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20 posts from September 2017

潜る女 アナザーフェイス8 堂場瞬一

1日余っちゃったので、シリーズ物の最新作をご紹介。

潜る女 アナザーフェイス8 堂場瞬一

読了です。

今度の事件は結婚詐欺! 妻を喪い、子育てのために警視庁捜査一課から刑事総務部へ異動した大友鉄。
知能犯を扱う捜査二課の同期・茂山から、結婚詐欺グループの一員と思しき女・荒川美智留の内偵を依頼された。
美智留は元シンクロ選手でスポーツジムのインストラクター。大友は一般人を装い、美智留がインストラクターとして勤務するスポーツジムに潜入する。
彼の眼に美智留は真面目で魅力的な女性に見えるのだが……。

******************************

こちらもシリーズ第8弾!
いゃあ、長いです。ドラマになったのも5年前?
最近、数年単位で時が過ぎており、気づくと「うぇ!こんなに経ってたの?!」って感じです。

シングルファーザーの大友も息子はもう中学生。今作でも大友を置いて長野に行っちゃったり、と個人行動が目立つように。年月が経過するにつれ、「家族」のあり方にも変化が訪れています。大友の復帰もそろそろかなぁ、という設定です。
(その割になかなか復帰しなそうだけど)

今回は「一課」ではなく、「二課」のお手伝いです。
殺人を主に扱う一課と違い、二課は金銭・経済・企業犯罪を扱います。
結婚詐欺の疑いのある相手に内調。いやいや大友氏の方が「詐欺」に近いような(;^^)。

相変わらずイケメン、との描写にもドラマをやった「中村トオル」氏を思い浮かべちゃって。彼は相変わらず若々しいけどね。

物語が動くのはかなり後になってから。しかも、まさか、のどんでん返しがあり、女性としては結構グッときます。

新作が出るとすぐには飛びつかないけど、落ち着いた頃に借りて読んでいるこちらのシリーズ。まだまだ終わらなそうです。

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守り人シリーズ4 上橋菜穂子

昨日の記事で、一応シリーズは終わったのですが、
番外編、当然出てます(^o^)。

<流れ行く者>浮き籾  ラフラ<賭事師> 流れ行く者 寒のふるまい

<炎路を行く者>炎路の旅人  十五の我には 

<守り人のすべて> ガイド本

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陰謀に巻き込まれ父を殺された少女バルサ。親友の娘である彼女を託され、用心棒に身をやつした男ジグロ。故郷を捨て追っ手から逃れ流れ行く様を書いた作品です。

国では重要な地位についていた男が親友の娘を守る為、追手(自国の民)を殺していく、と言うのは辛いものです。
バルサ自身をどう扱っていいのかも分からないし、国がどうなっているのかも良くわからない。

そんな中、バルサはジグロに追いつこうと必死でもがきます。
人を殺させたくないジグロ、ジグロに追いつくためならと思いつめるバルサ。
悲しい少女時代の話です。

<炎路を行く者>は昨日迄のシリーズに出ていた脇役ヒュウゴの話。実は「ヨゴ皇国」の親衛隊の父を持つ人。母と妹を守る為、いざという時の脱出法を考案するも大人たちにはバカにされる位少年でした。
結局家族を助けられず、1人で生き抜いていくお話です。

これらは、シリーズを読んでいないとちょっと厳しいですが、
読んでいるととてもうれしい作品です。
アナザーストーリー、って世界が広がる感じがして良いですよね。
もっと他のエピソードも、ってつい思っちゃうんですがやはりシリーズが一応の完結を見てしまうと難しいかなぁ。

2017年11月からNHKでシーズン3の放映が始まります。
その前に多分1,2は再放送するのでは?と期待しているんですが。
<守り人のすべて>はガイド本なので、そのドラマの制作秘話なんかも収録されています。ドラマなら、と思われる方はこのガイド本だけでも読むと良いと思います。

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守り人シリーズ3 上橋菜穂子

8巻:天と地の守り人〈第1部〉ロタ王国編
9巻:天と地の守り人〈第2部〉カンバル王国編
10巻:天と地の守り人〈第3部〉新ヨゴ皇国編

昨日の最後に、チャグムが目指すもの。
それは、「大国タルシュ」へ連合して抵抗すること。
その為に彼は海へ飛び込み、死んだ事にします。

その一方、バルサの元に依頼が入ります。「チャグムを探して欲しい」と。
バルサはかすかな手がかりを追ってチャグムを探し始めます。
その頃、ロタ王国の内側には陰謀の影、異界ナユグの変化・・・ロタ王国は動くのか?
そしてカンバルは?

