« オークブリッジ邸の笑わない貴婦人2&3 太田紫織 | Main | 名探偵だって恋をする アンソロジー »

死香探偵 喜多喜久

死香探偵 尊き死たちは気高く香る 喜多喜久


読了です。

特殊清掃員として働く桜庭潤平は、死者の放つ香りを他の匂いに変換する特殊体質になり困っていた。
そんな時に出会ったのは、颯爽と白衣を翻し現場に現れたイケメン准教授・風間由人。
分析フェチの彼に体質を見抜かれ、強引に助手にスカウトされた潤平は、未解決の殺人現場に連れ出されることになり・・・。

*******************************
化学探偵Mr.キュリー」の作家さんの作品です。
ラノベジャンルに近いんだとは思うんですが、なんでこんな「変なもの」を思いつくんだろう・・・。

特殊清掃員について書かれた本は数冊読んだことがありますが、死者の放つ香り(ぢゃない匂いだな)について突き詰めて書いた本なんて初めてだよ~。
嗅いだことない、と思う。

主人公潤平は死者の匂いを変換する特異体質になるだけでなく、匂いでその人がどんな死に方をしたのか分かるようになってしまうんですよね。
それをひょんな事から、大学准教授に知られてしまい、彼の実験材料になる事に。

今作で彼が嗅いで&変換してしまった匂いはこちら。

イントロダクション:炊きたてのご飯の香り
1.交じり合う死は、高貴な和の香り
ココナッツミルク  杉とか松とかの香り、そう上品なカツオダシのような香り
2.君に捧げる死は、甘いお菓子の香り
 バニラアイスクリーム 
3.毒に冒された死は、黙して香らず
 まがいもののアップルパイ
4.裁きがもたらす死は、香ばしき香り
 じっくり燻されたベーコンに似た香り 香ばしくて甘ったるい、そうウィスキーの死香だ。

私こんな風な体質になったら立ち直れない・・・。
食事って大事ですよ。特に「ご飯(白米)」!
ご飯の香りが冒頭からだめになってしまうなんて、それまで大好きだった料理が食べられなくなるなんて・・・。本当に気の毒ですわ。

これシリーズ化してないんですよね。シリーズ化しちゃうと主人公潤平くん、何も食べられなくなりそうだけどね。
それでも最後の方で風間准教授がある救済方法を思いつきます。
でもそれはあくまでも「その場しのぎ」「時間稼ぎ」・・・。
かわいい潤平くんの為にもこの1冊で終わったほうが良いんだろうな、うん。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへブログランキング・にほんブログ村へ

|

« オークブリッジ邸の笑わない貴婦人2&3 太田紫織 | Main | 名探偵だって恋をする アンソロジー »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

私 犬の臭いとか最近わからなくなってます。嗅覚まで老化しているのか(*_*;と

Posted by: セイレーン | August 13, 2018 at 05:46 PM

おはようございます。探偵なかなかまわりでは縁ないですね。

Posted by: オサムシ | August 13, 2018 at 07:21 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73907/66759288

Listed below are links to weblogs that reference 死香探偵 喜多喜久:

« オークブリッジ邸の笑わない貴婦人2&3 太田紫織 | Main | 名探偵だって恋をする アンソロジー »