった時・・・
心が迷った時に、このお店で一息ついてみませんか?

ガラスの靴 洋品店アザレア/良いクリスマスを
神様のいない家 漫画家/ねここ
祝福の庭 屋上の小屋/お手伝いとお茶

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さて、こちらもシリーズもの。6作目です。
過去紹介は2014年4月です。

前作を紹介した際、「電車で読んでて涙&鼻水コース。 1冊めで「やばい」と思って、その後は家で読んでいた」と書きました。
忘れてつい通勤のお供にしちゃった(;^^)。案の定大変な事になりました、はい。

この作者さん、綺麗事を言わない。
辛い毎日、しんどい毎日をきっちり書くんですよね。
しかも主人公になる大人は、みな何かしらで疲れてたり、挫折してたりしてる。

斜めに見る彼らに訪れる奇跡、を読んでいるともしかしたら明日、どこかでこのコンビニに会うのかも?と思っちゃったりします(現実逃避;^^)。
風早の町に行かないと無理なはずなのにね。

コンビニ、って実はあまり利用しないんですよね。
我が家の近くにはない(田舎)ということもあり、どうせ車で買い物に行くなら、安い店、と思っちゃうもので。
でもこのコンビニならなぁ、と。

小さい頃に何を考えていたのか、何になりたかったのか覚えてますか?
こういうのって記憶からこぼれ落ちていくものですよね。
未だに覚えている方いますかね?
もしそういう方がいるならばおすすめです。

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探偵・日暮旅人の残り物 山口幸三郎

探しものはなんですか?見つけにくいものですか?

探偵・日暮旅人の残り物 山口幸三郎

読了です。

『愛』を探す探偵・日暮旅人の活躍を描いた人気シリーズの番外編第2弾。

1.雪消の隘路(あいろ) 雪路・義理母・思い出
2.花の夕影  夫婦・ファンレター・デート
3.ひだまりの恋 お悩み相談所・昼寝・在る
4.祭りのあと(前・中・後) 花の祭典・パンケーキ・スイ部

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TVドラマも放映しており、「松坂桃李くんだ~♪」とついボケ~っと見ちゃってます。
「白じゃない黒」桃李くんも良いかな、って思いながら。
でもあの「青い目」はいただけないかなぁ。漫画みたい。

こちらもシリーズでして、2016年6月に紹介しております。
一部&二部に分かれており、その後は番外編として刊行されてます。
今回も雑誌掲載の番外編を収録しています。
もう出ないだろう、と思ってたんでびっくりしました。

「TVドラマしか見ていない」人もいるかも、なのであまり多くは語りませんが、若者向けなんでしょうが、結構どぎつい書き方をしている所もあり、アンバランスさがなんか居心地悪いんですよね。
ヤクザにドラッグ、殺人に暴力、ですからね~。

そしてあまり恋愛モードが強くないので、ちょっと勿体無い。
増子刑事(TVではシシド・カフカ扮する)のエピソードとか、雪路(TVでは濱田岳)のとか周囲の人の話が入ってたりするんですが、おとぼけって感じで微笑ましかったです。

「あとがき」で作者さん自ら今後も番外編は出そう、と書いていたので、またしばらくしたら新作が出るんでしょうね。
でも大筋部分は終わっているので、これはそれほど心配しない、かな。

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もののけ本所深川事件帖 オサキと江戸のおまんじゅう 高橋 由太

妖狐オサキと古道具屋の手代・周吉が活躍するシリーズ第7弾

もののけ本所深川事件帖 オサキと江戸のおまんじゅう 高橋 由太

読了です。

十郎まんじゅうが名物の本所深川の菓子屋「ゆきや」は、主の十郎が亡くなったことで 娘の雪へと代替わりしたが、「味が変わった」と贔屓の客離れがおきて雪は悩んでいた。
そんななか忠義者の番頭、源七が好敵手の大福屋「鶉屋」に引き抜かれ、“元祖十郎まんじゅう"なるものを売り出した。
さらに十郎の死は、鶉屋の主で、雪の幼馴染である太一が関係しているという噂が流れ、雪はどんどん引きこもっていく・・・。
*********************************
「おさき憑き」という特殊な生い立ちの「周吉」。
奉公先からはそことなく頼りにされ、そこの一人娘からも慕われている。
今回は落ちかけた「菓子屋」の手伝いに駆り出されることに。