旅を続ける2人以外にも悲しい現実が。
バルサの幼馴染のタンダは最前線に派遣される事に。
チャグムが死んだと知らされた星読博士シュガや王、など周囲のエピソードもてんこもり。

父からの巣立ち、そして家族。ラストシーンは静かで温かいものです。
この物語をまだまだ読んでいたい、と思う一方、穏やかな人生を過ごさせてあげたいとも思います。

もうねぇ、一大物語、ですよ。「日本の指輪物語」と評されているそうですが、分かる!分かるよ~。「十二国記」もそうですが、いやスケールがでかい。
この世界観は素晴らしいと思います。
大人が読んでも十分楽しめる、ってホントでした。

オススメますよ。

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守り人シリーズ2 上橋菜穂子

4巻:<虚空の旅人>
隣国サンガル。新王即位儀礼。新ヨゴ皇国皇太子チャグムと星読博士シュガ。

5巻:<神の守り人〈上〉来訪編>
6巻:<神の守り人〈下〉帰還編>
人買いからの兄弟の救出。ロタ王国。タルの民

7巻:<蒼路の旅人>
サンガル国近海。人質。タルシュ帝国。

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さて、タイトルが「守り人」と「旅人」とあるのに気づかれましたか?
どちらも「守り人シリーズ」として紹介されていますが、「守り人」と「旅人」の違いは「守り人」がバルサ中心、「旅人」がチャグム中心の展開となっているからだそうです。

4巻はチャグムの回。隣国を訪れますが、昨日の通り「直視しちゃダメ」みたいなしきたりがあるので、神秘的に見える一方で「気取っちゃって」と反感をかってる。
実際、宴会の席で演舞にかこつけたいたずらが仕掛けられたり。

ところがチャグム。バルサに鍛えられて、彼女と別れた後も
バルサに教えられた武術の基本を反復練習し続けていたんですね。
無意識にいたずらをかわす処なんかはちょっとスカッとします。

5&6巻は再びバルサの話。初「ロタ王国」舞台です。
人買いから助けた幼い兄弟。彼らにはある事情があり、それはかなり危険なもの。
それを利用しようとする輩から守っていくのですが、バルサさえも恐怖を感じる出来事が・・・。最後はね、ちょっと悲しいです。未来はあるんでしょうが・・・。

一方7巻、チャグム回。こちらで王の方針に盾突き、祖父を助けるために、罠と知りつ後を追います。海の王国サンガルがタルシュとの同盟(名ばかりの侵略)を組んだ結果、祖父は亡くなり、チャグムは・・・

チャグムに襲いかかる試練はちょっと可哀相すぎます。
彼はバルサと暮らし、民の生活を垣間見ただけに、考え方が王と違うんですよね。
王もチャグムの事はちょっと煙たくて、「弟がいるから」あわよくばチャグムも消せる、と考えたり。

捕虜になった後、大国タルシュ帝国に連れて行かれるんですが、圧倒的な国力に屈服しそうになります。
が、すでに支配下に下った「ヨゴ皇国」や「サンガル」を見て彼はある交渉をします。
それは明日に・・・。

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精霊の守り人 上橋菜穂子

NHKがTVドラマ化した、と聞き、録画はしたんですが、見ることができず「まぁその内再放送するだろう」と先に小説を読むことにしました。一時のブームが落ち着き借りやすくなったのもあるんですがね。

「守り人シリーズ」1~3

読了です。
<精霊の守り人>
新ヨゴ皇国の第二王子チャグム。女用心棒バルサ。幻獣ラルンガ。

<闇の守り人>
女用心棒バルサ 生まれ故郷 養父ジグロ

<夢の守り人>
異界の“花"。タンダ。女用心棒バルサ。トロガイの過去。

*******************************
最初はね、どんなものだろう?と半分上目線で読み始めました。
ところがこれが夢中になるもんだね~。

用心棒バルサは女だてらに腕前は一級。そんな彼女が皇太子を助けた縁で彼を守る事に。世の事を知らない少年に町で生きるすべを教え、防御を教える中芽生える友情などの第1巻。結構泣けました~。

そして2巻で故郷カンバルを訪ねるバルサ。当時の王の圧政に父は殺され父の友人ジグロに連れられ追手から逃げ続けた生活だったのですが、今回真相を探りに向かいます。

3巻はちょっとお休みモード。バルサの幼馴染タンダは呪術師。そんな彼を助ける為、師トロガイと共に動きます。

ちなみに世界地図はこんな感じ。
Map_img1
バルサは「カンバル王国」出身ですが、用心棒をなりわいとしてますので、あちこちの国に出入りしており、言葉も結構話せる。
チャグムは右下の「新ヨゴ皇国」出身。
ここは「神の国」といわれており、王=神、となってます。

だから民の前ではベールをかぶり、顔を直視すると死ぬ、なんて事も言われてたり・・・。その皇太子のチャグムが宮を追われ、民にまじって暮らす、ってのは結構プライドとか色々な面で読み応えがありました。

