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ラストレシピ 麒麟の舌の記憶  田中 経一

「満漢全席」に拮抗する「大日本帝国食菜全席」とは?

ラストレシピ 麒麟の舌の記憶  2016/8/5 田中 経一

読了です。

第二次大戦中に天才料理人・直太朗が完成させた究極の料理を蘇らせてほしいと依頼された、絶対味覚=麒麟の舌を持つ佐々木充。
彼はそれを"再現"する過程で、そのレシピが恐ろしい陰謀を孕んでいたことに気づく。直太朗が料理に人生を懸ける裏で、歴史をも揺るがすある計画が動いていたのだ。
美食に導かれ70年越しの謎に迫る、感動の傑作ミステリー!

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図書館に並んでおり、「文庫本だから」「ちとぶ厚めだから」「映像化されるらしいから」というだけの理由で借りてみました。
知らない作家さんです。

※田中経一
日本の演出家、小説家。フリーの演出家として「料理の鉄人」。
こちらが作家としての第1作になります。

あとがきの「料理の鉄人~」の件りを読んで「なるほど~」と納得。どうりで料理が出て来るシーンが書き込まれてるはずだわ。

満州国の話と現代の話が交互に出てきます。満州国時代に開発されたらしい「満漢全席」の日本版「食菜全席」。中国人と協力して作り上げたそれは、時代の波にさらわれ、今は幻のものと化してしまった。

主人公は料理人。自分の店を作ったけど、食材や料理法にこだわりすぎて借金背負って潰してしまった。彼がある人からの依頼でこの「食菜全席」を探し始めます。

文章は読みやすいし、展開もまぁまぁ。最後まで敵か味方か分からない、って緊張感は良かったです。結構ドキドキしながら読んじゃった。
この本を読んだ後、NHKの「731部隊」のドキュメンタリーを見ちゃったので、「裏でこんなことがあったんだ」としみじみと思ったり。

こういう風に出来事がTV、小説、漫画等々色々なものでクロスオーバーするのは最近結構ある。アンテナ立ててると情報って入ってくるものなんですね。

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Comments

クロスオーバーすることはありますね。

Posted by: オサムシ | September 07, 2017 at 06:34 AM

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