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17 posts from July 2018

ゲームウォーズ アーネスト・クレイン

2018年春に全国映画館で公開された
「レディ・プレイヤー1」の原作「ゲームウォーズ」

201804_gamewars

読了です。

西暦2041年。革新的なネットワーク〈オアシス〉が張りめぐらされた世界は、深刻なエネルギー危機に陥っていた。
多くの人々はそうした現実から逃避するように、〈オアシス〉と呼ばれるコンピュータの仮想世界にのめりこんでいた。
ある日、オアシスを開発・運営する世界的億万長者「ジェームズ・ハリデー死去」のニュースが。
テロップに続いて、ハリデーの遺書ともいえるビデオメッセージが現れ、〈オアシス〉内に隠したイースターエッグを一番先に見つけたものに、遺産のすべてをゆずることが宣言された。

その日から、老若男女問わず、世界中の“オアシス”ユーザーが、“エッグ・ハント”を開始した。彼の残したヒントによると、“オアシス”のどこかに3つの鍵が隠されているという・・・。

めぐまれない環境で育ったウェイドは、現実世界では人と関わることが苦手な少年。学校の成績も容姿も並みで、コンプレックスの固まりのよう。その彼が莫大な遺産をめぐる争奪戦でトップに立ったことから、一躍、時の人となるのだが…。

********************************
春に映画が公開されたのですが、公開前に原作を読みました。
この作品、2017年12月に紹介した「ビブリオバトル部」内にあった本で、その時から「読みたい」と思ってました。

すぐに図書館の予約を入れたんですが、さすがに分厚い上下巻。そう簡単に回ってこなかった・・・。

で、こちらの本ですが、「パシフィック・リム」が好きな方にはおすすめ!こっちは2013年秋に紹介した映画ですが、日本のアニメとかロボット・戦隊モノが好きな人が作ったんだなぁ、って思うジャンルの作品です。

作品中に日本で流行ったアーケードゲームやアニメなどがどんどん出てくる。
3つの鍵の中の1つのプレゼントで「メカゴジラ」とかもらえちゃうの。
他にウルトラマンとかガンダムとか色々出てくるし、読んでてもう笑っちゃいました。

映画の方も、もうね「おぉ~!」って感じなの。海外の映画でライディーンとか出てきちゃうって、なんかすごい~!って。
映画はやはりかなり省略されていて、その点は小説の方がじっくり楽しめましたけど、映像で見て感動するのはやはり映画ですね。

原作者のアーネスト・クレイン氏。「筋金入りのオタク」を自称されており、他にも作品を出されているようで、そのうち読んでみようと思っています。

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お久しぶりです。

お久しぶりです。
先週は夏風邪でお休みいただきました。
夏風邪は完治が難しいので、未だ咳はゴホゴホしてるんですが、
そこら辺はまぁ騙し騙し、で過ごすしかないですね。

今年の夏は「暑さの羽毛布団」状態なんだそうで(;^^)。
蒸し加減が最高ですよね。
小さい日本なのに、東と西でここまで天候に差があると、まるっきり別の国みたいに感じてしまいます。

この週末の台風もとんでもなかったですね。
千葉は多少の強風と豪雨で済みましたが、西方は・・・。
「さらなる被害」だの「二次災害」だのという言葉をnewsで聞くたびに、ボランティアとか言ってる場合ぢゃない、国が何とか動いてくれないと、と思ってしまうのですが。

今回の風邪は暑い頃に、つい半袖+アームウォーマーで寝てしまったのがいけなかった・・・。窓開け+扇風機+半袖+7分ズボン、で風邪引くって・・・。
おかげで風邪引いてからは長袖+長ズボンで寝ています。
暑いんですけどね。気づくとタオルケットがなくなっているからしょうがない。

かと思えば、急に涼しくなったり(と言うか『平年並みに戻った』のが、涼しくなったと思っちゃう)、って、布団にくるまって寝たり。。。
人間ってつくづく環境に適応するように努力してるもんなんですね。

今週からはまた暑さがぶり返す、との事ですので、あまり無理せず体調回復に努めたいと思います。

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夏に風邪

毎日暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしですか?
「今月いっぱいは暑いまま」
「8月中旬までは暑さが続く」とか色々言われておりますが、
いや、しんどいですね。

そんな中、「夏風邪」を引きました。

Kaze_woman
熱は測ってないのですが(ってか今の時期ってどうやったら体温って正確に測れるの?)
咳と鼻水、ですね。

金曜日はひどかった~。暑いのにエアコンで冷やされて、更に背筋ぞくぞく。
駅と会社の間の徒歩20分もしんどかったなぁ。
週末家にいる間は冷房効かせず、水分取りながら扇風機で過ごしていたので楽なんですが、
眠気に襲われています・・・。

