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19 posts from June 2018

奇奇奇譚編集部 木犀あこ

目標はひとつ。斬新で、誰も見たことがなくて、それでいて腹の底を揺さぶるような-究極の恐怖たる作品を完成させることだ。

奇奇奇譚編集部 木犀あこ
ホラー作家はおばけが怖い

読了です。

第24回日本ホラー小説大賞・優秀賞受賞作
霊の見える新人ホラー作家の熊野惣介は、怪奇小説雑誌『奇奇奇譚』の編集者・善知鳥とともに、新作のネタを探していた。
心霊スポットを取材するなかで、姿はさまざまだが、同じ不気味な音を発する霊と立て続けに遭遇する。
共通点を調べるうち、ふたりはある人物にたどり着く。霊たちはいったい何を伝えようとしているのか?
怖がり作家と最恐編集者のコンビが怪音声の謎に挑む

*********************************************
このタイトル、すごくないですか?
書店で見かけて脳みそに刻み込まれましたです、はい。
デビュー作だったせいか、図書館ですぐ借りられました(^o^)。

さて、作家の熊野惣介(ゆや)、編集者・善知鳥(うとう)。
私は自分が普通の名字なので、こういう希少名字を背負う人々の苦しみは分からないのですが、この名前だけで十分「厨二」っぽい(;^^)。

で、作家さんは「視える人」、編集さんは「視えなくした人」です。
(編集さんは何か事情があるらしいが、よく分からなかった~)。

冒頭、心霊スポットに向かって走る車。助手席にいる作家は妙な音や振動、挙げ句の果てにフロントグラスに××が! って読んでいて息苦しくなりました。
そこからどう話が発展していくのか?
いやぁ、疲れましたっ。何度か読み直したんですがね~、言語学がベースなのかな?

「あ」という言葉はいつから「あ」と呼ぶようになったのか?
実は「あ」は「は」だったのかもしれない。あいうえお ではなく はいうえおと書いて「あいうえお」と呼ぶ・・・。
今となっては「あ」は「あ」でしかないけれど、最初に習った時に「は」で習っていたら、今「あ」と言われてもピンとこないんだろうなぁ。

そんな感じのお話です。(ってどんな話だヾ( ̄o ̄;)オイオイ)

2巻も出ているようなんですが、図書館には入らなそうなのよね。
でも買う? う~ん・・・とりあえず忘れておこう。

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コンビニたそがれ堂7 小鳥の手紙 村山早紀

コンビニたそがれ堂 小鳥の手紙  2018/3/3 村山 早紀   

  

読了です。

大切な探しものが見つかる不思議なコンビニたそがれ堂。
壺を抱えた少年with猫(雪柳の咲く頃に) 
洋館のポストの文通の思い出(小鳥の手紙)  
星野百貨店の伝説の猫(百貨の魔法の子どもたち)

*******************************
シリーズ第7弾です。シリーズものの紹介、多いですね。
つい手に取っちゃうんですよね。
3,4作出ているものだと長く読めるから。
でもそれが完結してないと・・・こうやって最新刊が出るたびに読むことになるんです(;^^)。

まぁ、途中で休憩しているシリーズも多いですけどね。
(というか忘れてるシリーズモノもある;^^)。
こちらは、心温かくなるシリーズなので好きですね。
世の中斜めに見ちゃってる当のたったおばちゃんでも楽しめるし。

でもね、結構泣けちゃう話が入っているので、外で読むのは危険。
今回の「雪柳の咲く頃に」もやられました~。
「初っ端からなんで~!反則だぁ」とつい思っちゃいました。

小さい頃と今の自分を比べると、得たものが多い一方で、無くしたものも多い。
どちらが幸せとか比べるつもりもないけれど、なくしたものの方が惜しく思えてしまう。
だからこういう作品を読むと、昔を振り返ってしまうんでしょうね。

4話目は先日紹介した「百貨の魔法」のアナザーストーリー。
合わせて読むとより楽しめます。

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花ひいらぎの街角-紅雲町珈琲屋こよみ- 吉永南央

僕は想像力はまぁまぁあるほうだけれど、こういう贈りものが人生の終わりに待っているなんでことは、微塵も、本当にまったく、考え及ばなかった。

花ひいらぎの街角-紅雲町珈琲屋こよみ- 吉永南央

読了です。

北関東の小さな町で、珈琲豆と和食器の店「小蔵屋」を 営むおばあさん、お草さん。
秋のある日、草のもとに旧友の初之輔から小包が届く。中身は昔、彼の書いた短い小説に、仲間らが描いた絵巻。
これをきっかけに、初之輔と再会した草は、彼の短編を書籍に仕立て贈ることにした。
この本を作る為に2つの印刷会社を訪れ、個人データ流出事件に遭遇する・・・。

**********************************
気づいたらこちらはシリーズ第6弾だそうな。一番最初に紹介したのが2012年末の事ですので、うっわ、5年以上経過してるかぁ。1年に1冊ペースで刊行されているようですね。

さて還暦を過ぎてから、両親がやっていた雑貨屋を改装し、小蔵屋をオープンした「お草さん」。若い頃は色々あったようで、結婚してからも色々あり、今がある訳です。

今回は、旧友から届いた作品を発端に色々起きます。
「色々」を多用してますが、本当に色々ありました、はい。
おばあさんの草さんの人生を追体験するかのような作品なんです。

