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February 2019の14件の記事

誰かこの状況を説明してください! ~契約から始まるウェディング~ 徒然花

『衣食住は完全保障』『跡継ぎ不要』『社交自由』『愛人を作ってもOK』・・・。

誰かこの状況を説明してください! ~契約から始まるウェディング~ 徒然花


読了です。

貧乏貴族令嬢のヴィオラに超名門公爵家の美形当主、サーシス様から縁談が舞い込んだ。 何もかもが不釣り合いなこの縁談に首を傾げるヴィオラ――
そんな彼女に、公爵様はとびきりの笑顔で言い放つ。 「私はお飾りの妻を欲しているんですよ」

******************************
これも漫画からですね~。
名門公爵家当主から「恋人と暮らしたいので、お飾りの妻を」と言われ、
「伯爵家だけど、超貧乏で3年前の飢饉で借金まである」ヴィオラは「OK♪商談成立」と受けちゃった、という・・・。
良いのか?それで??的な始まりです。

名門だけに、相手はそれにふさわしい人じゃなきゃだめ。
恋人とは6年の付き合いにあるのに、流浪の踊り子は身分が違うからダメ、と言われ「じゃぁダミーで結婚」という鬼畜な考えですね、はい。

結婚しちゃって、公爵家に入ったヴィオラですが、染み付いた貧乏根性は消えません。
朝ごはんは少し(粗食になれていて、豪華すぎると胃もたれする)だけ。
それも、できればメイドさんたちと一緒に食べたい。
ドレス?そんな汚しやすいものよりもメイド服をください!
お掃除は私も一緒にやりますよ~。
シーツを干すのも、端っこ持って・・・。

そんな彼女に公爵家の使用人の好感度はどんどん上昇。
最初は「お飾りで」と言っていた旦那も、家の中が変わっていくにつれ、気持ちにも変化が・・・

読んでいてついニヤニヤしちゃいます。
公爵家当主なのに、扱われ方が雑、なんですよね~。

こちらは、「無料web小説」では完結済。
他視点のSS(ショートストーリー)なども掲載されているので、結構長く楽しめます。

そういえば「爵位」って「公爵」と「侯爵」って分かりづらいよね?
いや、字面で理解はできるんだけど、声に出したら「どっちがどっち?」みたいな。
英語なら、Duke と Marquess で全然違うのに。
これだけ短期間で立て続けに読んでいると、詳しくなってくるよ~。

PS.「こんなタイプを読むとは意外」。そうでしょ、そうでしょ?私も思っとります。
webで読んだ後、探して書影見て「Σ(⌒◇⌒;) ゲッ!!」ってなってます~。
お話自体は懐かしいコバルト文庫系、と考えてもらえると・・・。

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指輪の選んだ婚約者  茉雪 ゆえ

はい、今日も気恥ずかしくなるような表紙絵の・・・

指輪の選んだ婚約者  茉雪 ゆえ

読了です。

社交や恋愛に興味がなく、刺繍だけをして生きていたい伯爵令嬢のアウローラ。今日も夜会で壁の花になっていた彼女にぶつかってきたのは、ひとつの指輪。
そして、"氷の貴公子"と名高い美貌の近衛騎士・クラヴィス次期侯爵の「私はこの人を妻にする!」というとんでもない宣言で……!? 
************************

これも漫画から、だったんですよね。
漫画の絵によると、美人というより福々しい感じの令嬢。
夜会に参加しても、お相手捜しより、ドレスの刺繍に夢中(星の意匠もいいけれど、唐草模様も素敵。それとも東方の文様も良いかしら?等々)なちょっと残念女子。

一方、「美貌の近衛騎士」と名高いクラヴィス。3桁に近い見合いの申込み、押し寄せる女性から逃げるために「この指輪が選んだ人が自分の妻だ」と「とりあえず嫁探しから逃げられれば」と指輪を放り投げ・・・。
翌日、土下座(;^^)。

こういう世界でも土下座ってあるもの??
いやいや、突っ込んじゃいけません。そういうのも全て飲みこんで楽しむのがこういうお話なのですから(^o^)。

「申込みの断りが楽になった」と相手に言っちゃうところで、こいつも残念男子(;^^)。
とりあえず、お付き合いを始めた訳ですが、ガツガツした女性ばかり見ていたクラヴィスはおっとりしたアウローラに安らぎを感じ、かつアウローラの刺繍に魔力がこめられている事に気づき、詳しい人に見てもらうと実は・・・となるんですが、そこはまだ漫画にはなってない。

