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もののけ物語 加門七海

某月某日
冬の夜。カーテンで隠れた窓の向こうから、女の声がした。「あけて」もちろん開けない。

某月某日
風呂上がりに背中を撫でられた。不愉快

もののけ物語 加門七海

読了です。

招き猫、古い人形、銅鏡、勾玉、白磁の笛……旅先で、骨董屋の店先で、知人の家で、馴染みの店で、なぜか目にとまり忘れられないモノたち。見つけてしまうのか、魅入られてしまうのか、普通の人には「?」のちょっと奇妙なモノたちが気になって仕方ない作家の性(さが)。
そして気がつけば、妖しいモノが家中にあふれ、ただならぬ気配が家中に立ちこめる。時に怖ろしく、しかし奇妙にほっこりと心温まる妖しいモノたちとの出会いと不思議な「実話」エッセイ集。

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ホラー系最強、と私が思っている作家さん「加門七海」女史。
猫怪々という本で色々読んで知ってはいたんですが、いやいや、これ、面白かったです。

話自体怖いものが多いんですが、書き方のせいかなぁ、あまり怖さを感じない。と言うかちょこっとボロっと出る言い回しについ「クスッ」としてしまうんです。

冒頭の2節は作中に組まれている日記の部分。怖いでしょ?窓の外からの声、とか風呂上がりに撫でられるなんて。でも書き方のせいでなんかほのぼのしちゃう。
この日記の部分は1日1行日記的な感じで量は多いんですが、じっくり読んでる内に夢中になっちゃいました。

おかげで他の部分が結構ゆるゆる~と記憶から抜け落ちてます(;^^)。
エッセイ集って後に残らない軽さがありますよね。
ラノベと言われる小説(フィクション)の方が軽くてもまだ残るなぁ、って最近思うようになりました。

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Comments

ホラー系苦手です。

Posted by: オサムシ | June 26, 2017 at 06:42 AM

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