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22 posts from June 2017

鯖猫(さばねこ)長屋ふしぎ草紙(二) 田牧 大和

第1作を読んだのは3年も前かぁ。
最近、あっという間に日々が過ぎており、ついこの間のような気がします。

鯖猫(さばねこ)長屋ふしぎ草紙(二) (PHP文芸文庫) 田牧 大和

読了です。

鯖縞模様の三毛猫サバが一番いばっている「鯖猫長屋」が、住人が減って存続の危機に!そんな折、団扇売りを生業にする色男が、長屋に引っ越してくる。どうやらそこには、サバが一枚噛んでいるらしい。一方、「黒ひょっとこ」の異名を持つ元盗人で、今はサバの飼い主である画描きの拾楽にも、怪しげな影が近づいてきて…。
********************************
3年前だったもんで、ほとんど前作を忘れてました(;^^)。
なんで、前作を借りて読み直してみた。
短編連作集で、間間にちょっと厄介な感じの「語り」が入る。
あぁ、そうだった&そうだった、と。

今回はサバの飼い主、拾楽を逆恨みしている誰かが「語り」、ニセ盗賊として現れる。
そして長屋で起きる色々な問題、と猫のサバが大家の長屋は本日も大騒ぎ!

新しい登場人物が数名。その内の誰が拾楽を恨んでいるのか?何となくすぐ分かってしまうので、間の「語り」は今ひとつ効き目が弱かったかなぁ。

意外とね、逆恨みの理由が厳しかったです。
誰もが「義賊」を褒める訳じゃないのよね。当の本人でさえ、今になって思うと若気の至り、と。

サバがね、我が家の新米に似てるのさ。メイの方。S_6119395811889

最近の気候のせいか開く&開く(^o^)
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どんどん悪ガキになってきております(^o^)。

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通い猫アルフィーのはつ恋 レイチェル・ウェルズ

「これ以上家を探す必要なんてないんじゃない?」
「承知していても、頭で理解するのと実感するのは別だ」

通い猫アルフィーのはつ恋 レイチェル・ウェルズ

読了です。

飼い主を亡くした悲しみを経て、エドガー・ロードで“通い猫"として暮らすようになったアルフィー。ある日、空き家だった48番地に新しい家族が越してきた。だが何かから隠れるように人目を避ける一家の不審な様子に、近隣住民はざわつきだす。アルフィーはその一家と、彼らが飼う心閉ざした白猫のことが気になり……。悩める者のため1匹の猫が立ちあがる! ?

****************************
昨日紹介した「アルフィーの奇跡」の第2弾、です。
前作が「幸せに暮らしましたとさ」で終わったんですが、こういう幸せな話ならもっと読みたい!と思ってました。

前作の最後で「通い猫」としての地位を確立したアルフィー。
最初に決めた家、クレアとジョナサン。アパートの2家族の計4家族の通い猫となりました。その後、クレアとジョナサンが結婚し3家族に。
更にアパートの1家族が引っ越しし、近所には2家族となりましたが、お休みの日は引っ越した家族も遊びに来て幸せな毎日。

そこへ新しい家族登場!夜間に引っ越してきて、いるのかどうかも分からない。しかしそこにはとってもきれいな白猫が・・・。
俄然はりきるアルフィー。でも今までの家族にも新たな問題が起こり彼の「やることリスト」はたくさん。

でもさすがアルフィー。一つ一つクリアしていきます。
そして極めつけ、最後の一手は「え?それ??」と驚くもの(^o^)。
新聞にまで載っちゃうんだから~。
思ってたのと違ってたけど、まぁ終わりよければ全て良し、とね。

これは次も出ないかなぁ。読んでいて幸せ気分になれます。

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通い猫アルフィーの奇跡 レイチェル・ウェルズ

頭のなかである計画が生まれていた・・・ぼくはりっぱな通い猫になろう。

通い猫アルフィーの奇跡 レイチェル・ウェルズ

読了です。

飼い主の老婦人を亡くし、ひとりぼっちになった猫アルフィー。帰る場所もなく空腹でさまよい続けたすえ、とある住宅地にたどり着いたアルフィーは、そこで“通い猫"として生きようと決める。
だが訪ねた先の住民は揃いも揃って問題だらけ。世をすねた無職の男に育児疲れの主婦、デートDV被害者・・・。
そんな彼らに、いつしか1匹の小さな猫が奇跡を起こす!?