「無料web小説」では完結しているのでそっちへ飛んで、つらつらと読んでいっちゃいました。
貴族様、ふわふわ&ひらひらドレス、騎士制服に美形、と好きな人は好きなはず。
女子版ハーレクイン・ロマンスみたいな?(;^^)。

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聖女になるので二度目の人生は勝手にさせてもらいます ~王太子は、前世で私を振った恋人でした~ 新山サホ

ここ最近、「無料web小説サイト」に掲載されている小説を読んでおります。
コミカライズ化(漫画化)or書籍化された作品の多さにびっくりしています。
「無料連載」とか「1巻無料」などで読んで、調べると無料web小説サイトが元と気付くことも。
こちらは、無料漫画から知った作品。

聖女になるので二度目の人生は勝手にさせてもらいます ~王太子は、前世で私を振った恋人でした~ 新山サホ 

 
読了です。

婚約者は自分を裏切り、貴族のご令嬢と結婚。恋人や身分に振り回され不幸な死を遂げ―― (我ながら、ふざけた人生を送ったものだわ)
生まれ変わって、今度こそ自分の好きなように生きると決意したリズ。
前世と同じく身分は平民だが、今世では天啓のような“不思議な力”を持っていた。
その力を見いだされ、聖女候補の一人に選ばれたリズだったが、他の候補者は正統な魔力を持った貴族令嬢ばかり。

聖女になって、身分なんかに負けない力を手に入れようとするリズだったが、そんな彼女の前になんと“前世の恋人”が現れて――!?
魔力? 持ってません。身分? 平民です。 でも二度目の私は勝手にさせてもらいます!

*************************************

本当にタイトル長すぎっ!(;^^)。
こちらは異世界内転生(現代日本はかけらも出てきません;^^)。
失意の中、亡くなってから500年。
地方の小さな村で生活するリズ17歳が、聖女候補として村を出て王都へ。

王宮にある神殿に集められた他の聖女候補とリズの前に現れた王太子。
ひと目見たリズは、彼が前世で自分を裏切った男、ユージィンの生まれ変わりだと気づく。
一方彼もリズが500年前別れた恋人セシルであることに気づく。

メインのお話は「聖女選定」。課題が出され、1人1人と脱落する中、「聖女の条件(黒髪・黒目)」を持たないアルビノ(白神・赤目)のリズは?! というものと、
500年の時を経て再会した、リズと王太子の500年前の別れの真実とは?!恋の行方は?!というものの2本立てです。

女性が好きそうな感じ、ではなく、表紙絵は「少女が好きそうな」、ですよね・・・(;^^)。
設定は面白いと思いますよ~。調理法はともかく。
500年前に命を落としたリズ(セシル)の不幸さには泣けてきましたし、
聖女選定の課題なども(そうじゃないと話が進まない)先が分かっているはずなのに、ドキドキしながら読んでましたし。
ただ、歳を考えずによくまぁ、とちょこっと自己嫌悪しましたけどね。

でも「軽く読めて面白い」ってのは普段読んでいる小説にもあてはまるかな。
実用書や啓蒙書、ノンフィクションなどは気が滅入る事のほうが多いので、専らフィクション物ばかり読んでる私。

こちら。文章や構成などはっきり申し上げたい処は多々あるのですが、無料webサイトなので、ねぇ。そこまで口うるさくする気はなく。
幸いこちらは、無料webサイトでは「完結」しましたのでお話の素材・展開・伏線回収あたりが掴めればそれで良し、って感じですかね。
ちなみに書籍版は2019年1月に第2巻が発刊されているそうです。

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房室ブロック

1週間空いちゃいましたね。お久しぶりです。

実はタイトルの「房室ブロック」。
先々週、父親が倒れまして・・・。

家で貧血のような「フラッ」として、転びかけてヒーターにぶつかり。
友人とランチしてた母に電話して「すぐ帰ってこい」と。
母の運転でかかりつけの医院に行ったところ、心電図に異常有り、と。
その医院から救急車で県の循環器専門病院へ行きそのまま入院。

診断は「AVブロック」だと。

201902av

瞬間的に心臓が止まったようになる、らしい。
「歳も歳ですしね~」とペースメーカーの導入が検討されてたんですが、
導入予定日前夜、病院から電話があり「手術を一旦中止に」と。