なので、ちょっとblogはお休みいたします。
皆様も体調には十分ご留意下さい。

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居酒屋ぼったくり9 秋川滝美

東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある

居酒屋ぼったくり9 秋川滝美


読了です。

旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の第9巻!
傷を癒すもの お助け栗きんとん それぞれの居心地 家出騒動 いつか来た道

***********************************
はい、こちらもシリーズ9作目、です。
BSでTVドラマ化されていましたが、非常に微妙な処で終わりました、ね。
先を考えて作っているんだろうけど、原作を知らない人にしてみては、
「何これ」となってしまうのでは?と思うドラマ進行でした。

今回も居酒屋ぼったくりに持ち込まれる色々な問題。
美音が解決!って訳にはいかないですし、色々な意見がありそうな複雑な事情だと一概にこれ!って結論が出せないものが多いですがね。

主人公の美音と要の結婚話は今回は進まず。代わりにと言ってはなんですが、ぼったくりの常連さん同士の恋バナが進みました。
まぁ、前作以前からそれなりのエピソードがありましたので、なんとなくそうだろうなぁ、と思ってはいた2人でしたので、さもありなん、って感じでしたが。

しかし長く続いてますね。もう9巻だもの。ラノベと同じのりです、はい。
こちらの作家さん、他にも作品書いてまして、結構速筆な方なんでしょうね。
読者としては嬉しいものです。

でもいい加減、2人にくっついてもらいたいものです(^o^)。

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化学探偵Mr.キュリー7 喜多喜久

化学探偵Mr.キュリー7 喜多喜久

読了です。

シリーズ累計50万部突破の大人気作品!
猫柳課長が大学で遭遇した猫虐待事件。
美間坂剣也がCM出演オファーを受けた「酔わない酒」の謎。
沖野を理解すべく、氷上一司が挑む学生の記憶喪失事件。
Mr.キュリーこと沖野春彦の名推理に《化学反応》した人々が織りなす、個性豊かな七色のミステリ

*******************************
夜の虹 1999年のMr.キュリー
1.みゅーたんと赤色の疑惑 ダイナマイトボディ
2.国島聖也と橙色の謀略  分析大好き
3.仁川慎司と黄色の邪霊 SOSリーダー
4.猫柳課長と緑色の連鎖 総務課
5.美間坂剣也と水色の消失 スター
6.氷上一司と青色の忘却 キュリーのライバル
紫色の手紙 2003年のMr.キュリー

こちらも気づいたらもう7作目。しかも累計50万部突破、かぁ。
いやいや、本当にどれもこれもシリーズが長いです。

今回のMR.キュリーは短編集。キュリーの周りの人たちのアナザーストーリー的なもの。
それぞれの章のタイトルに「色」が使われていますが、キュリーの色に染まりつつある人もいるし、独自の色を確立している人もいる。
こちとら、てっきり2人の仲が進むかも?と思って期待しちゃいましたよ~。残念。

ただこうやって見ると、誰もかれも個性的ですわ(^o^)。
でも「仁川さんって誰だっけ?」とか、「みゅーたん、って・・・いたね~」とか、って人も出てきてましたが。
若い頃のキュリーと今のキュリーではずいぶん印象が違います。
氷上(6)が、舞衣の悪い影響のせいだ、と考えが凝り固まってますが、確かに昔のキュリーしか知らないとそう思ってもしょうがないかなぁ、と。
それでも、ついキュリーのように行動して、厄介事に巻き込まれるってのは笑えました。

これだけ皆キャラが強いと、アナザーストーリーは山程できそうですね。
次はそろそろ2人の仲を進展させてくれるのを期待して・・・。

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花咲小路三丁目のナイト 小路幸也

「花咲小路商店街」の三丁目中通りにある「喫茶ナイト」。その店名は「夜」という意味の「NIGHT」じゃなくて、「騎士の方のKNIGHT」だってことを知っている人は、実はこの商店街にもあまりいないらしいんだ。

花咲小路三丁目のナイト 小路幸也

読了です。

たくさんのユニークな人々が暮らし、日々大小さまざまな事件が起こる花咲小路商店街。
今回の舞台は商店街唯一の深夜営業店<喫茶ナイト>。
すっかり夜ならではの相談所になっている店を手伝いながら、その相談事を店主の仁太が突拍子もない方法で何とかする様子を、居候の甥っ子・望が語っていく。

******************************************************
久しぶりの作家さん「小路幸也」氏。
東京バンドワゴン」というシリーズで有名ですが、やだもう5年も前?!
ここまで来ると過去記事を探すのも一苦労です(;^^)。

こちらは「花咲小路商店街」シリーズの最新作です。
いわくつきな人ばかり住んでいる、ちょっとうさんくさそうな「花咲小路」。

商店街には
「ナイト」:仁太 望
「ミュージック国元」 美代ちゃん
「花の店にらやま」 花乃子さん めいちゃん
「轟クリーニング」駿一くん 相談:子連れ恋愛
「和食処あかさか」 辰さん 梅さん 淳ちゃん刑事さん ミケさん

と過去紹介された色々なお店があります。
(2013年3月が初めかな?)こっちも5年前かぁ~。
てか、書籍紹介し始めてもうそんなに経つのか?