あっさり読めるし、精神的に疲れている、でも気分転換したい、という時には良いんですよね。こういう時って「結果オーライ」なお話が読みたいもので。
今回も女主人の行く末や、周吉の空回りさ、まんじゅう大食い合戦の行方、おさきの好き勝手さ、と難問は次から次へとやってくるんですが、最後はとりあえず大団円♪と。

過去に紹介したのが、2014年7月の事
結構出るのに時間かかりましたね。この作家さん、ラノベの方だけに
色々なシリーズを量産しており、忙しいんでしょうね(;^^)。
今回のは、ちょっと「やっつけ」っぽい?(;^^)と思っちゃった。

ちょっとわかりにくかったかなぁ。
でも時代小説は苦手、って人向けの入門書って感じなので、手軽に手にとって読んでみてくださいね。

さてこうやってシリーズものにどんどん手を出しているおかげで、新作チェックが欠かせなくなってきました。
来月は何が出版されるのか?お気に入りのシリーズの最新作はいつ?
単作よりシリーズものの方が長く楽しめるので、つい手を出しちゃうんですが、こうやって自分で自分の首をしめることになるんですよね(;^^)。

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GOSICK GREEN 桜庭一樹

3連休、いかがお過ごしでしたか??
春休みって事でお出かけになられた方もいるのかな?

We are here. NY BROOKLYN Cranberry Street 14Avenue
Lady V

GOSICK GREEN 桜庭一樹

読了です。

新大陸に到着した早々、難事件を次々解決したヴィクトリカと一弥。
開業したグレイウルフ探偵社には早速、依頼人が殺到。脱獄した伝説の銀行強盗・KIDと、マンハッタンの中心にある広大な公園・セントラルパーク。
この二つに関する厄介な依頼にヴィクトリカが目を白黒させる中、見習い新聞記者となった一弥も、セントラルパークへ初の取材に向かう。
二人の仕事は、思わぬところで大きな陰謀へと繋がって…?

******************************

GOSICK(ゴシック)シリーズ最新刊です(2016年12月現在)。
紹介したのは、半年以上前の事でしたね。

シリーズ+番外編で13冊、その後「新章」として3冊。
今回が新章4作目となります。
小国の寄宿学校へ留学した一弥と出会ったヴィクトリカ。学校で過ごした時間は2人を近づけ、やがて来た嵐に立ち向かい、運命に立ち向かいます。

その後、日本で再会した2人は、ヴィクトリカが「仏壇のお供え団子」を食べちゃったせいで一弥父と険悪になり(;^^)、旧大陸へ追い返されてしまいます。
一弥は父と喧嘩をし、ヴィクトリカを追って旧大陸へ。その後、新大陸アメリカへ移動し生活を始めます。

前作までで入国してすぐ事件に巻き込まれ、そこで仕事場が見つかり、一弥の姉と再会。翌日、ある事件の解決に乗り出し、家と仕事をゲット。
今回は椅子が欲しいね、と出かけた処で謎。仕事場へ行った処で謎、
仕事してて謎、とまぁ忙しい(^o^)。

シリーズで読んでない方にあれこれ話しても興ざめ、でしょうが(;^^)、最初の頃よりヴィクトリカが人間らしくなったのが分かります。
一弥の存在がそうさせているんですが、外の世界への興味の持ち方が可愛らしい。
前作で「HOMEって何?」と聞いていた彼女が、今回は「手紙って?」と。

冒頭の文章は彼女が書いた文章。と言うか「ドル札に書いた手紙、です。
これを誰に出したのか?最後の最後で懐かしい人も登場します。
ある意味、シリーズ最後の悲劇から遠い処へ来たなぁ、って、
しみじみ感じさせます(そこで活躍した人への手紙なんです)。