ただ、草さん、ちょっとずるくなってる?(;^^)。
ただの年寄りのふりをしてみたりする所は「あらやるじゃない~」って。
さすがにシリーズ6作目にもなると、探偵業が板についてきた感じ?
とは言え、年齢の事もあり、それほど積極的には動かないですけどね。

今作では、店を手伝っている久美ちゃんの恋愛モノも。
でもねぇ、そっちはそれほど、かなぁ。確かに主人公のお草さんでは語れないジャンルですが、そっち要素はいらないんじゃないかなぁ、ってちょっと思ったり。

それと、印刷会社(というか弱小企業)の話は結構身につまされますね。
家族関係が混み合っていて、何度か読み直したりしましたが、良くないことを良くない、と言えない世の中になってきましたね。
大手の力(パワー)というのは本当に強くって、以前は「技術で」拮抗していたものが、先細ってきていて。昔とは違う、とお草さんは何度も作品内で言ってますが、そうなんですよね~。

日常の中の日常。あまり穏やかではない色々な事柄について書かれたシリーズですね。

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三鬼 三島屋変調百物語 四之続 宮部みゆき

おちかは<おくらさま>にはならない。黒白の間を、心の蔵座敷にはしない。
時を止めず、四季の移り変わりを目にしよう。歳を重ねていくことを感じよう。
おちかは、生きてゆくのだ。

三鬼 三島屋変調百物語 四之続 宮部みゆき

 

読了です。

江戸の洒落者たちに人気の袋物屋、神田の三島屋は“お嬢さん"のおちかが一度に一人の語り手を招き入れての変わり百物語も評判だ。
亡者、憑き神、家の守り神、とあの世やあやかしの者を通して、せつない話、こわい話、悲しい話を語り出す。
「もう、胸を塞ぐものはない」それぞれの身の処し方に感じ入る、聞き手のおちかの身にもやがて、心ゆれる出来事が…。

第一話 迷いの旅籠 村でただ一人お化けを見たという百姓の娘
第二話 食客ひだる神 夏場はそっくり休業する絶品の弁当屋
第三話 三鬼  山陰の小藩の元江戸家老
第四話 おくらさま  心の時を十四歳で止めた老婆

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こちらはもう待ちきれなくて&待ちきれなくて図書館で借りてしまいました。
これやると、文庫本を買い忘れるから嫌なんだけどね。
最近は、古い蔵書をどうにかしないと、と思ってもいるんですがね。

シリーズ4作目となったこちら。
百物語もまだまだ先が長いのですが、すでに5作目も刊行されており、徐々に舵取りの向きも変わってくる(らしい)。
今回は、千葉が舞台のお話も出てきます。第2話の「食客ひだる神」。
そうだよなぁ、昔の人は皆さん健脚で、歩いて移動してたんですよね。
どれだけの日数がかかったんだろう?と考えるだけでゲッソリします。

聞き手の「おちか」。もとは旅籠の娘さんだったのですが、ある出来事から江戸の親戚に身を寄せます。
シリーズ開始当時はこの出来事がおちかに深く深く影響していたのですが、徐々に呪縛から解き放たれ、おちかも前に向きはじめます。
今作では、奉公に出ていた三島屋の兄弟2人のうち次男が登場、次の間で話を聞く、なんて事にも。更に新しい人物・古本屋さんも登場してきたり。

でもその一方で、おちかといい感じになっていた利一郎が江戸を去る、という事態に。
そっか、そうだよね。武士と町人だもん。宮部先生、そこら辺の考証はしっかりされているのね。

文中より
人生を変えよう。変わっていく人生を受け入れよう。それが正しい-と思えるとき。
おちかが前向きになったことがわかる一文です。

待ちきれなくて、次作も借りちゃうかも。文庫本になるには数年先だろうしなぁ。

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ラプラスの魔女 東野圭吾

ラプラスの悪魔 - 未来の決定性を論じる時に仮想された超越的存在の概念 

ラプラスの魔女 東野圭吾

読了です。

ある地方の温泉地で硫化水素中毒による死亡事故が発生した。
地球化学の研究者・青江が警察の依頼で事故現場に赴くと若い女の姿があった。
彼女はひとりの青年の行方を追っているようだった。

2か月後、遠く離れた別の温泉地でも同じような中毒事故が起こる。
ふたりの被害者に共通点はあるのか。調査のため青江が現地を訪れると、またも例の彼女がそこにいた。
困惑する青江の前で、彼女は次々と不思議な“力”を発揮し始める・・・。

********************************
映画化されたんで、その前に原作を読んでおこう、と思って。
ちょうど文庫本が出たので購入。

相変わらず理論は難しいですね~。冒頭の「ラプラスの悪魔」って概念も理解できたかどうだか・・・(;^^)。
しかも、硫化水素での死亡事故。最近TVニュースでも何度か聞いてますが、化学式自体を習って久しい~。そもそも化学も物理も苦手だったしなぁ。

頁(ページ)を繰っても繰っても、展開が読めない。「不可能」「まさか」「ありえない」そんな言葉でページが埋められ、謎の若い女性に翻弄されて、と青江研究者がとっても凡人に見えてきます。十分優秀なはずなのにね。

徐々に、女性の目的が分かり、謎が明らかになってきます。
が、まさか&まさかの謎解き。いっやぁ、まさかでしたね。
それ?そんなのが理由? 考えてみるとこういう理由って初めて知ってからもう四半世紀経つのよね。
戦時中から実験されてた事だし。