入院後、心電図を常時取っていたんですが、一向に↑が発生しない。
どうやら、かかりつけ医院で処方されていた薬のうちある薬の副作用で
起きることがある。
入院後、薬の服用を一時止めていたので、↑が発生しないのでは?
数日様子を見て、問題なければ退院、と。

先週末、無事退院致しました。
やはり、薬の副作用だったそうです。
とりあえず当分は問題なさそうですので、一安心です。

うちの父親、何かあるとすぐ病院に行って薬もらってくるの。
あれは趣味ですな。複数の薬をいつも飲んでる。
薬より、健康的な生活が大事!とお医者さんに言われたらしく、
退院後は散歩をするようになりました。

転倒した際に、アバラ2本やったらしいけど(;^^)。

という事で、今週からまた再会致します。

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よろず占い処 陰陽屋開店休業 天野 頌子

同じ作家さんの別シリーズをご紹介。

よろず占い処 陰陽屋開店休業  天野 頌子
 

読了です。

夏休み直前、陰陽屋でバイト中の瞬太の前にあらわれた、実の母親を名乗る二人の女妖狐。育ての母みどりも含めた三人を目の前に、どうしていいかわからなくなった瞬太は、雷鳴とどろく嵐のなか店を飛び出していってしまった。それきり二日、三日、…
ひと月たっても、戻ってこない長い家出に、周囲の心配はつのり、陰陽屋にも埃がたまり始めるが、その頃瞬太は──。

****************
シリーズ10作目。本当は11冊目も出ているんですが、そちらはまだ未読。
こちらがTVドラマになったのが結構前?2013年だって。5年前かぁ。
錦戸亮くんが主演してたのよね。

4話構成になってますが、基本長編。家出して駅でぼーっとしてたら知り合いにあってまさか、の京都へ逃避行。
京都では、太秦映画村や清水寺など定番の場所へ出かけるも、日中は眠たいせいで寝てしまったり、清水の舞台から飛び降りようとした女性を助けたり、と観光だけで終わらない。

東京では、瞬太の女性救助の映像をみた同級生らが、陰陽屋などに探りを入れるが、両親は「季節外れのインフルエンザで!」と主張し続け、携帯も置いていなくなった瞬太だけに連絡の手段もなく・・・。

結局、店内清掃できず汚くなった陰陽屋と、瞬太を心配する人々からの指導に安倍祥明が探し始めると・・・

ライトノベルですからね。それほど中身が濃い訳じゃありません。
安倍祥明の親戚縁者系と両親の関わり、瞬太の育ての親と生みの親、縁についての絡みが中心となってます。
こちらもどこがゴールなのか?イマイチ読めてないんですが出ると読んじゃうんですよね。
気軽に読めるから、かな??

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警視庁幽霊係4&5&6 天野頌子

2019年2月現在、6巻まで刊行されております。
と言っても最新刊は2010年6月刊行で止まってますが・・・。

4.紳士のためのエステ入門
5.警視庁幽霊係と人形の呪い
6.警視庁幽霊係の災難

読了です。

4.魚座の男 紳士のためのエステ入門 恐妻家は噓をつけない

5.警視庁特殊捜査室で幽霊の事情聴取を担当する柏木は、団地のボヤで亡くなった人の幽霊が見えるという青田刑事に自分の任務を押しつけようと考えた。だが、そのたくらみがとんだ事件に発展し…。 

6.警視庁特殊捜査室勤務で、幽霊の事情聴取担当の柏木警部補は、コンビニで強盗に遭遇、人質になってしまう。気が弱く、逃げ出せない柏木のために、美少女幽霊の結花や特殊捜査室の面々は事件解決に奔走する。一方、強盗はなぜか金を奪わない。要求したのは「元中学校教師の樋口先生を連れてきて欲しい」という意外なことだった。

**************************
4巻まではソフトカバー(新書版)を図書館で借りて、5&6巻は文庫本を図書館で借りて、なもんでこれだけ表紙絵に違いがあるんです。

4巻は複数話収録。やっぱりこっちの方が楽しめます。
通勤時間で読むのに区切りがあった方が助かるし。
そういえば4巻の表紙絵の「顎が割れた人」は、お宮の間の刑事伊集院さん。ごっつい方ですが、オトメなのでエステにも通ってます。そのエステサロンで殺人事件が・・・というお話。