過去の登場人物でも色々な特殊技能の持ち主が活躍していますが、今作の「ナイト」のマスター仁太、もその一人。
甥っ子・望はその様を見たり、商店街の面々の特殊技能を見て、色々感じることがあるようで。

連作短編のようで、大きな1本が走っている、そんな作品です。
こちらの作家さんの本は非常に文章が読みやすいので、ラノベ、と言われても納得。
それでもハードカバーで出版が続いているのはなんか不思議です。

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京都寺町三条のホームズ9 望月麻衣

絵の素晴らしさは少しも変わってないのに、抱いていたときめきが嘘のように消えてしまっていた。手に入れたことで、この絵に抱いていた恋に似た特別な感情を失ってしまっていた・・・・。

京都寺町三条のホームズ9 望月麻衣 恋と花と想いの裏側



読了です。

1月になり大学にも馴れてきた葵だが、 伏見の老舗酒造「幸谷酒造」で修業中の清貴とは、 なかなか会えない日々。近頃は、親友の香織が所属する フラワーアレンジメントサークルが節分祭りに出店するカフェを手伝っていた。
そんなある日、三回生でリーダーの郁美が突然、サークルを辞めると言い出す。 一方、幸谷酒造では家宝の徳利がなくなったと大騒ぎ。 二つの出来事の裏には、それぞれの切ない想いが潜んでいた・・・。

****************************
2018年7月よりアニメ放送もスタートした、「京都寺町三条のホームズ」。
深夜帯のアニメ放送ってこんなにたくさんあるんですね。
最近のラノベなどからのアニメ化もあれば、過去のコミックからのアニメ化も。
この夏クールは、30年も前の漫画のアニメ化なんて話題もあったりしてます。

あ、でこの小説、こちらは「9」作目。さすがラノベ、あっという間に冊数が増えていきます。
大学生になった葵、と院生卒業後、修行に出ている清貴(ホームズ)。
前作紹介時にも書いた「彼女バカ」のホームズ氏。鉄壁でぶれていません(;^^)。
一方葵は大学とバイトを両立させながらホームズ武者修行の帰りを待つ毎日。
今作は下記のようなお品書きとなっております。

プロローグ:円生と葵/備前焼(藤原雄)
掌編:円生とホームズ/
第2章:ホームズ回顧/執着
掌編:香織の想い

それほど大きな事件がある訳ではなく、身近な謎のあれこれを解いていく巻となります。
それと、葵とホームズの間を進展させるべく準備巻、という処ですかね~。
「取らぬ狸の皮算用」と言いますか、何かする前にあれこれ考えちゃうホームズらしい処が出ています。

更に過去、散々ホームズ&葵を悩ませてきた「円生」。贋作作りをやめ鑑定士として修行を始めた彼は何となく2人の事が気になっているようで、あれこれちょっかい出したりしてますが、2人というより葵のことが気になるのかな?

こちらも次作が気になるシリーズです。

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憧れの作家は人間じゃありませんでした2&3 沢村御影

昨日の作品ですが、2018年7月現在、3巻まで刊行されています。

憧れの作家は人間じゃありませんでした2&3 沢村御影


読了です。

<2.>
ある日、警視庁異質事件捜査係の夏樹から、死んだ人が化けて出ているという噂話が持ち込まれ、現場の公園へ行ってみると、確かに死んだはずの男性が子供と話をしていた。
彼の正体は一体…。番外編「あたしのご主人様のこと」収録。
死者よみがえり(たぬき)/美女首抜け(飛頭蛮)/ドッペルゲンガー(のっぺらぼう)

<3.>
ついに作家御崎禅の第一章があがった! 都内に人狼が現れたとの情報が入る。1年ほど前に起きた連続猟奇殺人事件や、警視庁異質事件捜査係に協力している吸血鬼について探っているらしい。
御崎とその人狼には因縁があるようで…。新作完成目前に、あさひ達に危険が迫る!!
小人のお城/件の予言/再びの人狼

************************************

前作最後で、生きる気力を失いかけた作家・御崎禅。編集者あさひのおかげで何とか持ち直し、そればかりか、作家・御崎禅が小説を書き始める事に。

あさひの性格の良さ、というか生きる力、というか、何が影響したのかは分からないのですが、好きな作家さんが長いお休みに入っていて、本が出版されない、って辛いですよね~。
私はそういう事になったことはないんですが、そもそも何年間があくと「お休み・休筆」と判断されるのだろう?