明日もこちらの続きです。

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うーん。

昨夜、PCを起動したら、更新プログラムの構成に1時間以上かかり、とても記事を書く時間がなく、簡単に。

会社の人が土産をくれました。
Img_2211
そっかぁ。スターウォーズってディズニーになったんだっけ。
しかし、これを土産にチョイスするセンス、嫌いじゃないぜ。
頭部分はクリップになってます。

Img_2212会社で使うとするか(^o^)


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時をかける眼鏡2~ 椹野道流

昨日紹介した作品の「続」です。2017年4月現在、5巻迄刊行しております。

2巻:新王と謎の暗殺者
3巻:眼鏡の帰還と姫王子の結婚
4巻:王の覚悟と女神の狗
5巻:華燭の典と妖精の涙   読了です。
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昨日の1巻で、皇太子にかけられた殺人の疑いを晴らしたアスマ。
いつ元の世界へ帰れるか分からないので、王室に仕える鷹匠のクリストファーの小屋に同居させてもらい、この世界の色々を学ぶことに。

2巻で新王ロデリックの即位式の夜、招待客である外国の要人が不審な死を遂げた。早急に犯人を見つけ出さなければ王室の信用にかかわる、ということでアスマは真相究明に乗り出す。

3巻で今の生活にも慣れてきた矢先、姫王子ヴィクトリアの結婚話が。大国アングレからの申し入れだから、断るのは難しい。だが簡単に受け入れるわけにもいかない…。

4巻で、姫王子の輿入れに同行したアスマとクリストファーに国から「急ぎ帰国せよ」と連絡が。王の治世に不満を持った女神が国を滅ぼすために遣わすという伝説の狗による事件が相次いでいると言う・・・

5巻で、姫王子に結婚を申し入れた大国の王が難癖をつけてくる。姫王子が輿入れした先の皇太女キャスリーン(4巻でアスマらにくっついて家出)を披露するパーティーを開き、交渉させようとするが、大国は伝説の宝物「妖精の涙」を所望する・・・

と、地続きでお話は続いております。
3巻で元の世界に一度帰ったんですよ。ところがそのタイミングが悪かった。
帰ったけど気になって結局戻ったんですよね。
今度はいつになるか分からないのに。

今シリーズは現代と過去の医療や法医の違いだけでなく、生活全般の違いについても描写されています。
食事や衣類などはもちろんですが、命についての考え方なども比較しています。

現代のようにコンビニがある訳じゃなし、音楽が手軽に聞けるわけじゃなし、そもそもTVもなければ電話もない・・・。
そんな世界での生活が思いの外気にいったアスマ。
次回はどんな事件に巻き込まれるのか?乞うご期待、って感じです。

4月に刊行されたこちらの作品。我が市図書館では1冊のみの購入。おかげで手元に来るのに4ヶ月かかりました(;^^)。買え、って事ですかね~。

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時をかける眼鏡 椹野道流

割りと頻繁に紹介している「椹野道流(ふしのみちる)」先生の作品をご紹介。現在進行中のシリーズものです。

「時をかける眼鏡」 椹野道流

母の故郷・マーキス島にある「法医学博物館」で突然、過去の世界に飛ばされた、医学生の西條遊馬(さいじょう あすま)。 わけがわからないまま、殺人事件の現場に居合わせたために投獄されてしまう。 そこで出会ったのは、この国の皇太子ロデリック。
彼は、父である王を殺した罪に問われているというのだが…? そして、ロデリックの無実を証明するよう、遊馬に頼んできた人物とは・・・?

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他の方のレビューを読んでいて気づいたんですが、2015年夏の集英社の「ナツイチ」で紹介されてたんだ&それ見たんだ。
Img_0832

この冊子、毎年もらっているんですよね。未読本をチェックできるので毎年楽しみにしています。

飛ばされた過去の世界は服装とかを見ると中世ヨーロッパ、って感じかな?
移動手段は馬とか、囲炉裏で料理とか、なんで。
当然その時代は「検死」なんてのもない。アスマが検死し、死の原因を探る、というところが「医学ミステリー」なんでしょうね。

でもメス一つないのさ、体温計もないし。
道具がない場所で自身のひらめきと腕一本でしのいでいくのは若者の成長ストーリーって感じで結構おもしろかったですよ。

ちょっと残念なのは「薄すぎる」こと(;^^)。あっという間に読み終わってしまいました。
まぁ普段読書しない方にはなじみやすいかも。

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『ワンダーウーマン』

さぁて、皆様3連休はいかがお過ごしでしたか?
台風の影響で各地のイベント中止や交通機関の運転見合わせ、
浸水等々、大変だった方はいませんか?
大事にならない事を祈り申し上げます。