5巻では、「牛乳とヨーグルト」で胃を騙しつづけている柏木氏が見つけた「青田刑事」を生贄に捜査一課への異動を企む(;^^)柏木氏。 まぁ気持ちは分かる。幽霊の立てる騒音がうるさくて、と言う青田に「おっ、こいつが幽霊視えるなら俺じゃなくても」と思っちゃうよね。
そう簡単には・・・ですけど。
今回は「物に宿る記憶を読む」高島警部の過去も登場します。
市松人形、というか人形全般、怖い人です、私。

6巻では、「牛乳とヨーグルト」頼みにしたツケが出て、買いに寄ったコンビニで人質に。
昼夜逆転生活(幽霊に接触するから夜が活動時間)なので、買い置きしてるものがなくなると、という事なんですが、今はコンビニもあるし24時間スーパーもあるよね。
近くにないとしょうがないけどさ。

従来のメンバーは変わらず登場します。
中でも、柏木氏についている女子高校生幽霊結花ちゃん。健気だわ。柏木氏の「自称守護天使」だけに6巻では警察と人質の柏木氏の間を行ったりきたり。
(あ、もちろん警察の中には霊が視える人いないので、霊能力者三谷氏を呼び出してます)

ただね、6巻はちょっと後味悪い。いじめとか暴力の話っていつになっても暗くなっちゃう。
設定が設定だけにしょうがないんだろうけど・・・。
次作がいつ出るか、は分からないけどほのぼの話を期待して待ってます。

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警視庁幽霊係2&3 天野頌子

さて、昨日紹介した「警視庁幽霊係 天野頌子」の本日は2&3巻をご紹介。

2.恋する死体 3.少女漫画家が猫を飼う理由

読了です。

2.恋する死体 
私立探偵・新堂武彦が心疾患で急死した。警視庁特殊捜査室の柏木雅彦警部補は、元同僚の死を訝しむ先輩刑事と彼が亡くなった病院へ向かう。被害者の霊と会話が出来る柏木は、新堂が死ぬ直前、担当医の医療詐欺を探っていたことを聞き出す・・・。

3.少女漫画家が猫を飼う理由
柏木雅彦警部補は被害者の幽霊に事情聴取に向かう。が、被害者エリカはすっかり悲劇のヒロイン気取り。自分があらゆる人から恨まれていたと泣き伏して…。
ド派手な大御所、徹夜つづきのアシスタント、泣かされっぱなしの編集者―変人揃いの漫画界に、捜査は大迷走

***********************
1巻ではさらっと説明した「特殊捜査室」の他の3人の刑事。
彼らもキャラが濃い!
主人公柏木氏が完全に霞んでます。

2巻の冒頭、お宮の間のメンツでの飲み会。

物の記憶が読み取れる捜査室の紅一点高島警部
犬と話しができる伊集院警部補
写真から生死が分かる桜井巡査部長
幽霊と話しができる柏木警部補   の4人の刑事、と
19年間警視庁内人気投票エレガント部門1位の渡部室長です。

このスキルはすごいな、と思うんですが、それぞれ「酒乱のキス魔(高島警部)」、「70年代少女風ファッションオトメ(しかし顎が割れた大男)の伊集院」、「阪神タイガースと20世紀の刑事ドラマをこよなく愛する桜井」と・・・。
こんな癖の強い人たちばかり、というのが気の毒です。
そりゃ柏木氏、牛乳とヨーグルトが手放せなくなるはずよね。

その他に、柏木になぜか付いて(憑いて?)いる女子高校生がいたり、有名霊能力者三谷啓徳、柏木の先輩でマイホームパパの清水警部補なども出てきて賑やかではあります。
幽霊は視えるけど、祓えない柏木氏は三谷氏に助けを求めることも多く(ツケがたまる一方)、清水氏は柏木氏を家に招待して家庭料理をふるまう事が多く・・・。

2巻は長編なんですが、3巻は3作収録。うん、長編よりは数編入っている方が好きかな。
長編はちょっと中だるみしますね。
気軽に読めるのがこういう作品の良い所、なので、長編の中だるみはもったいないかなぁ。

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警視庁幽霊係 天野頌子

3連休、皆様ゆっくりお過ごしできましたか?
千葉は雪-晴天-雪 の3日間でした。
土曜日はちょこっとだけ道路の雪かきをしました。
凍結が怖いですが、頑張って会社に行こうと思います。


「あなたは亡くなられたんです」
警視庁幽霊係 天野頌子


読了です。

被害者は資産家の老婦人。屋敷の階段から突き落とされて死亡したのだ。
現場にいた人々に疑いが向けられるが、証拠も目撃証言もなく、捜査は難航。
「あなたを殺したのは誰ですか?」
そして柏木雅彦警部補(三二歳独身、女子高生の守護霊つき)の事情聴取が始まった。
きりきりと痛む胃をおさえながら…。
この世に深く思いを残す幽霊たちへの聞き込みに、日々ストレスを蓄積する柏木。
あこがれの捜査一課へ転属できる日は来るのか?