本を書くってすっごい大変な事じゃないですか?色々な資料を読んだり、お話によっては実際に取材旅行のようなものをしたり、と。
情報や知識をインプットして、それをお話として吐き出して行く・・。
気づいたら数年なんてあっという間に経ってそう。
ラノベの場合はこのスパンが短くないといけないから、そこまではできないのかな。

この2巻と3巻で、大きく進んだのは、作家・御崎禅の新作ですかね。
3巻の最後「再びの人狼」で、作家・御崎禅に最大の危機が訪れます。
覚悟して作品をあさひに託して出ていく。あさひは居ても立ってもいられずに後を追います。

興ざめするといけないので、詳細は書けないですが、とりあえず満足です。
映画のうんちくはそれほど面白くはないのですが、作中に作品が出てくるタイプって結構好きなんですよね。
3巻が出たのが2018年3月。うまくいけば冬には次作が出るかな?
忘れないようチェックしていこうと思います。

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憧れの作家は人間じゃありませんでした 沢村御影

謎のベストセラー作家が実は吸血鬼……さらに、警視庁に協力!? 新人編集者は新作原稿をもらうことが出来るのか、仕事×事件(?)コメディ!

憧れの作家は人間じゃありませんでした 沢村御影



読了です。

憧れの作家・御崎禅の担当編集者になった瀬名あさひ。
その際に言い渡された注意事項は「昼間は連絡するな」「銀製品は身につけるな」「警察には気をつけろ」という奇妙なもの。
実は彼の正体は吸血鬼で、人外の存在が起こした事件について警察に協力しているというのだ。捜査より新作原稿を書いてもらいたいあさひだが、様々な事件が持ち込まれる中、御崎禅がなぜ作家になったのかを知ることになる・・・。

1.座敷童子誘拐事件
2.黒い犬事件
3.女子大生監禁吸血事件

*****************************
こちらは書店に並んでいてちょっと気になっていた作品。
表紙絵とタイトルの長さで「ふっ、ラノベよね」と思ってはいたんですが、最近躊躇せずに読むようになったなぁ(;^^)。
何しろ、1日1冊ペースで軽く読んでいけるのが良い。
ただ、脳みそがちょっとゆるくなってる気がして、そこは怖い(;^^)。
暑さのせいもあると思いたいんだけど、小難しい本に手が出ない・・・。

ラノベの場合、設定が突拍子もないものが多いんですよね。
発想は脳みそ柔らかい人だなぁ、若いんだろうなぁ、って思うようなものが多く、
作品によっては作家さんの趣味や生活から深い知識が元になっていたり。

でこちらは、妖怪(物の怪?)と映画が好きな方なんだろうなぁ、と。
作家・御崎禅は映画が大好き。編集者あさひも映画好き、と共通の趣味で間を詰めさせて、色々な妖怪を出すことで物語や事件に厚みをもたせています。

若干文章に引っかかるところはありましたが、私は好きかなぁ。
編集者のあさひ、の意欲空回りな処はともかく、登場人物それぞれのキャラがたっていて面白かったです。

あと2冊出ているので、続けてご紹介します。

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キネマ探偵カレイドミステリー3 斜線堂 有紀

「俺が嗄井戸を手放すなんて一生無い」

キネマ探偵カレイドミステリー3
輪転不変のフォールアウト 斜線堂 有紀

読了です。

嗄井戸の部屋からスナッフフィルムを見つけた奈緒崎は過去の事件を解決するべく、フィルムアーキビスト菱崖小鳩に協力を依頼する。 嗄井戸に疑いの目を向ける束に相対しながら、嗄井戸の味方でいることを選んだ奈緒崎だが、真実に近づくにつれ、苦境に立たされていくことに。そして迎えた大晦日の夜、二人はとある決断をする――。 数々の名作の裏に隠れた事件の真相を解き明かした時、落下するのは誰なのか?

消えたデロリアンの謎、同僚殺しの被疑者になった奈緒崎、そして叶姉殺人の犯人との対峙。叶姉の強さ、高久は救われたかな。

****************************
2018/3/23に刊行された第3作。完結編となっております。
読んだのは先月(2018/6)。
昨日の2作目との間には他の本もありますが、これは続けて紹介しないと、と。

基本「通常モード」で動いていた2巻目。引きこもりの嗄井戸と留年決定大学生奈緒崎の間は相変わらず。
1巻で家を焼け出され、嗄井戸のいるアパートの1室に引っ越し、ほとんどを嗄井戸の部屋ですごす奈緒崎。そこへ持ち込まれる謎の数々。
それと同時に、嗄井戸が引きこもった原因の大きな事件が同時進行します。

