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二階の王 名梁 和泉

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でも本屋さんを歩くのも好きです。
本屋さんで見かけたこちら

二階の王  名梁 和泉


第22回日本ホラー小説大賞 優秀賞受賞作

東京郊外で両親と暮らす八州朋子には、大きな悩みがあった。30歳を過ぎた兄が二階の自室にこもり、家族にも姿を見せない生活が何年も続いているのだ。
職場で知り合った男・加東に心惹かれる朋子だが、兄のことは話せずにいた。

そのころ、元警察官の仰木と6人の男女たちは、考古学者・砂原が遺した予言を元に『悪因研』を名乗り〈悪因〉の探索を続けていた。
〈悪因〉は人々を邪悪な存在〈悪果〉に変えて破滅をもたらす。
6人は五感で〈悪果〉を識別する能力を持つ者たちだった。

〈悪果〉を嗅ぎ分ける男・掛井は、同じショッピングモールで働く朋子への想いを募らせている。そして、掛井の仲間・卓美がある症状を発症し……。

*****************************
いやぁ、「二階」ですよ?「二階」。どれだけな王なのか?(;^^)
そこに「引きこもり」?? どこをどうすると王とつながるの?と
期待しちゃうじゃないですか。

八洲家の出来事から物語が始まります。
部屋から出たがらない兄。自分がトイレなどに行く時は音楽を鳴らします。これが鳴っていると家族は息を詰めてじっとしていないといけない。

ある日、出かけていた朋子は帰宅途中、大音量の音楽を聞く。それは自分の家から流れていた・・・。
もうね、これだけで「引きこもり」の状態が分かる。

この妹の朋子も就職に失敗して、地元のショッピングセンター内の文具店に勤めていて、色々な不安を押さえ込んで日々を過ごしている。
どこもかしこも導火線に火がつく直前、の緊張状態。

それと並行して何かを探す男女の話が展開します。彼らが探すのは何か?
どうやら異種の何か、らしい。
その何か、に見つかったのか徐々に減っていく数・・・。

この異種の何か、ってのがとにかく気持ち悪い。細かく描写しているんだけど「もうやめて~」って気分に。
どれだけの嫌悪感だよ、って感じ。

更に煽るだけ煽って、クライマックスも更になんか気持ち悪い(;^^)。
でも読むのをやめられないんだよね~。
読後しばらくして忘れちゃう作品とかも多いんですが、これは詳細は忘れてもどこか不快感というか不安感は忘れられないかも。

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Comments

いろいろ展開する話なんですね。

Posted by: オサムシ | December 13, 2017 at 06:49 AM

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