******************************
かなりノスタルジックを感じる表紙絵ですが(;^^)、2005年10月刊行作品。
13年経過している、と思うと理解できなくもない。

こちらは「よろず占い処 陰陽屋シリーズ」の作家さんでこちらがデビュー作となります。
「よろず~」の方はこちらの2年後に刊行されてシリーズとなったようです。
「よろず~」を読んで気に入ったので、他の作品も、と手に取る事に。

警視庁の巨大なビルの片隅にある「通称お宮の間」。
4人の刑事と室長のみで構成される小さな部署:特殊捜査室である。
物の記憶が読み取れる/犬と話しができる/写真から生死が分かる/幽霊と話しができる・・・。
そんな「特殊な能力」を持つ刑事達。

主人公柏木氏は32歳で胃痛持ち。ちょっとさえないサラリーマン風、って主人公らしくないんですよね。ただ「特殊能力持ち」=「幽霊と話せる」ので結構重宝されている。
だって、殺された人に聞けば犯人なんか一発じゃん!

ところが、幽霊には「自分が死んだ事が分かってない」人がいたり、「混乱して死んだ時の様子を覚えていない」人がいて、一筋縄ではいかない!
更に混乱や殺された・裏切られたという怒りからポルターガイストを起こす人がいたりすると・・・いやいや苦労しますね。
幽霊だと夜活動、なので自然に夜間勤務になるし。

第1作では6本ほど短編が収録されています。軽く読めて結構面白かったので、ポツポツと借りて読んでいこうと1年近くかけて、2019年2月現在刊行されている6冊を読了。
今週はこちらを順次紹介していこうと思います。

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神様の御用人8 浅葉なつ

神様の御用人8 – 2018/11/24 浅葉 なつ

読了です。

神としての引退を望む、知恵の神・久延毘古命。
しかし彼の眷属たちはそれに大反対。困った良彦が彼らを連れて来たのは…
え?家電量販店!?
現代人の叡智は一体知恵の神の目にどう映るのか!

一方四国の徳島では、狸の金長大明神から諸説ある「阿波狸合戦」の話を集めてほしいと言われるが、なんだか裏がありそうで――。
加えてかの有名な八幡大神からは「顔を描いてくれ」と無茶な要求。
梟に蛙に狸に鳩に猿……それに狐も加わって、今回の御用はなんだか賑やか!

**************************
1年ぶりの新作ですっ!
こちらのシリーズは結構好きな設定だけに新作は嬉しいです。

「神様の御用を聞く」仕事をしている良彦。
(仮)も取れて本格的に神様の御用を聞いています。
今回は、久延毘古命(くえびこのみこと)という神様。
歩くことはできないが、あまねく天下の事をしるカカシ、なんだそう。

天下の事を知る→知りすぎちゃって達観しちゃった→もう良いかな、って引退を望む
この図式をどうにか打開したい!と乗り出した良彦。
連れてった先は家電量販店でしたが、それぐらいじゃ望みは撤回されず・・・。
こちらの解決策は「やっぱ日本人、だよなぁ」と大満足しました(^o^)。

2柱目は「金長大明神」(狸!)のお話。
江戸時代と現代の話が交互に出てくるんですが、それがどう転がっていくのか分からん・・・。っていうか、狸のもふもふ感にやられて、話に集中できなかったぜ!