嗄井戸及びその姉を誘拐し、その結果のスナッフ・フィルム。
このフィルムは色々な種類・対象者で作成されており、色々な拡がり方をしています。
2巻最後に嗄井戸の部屋にあるDVDからあるものが見つかります。

今巻で、その大きな事件もいよいよ解決(あ、3巻で完結です)。
途中に幾つか伏線はありましたが、これが意外と簡単に気づけた。意識してなかったけど犯人わかっちゃったし(ってか消去法でその人しかいないし)。

ただね、1巻の時に書いたけど、言葉の使い方がちょっとあわない。
そのせいか、事件の経過・要因・犯人等々クライマックスに向けてつまびらかになって、「おぉ~!ここであの伏線が生きてくるのか!」となるはずが・・・
途中のここはページ数増やしのためか?と勘ぐりたくなったり、
文章の意味がスッと頭に入ってこなくて何度か読み直したり・・・。

クライマックスでは、1巻では吐きまくっていた嗄井戸が結構平気な感じで外に出てて、「う~ん、分かるけど、分かるんだけど!」とつい。

それでも最後まで読んでしまったのは設定やお話が面白かったのと、勢い(=魅力)があったから、ですかね。
彼らの今後も十分気になるなぁ~、という事で続きを希望。

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キネマ探偵カレイドミステリー2 斜線堂有紀

「ほぼ一日中映画観てますよ。むしろそれ以外の事ほぼしないし、部屋からも全然出ない。最早ソファーからもなかなか降りないですね。好きなんですよね映画。もう観たことない映画とかないんじゃないかな。まぁ暇ですからね。多分日本で一番映画観てますよ」

キネマ探偵カレイドミステリー2 斜線堂有紀
再演奇縁のアンコール

読了です。

火事で家が燃え、嗄井戸が住む銀塩荘の一階に引っ越した奈緒崎は、嗄井戸の部屋に入り浸る日々を過ごしていた。
夏休みが終わり、大学に赴いた奈緒崎は同級生にかけられた窃盗容疑を晴らすため、嗄井戸のもとへ向かうが・・・(スタンド・バイ・ミー)
実力派女優の家に残されたピンク色の足跡(アーティスト/ライムライト)、
中古ビデオ屋の査定リストに潜む謎(バクダット・カフェ)

圧倒的な映画知識で不可解な事件を解決してみせる引きこもりの秀才・嗄井戸。その謎解きの中には彼自身の過去が隠されていて・・・

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1作めを紹介したのが、4ヶ月前。
2作目を読み終わったのが3ヶ月前。
う~ん、完全にずれずれですね。もう少し更新頻度をあげないとかしら?

1作目で、奈緒崎(なおざき)と言う大学生は、嗄井戸(かれいど)という引きこもり大学生と知り合います。
ドイツ語の単位を落としそうになった奈緒崎は、教授の依頼で嗄井戸を引きこもりから連れ出してくれたら単位を上げるよ、と。

まぁ結局失敗して、留年決定なんですけどね(;^^)。
私が通っていた大学は、2年から3年に上がる際にある規定以上の単位を取ってないと3年に上がれないとなっていました。(通称「学3グレード2」)
それでも3年中に規定の単位が取れれば、4年で論文演習という卒論に匹敵する単位取得のチャンスがもらえ、4年で卒業できる、というゆるさだったもんで、1年で留年決定しちゃう、って厳しいです。

この2巻では、1巻にあった残酷さはやや緩和。嗄井戸の姉がいわゆる「スナッフ・フィルム」の犠牲者となっており、嗄井戸はそのせいで引きこもりに。
ところが犯人の目星はたっておらず、身の回りに起きる謎や事件を解決する展開に。

ところがところが、最後の最後で「うわ、来た」って感じでその話題が浮かびあがってきて、気づいたら2巻が終わってた・・・。
この「スナッフ・フィルム」の話になると「ストロベリーナイト(誉田哲也)」を思い出します。
あれもクソ気持ち悪い作品だったっけ。

残念ながらこの2巻で、なんとなく犯人とか色々なものが見えてきちゃったので、3巻は答え合わせの気持ちで読みたいと思います。

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博多豚骨ラーメンズ9 Extra Games 木崎ちひろ

気づいたら前回紹介からもう3ヶ月も経っていた・・・。

博多豚骨ラーメンズ初の短編集!博多豚骨ラーメンズ9 Extra Games 木崎ちひろ

読了です。

人口の3%が殺し屋の街・博多。
ストーカー被害の相談がまさかの盗難・復讐騒ぎに(真冬のダブルスチール)。 
情報屋と拷問師の出会うきっかけは?(助っ人)。 
殺人の疑いをかけられたカジノ店の従業員は本当に人を殺したのか?(フィルダース・グッド・チョイス)。 
ミサキはジローの誕生日に新しいエプロンをプレゼントしようとしたが(フェア・マネー)。 
闇金の返済の為結婚詐欺を繰り返す女の夢は?(アウトローにナックルを)