*******************************
美しくぶっ飛ばす。 地上最強のアマゾネス

『ワンダーウーマン』
201708

メディア 映画   上映時間 141分  製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ワーナー)  初公開年月 2017/08/25

女性だけが暮らすアマゾン族の島に生まれ育ったプリセンスのダイアナ。
母である女王に反対されるも、最強の戦士になるべく、日々過酷な訓練に打ち込んでいた。

ある日、外界からアメリカ人パイロット、スティーブ・トレバーが乗る飛行機が不時着する。初めて見る男の姿に興味津々のダイアナだったが、スティーブから外の世界では大きな戦争が勃発し、ドイツ軍が開発中の兵器によって破滅の危機が迫っていることを知る。

戦争の裏にはアマゾン族の最大の目的、戦いの神アレスがいるとにらみ、自らドイツ軍の恐るべき野望を阻止すべく、スティーブとともに島から旅立ち、イギリスへと渡ったが…。

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いやいや、まるっきり初めまして、だったせいか、冒頭のエピソードが結構長かった。まさか幼女時代からやるとは(;^^)。
更に現実を観ていないダイアナはパイロットスティーブの説明を微妙なずれた勘違いで発奮しちゃう。まるでギャグのよう。

イギリス上陸してみれば、「女なんて」「なぜここに女がいる」と蔑視発言。
彼女の勘違いと情勢から前線に行くことにした2人と同行するのはわずか3人。
更に前線はここ数ヶ月1cmも前に進めていない・・・。

そこからの彼女の活躍はすごかった~。
今回4DXやIMAXで上映しているんですよね。それを意識したカメラワーク。
私は普通の2Dで観ましたので、邪魔な位でしたけど(;^^)。

確かに人間はひどい。勝手に自然を破壊して、勝手に他の生物を蔑ろにして、好きなことをしているのに、他者と争おうとし、更にマスタードガスなんぞで敵国を殺そうとする・・・。
でも、だからといって「殺されて当然」「死んでこそ」と言われたくない。

今の情勢とちょっと重ねて見ちゃいました。
どこかの誰かにアレス、憑いてんのかな??(;^^)。

こちらは「マーベル」ではなく「DCコミックス」というレーベルのコミック。
予告編でやってましたけど、次回作ではやはりチームを作って戦うようです。
バットマンにスーパーマン、は知ってるけど、アクアマンとかフラッシュとかは・・・。
11月後半に上映されるようなので、時間があえば行ってみようと思います。

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『三度目の殺人』

弁護士、殺人犯、被害者の娘。
ある殺人が、私たちをつないだ・・・。

『三度目の殺人』

201708

メディア 映画 上映時間 125分 製作国 日本
公開情報 劇場公開(東宝=ギャガ) 初公開年月 2017/09/09
監督: 是枝裕和

勝ちにこだわるエリート弁護士の重盛朋章は、同僚がサジを投げた依頼人・三隅高司の弁護を渋々ながらも引き継ぐことに。三隅の容疑は、解雇された工場の社長を殺害し、遺体に火をつけたというもの。30年前にも殺人を犯した前科があり、自白もしているため死刑は確実と見られていた。
さっそく重盛は無期懲役に持ち込むべく調査を始める。ところが、肝心の三隅は証言をコロコロ変え、味方であるはずの重盛にも決して本心を語ろうとしない。そんな中、三隅と被害者の娘・咲江との意外な接点を突き止める重盛だったが…。

*******************************

上映時間の関係で公開してすぐ見に行きました。
あらすじとかもほとんど分からなかったけど、
役所広司さんだもん、見逃せないかな、と。

が、う~ん・・・、微妙。
割りと早めに展開の予想がついてしまい、「まさかな」と思ったらそうだった・・・。思わせぶりすぎたような(;^^)。

それでもたっぷり2時間の作品を見続けたのは役所さんの怪演。
実は違うのではないか?判断しきれず引きづられ続け、って感じ。

あらすじの「勝ちにこだわるエリート弁護士」。ん??結構疑問。
エリートな割に、古ぼけた建物にある個人の弁護士事務所。
弁護士は当人と「イソ弁」に事務の女性だけ。
エリートな割に良い服着てる!って程じゃないし(;^^)。

時に、福山さん、語調が弁護士ぢゃないっす・・・。
舌足らずなのか、ところどころで滑舌が悪く。
「う~ん、エリート?(;^^)」と、はなはだ疑問。

今回の作品で思ったのが「司法システムって面倒くさい」って事。
事前に弁護側と検察側と、裁判官で事案のすり合わせをするんです。
で、結構難しい言葉で「××は主張しないんですね」とか、「○○はどうですか?」「然るべく」とかってやるんだけど、知らなかった事ですわ。