************************************
私が利用している読書記録サイト「読書メーター」。
色々なイベントが開催されているんですが、この本は読メ×ダ・ヴィンチのスペシャルコラボ企画で、「レビュアー大賞」課題図書作品となっていました。
私は読んでなかったのですが、レビューを書いた方の文章などを読んでいて、図書館に予約を入れたんですが、これがなかなか来なかった~。

ようやっと届いて一気読みしちゃいました。
いやね、このアルフィーって猫が良い!彼の一人称で書かれているので、思考がだだもれ。猫ってこんだけ色んなことを考えてるの??ってちょっと怖くなっちゃった(;^^)。

でも猫ってそういう処、あるよなぁ~(^o^)。
何考えてるか分からない、って良く思ってたし(今も思ってるし;^^)。でも悲しい気分でいるとそっとそばに寄り添ってくれたり、鼻をつけあわせてくれたり、甘えてくれたり。

文中にこんな一説があります。「人間は、猫は泣かないと思っている。でもぼくの目は涙でうるうるしていた。」そっかぁ、もしかしたらどっかでうちの猫もうるうるしてたのかも。

大抵の家に「ペットドア」があるような街。アルフィーはたどり着いた住宅地の家のドアから入り込んで色々仕掛けます。人間の思惑なんか簡単に見抜けちゃうアルフィー。彼が最後に打って出た一世一代の大勝負の行方は?

いやいや、最後はかなりグッときましたよ。
彼の頑張りと住民らの温かい想い、は大団円と言う言葉がぴったりきます。
みんなに愛されて幸せだね、アルフィー(^o^)。

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目囊 加門七海

触れてはいけないものがある。揺り起こしてはいけないものがある。

目囊(めぶくろ) 加門七海

読了です。

怪談作家の鹿角南は、従妹の嫁ぎ先、菊池家の古い土蔵で見つかった『目嚢』という古文書を預かる。そこに記された怪談に興味をひかれ、菊池家の歴史を調べようとする南だが、まるで誰かが邪魔するように、指が切れ、虫が湧き、一人暮らしの部屋に異変が起こり始める。迫りくる怪異は、止まることなく続いていく…

******************************
「目袋」や「耳袋」というのは昔別の作家さんの本で知りました。
「視た事」「聞いた事」を集めて本にしたもの、という事で「耳袋」は古くは江戸時代に30年間に渡った全10巻1000編になるものがあるそうです。

今回は「目嚢」。視たことを集めた本から始まります。
家に来た時から何かおかしく、ムカデが出たり、イヤな雰囲気に。

中にね「餓鬼」という話がありました。昔、話を聞いたなぁ。
で、それを別の人に語り別れた後、その人が餓鬼に遭遇しちゃうの。
「コンビニで白飯買って後ろ向きに放り投げた」なんて聞いちゃうとゾゾッ。
昔から「言霊」って言われてますけど、言葉に意志があって、現実化しちゃうって考えると・・・あまり物騒な事は言えないですね(;^^)。

作中でも「些細な話でも、実話ってそういうところが怖いんですよね。波長が合っちゃうと引っ張るというか、こっちに滲んでくるというか」という件があり、「うんうん」と引っ張られたことないくせに納得しちゃった(^o^)。

ただ実話のような感じの書き方なので、「終わりよければ~」とならない処がなんか残念。「え~どうなったの?」とつい考えちゃって「あ、引きずられる」と思っちゃった(;^^)。見えなくて幸せです、はい。

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もののけ物語 加門七海

某月某日
冬の夜。カーテンで隠れた窓の向こうから、女の声がした。「あけて」もちろん開けない。

某月某日
風呂上がりに背中を撫でられた。不愉快

もののけ物語 加門七海

読了です。

招き猫、古い人形、銅鏡、勾玉、白磁の笛……旅先で、骨董屋の店先で、知人の家で、馴染みの店で、なぜか目にとまり忘れられないモノたち。見つけてしまうのか、魅入られてしまうのか、普通の人には「?」のちょっと奇妙なモノたちが気になって仕方ない作家の性(さが)。
そして気がつけば、妖しいモノが家中にあふれ、ただならぬ気配が家中に立ちこめる。時に怖ろしく、しかし奇妙にほっこりと心温まる妖しいモノたちとの出会いと不思議な「実話」エッセイ集。