結構読み応えはありました。さすが東野圭吾氏。

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夜と会う1&2 蒼月海里

【夜】人の心、例えば不安や恐怖等の負の感情が一定以上になり、絶望に転じる事で作られる。

夜と会う。: 1&2
 

読了です。

夜と会う。Ⅰ放課後の僕と廃墟の死神 

親に抑圧されて育った無気力な高校生・有森澪音は、喫茶カグヤのマスター・小野寺豪から奇妙な忠告を受けた晩、“夜”と呼ばれる異形が跋扈する廃墟に迷い込んでしまう。
そこで澪音は、自分を一方的に知る謎の少年・イザヨイに導かれ、悩みを抱える人のトラウマが具現化した“夜”をなりゆきで退治することになるのだが…。

夜と会う。II: 喫茶店の僕と孤独の森の魔獣

“夜の世界”をこよなく愛する変人・長門ヒカリの依頼で謎の組織「ノクターン」、そしてその代表者・氷室頼人と対峙する。「理想の夢を見せる」という触れ込みでその実、人の心を壊す彼の真意とは。

*************************************
不思議な世界観の作家「蒼月海里」さんの作品です。
書店員さんと兼業されている、とネットで読んだ気がするんですが、刊行スパンが短い。
1冊1冊はそんなに厚い作品じゃないんですが、「読んだ~」って気になる。
「読みづらい」と思う事もあるんだけどつい手に取っちゃう。

今回は、色々諦めた高校生が主人公。
冒頭も訳わかんないはじまりで、どう転がるんだ?と思いましたっけ。
読んでいくうちに「夜」と呼ばれる異世界の話かぁ、と分かりましたけど。

悩み・苦しみ・悲しみなど、人々の抱えるトラウマ(と書いてあるけどストレスも、だよねぇ)が具現化世界。自然発生だけでなく、この「夜」を売買する組織もあって、でも買った夜で人の心が壊れる事もあり・・。
そこら辺の話は結構込み入っていてうまく説明できないんだけどね。

2巻で、「魔獣」と呼ばれるものが出てきます。
鶴喰(ツルバミ)=カトブレパスというもの。
『博物誌』という書誌に記された、西エチオピアに住むとされた架空の動物。
カトブレパスの眼を見た人間は即死する、と言われているとか。

人間の空想っていつの時代からあるんだろ?すっごい昔からやれ「架空の」とか「想像の」とかってものが色々ありますよね。
現実にないもの、を考えつくって本当にすごいと思います。
作家さんもそうですよね。現実にないもの、を考えついて本を作っている訳だし。

先般、友人と飲んでいて「1から5,10に増やす・変化させることは得意なんだけど、0を1にするのはできないんだよね」という話に。
双方増やす・変化させるに特化しており、どうあがいても0を1にできない性質(たち)。
だから、こういう小説や漫画などを読むのは好きだけど自分で、とは思わないんですよね。

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金曜日の本屋さん4 名取佐和子

やばっ、また更新されてなかった~。なので日付を変えて再投稿。

「あなたは私にとっての冬のバニラアイスです。」

金曜日の本屋さん4 冬のバニラアイス 名取佐和子


読了です。

読みたい本が見つかる駅ナカ書店“金曜堂”。アルバイト店員の倉井史弥は、すっかり店にも馴染み、日々お客様に寄り添って、業務に励んでいる。
とはいえ、じつは大型書店“知海書房”の御曹司である彼は、将来についていよいよ考えねばならない時期でもあった。
幼い頃に別れた母との再会、イベントごとになぜか浮き沈みする金髪オーナー・ヤスとそれを案じる栖川、南店長への想い…大忙しの冬をこえて、倉井が見つけ出すものは?

1.100万回きたサンタ(100万回生きたねこ)
2.ステップ (スキップ 北村薫
3.銀河タクシーの夜 (銀河鉄道の夜)
4.金曜日の書店員たち (誕生日の子どもたち カポーティ)

*******************************

シリーズ最終巻です。最初に紹介したのが2017年8月ですから、結構短期間でしたね。さすがラノベ。
すごい早いスパンで刊行される本って先が気になる読者にはありがたいのですが、作者さんにしてみるとしんどいだろうなぁ、って思う。
それとも「書きたい事であふれてる!」って感じなのかな??

さて、「読みたい本が見つかる」書店。
あ、昨日の記事の問いかけじゃないけど、この店に行けばいいのか(;^^)私。
問題は1冊じゃ物足りない事ですかね~。

大学生のアルバイト、倉井さん。1巻では「へんっ」と頑なだったのに、すっかり魅力にとりつかれてますね。誰の?何の??
そんな彼も、将来、そう就活の時期。自身の父親が経営する大型書店か、それとも別の道か??

そんな彼に試練か、という出来事が。小さい頃別れたきり会ってない母親が突然登場。しっかし、お母さん、海外に住んでた、って・・・んで小説書きたいから出ていったって・・・。破天荒すぎるぜ!