まぁそこら辺が海外で受けるか、っていうと違うかなぁ~。
「それでも僕はやってない」のように日本の司法制度の特長や問題点、殺人とその裁きについて、などどこをどう訴えたいのかイマイチ見えづらかったかなぁ。

最後も「これ!」と言うはっきりしたものが在るわけではなく、なんとなくこうかなぁ、位の微妙さを感じてしまい、すっきりしなかった~。
うん、ちょっと勿体無い、かな。

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『東京グール』

守るために、闘う・・・。

東京喰種 トーキョーグール

201708_2

人の姿をして人間社会に潜み、時に人を襲ってその肉を喰らう怪人、喰種(グール)。そんな喰種が密かに蔓延している東京。
ある日、平凡な大学生カネキは喰種のリゼに襲われ瀕死の重傷を負うも、直後に命を落としたリゼの臓器を移植され、一命を取り留める。しかし・・・。

********************************
清水富美加さんの引退のきっかけになった、と言われているこちら、観てきました。
漫画は、途中まで読んでたんですけどね。

確かに設定はショッキングです。
「人肉以外を受け付けない身体」。実際に夜の裏路地で人を食べているシーン、とかはグロかったです(;^^)。

でも(全部読んではいないけど)、そういうショッキングシーンがメインではなくて、もっと深い部分の「存在意義」とかをメインに書くべきだったのでは?と思ったのは私だけではないはず。

なぜグールという存在があるのか?ヒトはどうすべきなのか?彼らをなぜ狩るのか?グールを通して人生について考えていくような展開に、
又喫茶店あんていくやマスク作家などグール同士の交流など、
もっと違う部分を中心に描くと良かったんだけどね~。

しかし、窪田くん、好きだわ~(^o^)。
ヘタレさがいい感じで出てます。なのにどれだけの期間か、は描かれてなかったけどあっという間に身体鍛えてましたっけね(;^^)。
蒼井優も清水富美加もいい演技だったと思う。本田博太郎さんも。
でも佐々木希さんは「ん?いた??」って一瞬考えちゃいましたけど。

漫画の方をちゃんと読みたくなりました。
映画の方は多分続編できないだろうし(主要キャスト引退しちゃったら、ねぇ)、そうなると漫画しかないよなぁ。
しかし、漫画はあっという間に本棚が埋まる、それは無理。
電子書籍、ってところかな?

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『君の膵臓がたべたい』

「これからどうするの?」
「未来って意味?私には持ち合わせがないよ」

『君の膵臓がたべたい』

201708_3

メディア 映画   上映時間 115分   製作国 日本
公開情報 劇場公開(東宝)  初公開年月 2017/07/28

高校で図書委員をしていた地味な【僕】は、病院で『共病文庫』と名付けられた闘病日記を偶然拾ったことで、それを書いている人気者のクラスメイト・桜良の秘密を知ってしまう。彼女は見た目には分からないが、重い膵臓の病気を患い、余命がわずかだったのだ。それは、親友の恭子さえ知らない秘密だった。家族以外は誰も知らない秘密を共有した桜良と【僕】は急速に距離を縮め、次第にクラスでも噂の的になっていくが…。
***************************
を先に読んでいて、映画は原作と違う作りだと聞いていたので、どうしようかな、行かないしようかな、と思いつつ、つい行っちゃった。

話の中身も展開も知ってるので、そういう面ではそれほど感情移入できなかったかなぁ。
でも話を読んで想像していた部分を実写で見ると多少違った印象もあり、楽しめました。

映画は、大人になった「僕」「恭子」が話を回す部分もあり、そんな中、高校生の彼らは頑張りましたね。
「咲良」役の浜辺美波さん。今だとTVCMの「魔女の宅急便 青春編 のキキ」の声をやってますね。今度公開される「亜人」実写版にも出るらしい。
彼女と、「僕」役の北村匠海くん、良かったです。

それだけに大人になった「僕」「恭子」らはいらなかったかなぁ(;^^)。
原作よりずっと比重重で出てきてたのと、「僕」と「恭子」が親友になるの、なんか遅すぎない?そこまで引っ張る意味があるのか?とやや興ざめ。
しかも、あれだけ咲良が頑張ったのに、「僕」、頑張ってないじゃん。

クラスメイト特に親しくしていた人の死、と言うのはかなりの影響だと思うんですけどね。
大学時代に中学の同級生が亡くなりました。
通夜に行ったんですが、当時の担任に「お前たちはしっかり生きろよ」と言われた事を思い出しました。

しっかり生きてないけどねm(_ _;)m ゴメン!!

