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桜風堂物語 村山早紀

本屋大賞ノミネート作品。

「桜風堂物語」村山早紀

読了です。

百貨店内の書店、銀河堂書店に勤める物静かな青年、月原一整は、人づきあいが苦手なものの、埋もれていた名作を見つけ出して光を当てるケースが多く、店長から「宝探しの月原」と呼ばれ、信頼されていた。
しかしある日、店内で起こった万引き事件が思わぬ顛末をたどり、その責任をとって一整は店を辞めざるを得なくなる。
傷心を抱えて旅に出た一整は、以前よりネット上で親しくしていた、桜風堂という書店を営む老人を訪ねるために、桜野町を訪ねる。そこで思いがけない出会いが一整を待ち受けていた……。

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「書店の危機」と言われ早何年?
分かってはいるけれど、紹介している本を全て購入していたら、自分が危機(;^^)。
つい図書館で借りてしまいます。

この作品は、書店にまつわるお話です。
居場所である書店を追われ、ネットでつながりのある書店を訪ね、そこで店を頼まれる。同じ業界で働いてきたからこそ「やろう」と思えるんですよね。

私なんか書店で働いたこと一回もないしなぁ。無理だわ。

村山早紀先生の作品は温かくて好きです。
こちらは「涙ぼろぼろ」とまで行かなかったのですが、他の作品は通勤中には読めません(;^^)。

宝探しの月原 カリスマ書店員の三神、映像記憶の卯佐美、業界の風雲児の柳田等々・・・。彼らが万引き事件と三神の退職を通して、動き出す様は結構感動でした。

最近の書店がね、どこも皆同じ、に見えちゃってます。
もちろん本屋さんの売り場面積とか立地条件とか売れる本を売る、とか色々な制約があるのは分かるんですが、昔のような「どこかとがった店」ってなくなったなぁ、って。

そんな中、この作品や書店にまつわる作品を読んでいて「それだけじゃない」んだと分かってはいますが。
後書きでね、作者さんが参考にした本が紹介されていて、「あ、これは読んでみよう」と借りてきました。

明日はその作品の紹介です。

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Comments

たしかに小さい書店はしまったところも多いですが、
難しいですね。

Posted by: オサムシ | June 07, 2017 at 06:21 AM

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