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路地裏のあやかしたち―綾櫛横丁加納表具店 行田 尚希

表具(ひょうぐ)とは
布や紙などを張ることによって仕立てられた巻物、掛軸、屏風、襖、衝立、額、画帖など。または、それらを仕立てること。職業としている人を、表具師(ひょうぐし)という。

路地裏のあやかしたち―綾櫛横丁加納表具店 行田 尚希 2013/2/23

読了です。

高校生の小幡洸之介は、画家である父の作品が夜になると動き出すという怪奇現象に悩まされていた。「そうした事件を解決してくれる場所がある」と耳にして訪ねると、そこはいかにも怪しげな日本家屋。
意を決して中へ入った洸之介が目にしたのは、驚くような光景だった。そして彼は、加納環と名乗る、若く美しい女表具師と出会う。

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これもね、何かの書評で見たんだったかな?それとも文庫本の最後に同じ出版社の他の本を紹介しているページで見かけたのか??
わからないけど「あやかし」という言葉に惹かれて借りてみました。

亡くなった父が残した絵。それが夜になると動き出す、って怖いです。
誰に相談したら良いのかも分からない、途方にくれた時に耳にした噂。
この噂を頼りに、真夜中に向かったのは小路にある屋敷。

真夜中に出かける、って怖い、よね?しかも屋敷で目にしたのは・・・。トラウマになりますよ、うん。

それでも知り合った環さんの協力のもと、父親の絵と対峙する。そこには父の想いが詰まっていた・・・。
それが縁で、父親の絵を「表具」しようと環さんに弟子入りする洸之介。
その屋敷には人ならぬ者、妖狐に狸、猫又に雪女・・・が集っていたのです。

表具、って奥が深い!細かく説明してくれているんですが、読んだときは「なるほど」とわかった気になってますが、細かい名前とかすっかり??です(;^^)。
掛け軸や屏風、ふすまに障子と言った「紙にまつわるあらゆる事」に関わるお仕事なんですよね。

作中では「絵」というものは画家さんの心や想いが詰まっているものが多く、時に念に転じる。
古いものの場合、破損した処からその念が漏れ出て周囲に影響を与える。
仕立直し(表具)する事で、その「気」をコントロールする、というのが表具師のお仕事とされています。

環さんが手がけるのはもっぱらこの「気」が強いもの=あやかし専門。
そんな彼女の処にもちこまれるものと関わるうちに、普通の高校生だった洸之介に変化が・・・というお話です。

全3巻。明日は残り2巻のご紹介です。

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Comments

おはようございます。表具師知りませんでした。

Posted by: オサムシ | August 16, 2018 at 06:24 AM

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