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夜と会う1&2 蒼月海里

【夜】人の心、例えば不安や恐怖等の負の感情が一定以上になり、絶望に転じる事で作られる。

夜と会う。: 1&2
 

読了です。

夜と会う。Ⅰ放課後の僕と廃墟の死神 

親に抑圧されて育った無気力な高校生・有森澪音は、喫茶カグヤのマスター・小野寺豪から奇妙な忠告を受けた晩、“夜”と呼ばれる異形が跋扈する廃墟に迷い込んでしまう。
そこで澪音は、自分を一方的に知る謎の少年・イザヨイに導かれ、悩みを抱える人のトラウマが具現化した“夜”をなりゆきで退治することになるのだが…。

夜と会う。II: 喫茶店の僕と孤独の森の魔獣

“夜の世界”をこよなく愛する変人・長門ヒカリの依頼で謎の組織「ノクターン」、そしてその代表者・氷室頼人と対峙する。「理想の夢を見せる」という触れ込みでその実、人の心を壊す彼の真意とは。

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不思議な世界観の作家「蒼月海里」さんの作品です。
書店員さんと兼業されている、とネットで読んだ気がするんですが、刊行スパンが短い。
1冊1冊はそんなに厚い作品じゃないんですが、「読んだ~」って気になる。
「読みづらい」と思う事もあるんだけどつい手に取っちゃう。

今回は、色々諦めた高校生が主人公。
冒頭も訳わかんないはじまりで、どう転がるんだ?と思いましたっけ。
読んでいくうちに「夜」と呼ばれる異世界の話かぁ、と分かりましたけど。

悩み・苦しみ・悲しみなど、人々の抱えるトラウマ(と書いてあるけどストレスも、だよねぇ)が具現化世界。自然発生だけでなく、この「夜」を売買する組織もあって、でも買った夜で人の心が壊れる事もあり・・。
そこら辺の話は結構込み入っていてうまく説明できないんだけどね。

2巻で、「魔獣」と呼ばれるものが出てきます。
鶴喰(ツルバミ)=カトブレパスというもの。
『博物誌』という書誌に記された、西エチオピアに住むとされた架空の動物。
カトブレパスの眼を見た人間は即死する、と言われているとか。

人間の空想っていつの時代からあるんだろ?すっごい昔からやれ「架空の」とか「想像の」とかってものが色々ありますよね。
現実にないもの、を考えつくって本当にすごいと思います。
作家さんもそうですよね。現実にないもの、を考えついて本を作っている訳だし。

先般、友人と飲んでいて「1から5,10に増やす・変化させることは得意なんだけど、0を1にするのはできないんだよね」という話に。
双方増やす・変化させるに特化しており、どうあがいても0を1にできない性質(たち)。
だから、こういう小説や漫画などを読むのは好きだけど自分で、とは思わないんですよね。

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Comments

おはようございます。空想の世界 読むのはいいのですがね。

Posted by: オサムシ | June 22, 2018 at 06:43 AM

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