******************************
読書メーターによると、読んだのも発売されてすぐ、3ヶ月前位の4/18なんですが、順番に本を紹介していているから。
(どれだけ読んでいるんだろう、と最近怖くなる・・・;^^)。

今回は短編集。5話分を収録しています。
博多にも三越って&三越ライオンってあるんですね。
千葉の三越は閉店しちゃって、ライオンもいなくなっちゃったのよね~。
※表紙絵は三越ライオン。

野球用語はそれほど詳しくはないのですが、各話タイトルは野球用語からついています。
小学生のミサキがお世話になっているオカマのジローちゃんにまっとうなお金でプレゼントする為、働く「フェア・マネー」はうるっときちゃいました。
でもその為に、殺人鬼ミケと大道芸をやる、ってのは・・・小説だねぇ。

表紙絵の女性衣装を来た林(りん)ちゃん、と白セーターの馬場は、馬場の探偵事務所で一緒に住んでいますが、掃除が苦手な馬場と意外に几帳面な林ちゃんが良いコンビ。
殺し屋がトイレットペーパーを買う・買わないでもめてる、って・・・この小説ならでは、ですね。

9冊も出てるけど、8巻最後でまだまだ先がある!終わり方となっていて楽しみにしてるんですが、秋以降の刊行でしょうね、きっと。
次が待ち遠しいシリーズですので、期待して待つことにします。

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天久鷹央の事件カルテ8 知念実希人

2018年6月現在の最新刊です。
天久鷹央の事件カルテ8 蘇る殺人者 知念実希人

 
読了です。

都内近郊で若い女性が次々と首を絞められ、惨殺された。警察は現場に残された血痕のDNA鑑定を行い、容疑者を割り出すが、それは四年前に死んだ男だった……。
止まない殺人劇。メディアに送りつけられる犯行声明文。これは死者の復活か。あるいは、真犯人のトリックか。

************************************

2017年11月に刊行されたこちらが最新刊。半年以上経過しているからそろそろ次が出るかな?ってタイミングで読み終わりました。今回は長編です。
どうも、「推理カルテ」は短編、「事件カルテ」は長編という区分けらしい。

ある殺人事件が起こり、現場からは証拠となる血液(=DNA)、ところが容疑者はすでに死んでいた・・・
う~ん、どっかで見たこと&聞いたことがあるような・・・、って感じ。
更に死んだ容疑者にはいまだ存命の母や弟といった身内もいる、って聞いちゃうと・・・。

そもそも、なんでこの事件に天久鷹央らが関わることになったかというと、4年前に天久の病院に救急搬送され、その時の担当医は天久鷹央。死亡診断書に間違いがなかったかどうか警察が聞き込みしたもんだから、「私の診断に間違いはない!」とご立腹。

しかも。 いやぁ引きがつよい人ですね、本当に。
自分から謎を求めている、ってのもあるんですが、90%のハズレにめげず10%の面白い事(事件)を見逃すことなくキャッチ!

もちろん(天久がいるから)お決まりの展開には行かないようになってますし、途中で二転三転、紆余曲折、色々ありましたので、今回は以前の長編ほど中だるみを感じずに済みました。

ただね、やはり何となく先が想像できる感じで、そう思って読んじゃったせいか、驚きはあまりなかったような(;^^)。
「何となくこいつが犯人だと思う。でもどうやって証明するのかは分からない」って感じ。
もともと骨髄移植からこういうふうになる、ってのは数々の作品で知ってはしたけど
こういう状態のことを「キメラ」って言うのね。初めて知ったわ。

次はいつ出るのかなぁ~。楽しみです。

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天久鷹央の事件&推理カルテ6&7 知念実希人

天久鷹央の推理カルテ6&7 知念実希人

6 幻影の手術室 天久鷹央の事件カルテ


手術室での不可能犯罪。なぜ麻酔医は死んだのか。
手術後のオペ室で起きた医師死亡事件。記録用のビデオに録画されていたのは、一人の麻酔医が「見えない誰か」と必死に格闘し、その末に絶命する場面だった。
手術室は密室。容疑者は全身麻酔で身動きのとれない患者のみ
長編・姿の見えぬ殺人事件・盲腸・麻薬横流し・アナフィラキシーショック

7 天久鷹央の推理カルテV 神秘のセラピスト



白血病の少女を救うのは、医療か、奇蹟か。
白血病が再発し、骨髄移植でしか助かる見込みがない少女・羽村里奈。
だが、複数回に及ぶ化学療法を経ても病気が完治しなかったことで医療不信に陥った彼女の母親は、移植を拒否し、左手に聖痕を持つ預言者の言葉に縋るようになってしまう……。