せっかく良い原作なんだから、どうしても後出しジャンケンみたいな印象になっちゃって。有名な人使わなくてもお客さん来ると思うんだけどなぁ。

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『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』

そこには、“邪悪”が眠る――

『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』

201708

メディア 映画   上映時間 110分
製作国 アメリカ  公開情報 劇場公開(東宝東和)
初公開年月 2017/07/28

盗掘者紛いのニック(トム・クルーズ)は、中東で地中に埋もれていた古代異物を発見する。それは何世紀も昔に、この世への激しい憎しみを抱えたままミイラとなった王女アマネットの墓だった。
考古学者ジェニーと調査を始めたが、気づかぬ間に王女アマネットの封印を解いてしまい、なおかつニックを復活の相手と狙いさだめ・・・
**************************************

トム・クルーズ主演のこちら、観てきました。
夏休み中だけに、子供向けの作品が多いんですよね。
しかも、近所の映画館は「吹き替え」メイン。
3Dなんかもほとんど吹き替えしか上映してません。
スパイダーマンとかトランスフォーマーとか、字幕で観たかったのに。

こちらは「エンターテイメント」ど真ん中って感じの作りです。
いやぁ、色々な事になってます。
移送中の飛行機が墜落。全員死亡したはずなのに、ニックだけは生き返ったり、
墜落現場を捜索していた警察官はあっちゅーまにミイラにされちゃったり、
イギリスの街中でネズミの大群に襲われたり・・・。

そこに最先端化学技術を結集する団体が絡んできて、
団体の長であるヘンリー(ラッセル・クロウ)も実は・・・ってもう何でもあり、って感じ。

考古学者ジェニーとは一夜を共にしたけれど、下心あり、の展開なので、最初はちょっと反発、途中から相棒としてピンチを乗り切る!
ジェニーは実は↑の団体の一員でもあり・・・。

と設定はやや細かいですが、話は大味(;^^)。
小ネタもあちこちで出てきます。
ドキドキハラハラして、最後は大団円、って軽く楽しめる映画です。

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千葉のご当地キャラ

現在、千葉県の千葉駅は大改装工事中。
今まで1Fにあった改札が3Fに移ったのは数ヶ月前。
9月7日に一部リニューアルオープンがありました。

駅の中(エキナカ)に色々あるのは便利なんですが、
近くのデパートやお店は大打撃だろうなぁ(;^^)。

今回、千葉市に東急ハンズがやってきた!ということで、
英会話の帰りにちょっと寄ってみました。
(と言っても駅使うからどうしても近くを通るのよね)

そこでお会いした方。
S_6671714680732

ちーばくん、ですっ!千葉県のご当地キャラクター。
可愛いよね~♪ 好きです(^o^)。
ちなみに我が家はこのお腹の真中あたりにあります。

そしてこの方。
S_6671714718885

Pマン・・・千葉県名産「落花生」から生まれた「Pマン」。
小腹が空いたらすかさず駆けつける落花生ヒーロー!

お初、でした(^o^)。この目つきがさ、可愛くないよね~。

そして、最後にこちら

S_6671714707077

ぴーにゃっつ です。千葉県は鴨川市のゆるキャラ。
千葉県特産品・ピーナッツみたいな模様のねこさん。

Pマンとぴーにゃっつ、は出身は同じみたいですね。
たまに千葉駅周辺でもゆるキャラが闊歩しているんですが、
このPマンとぴーにゃっつは初めてみました。

このぴーにゃっつ、は好きだわぁ(^o^)。
「猫」ですよね、猫。猫好きは絶対くいつくと思う。

エキナカを見て回るにも人が多すぎて大変。
もうちょっと落ち着いてから再度行こうと思います。
落ち着くこと、ないかしら??

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また、同じ夢を見ていた 住野よる

しっあわっせはー、あーるいーてこーない、だーかーらあるいーていくんだね
なー

また、同じ夢を見ていた 住野よる

読了です。

友達のいない少女、リストカットを繰り返す女子高生、アバズレと罵られる女、一人静かに余生を送る老婆。 彼女たちの“幸せ"は、どこにあるのか。「やり直したい」ことがある、“今"がうまくいかない全ての人たちに送る物語。
************************************

君の膵臓をたべたい」の作家さんの作品です。
ある女の子が主人公。ちょっと変わった小学生。
思ったことは口に出し、男の子にも負けない。
同級生からはちょっと距離をおかれ、友達は黒猫。

そんな彼女がある日学校で出された課題。
「幸せとは何か」
彼女は学校での問題に立ち向かう一方で、
知り合った女性たちとの交流を通して、
答えを考えていく。

「幸せとは何か」
これは難しいお題ですよね?
「ちょっとした幸せ」なら幾つでも出てきますけどね。

朝、目が覚めて「あ、あと30分眠れる」と思うこと。
電車の乗り継ぎがうまくいった時。
暖かいお風呂に入った時。
猫が頭を押し付けてきてる時・・・
単純ですな(;^^)

でも、「幸せ」となると、どれもちょっと「小物」??
私としてはこういうちょっとしたものの積み重ねで
「幸せ」としたい処なんですけどね。

彼女は最後に答えを出します。

自分がここにいていいって、認めてもらえることだ。(許されること誰かのことを真剣に考えられるということだ。

小学校の同級生はこう答えます。
僕の絵を好きだって言ってくれる友達が、隣の席に座っていること

作中の老女はこう答えます。
今、私は幸せだったって、言えるってことだ

さて、あなたの答えは?