でもまぁなんとか最後には倉井くんも進むべき道がみえてきて、店長との道もなんとなく見えてきて・・・。終わりよければ、ですね。
作中で店長が倉井くんに言います。
『冬のバニラアイスって甘さにやさしさが加わって、それでいて喉ごしがすっきりしているので、私、大好きなんです。』

最後に店長が言います。
『あなたは私にとっての冬のバニラアイスです。』

柔らかい素敵な表現ですね。疲れた時、寂しい時に読むのに良いですね。
こちらの作家さん、このシリーズとあと他に1作だけしか読んでないんですが、他にも読んでみようかな、って思います。


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もってけ屋敷と僕の読書日記 三川みり

もってけ屋敷と僕の読書日記 三川みり
  

読了です。

風光明媚な尾道に暮らす中学2年の鈴川有季(すずかわゆうき)は、ある日、奇妙な自動販売機を発見。
100円玉を投入すると、大量の本と、その後ろから老人が現れた。
本に埋もれた屋敷を終活整理する目的で始めたらしい。
しかし、「どんな本にだって、救われたり感動する奴はいる」と熱弁する彼の言葉に有季の人生が動き出す・・・。
少年と、本をこよなく愛する老人との出会いを通して描く友情と恋と家族の物語。

***********************************
新潮文庫NEX という2014年8月に始動したレーベルの作品です。
各出版社、ラノベ分野に進出してきているわけで、知らない作家さんの作品もたくさん出ており、新しい発見があるのでは?と借りて読んでいます。

イラストやあらすじで選んでますけどね。

こちらは、坂の途中にある一軒家の前にできた奇妙な自動販売機から話が始まります。
「自動」と書いてますが、いや、中に人います(;^^)。
この家の主人が中にいて、誰かが100円入れると5冊ほどで紐組した本を「持ってけ~」と押し付ける、という・・・。

いやいや、この発想、好きですわ。
今や個人の書籍は当人以外には何の価値もない。古本屋に売っても二束三文、それどころか作家さんの収入にならない古本屋への売却は昨今の書籍市場の衰退を招いてしまう。
ま、自動販売機は良いのか?と聞かれるとそれはそれで困りますけどね(;^^)。

で、自業自得(自分でお金いれちゃったから)とは言え、こんな変なおじさん(老人)に目をつけられちゃった中学生は最初は敬遠していたのに、徐々に本の面白さに目覚め、同じように出来心からお金を入れた他の人とも知り合い、↑の「人生が動き出す」んですよね。

本当に「動き出す」って感じ。それまで何となく過ごしてきた彼が変わっていく様は青春(ここはあえて『アオハル』と言おう)、です。

最近書店などでも表紙をわざと隠して陳列してみたり、してますよね。
これに準じて図書館でやっているところもあるとか。
そうそう、この本もAmazonで見つけてちょっと興味がある。


私に合いそうな本、誰かすすめてくれないかしら?

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猫だまりの日々 猫小説アンソロジー

どこかにあるかもしれない猫と誰かの日々・・・。

猫だまりの日々 猫小説アンソロジー


読了です。

<ハケン飯友 椹野道流>
仕事を失った青年の願いを叶えるべく、彼を訪ねてきた猫。
<白い花のホテル 谷 瑞恵>
かつて飼っていた猫に会えるという噂のある、ちょっと不思議なホテル。
<猫町クロニクル 真堂 樹>
猫飼い放題の町で出会った彼と彼女の恋。
<縁切りにゃんこの縁結び 梨沙>
猫が集まる縁結びの神社で起きた、恋と友情にまつわる出来事。
<神さまはそない優しない 一穂ミチ>
死後に猫となり、妻に飼われることになった男

************************************
たまに読むアンソロジー。
好きな作家さんが書かれているので読んでみました。
ただいかんせん、他の作家さんが知らない方ばかりで・・・(;^^)。

アンソロジーのいいところは「今まで知らなかった作家さんを知る事ができる」なんですよね。うん確かに。
でもそれが良いものならば「得した」って思えるんだけど・・・。
う~ん、ちょっと残念かな。

あ、でも最後の<神さまは~>は結構笑えて泣けた。
ネコって誰かの生まれ変わり、って考えやすいのよね。
んで、自分ちの猫が死んだ時のことを思い出しちゃいました。
そろそろ人間の言葉を喋りだすんじゃなかろうか、と思っていた頃に逝ったので。
ま、最後は何もしゃべりませんでしたけどね。

トップバッターの椹野道流先生。
彼女の作品は「え?ここで終わり?ぜひシリーズ化を!」って思える位残念。
ネコを変えても面白いし、人間の方を変えてもいけるね~。
「一人で食べるご飯より誰かと食べるご飯はおいしい」
当たり前なんだけど、しみじみと思える作品でした。

これならば、以前読んだ「ペットのアンソロジー」の方が好きかな。
ネコだけに限定されてないんだけど、好み。

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ひとめぼれ(まんまこと6) 畠中恵

まんまことシリーズ第6弾!

ひとめぼれ 畠中恵

読了です。

お気楽者の町名主の跡取り・麻之助とその友人が巻き込まれる様々な事件の第6弾。
「わかれみち」札差の娘と揉めて上方へ追いやられた男。その思わぬ反撃とは
「昔の約束あり」盛り場で喧伝された約束が、同心一家に再び波紋を呼び起こす
「言祝ぎ」麻之助の亡き妻に似た女にもたらされた三つの縁談の相手とは
「黒煙」火事現場で双子を救った麻之助は、新たな騒動に巻き込まれる
「心の底」行方不明の男を探すため、麻之助は東海道へと旅立とうとする
「ひとめぼれ」沽券が盗まれた料理屋から、一葉が消えてしまったのは何故か

***********************************
「しゃばけ」シリーズで有名な畠中恵先生の別シリーズです。
なんとな~く読み始めて、「しゃばけ」ほど夢中にはなってなかったんですが、気づけば新刊が出ると借りてる(;^^)。
もう6作目だって。もう月日が経つのが早すぎる~!