3柱目は「八幡大神」ググると「武運の神様」と出てきますが、神仏習合で神から菩薩にされたという由来があるようで。
そんな彼の望みの本質を探る・・・。

最近、良彦くんは色々技を覚えた! って感じですね。
神様の御用を聞いて、そのまま叶える訳ではなく、その裏の真意を探り、最適解を見つける、と。
そのための努力をいとわない、ってのは読んでいて清々しい気分になります。

ちなみにいい感じになってきていた、穂乃香ちゃんとの仲はまだまだ。
大学生になった穂乃香ちゃん。そうだよねぇ、高校と大学って近いようで遠いんだよね。
ワタワタしてる彼女と入学祝いを悩む良彦。
先日紹介した「ホーンテッド・キャンパス」の2人同様、見ていて微笑ましくなります。

そんでもって、前作の記事の最後に書いた「まさかの展開」。
こちらもちょろっとだけさわって次回へ持ち越し。
「/(´o`)\オーノー!!」と叫びましたよ~。 

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つれづれ北野坂探偵舎6 河野裕

書き続けろよ。お前は。最新作が、いつだって最高傑作だ

つれづれ、北野坂探偵舎 物語に祝福された怪物  – 2018/11/22 河野 裕

読了です。

作家雨坂続が再び意識を失って2年。
佐々波は探偵舎を廃業し、カフェをウェイトレスに明け渡し、東京に部屋を借りてフリーランスの編集者になっていた。
彼が目論むものは1つだけ。異世界で新作を書き続ける雨坂から原稿を奪い取る方法だった。
その一方で雨坂の半生は世間の同情を引き、彼の本はベストセラーになっており、デビュー作に映画化の話が持ち上がっており・・・。

**************************************

前作紹介から2年以上経過してるのか。
いやこれは次が気になってましたよ、うん。結構一気読みに近かったので、「ここでお預け?マジで?!」と当時は悶絶しておりました。

言葉遊びと言う言い方が適当かどうか分からないのですが、文章に隠された感情、真実、謎を全て読み解かないと、という気にさせる文章なんですよね。
決してサクサクと読めない、いやむしろ読みづらい文章なんですが、ちょっとクセになる作品です。
そういえばこの本で「テキスト」という表現を知ったんだった。
別の本で「テキスト」という表現を見て、この本を思い出したんだった。
懐かしいのぉ。

前5巻の最後に異世界に留まることを決意した雨坂続。
1人戻った佐々波がなぜ、東京に行ったのか?そこはちょっと「うん?」って思った。
しかも以前いた出版社を辞めているから、デビュー作の映画化、と言われても・・・って状態。

2年眠り続けてるからって、刊行を2年を空ける、って・・・ベタすぎる。
続けて読んでいる人にしてみると、「この2年で何があった?!」と訳がわからなくなる。
そこは文章で表現してほしかった、かな。

あ、でまぁ2年空いて物事が動き始める訳ですが、幽霊とつながっている、という人やあちらの世界とこちらの世界を行き来できるような人、小説を書きたくて家族を置いてあちらの世界に行ってしまった人、などなど。
彼らが複雑に交差し、接触し、物語はクライマックスへ・・・。

最近読んでいる「なろう系」のような戦闘シーンとかがある理由じゃないんですよ(;^^)。
だから静かに熱せられた情熱が水面下で動いているような感じ。
これは難しい!

異世界に留まった雨坂続。佐々波とのやりあいから小説を完成させる。
そして目覚めた後、3ヶ月ほどかけてリハビリし、退院して小説を書きあげる。
書き続けるしかないのだ。

作家って業の深い職業だ、とどこからの本で読んだっけ。
私には無理ですが、憧れますね。

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櫻子さんの足下には死体が埋まっている14 太田紫織

さてこちらもシリーズ14冊目。
最近シリーズものを追うのがメインになってるわ。

櫻子さんの足下には死体が埋まっている14 
キムンカムイ(ヒグマの神様)の花嫁 太田紫織


読了です。

北海道・旭川。平凡な高校生だったはずの僕、館脇正太郎の周辺は、近頃何かと騒がしい。九条家に、盗聴器がしかけられていたのだ。まさか、あいつが…。しかし櫻子さんは、恥じることは何もないからと、それを外そうとはしなかった。
そんな中、僕たちはばあやさんの故郷であるぬかびら源泉郷に旅行に行くことに。
しかし、湖の近くで若い女性の遺体を見つけ…。
史上最高に奇妙で美しい名探偵櫻子さんと僕の物語、最終章開始!