雑踏の腐敗(身体が腐る:寒冷凝集素症  永久に美しく(若返りの秘術:エストロゲン過剰摂取:ホルモン産生卵巣腫瘍) 聖者の刻印(聖痕:ニッケル性接触性皮膚炎&結核)  書き下ろし エピローグ

********************************
さて本日も「天久鷹央・推理カルテ」シリーズです。
6巻目では、天久病院の研修生・鴻ノ池舞が容疑者となっております。
しかも他病院なので、天久さえも事件解決に手が出せない。そこで小鳥遊を退職させ、病院へ潜入させる(;^^)。

相変わらず、常人にない発想力、の天久鷹央。
それでも、シリーズが進むと(小鳥遊と関わり始めてから)徐々に変化が見られるように。
最近では鴻ノ池舞と仲良くなり女子会に参加してみたり、小鳥遊の主張を考慮する面などがみられたり・・・。

でもこの長編はやはり、長ったるく感じました~。
このシリーズの良い所は、天久鷹央が「ババン!」と謎解きをするところ。そこまではあまりの常識のなさ(というか破天荒ぶり)にひいちゃうだけなのでね。

その点、7作目は複数のお話が集まっており堪能できました~。
病気も色々難しい名前がついておりますが、末端冷え性とか分かる~、って。
エストロゲンの過剰摂取は、そこまで濃いものはそうそう手に入らないでしょうが、世の女性には注意が必要そう。

破天荒・謎解き・シリアス、と色々混ざった作品ですので、読む人の視点によって楽しみ方も変わる作品です。

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天久鷹央の推理カルテ4&5 知念実希人

天久鷹央の推理カルテ4&5 知念実希人

4.スフィアの死天使 5.悲恋のシンドローム


<4.スフィアの死天使>
外科医を辞め、内科医としての修業を積むべく、天医会総合病院の門を叩いた小鳥遊優は、そこで運命的な出会いを果たす。天久鷹央。空気を読めず、人とのコミュニケーションに難がある彼女は、しかし日本最高峰の頭脳を持つ天才女医だった

―。宇宙人による洗脳を訴える患者。謎の宗教団体。そして、院内での殺人。鷹央と小鳥、二人の出会いを描いた長編メディカル・ミステリー。

長編 出会い 横紋筋融解症(リウマチ性多発筋痛症)

<5.悲恋のシンドローム>
小鳥。この事件は、お前が解決するんだ。天医会総合病院の看護師、相馬若菜から友人の殺害事件について相談をうけた天久と小鳥遊。
喜び勇んで謎の解明にあたる鷹央だったが、その過程で“事件から手を引く”と宣言する。なぜ、彼女ではこの謎を解けないのか。そして、死の現場から“瞬間移動”した遺体に隠された真実とは

迷い込んだ呪い(子宮内膜症・月経随伴性気胸) ゴミに眠る宝(強迫神経症・異食症?) 瞬間移動した女(出血性クッシング潰瘍) エピローグ(アンドロゲン不応症)

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「推理カルテ」と表題にありますが、<4.スフィアの死天使>は「事件カルテ」なんです。
このシリーズ、「推理」と「事件」とあって、どういう基準で分けているのかイマイチ??なんですがね(;^^)。

<4.スフィアの死天使>はアナザーストリーです。シリーズさかのぼって「出会い」を書いていますので。
まぁ、小鳥遊(たかはし)の困惑ぶりが伝わってきます。第1巻でも思ったけど、それ以上でしたわ。

ここで初めて天久の症例について小鳥遊が知るというくだりが。
アスペルガー(サヴァン)な訳ですね。まぁこの症例は現在かなり有名なので、ご存知の方も多いと思います。天久の描写が正にそれ、なもんで分かりやすい。
でも小鳥遊が意外と気づかない。そこはちょっとスムーズじゃなかったかな。
(自分が知っていたせいもあるんでしょうが)

長編はちょっと間延びしちゃったかなぁ、と。症例追いかける短編・中編の方がこのシリーズはあっているような気がします。

だから5巻の方が私は好みです。
今回出てくる病気(症例)の方は半分位かな?聞いたことあるのは。
「アンドロゲン不応症」なんて知らないし(;^^)。
 ※男性ホルモンは分泌してるのに、男性型にならない、というもの。
女性には馴染みのある症例なんぞも出てきてて、楽しめましたよ~。

大体1日1冊ペースで読んでました。朝持って出て帰る頃に読み終わる。
行きは途中から座って行けるので、寝ちゃいますけど帰りはほとんど立ちっぱなし。
だから行きに1/3、帰りに2/3、たまに家に帰ってきてからも読んでる事ありますけど。