だって、第1作を読んだの、2011年9月ですよ~(/▽\)きゃー♪。
7年も前とは、遡って調べてびっくりした。
自分のblogなのに、探すのすっごい時間かかったわ~。
前作(第5弾)からだって、3年近く経ってた・・・。うっわ、怖い。

どうりで細かい所忘れてるはずだわ(;^^)。

時代劇・時代小説が苦手な方は多いかと思いますが、「人情話」が中心なので、それほど構えなくても楽しめると思います。
歳とってきたせいかな?昔ほど時代小説に抵抗なくなってきています。
それでも、NHKなどでドラマ化されている作品らは手が出ないんですけどね。

いつの世も思い通りにならない、人の生死と色事。泣きたいときほど泣けない。
それでも今日も働かないと、がんばらないと。
これはいつの時代でも同じですね。人間ってあんまり成長してないもんだね。

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こちらの荷物、どうしますか?~アオバト引っ越しセンター 尾嵜橘音

こちらの荷物、どうしますか? ~アオバト引っ越しセンター~ 尾嵜 橘音

読了です。

武田光星が働く、アオバト引っ越しセンターには、緊急、深夜の引っ越しにも対応するサービスがある。今夜もアオバトのもとに仕事が舞い込んだ。若い夫婦、ワケありカップル、やる気のない大学生、険悪な親子・・・。
それまでの思い出と共に、住んでいた場所を出て行く依頼者たち。普通は本人たち以外が知ることのない空間で、思い出(荷物)を運び出すのがお仕事。
そんな、真夜中の引っ越し屋さんが見つけたのは―。“人”と“モノ”を巡る、ほっこり優しい物語

*****************************

引っ越し屋さんのお話です。
知らない作家さんだったんですが、図書館でみかけて借りてみました。

この春は「引っ越し屋さん大忙し」だったそうですね。
人が集まらない、予約が立て込む、で費用がすごいかかったとか。
TVでも特集やってましたよね。

確かに冷蔵庫やベッドなど大型荷物は大変。男性でも体育会系じゃないと。
お客さんの方もミニマリストじゃなきゃ引っ越しなんか大イベントですよね。
私がもし引っ越しするとしたら・・・いやぁ考えたくないっす。
友人曰く「引っ越しや家の新築・建て替えがないと整理なんかしないもんだよ~」。
確かにそうよね。

こちらの引っ越し屋さんは、夜の引っ越しにも対応しています。
緊急にも、ってことは「夜逃げ屋」さんを想像しますが、依頼する方はそういう人ばかりではないんですね。

昼間は仕事があったりで忙しい、とか色々な事情があり、それがどう解き明かされていくのか?
エピソードは面白かったんですが、いかんせんまだ書きなれてないのかなぁ?どうも話が伝わりずらくって・・・。

主人公の武田光星くんの心の動きとかも分かりづらかったなぁ。感情の機微が乏しいのかと思ってましたよ。途中で「あ、これは書き方(捉え方)の問題か」と納得しましたが。
行間(心の動き・振れ幅)を読むのが難しかったんだわ(;^^)。

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思い出の品、売ります買います 九十九古物商店 皆藤黒助

大切にしていたものには心が宿ります。

思い出の品、売ります買います 九十九古物商店 皆藤 黒助

読了です。

付喪神専門の不思議な古物店の物語。
下駄を鳴らして歩きたくなる温泉の町、箱根強羅。のどやかな軒並みの中に、その店はある。店主は浮世離れした美しい女性。古物商なのだが、扱う品は変わっている。それぞれが次の持ち主を選ぶというのだ。心ある器物、いわゆる付喪神なのだった。
最近出入りする青年には全てが驚くことばかり。だが彼は知ることになる。大切にされた道具には特別な思い出がこもっていることを。

*************************
図書館のラノベコーナーにあって手に取ったものです。
付喪神がいっぱい出てくるお話です。

付喪神:つくもがみとは、日本に伝わる、長い年月を経た道具などに神や精霊(霊魂)などが宿ったものである。

どんな道具でも長く、100年も使っていると魂を宿す。ところが99年、あと少し、というところで壊れたり、欠けたりすると無念から人を祟る、なんて話も聞きましたっけね。

主人公縁之介は百貨店の成績優秀社員。彼にはある秘密があるのだ。
そんな彼が住む強羅。家までの帰り道に記憶にない建物が。入り口に釣られたヤカンがガラガラと鳴る。

店内にあるのは、昔のものから壊れたPCや、エレキギターなど最近のものまで色々雑多に並んでいる。が、実は全て付喪神。長い年月経ってなくても、持ち主の思いとか念がこもっていると魂が宿るらしい。

ひょんな事からこの店に出入りすることになった縁之介は、店に訪れるお客様と向き合う店主の小町を見ていくうちに・・・

なんかね~、ファンタジーと言っていいかな?
個々のエピソードは面白いんですよ。現実的な縁之介と、そんな彼を馬鹿にする付喪神らと小町。歯車が噛み合わない様はねぇ。
ただ、それらがスムーズにつながっていない感じ。
だからなのか、固まりでごくん、ごくんと飲み干していく、って感じ。