******************************
ホラー系最強、と私が思っている作家さん「加門七海」女史。
猫怪々という本で色々読んで知ってはいたんですが、いやいや、これ、面白かったです。

話自体怖いものが多いんですが、書き方のせいかなぁ、あまり怖さを感じない。と言うかちょこっとボロっと出る言い回しについ「クスッ」としてしまうんです。

冒頭の2節は作中に組まれている日記の部分。怖いでしょ?窓の外からの声、とか風呂上がりに撫でられるなんて。でも書き方のせいでなんかほのぼのしちゃう。
この日記の部分は1日1行日記的な感じで量は多いんですが、じっくり読んでる内に夢中になっちゃいました。

おかげで他の部分が結構ゆるゆる~と記憶から抜け落ちてます(;^^)。
エッセイ集って後に残らない軽さがありますよね。
ラノベと言われる小説(フィクション)の方が軽くてもまだ残るなぁ、って最近思うようになりました。

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心霊探偵八雲10 魂の道標 神永学

僕が幽霊を見えるから、出会った、近くにいた。
見えなければそもそも君とは出会ってない

見えようが見えまいが関係ない。見えるから慕っていた訳じゃない。

心霊探偵八雲10 魂の道標 神永学


読了です。

左眼を傷付けられ、死者の魂を見る力を失ってしまった八雲。そんな中、唯一の肉親である妹の奈緒が幽霊に憑依された状態で行方不明になる。奈緒を探す鍵はマンションで多発する心霊現象にあるらしいのだが……!?
******************************
で、新作出た&読んだ(^o^)。
いやぁ、これは結構早くに借りられました。
3月31日刊行で、GWには借りられたので。

作品によっては半年以上待つ、って事もあるのでね。
又吉さんの「火花」は13冊所蔵で57人待ち。
お隣の市の図書館は87冊所蔵で374人待ちだから今となれば3ヶ月待ち位だからマシかな?
その内紹介する作品はなんと半年以上待ちました!いやぁ長かったなぁ。

で、この新作を読む前におさらいしておきました。1コ前の9巻だけだけどね。
今回は前作からのすぐの続きなので、良かったです。

さて八雲の目の傷から今回は「いじけ八雲」になります。
今まで望むと望まざるとにかかわらず、霊が見えてしまい、心から「いらない」と思っていた左の赤眼。いざそれが使えない(霊が見えない)となると、「周りにいた人は自分の眼だけが必要だったのでは?」となってしまう。

それに対し周りの人達も悩み苦しみ・・・。それを払拭するのが冒頭の会話。
八雲と晴香の関係がなかなか進まないようでしたが、今作でいい感じになったんじゃないかな?って。

シリーズ作品なんで、読んでない方は「ナンノコッチャ」って感じかもしれません(;^^)が、ずっと読んでいる自分としては「ようやく、ようやっとか!」って気分です。もう大学も卒業時期でっせ!

でもその為に今作でも山越え谷越え、って色々問題が起きるし、未だに次回に持ち越しの問題もあり・・・。終わっちゃうのは淋しいですが、落ち着いてもらいたいものです。

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遠い唇 北村薫

<<大學に来て踏む落ち葉コーヒー欲る(ほる)》

遠い唇 北村薫

読了です。

コーヒーの香りとともに蘇る、学生時代の思い出とほろ苦い暗号(遠い唇)。いまは亡き夫が、俳句と和菓子に隠した想い(しりとり)。同棲中の彼氏の、“いつも通り”ではない行動(パトラッシュ)。町外れの書店で本を見る親子3人(解釈)。江戸川乱歩の二銭銅貨にはある謎が(続・二銭銅貨)。昔のTVだと電波状態によりゴーストという画像の二重映しになり(ゴースト)。冬のオペラの18年後・・・(ビスケット)
ミステリの巨人が贈る、極上の“謎解き”全7篇を収録。

********************************
ちょっと間があくと、読みたくなる「北村薫」先生の作品。
ファストフードばかりじゃなく、たまにはゆっくり上質なものを味わいたい・・・
と思うと思い出すのが北村薫先生なんですよね。

今回は短編集。
冒頭は中村草田男の俳句、だそうです。
そういうのはさらっと出ちゃうのがすごい。

この中に別の本で読んだ「続・二銭銅貨」が入ってました。
あ、これ読んだ~、と思いつつまた読んでしまいました。
「江戸川乱歩の二銭銅貨」どんな話だったけな?忘れてる。
ってか読んでるのかな??今度読んでみないと。これは青空文庫にはないので、図書館行かないとだなぁ。
江戸川乱歩って全部読んでなかったな。ってかこの時代の作家さんの本って拾い読みしかしてない。太宰治しかり、森鴎外しかり。