こちらのGOSICK。2003年初出で、私が読み始めたのは2016年から。あっさりシリーズに追いついちゃった。今後の新作が楽しみですが、待つのキライ~。

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マカロンはマカロン 近藤史恵

ビストロ「パ・マル」。「パ・マル(悪くない)」なんて名前をつけるなんて

マカロンはマカロン 近藤史恵

読了です。

下町の小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マルは、スタッフ四人、カウンター七席、テーブル五つ。
フランスの田舎を転々として、料理修業をしてきた変人シェフ三舟さんの気取らない料理と、身も心も温めてくれるヴァン・ショーは大人気。
そして、実はこのシェフ、客たちの持ち込む不可解な謎を鮮やかに解く名探偵でもあるのです。

『コウノトリが運ぶもの』 アレルギー/父娘/鍋
『青い果実のタルト』  アリバイ工作/ブログ/迷惑
『共犯のピエ・ド・コション』 骨つき肉/入歯/再婚
『追憶のブーダン・ノワール』 ソーセージ/国際結婚/相互理解
『ムッシュ・パピヨンに伝言を』  女と男 再会 店名
『マカロンはマカロン』 マカロン/LGBT/
『タルタルステーキの罠』  生肉提供/妊婦/姑
『ヴィンテージワインと友情』 ワイン/持ち込み/亀裂

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第一作からどれぐらい経ったかな?(3年半も前でした。)
フレンチと事件の組み合わせ。いや事件といっても色々なんですがね。

この本はギャルソンの僕・高築が語り部となって進みます。
シェフの行動に「?」となり、後で説明を受けて「あぁ」となる。
このシェフの行動がホントすごい。
恥をかかないようにするけど、後で「ぞくっ」って。

「青い果実のタルト」は怖いですのぉ。
こちらは結構「黒」でした。
「ヴィンテージワイン~」も黒ではあるんですが、私は最後に希望を見ました。
こんなヤツラ、さっさとさよならしちゃって良いんだよね~。

その昔「好きなヤツラと酒を呑むのにおごってもらうのは申し訳ない」と思ってました。(あ、今でもですけどね)。でも中には「つきあってやってるんだからおごられて当然」というヤツラもいたっけなぁ。

それ以外は「白」でした。読んでてうるっときちゃう作品も多く、良品だなぁ。
この作品は時が止まったみたいで読んでいて心地良い。
そしておいしいものが食べたくなる(^o^)。
こういうお店、近くにあるといいのに。

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いまさら翼といわれても 米澤穂信

ああ 願わくは 我もまた
自由の空に 生きんとて
籠の鳥をば 解き放つ

いまさら翼といわれても 米澤穂信

読了です。

◇箱の中の欠落 焼きそば・ラーメン・投票箱
◇鏡には映らない 卒業制作・鏡・ヒーロー
◇連峰は晴れているか ヘリ・古い新聞記事・無神経
◇わたしたちの伝説の一冊 漫研・同人誌・投稿
◇長い休日  調子が良い・モットー・掃除
◇いまさら翼といわれても 合唱・未来・進路案内

*****************************
古典部シリーズ」というものを紹介したのが1年前。
最新作が出ましたので、早速借りてみました。
2008年頃から2016年迄に渡って発表された作品短編集です。

「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことは手短に」をモットーとする“省エネ”少年・折木奉太郎と古典部の面々が出会う日常の謎。
なぜ、彼が↑のセリフを言うようになったのか?「長い休日」を読むと分かります。
そっか、ほー太郎も苦労したんだね、って。

「鏡には映らない」は、結構ブラックです。まさかそんな悪知恵を働かせるヤツラがいるとはね、って感じ。中学時代って結構残酷よね。
でもホー太郎、カッコイイじゃん(^o^)。

そして表題の「いまさら翼といわれても」。これは「野性時代」に掲載される!と言う記事を読んで本屋に行ったら「後半」だけ読めた_| ̄|○。
これは後半だけ読んでも意味ないじゃん、と(;^^)。

この「いまさら~」は若者にはぜひ読んで欲しいなぁ。
今どき??って思うかもしれないけど、今でもありますよ、こういうの。
で、こういう思いを抱く人もいるんだって知ってほしい。