更にクライマックスからのラストはそう来るか?!って思わず苦笑。
いやいや、面白いんですよ?面白いんですけどね、う~~~ん。

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男ふたりで12ヶ月ごはん 椹野道流

「今夜行っていいですか、住所は年賀状の奴でいいですか、妻子とかいますか」
「OK YES NO」

男ふたりで12ヶ月ごはん 椹野道流 2018/2/3

読了です。

芦屋の古い一軒家に暮らす眼科医の遠峯、そこに転がり込んできた高校時代の後輩・白石。 小説家になっていた白石は、スランプだという。 気分転換しに来ましたという彼と突然始まった同居は、なかなかに快適で…。
********************************************

好きな作家さん、椹野道流先生の作品です。
高校時代のアーチェリー部の後輩。愛想が悪いわけではなく、むしろ人懐っこいほうだけれど、とにかく言葉が足りない。

13年ぶりの再会なのに、冒頭のメールのやりとり、って(;^^)。
東京で小説家になった白石はスランプから環境を変えようと昔住んでいた関西に帰ってくる。しかも先輩遠峯の家に。
それが桜の散った頃。

再会からの事情説明の焼肉、男飯な弁当のみそ炒り卵、 誕生日祝いで前菜がメインな中華コース、 脱稿明けの分厚いハムとふわふわ卵の贅沢サンドイッチ、 コロッケが乗った遠峯の「理想のカレー」、 気分転換の単調作業で白菜と豚肉のミルフィーユ鍋、 遠峯の帰省土産ジンギスカン、白石の人生初フォアグラ様、 そうそう、甘党の遠峯はデザートも欠かせない。 くりきんとんにモンブラン、クリームパンに桜餅・・・。

ひたすら食べてます。もう幸せそうに。
ご飯が美味しければ、一年なんてあっという間、とあるように、毎回おいしそうな食が登場。芦屋の色々なお店も紹介されており、グルメ本ですね。タイトルは勘違いしそうだけど(;^^)。

焼き肉あずま、芦屋バル、第一樓、バックハウスイリエ、ナワ・シャンティ、あしや竹園・・・と出てくるお店を順に書いてますが、どれも存じ上げません(;^^)。
いつか芦屋に行ったときには食べ歩きしたいものです。

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古道具 中野商店 川上 弘美

東京近郊の小さな古道具屋「中野商店」。ダメ男感漂う店主・中野さん。きりっと女っぷりのいい姉マサヨさん。わたしと恋仲であるようなないような、むっつり屋のタケオ・・・。

古道具 中野商店 川上 弘美 2008/2/28

読了です。

不器用でスケール小さく、けれど懐の深い人々と、なつかしくもチープな品々。中野商店を舞台に繰り広げられるなんともじれったい恋と世代をこえた友情を描く

********************************

1996年「蛇を踏む」で芥川賞受賞された作家さんの作品です。
「芥川賞」の作品がそもそも苦手なんですよね~(;^^)。
文体というか、作風が苦手でして。
でも文庫本だったので、手持ち易いかな?と借りてみました。

う~ん、やっぱりこの作風、苦手でした(;^^)。
このゆるゆる感は嫌いじゃないんですが。
本当に、普通の日常なんですよ。
メリハリがあるわけでもなく、輝く何かがあるわけでもなく、
それでも日常って続いていくんですよね。

不器用な人が集うこのお店。やってくる常連さんも一筋縄ではいかないし、
店長はどうにも女クセが悪かったり、店長のお姉さんは趣味道楽に走り、
「私」は「タケオ」が好きなのか?好きじゃないのか??

そんなゆるゆるな中、店長の元カノ「サキ子」さんの書いたエロ小説がやけに生々しくて逆に白けてしまったりね~。読んでいていらっとくることも。

私ってつくづく小説に「エンタメ性」を求める人なんだなぁ、と再認識。
普通の日常でも、ぴょんと跳ねたように起きる何か。
それは、カンフル剤のようにつまらない日常の色を変えてくれる。

そんな作品の方が好きですね、はい。

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時をかける眼鏡6 椹野道流

ビンゴゲーム、ラクレットチーズ、屋外パーティ・・・。

時をかける眼鏡6 王の決意と家臣の初恋 椹野道流

読了です。

各国の賓客を招き、ポートギースの王・ジョアンとヴィクトリアの結婚式が盛大に行われ、試練を乗り越えた二人には幸せな日々が待っているかに見えた・・・。
しかし、結婚式に招かれた、大国フランクの使節がその夜、場内で転落して、不審な死を遂げる。 賓客の死に操作を始めた遊馬たちだが、ジョアンの家臣が、殺害を認める供述をし、国家同士の大問題に発展仕掛けるが・・・・・?

******************************

1巻から順次ご紹介しておりますが、前回から半年以上経過。

現代から過去へタイムスリップをしてしまった法医学を学ぶ医学生の西條遊馬は、過去の世界で彼を呼び寄せたマーキス王家に力を貸す事に。
そこの三男坊、が遠く離れたポートギース王国に嫁ぐ事になったのが3巻、か。

遊馬は、ポートギース王国に嫁ぐ姫王子・ヴィクトリアのお供の一人として、ポートギースに随行するんだけど、王女の家出やら何やら色々トラブルを乗り越え、いよいよこの6巻で結婚式です。

ところがこのポートギース王国。山間の小さな国で(小さすぎるために他国の侵略を逃れてきた、というちょっと悲しい理由)、国賓のもてなし方に頭を悩ます。
そこで遊馬は現代のあれこれをアレンジすることに。