しかしどれもこれもちょっとひやっとする、というかぞくっ?どきっ?とにかく心動くんです。「ひゃぁ~」とか「うぉっ」と大きい動揺ではないんですが、小さく動くのって後から来るのよね(^o^)。

まぁ中には「これは、なんだ?」と思う作品(解釈)もあったりしましたが、どれもゆっくり味わうには良いものばかり、です。
ハードカバーなので、文庫が出たら持ち歩き用にどうぞ。

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仮面社畜のススメ 小玉歩

社畜(しゃちく)とは、主に日本で、社員として勤めている会社に飼い慣らされてしまい自分の意思と良心を放棄し奴隷(家畜)と化したサラリーマン、OLの状態を揶揄したもの

仮面社畜のススメ 小玉歩

読了です。

世の中は【利用される人】と【利用する人】に分かれます。 しかし、ほとんどの人が【利用される人】になってしまいます。 学校教育が教えてくれるのは 「自分の意見を言わない“利用される人"になる方法」だからです・・・。

会社と上司を有効利用する42の方法

*****************************

いやぁ、ネーミングセンスすごすぎる(;^^)。
しかも表紙色が「黒」でしょ。もうどんなんよ、と思って読んでみました。

「社畜」のそれぞれの特長は 

社畜(二流・三流のビジネスマン)は、
 ・時給換算して給与を欲しがる
 ・どんな上司にも従い、上司に気に入られようとする
 ・同僚と友人になり、旧友とは末永く仲がいい。

仮面社畜(一流のビジネスマン)は
 ・通勤中にスマホを見てネットを徹底的に使う。
 ・電話をとらない、メールを返信しない、打合せは30分以内。
 ・「完璧さ」よりも「スピード」を重視、資料なしでプレゼンする

ヾ(@^▽^@)ノわはは、って感じ。どっちかに当てはまる人、多いのでは?
私は部分的にどっちも当てはまりましたね。

「会社」と「個人」は本来対等な立場なはず。
それが何時の頃からか「会社にしがみつく」「会社が追い出す」など
個人が弱くなってきているような気がします。
もちろん、社会情勢や世の中の流れなど色々事情はあるんでしょうが、
「仕事がつまらない」と思う事が以前より増えている気が・・・。

私なんか腰かけのつもりが今日まで来ちゃった(;^^)けど、その根性が抜けてないからかお気楽なものです。それに比べると大変だなぁ、みんな、って。
ヒィヒィ言っているのを聞くと「なぜそこまで無理するの?」って思っちゃったり。
はい、社員失格ですな。

でもこの本を読んで「あぁ、これも自衛策だったのかぁ」と納得。
自分が壊れないように、疲れないように無意識にやってたんでしょうね、って思いました。

結構例を取り上げて説明してくれているのでわかりやすいです。興味の在る方はぜひどうぞ。

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東京すみっこご飯 成田名璃子

「すみっこごはん」の決まり。
・普通の定食屋ではありません。
・食事当番はクジで決めます。
・一ヶ月ごとに更新する会員制
・月に一度の会費以外に、参加日ごとに材料費を徴収。
・受付は五時半まで、三人以上六人未満で実施。
・レシピノートがあるのでその中から選ぶ。なるべくレシピ通りに作る。

東京すみっこごはん 成田 名璃子


読了です。

商店街の脇道に佇む古ぼけた一軒屋は、年齢も職業も異なる人々が集い、手作りの料理を共に食べる“共同台所”だった。
集うのはややワケありの人たち。そしてすみっこごはんの秘密とは?

*********************************
1巻では、イジメに悩む女子高生、婚活に励むOL、人生を見失ったタイ人、妻への秘密を抱えたアラ還。
2巻では、夢を諦めかけの専門学校生、妻を亡くした頑固な老人、勉強ひと筋の小学生。
と色々な方が出てきます。そしてすみっこごはんの秘密やすみっこごはんに訪れる解散の危機、などの問題が発生する、と。

結構面白かったです。
図書館で表紙絵を見て「あ、ラノベか」と思ったんですが読んでみると結構ワケアリの方達の背景がハード。

学校のいじめとか、婚活とか最近の話題を取り上げているんですが結構どれも身にしみる~。共感できる事が多いんです。
それが料理を通じて何とかもがいて道を歩こうとする彼らはカッコいいね~。

そして、なぜこんな場所があるのか? 1巻の最後は結構グッときました。
2巻はこの場所に問題が発生。奮闘する様を描くんですが、それよりも「妻を亡くした頑固な老人」と「勉強一筋の小学生」の絡みは、うん、泣けました。

3巻もすでに出ているようなんですが、図書館にはまだ入ってこないので、入ってきたら読んでみたいと思います。
こうやって次が楽しみなシリーズ本は嬉しいですね~。

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にゃんこ亭のレシピ 椹野道流

ロティサリー・ドゥ・シャ(猫のロースト料理店) ?
横文字は難しいねぇ。猫ならにゃんこ亭で良いんじゃない?