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ラストレシピ 麒麟の舌の記憶  田中 経一

「満漢全席」に拮抗する「大日本帝国食菜全席」とは?

ラストレシピ 麒麟の舌の記憶  2016/8/5 田中 経一

読了です。

第二次大戦中に天才料理人・直太朗が完成させた究極の料理を蘇らせてほしいと依頼された、絶対味覚=麒麟の舌を持つ佐々木充。
彼はそれを"再現"する過程で、そのレシピが恐ろしい陰謀を孕んでいたことに気づく。直太朗が料理に人生を懸ける裏で、歴史をも揺るがすある計画が動いていたのだ。
美食に導かれ70年越しの謎に迫る、感動の傑作ミステリー!

****************************

図書館に並んでおり、「文庫本だから」「ちとぶ厚めだから」「映像化されるらしいから」というだけの理由で借りてみました。
知らない作家さんです。

※田中経一
日本の演出家、小説家。フリーの演出家として「料理の鉄人」。
こちらが作家としての第1作になります。

あとがきの「料理の鉄人~」の件りを読んで「なるほど~」と納得。どうりで料理が出て来るシーンが書き込まれてるはずだわ。

満州国の話と現代の話が交互に出てきます。満州国時代に開発されたらしい「満漢全席」の日本版「食菜全席」。中国人と協力して作り上げたそれは、時代の波にさらわれ、今は幻のものと化してしまった。

主人公は料理人。自分の店を作ったけど、食材や料理法にこだわりすぎて借金背負って潰してしまった。彼がある人からの依頼でこの「食菜全席」を探し始めます。

文章は読みやすいし、展開もまぁまぁ。最後まで敵か味方か分からない、って緊張感は良かったです。結構ドキドキしながら読んじゃった。
この本を読んだ後、NHKの「731部隊」のドキュメンタリーを見ちゃったので、「裏でこんなことがあったんだ」としみじみと思ったり。

こういう風に出来事がTV、小説、漫画等々色々なものでクロスオーバーするのは最近結構ある。アンテナ立ててると情報って入ってくるものなんですね。

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世界の猫の民話

「猫つづき」で、本日はこちらの本を紹介します。

世界の猫の民話
日本民話の会 外国民話研究会 (翻訳)

読了です。

誇り高く自由気ままでどこか不気味な存在感をただよわせる動物―猫。
世界各国の神話・伝説・昔話から民間伝承までを広く集成、分類。
ほか親類である虎の話もあわせて収録。

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日本民話の会 外国民話研究会、という団体があるんですね。
日本の民話と言うと「にほんむかしばなし」、
外国の民話と言うと「グリム童話」ってところですかね。

この本には世界各国の民話、それも猫にまつわるお話が集録されています。
章立てされており、例えば

・最初の猫由来の話 中国 アイルランド アルメニア
・あの猫は私だった 魔女と猫 フランスドイツ
・こわい虎と猫 ベトナム ロシア
・人を助ける虎と猫 インド 韓国
・魔的な猫  イギリス リトアニア ブラジル
・動物たちのつきあい  ウクライナ モロッコ モザンビーク ラトビア
・猫さまざま  スペイン ナチェズ(米)

というように、中には聞いたことのない地名も。
アルメニアやラトビア、リトアニアといった希少な感じ。

お話はどれも短編に近いお話です。
猫が味方だったり敵だったり、と色々立場が違うので、
読み比べてみると面白いと思いますよ。

さて、我が家の猫はどっちなんだろう??S_6652308129497a

結構動きや寝姿がシンクロする二匹(;^^)。
左がメイ(5月)、右がハル(春)、です。
6ヶ月を過ぎて大きく&重くなりました。
そろそろ手術だなぁ。

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猫語のノート ポール・ギャリコ

立ち上がれ、万国の猫たちよ。
明らかに人類よりも優れている猫たちに
本書を捧げる。
立ち上がれ! 団結せよ!
そして勝利せよ!

猫語のノート ポール・ギャリコ

読了です。

猫たちの本音の言葉集。
「人間たちよ、お聞きなさい。まさか、猫語がわからないの?」 

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昨日紹介した「猫語の教科書」と同じ筆者、ポール・ギャリコの作品です。
一緒に借りてみました。
こちらはどちらかと言うと↓この本に近いかな?