大広間が1つしかないので式と披露宴が続けてできない!
→じゃぁ、屋外で披露宴にしちゃおう。ビアホール風にして。
農産物はあるけれど、素朴な料理しか出せない!
→じゃぁ、いっそその素朴さを打ち出してラクレットチーズ。
あまりお金をかけられない
→じゃぁ、ビンゴゲームにして国民が冬の間に作った手工芸品をプレゼント

こういう部分ってホント読んでいてワクワクします。
現代の自分らにとっては当たり前の事が、過去ではとんでもない事だった。
これって、異世界物でも同じですよね。
(ライトノベル読んでいるとそういうのいっぱいあるんだけど)
「おいしいもの」「よりよいもの」「より素敵に」とあくなく追求する姿ってなんかすごいかも。

6巻では、結婚式の模様でかなりのページを使っており、事件及び解決編は残り1/3、って感じ(;^^)。でも1冊で終わってくれたらホッ。次巻へ続く、なんて言われたら「キャー」って叫んじゃうもん(^o^)。

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パンとスープと猫日和2&3 群ようこ

昨日に続き、こちら
パンとスープと猫日和2&3 群ようこ

2.福も来た   3.優しい言葉

読了です。

<2>
アキコの店も開店当時の繁忙もようやく落ち付いてきて、アキコとしまちゃんの二人もゆっくり語り合える時間が持てるようになります。 と同時に、客の減少がアキコを不安に駆り立てますが、ママや食事に行ったイタリア・レストランの夫婦や、腹違いの兄弟(?)のお坊さんや、先生など、いろんな人から様々な助言を貰い、先の先を見て不安がるのではなく、その日その日をマイペースで進めて行けばいいという結論に。
新商品のカボチャ・スープも誕生し、アキコは一歩一歩進んで行きます。 そして、ラストでは、たろちゃんの替わりが二匹もやってきて、まさに「福来たる」

<3>
心と身体に優しいサンドイッチとスープのお店を営むアキコの元に、腕白な兄弟猫がやってきた。「たい」と「ろん」と名づけられた彼らは食いしん坊で元気いっぱい。アキコと相棒のしまちゃんは、猫の毛が料理に入らないように細心の注意を払っている。
そんなある日、しまちゃんから、近所にうちの店に似たお店ができるらしい、という情報が…。

*******************************
アキコ自身はいわゆるアラフィフ世代。お店の経営と猫の世話に明け暮れる毎日。自身は未婚のまま、なんですが、それだけにしまちゃんの恋愛模様が気になる?

体育会系出身のしまちゃんは考え方も姿勢もキリッと男らしい。
仕事をする上でその姿勢は素晴らしく好ましいのだけれど、彼氏への態度となると、ちょっと心配になる位(;^^)。
多少の公私混同は、とアキコのほうがはらはらしてます。

2人が開店前にお互いの「猫毛チェック」をしているのは笑っちゃいました。
(アキコは前猫たろが急死し、悲しみにくれたあと、縁あって二匹引き取ります。
しまちゃんは1匹。しまちゃんの彼氏も一匹)
お互いの体全体をチェックしてコロコロでネコ毛をとっていくんです。

そうなんです。ネコ毛、つくんですよ~、でなかなか取れないの。
私が履いている靴下も気づくと猫の毛がささってるんですよ(;^^)。
コロコロもまさか足元まで、って思ってたけど、だめです。

それでも今の猫は前の猫よりブラッシングを嫌がらない(むしろ大好き)なので、
頻繁にブラッシングしてるつもりなんですがね。
やはり猫2倍増し、ってのは大変です。私も毎日できるわけじゃないし、
最近、猫消えるんですよね・・・(;^^)。

さすがに1年を過ぎると行動範囲が広がりまして、母が入ってほしくない場所は締め切ったり柵を設けたりしてたんですが、そういう場所ほど興味(熱意?)を覚えるようで(;^^)。
気づくと、プリンタの電源がついてたり、納戸の電気がついていたり・・・。
入り込んで寝込んじゃってるともうだめ。「猫なんかよんでもこない」


って感じ(^o^)。

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パンとスープと猫日和 群ようこ

2013年にはwowowでドラマ化されたそうです。

パンとスープと猫日和 群ようこ

読了です。

唯一の身内である母を突然亡くしたアキコは、永年勤めていた出版社を辞め、母親がやっていた食堂を改装し再オープンさせた。
しまちゃんという、体育会系で気配りのできる女性が手伝っている。
メニューは日替わりの〈サンドイッチとスープ、サラダ、フルーツ〉のみ。
安心できる食材で手間ひまをかける。それが、アキコのこだわりだ。
そんな彼女の元に、ネコのたろがやって来て・・・。

*********************************
群ようこさん、久しぶりです。
文庫本で図書館に並んでいたので借りてみました。

母が長年営んでいた食堂。母の死をきっかけに改装。それまでの常連さんは居心地が悪くなったのか、近寄らなくなってしまったが、身の丈にあったお店、を目指して、サンドイッチとスープの店を開店。

料理のセンスがある人、ってほんと尊敬します。
料理は嫌いではないけれど、「ここはしっかり・きっちり」と言うところが自分と合わず、どうもイマイチなできになる私(;^^)。
珈琲も好きなんだけど、「どこの豆が」「ブレンド率は」とかって事までには興味がなくて(;^^)。