にゃんこ亭のレシピ1~4 椹野道流
 

読了です。

東京で地中海料理レストランのコックとして働く27歳の青年・ゴータ。ある冬の日、彼の住む築20年の木造アパートに、父方の祖母の死と四十九日の法要について知らせる手紙が届いた。
ゴータは休暇を取り、20年ぶりに父の故郷通称「銀杏村」を訪れる。
一旦は東京に帰るものの、村で出会った数々の不思議が忘れられず、「村に呼ばれた」と感じたゴータは仕事を辞め村でレストランを開く事にする・・・。

*********************************
結構好きな作家さん「椹野道流(ふしのみちる)」先生。
ついこの間も「奇談シリーズ」という長いのを紹介したので、覚えてますかね?
それと同じ出版社から刊行されている文庫です。

今回も「不思議」が詰まったお話(^o^)。
ゴータの祖母の四十九日法要に行ったはずなのに、祖母に出会うゴータ(;^^)。
法要に列席したのは白装束の「お狐さま」(;^^)。
伝書鳩ならぬ伝書キツネがいたり、暗い山道を照らすのは鬼火、いや狐火か(;^^)。

なんか微笑ましいんですよね~。
大工さんに頼んで祖母の自宅を改装しレストランに。
そこへ同じように「村に呼ばれた」パティシェのサトルが強引に住み着き、お狐さまが産んだ子供の里親として暮らしていく・・・。

この子供「コギ」と名付けられるんですが、素朴な質問で大人2人をバタバタとなぎ倒していきます(;^^)。
知ってるつもりだったけど、子供に改めて説明しようとすると??なコトって多いんだな、って改めて思いました。

村の食材を使ったおいしい料理と皆が忘れかけているエピソードがてんこもり、です。 巻末にはレシピも入ってます。今ドキといえば今ドキなんですが、なんだろ、実際に作者さんが作ってみてのレシピってのが伝わってきますね。

日本のあちこちで過疎化・高齢化が進む今日この頃。ほんのちょっと前まではこんな村もあちこちにあったのでは?と思わせる作品です。

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コードレスでウキウキ(^o^) ふ、古い・・・。

さてさて、毎日の通勤で疲労困憊、これは治らないような気がする(;^^)takoingです。

1年以上経過していい加減慣れてもいいのでは?と思うんですが、これがなかなか・・・。最近じゃ暑くて暑くてこれだけUV用品買うことになるとは・・・。

片道1時間45分の通勤のお供は変わらず i-pod touch くんで、「BBC」「ABC」「NHK」3種のPod cast で英語の勉強。ところが「ポケモンGo」やってるから、会社支給のi-phone を手に持っており、ポケットにi-pod touchくんが入ってるのは結構邪魔。しかも満員電車でイヤフォンって結構危険(;^^)で、耳から外れるだけなら良いのですが、下手するとI-pod touchくんが空を飛ぶ・・・(;^^)。

で何かないかなぁ、と探してこちらを購入しました。


ワイヤレスイヤフォン、です。

いつかは、と思ってましたけど結構お値段してたんですよ。
が、こちらはかなりのお得。しかもネットでの評価も結構良くて。

特長としては
・イヤホンヘッドに磁石内装で、使用しない時は、くっつけて首にかけて持ち運び可能
・耳にしっかりフィットする着心地
・CVCノイズキャンセル6.0技術搭載
・Bluetooth 4.1バージョン採用
・aptX コーデック技術によりクリアな高音質のサウンド
・一回のフル充電で、最大5時間連続通話・音楽再生

って感じ。聞いたことないメーカーだったんですがこの値段なら惜しくない、と注文。届いて設定も簡単。使い始めたら・・・「便利」だわぁ(^o^)。
耳元で再生・停止・音量調節できるから、プレイリストにしておけばバッグにしまいっぱなしでOK。

連続使用時間が若干短いのは勿体ないですが、それ以外のCP(コスパ)は抜群。良い買い物させて頂きました。

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『メッセージ』

ある日突然、巨大飛行体が地球に。 その目的は不明――

201705

メッセージ(2016) ARRIVAL  上映時間 116分
製作国 アメリカ 公開情報 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
初公開年月 2017/05/19 