****************************

気づいたら1年経ってました。ついこの間のような気がしてましたが、確実に日々は過ぎていた。うん、前作の記憶がうろ覚えだったよ・・・。
盗聴器、って何やねん。覚えてなかったよ。
僕、正太郎の進路についてなどは覚えてるのに。なんでそんな大事な事、忘れてるの?私。

今回、「ぬかびら」が舞台です。作中に「糠平湖 タウシュベツ川橋梁」が出ていたんでネットで検索してみたら、わぁここに行ってみたい~。

https://www.kamishihoro.jp/place/00000068

事件はとても悲しいお話に。この作者さん、いじめとか結構シビアに書き込むのよね。それが今の世、と分かってはいますが。
先生にも色々なタイプがいて、正太郎の高校の磯崎先生なんかすごいよね。
気持ちはすごく分かりますけど(;^^)。
それより正太郎くんが、実地で研修&経験積みすぎててびっくりですよ。
専門的な話についていけてる、って。

そして梅さん達との旅行。泊まった先で聞く「キムンカムイ(ヒグマの神様)の花嫁」の話。
それでも櫻子さんにかかると、現実的説明で謎が解明されてしまう。
「ま、これも想像だがな」と言うけれど、しっくり来ちゃうのよね。

キムンカムイ(ヒグマの神様)とか、クンネレクカムイ(夜啼く神)とか、いやぁ「ゴールデンカムイ」だねっ!

そして衝撃のエピローグ。

亡霊です。花房はもういない。なぜなら彼は既に、9月14日に死んだ

最終章開始、とだけあって衝撃的ですね~。
でもでも、終わりになってその発言ってどうなんですか?ねぇ。
1巻丸々引っ張られて・・・うう・・・。

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心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 嘆きの人形 神永 学

本日はこちら。1年半ぶり位?いやぁひさしぶりだわ。

心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 嘆きの人形 神永 学

 
読了です。

八雲のもとに、叔父の一心から相談事が持ち込まれる。 偶然居合わせた晴香と後藤を連れ立って、一行は山梨へ。
とある酒蔵で毎夜掛け軸から現れるという幽霊、その正体を探るうちに、 晴香が何者かに襲われて――。
ホテルをさまよう子どもの幽霊、しゃべる人形……
豪雨の中、次々と起こる心霊現象に八雲が挑む!
山梨編3作を収録した、赤い瞳の物語。 
1.亡霊の呻き 2.亡霊の影 3.嘆きの人形 4.その後

**********************
シリーズの方は10作目が出て以降、更新されてないのですが、
Another Filesという番外編が出ていてこの作品。
今回は「山梨霊体験ツアー」となりました。

こちらは霊を見たり、会話できる不思議な能力を持つ大学生・斉藤八雲と同級生晴香、事件を通して協力しあう後藤刑事と八雲を面倒みている叔父一心らに起きるあれこれ、を書いたもの。

おじさんの一心さん。まだいる頃かぁ、と記憶の奥にある本シリーズの筋を思い出し読んでいきました。
後藤刑事を運転手に山梨へ。この頃の八雲くん、思いっきりとんがってる頃、だねぇ。
おかげで晴香に対する態度も悪い&悪い。
でもまぁこれも10作目まで読んでいると「ガキンチョか」と微笑ましく思えるんですけどね。

1.亡霊の呻き では、掛け軸登場。掛け軸って絵柄にもよりますが、怖い時は怖い。「人」が書いてあるの、だめなんですよね(;^^)。
後、豪雨の為、急遽ビジネスホテルで1泊する事に。ところが、そのホテルでは・・・って展開ですが、これ読むとちょっと泊まるの怖くなるかな(;^^)。

1泊2日なのに心霊体験てんこ盛り、ってところがなかなかですが、これを読んで本編の続きが読みたくなりました。

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ホーンテッド・キャンパス14 櫛木 理宇

さて、Amazon Kindle unlimited やweb小説ばかり紹介するのもなんなので、
今週は普通の本((; ̄ー ̄)...ン? をご紹介。

ホーンテッド・キャンパス14 夏と花火と百物語 櫛木 理宇

読了です。

夏休み。草食系大学生の森司は、オカルト研究会の皆と、セレブなマンションのラウンジで花火大会を見ることに。
片想いのこよみの隣に座り、リア充すぎる状況だけど、真の目的は百物語。
誰もいない筈の場所にカメラの顔認識表示が出るA子、「親父の臭い」に縛られる一家…。
背筋も凍る話が続く中、参加者に異変が…!!