それだけに、アキコのセンスの良さにぐぐぅ、と思いつつ読んじゃいました。

従業員を募集し、しまちゃんに出会うまでの苦労とか、店を続けることの大変さなど、
その歳で新しいことに挑む、ってすごいです。

猫のたろ、はほんとかわいいんですよ~。
群さん以外、作家さんとかって犬・猫好きな方、多いような気がする。
以前読んだ「今日も一日きみを見てた 角田光代」さんは未だに好き。

何気ない日常を書いた作品です。毎日働いて、たまの休みの日には洋服の整理したり、顔も知らない父の家(住職:すでに他界)を訪ねてみたり、たまに自分としてはおっ、という事もあるけれど、概ね普通の日常。
それがたまらなく幸せな気分にさせてくれる作品です。

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卯ノ花さんちのおいしい食卓2&3 瀬王みかる

さて、昨日の記事のこちら。2017年5月現在3巻まで刊行されています。
というか、2016年12月に出た3巻で完結、のようです。

卯ノ花さんちのおいしい食卓 瀬王みかる 
2お弁当はみんなでいっしょに 3しあわせプリンとお別れディナー

読了です。

<2>卯ノ花家に住まわせてもらうことになった若葉を、同じ施設で育った愛実が訪ねてきた。だが愛実は産んだばかりの赤ん坊をおいていなくなってしまう。実は愛実はまだ結婚していなくて!?  

<3>卯ノ花家に、月(ユエ)一族の血を引く少女・彩芽がやってきた。お母さんを亡くしたうえ、月一族の秘密を知らされ混乱している彩芽を元気づけるため、若葉たちが作った料理とは…? 朱璃の育ての親の辰巳も帰国してにぎやかになった卯ノ花家。でもそれは悲しい別れを予感させていて・・・。

***********************************
冒頭に書いたように、3巻で終わりです。
と言いつつまだ続けられそうな感じでもあるんですけどね。

さて、若葉は幼少時、母に捨てられ施設で育ちます。その施設の友人の悩みに若葉は若葉なりに寄り添います。おいていかれた赤ん坊ですが、月一族の朱璃(黒髪)は子育ても経験しており、おんぶ紐で背中に抱いてあやすほど。

朱璃のした子育て(ず~っと昔、戦時中)の話も別途収録されているんですが、そっちは思わずホロリ、と来ます。
人間はほんと短命なんだね、としみじみ。
私てきには、人生90年とか十分長いと思っているので、長生きはしたくないかなぁ。

この不老長寿の月一族、ですが、不死、なわけではなく長命なだけ、ということで、3巻ではある出来事を経験します。こちらもホロリ、と来ますね。
一族専門の病院がある、とか彼らをサポートするスタッフがいる、とかいろいろ設定があって面白いんですけどね。

そういえば、若葉が身を寄せるこの屋敷。一角をカフェにしています。
「う~ん、今日は休み」なんて気分で営業しているせいか、不定期営業です。
(もっぱら言うのは朱璃なんですけどね)
イケメンがいるカフェ、ということで開ければお客さんどっと来るんですが。

「おいしい食卓」ということで、おいしいフレンチトーストの作り方、とかいろいろ小ネタが紹介されています。カフェのケーキとかも凪(金髪)が作っているし。

我が家もカフェにするくらいの敷地はあるんだけどね~。いかんせん「不便すぎる」・・・。

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卯ノ花さんちのおいしい食卓 瀬王みかる

さて、先週はお休みしちゃいました。今日からまた頑張りま~す。

突然の失業・火事、と不幸続きな私・・・・。

卯ノ花さんちのおいしい食卓 瀬王みかる

読了です。

施設で育ち、高校を卒業、就職して一人暮らしの若葉。
ある日、いきなり失業し、おまけに住んでいたアパートが火事で全焼。
身よりもなく、途方にくれていた若葉を仮住まいさせてくれたのは、近所で「薔薇屋敷」と呼ばれている卯ノ花さん一家。
気まぐれにカフェを経営している美形兄弟2人の他に、人形のような美少女・・・。
ところが、この美少女、がいるはずなのに、彼女が見えているのは若葉だけのよう・・・。
*************************************

「おいしい食卓」とタイトルにあったので、「グルメ系?」と思って読み始めたら・・・違うじゃん(;^^)。

主人公若葉は逆境の中頑張って暮らしてきた。
お給料は安いし、住んでいるアパートは古いけど、頑張れば暮らしていける毎日。ところが・・・という始まりです。

失業も火事も経験したことないのですが、それが一日でやってくるとキツイ、うんキツイ。
幸い大家さんが良い人で、身を寄せる先のない若葉をある家に案内してくれる。
庭にある温室である美少女とでくわすが、大家さんにはその姿が見えないよう。

事情を知ってビックリ。
美形兄弟の弟の方と、美少女は不老長寿の「月一族」の一員。
彼らは数百年以上の長い時を生き、歳を取らないので、
見た目が変わらないままで出会いや別れを繰り返しており、
美形兄弟は本当の兄弟ではなく、昔家庭教師にやってきた朱璃(弟役・黒髪男子)に助けられた凪(兄役・金髪男子)、と。

グルメの話より、不老長寿の月一族の方に話の軸があります。長い世を生きて出会いや別れを繰り返したであろう八重姫と朱璃。なぜ若葉には彼女の姿が見えるのか?などの話になっています。

表紙絵とタイトル、内容に微妙なずれを感じる作品です。

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