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天久鷹央の推理カルテ2&3 知念実希人

さて、昨日に引き続き「天久鷹央」シリーズのご紹介ですっ。

推理カルテ2.ファントムの病棟 3.密室のパラノイア


読了です。

<推理カルテ2.>
炭酸飲料に毒が混入された、と訴えるトラック運転手。夜な夜な吸血鬼が現れる、と泣きつく看護師。病室に天使がいる、と語る少年。
問題患者の巣窟たる統括診断部には、今日も今日とて不思議な症例が舞い込んでくる。

甘い毒(インスリノーマ:ホルモン産生腫瘍)/吸血鬼症候群(AIHA:自己免疫性溶血性貧血)/天使の舞い降りる夜(急性リンパ性白血病)

<推理カルテ3.>
呪いの動画によって自殺を図った女子高生。男性に触れられた瞬間、肌に異常をきたす女性。そして、密室で溺死した病院理事長の息子……。
常識的な診断や捜査では決して真相にたどり着けない不可解な事件。

閃光の中へ(てんかん発作)/拒絶する肌(ラテックスアレルギー)/密室で溺れる男(くも膜下出血にともなう神経原性肺水腫)

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2&3作目も結構マニアックな症状が登場します。さすが現役のお医者さん。
病名は意外と聞いたことがあるのが多いのですが(医療ドラマ、好きなんで^^)、
そこへたどり着くまでが意外と手強い。

う~ん、これは何だろ?と悩むのも良し、いずれ答えが出てくるから~と読み進めるのも良し。読者さんのスタンスで色々な楽しみ方があります。

さて、この天久さん、世の中の常識をすっ飛ばしたかなり上を行く人です。
まぁこの「常識」にとらわれないから、すっ飛んだ判断ができるんでしょうね。
この発想のスキップ、は羨ましいと見ていてつくづく思います。
自分にはないものなので。

ただ、助手の小鳥遊(たかなし)氏は苦労するだろうなぁ(;^^)。
ってか、はげるんじゃないか、結婚できないんじゃないか、と心配になる。
でも、昨日のドラマの「Dr.ハウス」も結婚はできてるし、恋人もいたわけだから、
天久さんにも不可能ではない、だろう。

先日(といっても半年以上前ですが)紹介した「Mrキュリー」、にもラテックスアレルギーの話は出てきますが、結構多いそうですね。
「ゴム」でアレルギーが出ると、大変だろうなぁ、と今回読んで改めて思いました。

まだまだ次が刊行されているので、紹介していきますよ。

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天久鷹央の推理カルテ 知念実希人

外科医が手術の時に着る薄緑色の術着の上に、ややサイズの大きすぎる白衣。華奢で小柄。ネコを彷彿させる大きな二重の目。軽くウェーブのかかった長い黒髪。

天久鷹央の推理カルテ 知念実希人

読了です。

統括診断部。天医会総合病院に設立されたこの特別部門には、各科で「診断困難」と判断された患者が集められる。河童に会った、と語る少年。人魂を見た、と怯える看護師。突然赤ちゃんを身籠った、と叫ぶ女子高生。だが、そんな摩訶不思議な“事件”には思いもよらぬ“病”が隠されていた……? 

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さて、こちらも本屋さんで見かけて気になってました。
「天久鷹央」・・・あめくたかお すごい名前ですよね。
表紙絵のこの人が天久さん?ずいぶん可愛らしいじゃないか。

で、冒頭の説明。

150cmにも満たない身長、って事なので、部下の「小鳥遊(たかなし)」が身長180cmを越える、大学時代空手部で鍛え込まれた大男、なので見事な凸凹コンビです。
この「小鳥遊(たかなし)」って名字もすごい。
「小鳥が遊ぶ」→「鷹がいない(から安心して遊べる)」→「たかなし」 だそうです。

彼は外科医として経験を積んでいたんですが、ある事情から内科医へ転身。研修先として赴任したのが、10階建ての天医会総合病院。

この病院の屋上の中心に平屋建てが建っており、そこが天久鷹央の住みか、というか棲みかなんです。彼女の事情のせいもあるんですけどね。

診断できない患者が集まる「統括診断部」。今作では、A:人魂の原科(潜水病) B:不可視の胎児(腹膜妊娠) C:オーダーメイドの毒薬(グレープフルーツジュース)とバラエティ豊かな症例が集まってます。

これはあれですね、海外ドラマ「Dr.ハウス」

ですよ。正に。

見てた人いますかね~。かなりクセのある主人公ハウスが「原因不明の病気」を診断する、って奴。
このドラマに比べれば、天久の奇人ぶりはまだ正常な方なのでは?って思っちゃう。
こっちのドラマを先に見たから免疫ができてるだけかな?

今週はこのシリーズをご紹介します。
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