1.夏と花火と百物語 2.ウィッチハント 3.金泥の瞳

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こちらは新刊です。シリーズ14作目。
相変わらず、草食系というよりへたれ森司くん、です。
季節は夏。花火大会のはずが、なぜか百物語。この章は、普段と違う語り口になんとなく違和感を感じ・・・。
まさかそういうオチだったとは、って感じでした。

2話目のウィッチハント、は「魔女」についてのうんちくが非常に長かった(;^^)。
分かってはいるんですけどね。
「異端審問」ってすごいよね。他の人と違う、頭ひとつ出る、それが命につながるって時代が確かにあった訳だから。

3話目で築55年の古民家で起きる怪異現象。長押に飾られた3枚の能面。
実は我が家も能面があるんですよね。
なぜ鴨居に飾っているのか?分からないんですが、幼少時、泊まりに来た従兄弟は大泣きして泊まらずに帰りましたよ、はい。
幸い「蔵」はないんですけどね。

冒頭、森司の中学時代のコーチとの再会があり、当時の苦い思い出、克服というのが1本通った筋でした。
陸上をやっていた森司。ライバルもいたけれど、彼は走るのが好きだった。結果は後でついてくればいい、というスタンス。
一方コーチは「頑張れば勝てるのに」と森司に注目するが、何を言おうがヘラヘラ笑っている森司にイライラしてた、と。

物事への取り組み方って人それぞれだから、自分からみて「その態度(スタンス)無いわ~」と思うこと、結構あった。
それを「人それぞれだから」と割り切って見られるまで結構かかったな、と思います。
そもそも森司の事を「へたれ」と言ってますが、いやいや気持ちを話す、って難しいんだよ~、と同情するところもあり。

なので、気を長くしておつきあいさせて頂きますかね~。気づいたら告白しないで卒業、なんて事ないよね?!

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穏やか貴族の休暇のすすめ。 岬

本日も「Kindle unlimited」で見つけた作品です。

穏やか貴族の休暇のすすめ。 岬

読了です。

「小説家になろう」で1,200万PV達成!
ファンタジーな世界で宰相として活躍していた青年リゼル。
彼はある日突然、更に別の異世界へと転移してしまう。
だが、持ち前の頭脳と、人たらしな話術を活かして、彼は上級冒険者ジルを相棒にし、自らも冒険者として華麗に転身。
元の世界に戻れるかも解らないのに、「休暇だと思って楽しみます」と軽いノリで口ずさみ、異世界生活を存分に満喫していく。

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つい最近コミック化がスタートしており、宣伝してたから名前は知ってました。
表紙絵も見栄えの良い青年2人だし、ね。
unlimitedに入っていたので、読んでみたら、あら面白い~。

主人公リゼル(↑右の背の低い方)のスマートさ。
相棒ジル(↑左の背高い方)との出会いからしても、これはね「ライトBL」って感じかな?
言葉とちょっとした仕草でたらしこむ、って感じ(^o^)。

某国で「宰相」として敬愛する国王に仕える日々からいきなり見知らぬ世界へ。
通りがかった店で出城の為に帯剣していた剣を売って現金ゲット。
ここで、売る店を目利きして、探しあてて店主をたらしこみ、
1ヶ月間この世界の知識を教えてもらう為、ジルと契約を結び(たらしこみ)、
ギルドの揉め事担当である年若い青年「氷のスタッド」をたらしこみ・・・、
う~ん、かなり、な人たらしのリゼル君です。

転移させられたので、身分を証明するもの無し。
ジルにアドバイスをもらい、冒険者ギルドで登録し、ギルドカードで身分証明。
人とつるむのが好きじゃなく、お偉いさん対応したくないから、とソロで冒険者やってるジルはB級ランクで「一刀(いっとう)」の呼び名も高い最強の冒険者。

ジルと依頼をこなそうとするが、迷宮に潜れば、宝箱からはなぜか「テディベア」が出てくる、何度使ってもきっちり3分計る砂時計、迷宮魔物のフィギュアや汚れないティーセット、盗まれても戻ってくる財布、など不思議なものばかり出てきます。
紅茶葉とか出てきたときは思わず笑いました。迷宮の宝箱って普通「剣」とか「盾」、鉱石とかじゃないの??って。

1巻は本当にさわり、で終わってしまったので、手を出しました。web小説へ。やはり「なろう」で連載中なんです(;^^)。
こちらは、web小説の方、2回読み直しました。好き&気に入ったって事ですね。

コミックも小説も「絵」が気にいるかどうか、が大前提。
気にいると(試し)読んでみて、
気にいると(2回目)続きを読んでみて、
気にいると(3回目)読み直して、
気にいると(4回目)書籍(or漫画)を購入して・・・って感じかなぁ。

そりゃ時間もなくなるはずですよね(^_-)-☆

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