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自衛隊メンタル教官が教える心の疲れをとる技術 下園壮太

体も心も酷使する現代社会。
体の疲れはわかりやすくても、心の疲れは自覚しにくい。
そしてある日突然折れてしまう・・・。

自衛隊メンタル教官が教える心の疲れをとる技術 下園壮太


読了です。

ムリを重ねてある日突然うつになる。 イライラや不安などの感情のムダ遣いで疲労する。 やる気が長続きせず、仕事のパフォーマンスにムラがある……。
このムリ・ムダ・ムラの三つに共通するのは「心のエネルギー」の使い方が下手なこと。 そして、体力と同じように、心のエネルギー量も年と共に低下してくる・・・。

**********************************
自衛隊のメンタルヘルスの教官が、心のエネルギーの上手なマネジメント方法、心身を疲れさせずに整える術を実践的にアドバイス、との説明で面白そうで借りてみました。

なぜ自衛隊員は3.11の際、頑張れたのか?長かったですよね。
先般、「兵士は起つ」という本を紹介していますが、8月迄の約半年間活動し続けました。
エネルギーの調節をいかにするか?この本をよむと分かります。
簡単に書くと

1.ムリしすぎて潰れないために~早め、早めに疲労をとる技術
  ムリを重ねる人の共通点/個人のムリの防ぎ方/組織のムリを防ぐために、上司がするべきこと

2.感情のムダ遣いを防ぐ~イライラや不安をとる技術
  怒り・不安・・感情にとらわれる人/感情のムダ遣いを減らす方法

3.ムラのある人から脱却する~心の振れ幅を小さくする技術
  なぜムラが起こるのか/自分に合ったムラ対策を

って感じ。早め早めに疲労を取る、ってわかってますけどつい無理しがち。
でもそれが後々の回復を妨げているってなると考えますよね。
最近の私は「疲れないように、疲れないように」をモットーにしています(^o^)。

そして感情と体のバランス。確かにイライラしたり怒ったりすると疲れます。できるだけ平穏・冷静に、と思ってますが、こちらは結構難しい(;^^)。

ストレスの解消方法も人それぞれ。自分にあった方法を見つけて調整して、うまくしのがないとですね。
興味がありましたらぜひ手にとって見て下さい。

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戦場のコックたち 深緑野分

もし俺を心配してくれるなら、
外の世界でがんばってくれ。もうこんなことが起きないように。
俺達が戦場へ行かなくて済むように・・・

戦場のコックたち 深緑野分

読了です。

1944年6月、ノルマンディー上陸作戦が僕らの初陣だった。特技兵(コック)でも銃は持つが、主な武器はナイフとフライパンだ。新兵ティムは、冷静沈着なリーダーのエド、お調子者のディエゴ、調達の名人ライナスらとともに、度々戦場や基地で奇妙な事件に遭遇する。一晩で忽然と消えた600箱の粉末卵の謎、不要となったパラシュートをかき集める兵士の目的、聖夜の雪原をさまよう幽霊兵士の正体…

**************************************

戦争の話、しかもアメリカ軍の話です。
戦争に行っても食事は必要。で「特技兵(コック)」が必要。
そっか、そうだよなぁ、と単純ながら感心しちゃいました。

もちろん戦争。銃撃戦や爆撃など悲劇は起こる。
でも彼らはそれよりも謎解きが好き。
戦闘シーンと日常シーンが交互に語られます。

↑に書いてあるような謎が起きる。
それを解くのがリーダーのエドなんです。
主人公ティムは語り部の役ですね。
色々な情報を集め、検討し謎を解く。エドすっご~い!

文章では明らかにされていない部分があちこちにあり、
読んでいくと「あ、だからなのね」と納得する事も多く、
結構夢中になって読んじゃいました。

文章は非常に細々してます。翻訳本を読んでいるかのよう。
だからかな?最初はなじめなかったんですが、途中からは
どこでどう終わるのか?終わるのが寂しかったです。
で、思わず作家さんの名前をググりました。
日本の方、ですね、はい。

ドイツのユダヤ人収容所の箇所などはダメでした。
読んでいて思わず匂いがしてしまったような気分。
つくづく非道な行いをしたもんだ。

途中でまさかの降板劇があり、脱走劇があり、
最後にあの時代を振り返った彼らに残ったものは・・・
しみじみしちゃいました。良かったよ。

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