「名言」って訳ではなく、詩や歌詞のような感じの文章と写真が見開きで紹介されている、って感じ。
詩はこんな感じ。

Question どうしよう
ミーミーミー、すごいでしょ。
わたち、ひとりで木のぼりしたの。

ミーミーミー、どうしよう。
わたち、ひとりで下りられないの。

ミーミーミー、どうしよう。

そうなんですよ。猫って木に登るのは得意だけど、降りるのは苦手。前の猫なんか、何度下りられずに木にハシゴをかけたことか(;^^)。

自分ちの猫とつい比較して読んじゃいますね。
いない方は想像でどうぞ。

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猫語の教科書 ポール・ギャリコ

猫の猫による猫のための指南書。

政治猫語の教科書 ポール・ギャリコ

読了です。

ある日、編集者のもとへ不思議な原稿が届けられた。文字と記号がいりまじった、暗号のような文章。“£YE SUK@NT MUWOQ”
相談を受けたポール・ギャリコは、それを解読してもっと驚くはめになる。原稿はなんと、猫の手になる、全国の猫のためのマニュアルだった。

******************************
先週紹介した「古書カフェすみれ屋」で紹介されていた本です。

いやぁ、こんな本があるなんて!と目からうろこ、です。
猫の手による指南書。「いかに人に取り入って幸せな生活を送るか(;^^)」が書かれています。

エピソードタイトルも凝った感じ。例えば
◇人間の家をのっとる方法
◇おいしいものを食べるには
◇魅惑の表情をつくる
◇旅行におともするコツ
◇猫にとっての正しいマナー

などなど。どうやって家に乗り込んで、家人を懐柔し、居座るか。
そして居座った後、いかに人間を召使とすべきか。

「あぁ、はいはい。おっしゃる通りでございます」と
平伏するしかないですね、これは(^o^)。
大丈夫、こんなマニュアルがなくっても、我が家の猫達は乗っ取ってますから。

猫族による人間征服されてしまった私が何を言っても無駄、ですが、
もし「猫って?」「どうも猫って分からない」と思う方がいらっしゃったら、
ぜひこちらを読んで予習してみて下さい。

作者ポール・ギャリコはあの「ポセイドン・アドベンチャー」を書いた人。
アメリカNYで生まれ、その後イギリス南海岸へ。そこで一軒の小屋を買って猫を相手に暮らしていたそうです。

猫が主人公の作品といえば、夏目漱石「我輩は猫である」を思い出しますが、あれは人に向かって語ってますよね?これは猫に向かって語ってますよ。
我が家の猫は読む、かしらん??

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料理歳時記 辰巳浜子

食材には真剣に向き合うこと。
そうしなければ失礼にあたります。

料理歳時記 辰巳浜子

読了です。

今やまったく忘れられようとしている昔ながらの食べ物の知恵、お総菜のコツを、およそ400種の材料をとりあげて四季をおってあますところなく記した、日本の“おふくろの味”総集篇。

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はい、こちらも「古書カフェすみれ屋」に出ていた本です。
読み始めてビックリ。これは借りて読んじゃいけん。買わないと。

筆者「辰巳浜子」さんは、明治37(1904)年5月、東京に生まれ女学校卒業後、辰巳芳雄氏に嫁す。戦後まもなく料理の指導をはじめ、NHKの「きょうの料理」のレギュラーのほか、放送、新聞、雑誌で活躍。昭和52(1977)年6月没

主婦の代表のような方です。
そんな方が春夏秋冬、各季節毎の食材とその料理法を紹介しています。
例えば、

「春」 食べられる野草 筍 栄螺(サザエ) 根三つ葉

「夏」 紫蘇 蓼 茗荷  空豆枝豆 アイスクリーム

「秋」 秋鯖 秋刀魚 葡萄 栗 松茸 塩の使い方

「冬」 鮭 鱈 牡蠣 海鼠 大根 自然薯 薯蕷薯(とろろいも) おせち 蜜柑

などなど。実際はもっとたくさん出てきますけどね。
それぞれの食材を丁寧に扱う方法を教えてくれています。

筆者は鎌倉の自宅の庭で色々な植物を栽培しており、お手伝いに来る方達が「ここんちの庭の草むしりはほんと大変だわ。」と苦言を呈するほど。
そこで、筆者が庭の草でおやつを作り供すれば「おいしい!」と絶賛。
「庭の草ですよ」というと皆さん驚かれます、と。

最近ではネットで簡単なものから複雑なものまで検索できちゃいますが、その昔、家庭には大抵「料理百科」とか「料理大全」とかって料理本が1冊はあったものです。

この本はそれと同じくらい、いやそれ以上だと思います。
借りるんじゃなくて買う本でしたね~。常に手元に置いておいて、読みたいです。

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