ある日、宇宙から飛来した巨大な楕円形の飛行体が地球の12ヵ所に突如姿を現わし、そのまま上空に静止し続ける。その目的が判然とせず、世界中に動揺と不安が広がる。
やがて、最愛の娘ハンナを亡くした孤独な言語学者ルイーズ・バンクスのもとに、アメリカ軍のウェバー大佐が協力要請に訪れる。こうして同じく軍の依頼を受けた物理学者のイアンとともに、アメリカに飛来した飛行体の内部へと足を踏み入れたルイーズ。
7本脚の異星人との接触を試み、飛来の目的を探るべく彼らが使う言語の解読に没頭していくのだったが…。

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宇宙から知的生命体がやってくる。その目的は「友好」か、「侵略」か??永遠のテーマですよね。

私は「友好」で考えちゃう人ですが、そう思わない人も多いようで「どっちか早く結論してくれ」と言われちゃったら、「友好です、はい、間違いないです」って言ってそう(;^^)。

早く結果を求める上層部に対し「言語学のアプローチ」を推し進めるルイーズ。最初は反対していたイアンも強力するようになり・・・。
避難している人、一般人にしても「どっちかしてよ」とあがいちゃう訳ですが、いやいや壮大な話です。

世界12の地域。日本はなぜか「北海道」でした(;^^)。広いから??
最初は(一部を除き)各国で協力しつつ解明していこうとするんですが、中国がね~独断専行し始め、とうとう「攻撃する」と宣言してしまう。
いやぁ、もうどうなるの?って思ってしまった。

原作を読んでないので、この映画を「良い悪い」と判断はしませんが、ルイーズ最愛の娘ハンナ、については騙されたわ~。まさかそんな時間軸だったとは。

主役の「エイミー・アダムス」、老けたわ~(;^^)。
役柄のせいかもしれないけど、ビックリ。地味な大学教授役ってのは「魔法にかけられて」の面影が一切無し。あれは10年も前の作品だったのね。

その一方でマーベル作品の「ホークアイ」でもおなじみのジェレミー・レナーはカッコよかった(^o^)。
男性は歳取ってからの方が良いよね。顔に人生が出てくるような気が。

※調べたら3歳しか違わなかった(;^^)。レナーが1971年、エイミーが1974年生まれ。

お話は良かったですよ。多分原作を読めばもっと根底にある何か、が分かるのかもしれないけど、映画としてはこれが精一杯なのでは?
うん、原作読んでみよっと。

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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』

ウガチャカ ウガウガ ウガチャカ ウガウガ ア~アア~ア ワッチャラフィーリン♪ と思わず口ずさみi-pod touchくんに入れたOSTを前作から3年経っても聞いている

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
GUARDIANS OF THE GALAXY VOL. 2

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メディア 映画  上映時間 136分  製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ディズニー) 初公開年月 2017/05/12

幼いときに宇宙海賊ラヴェジャーズ率いるヨンドゥによって地球から誘拐され、彼のもとで育ったスター・ロードことピーター・クイル。
ひょんなことから、たまたま出会ったはみ出し者たちと手を組み、思いがけず宇宙の危機を救ってしまう。
こうして結成された負け組ヒーロー・チーム“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”は今や銀河中にその名を轟かせていた。ある日、受けた依頼先で毒舌アライグマ“ロケット”の軽はずみな行動で攻撃を受けてピーターの宇宙船ミラノ号は致命的な深手を負ってしまう。
そんなガーディアンズの危機を救ったのは、“ピーターの父親”と名乗る男エゴだった。やがてガモーラたち仲間の心配をよそに、すっかりエゴに心を許してしまうピーターだったが…。

*****************************************
いやぁ、楽しかった&楽しかった(^o^)。
公開前にTVでも放映していたので、録画して見直した。
良かった、結構忘れてるコト、多かった(;^^)。

今回TVCM観てて、なんでこんな小さくなった??と思ってた「グルート」

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前作でそうなったんだね、OK、みたいな(^o^)。

今回シルベスター・スタローンが出てる、ってのも知ってたけど、出番は少ないけどおいしい役どころでしたよ。

今作はまさか、な出来。途中まではあらすじ通りだし、予告でも観てたんで、フムフムと思って観てたけど、最後にまさかなぁ~、涙するとは思わなかったです。
ついエンドロールまで観ちゃったよ。

最近はエンドロールの後にもお話が続いたり、特典映像が流れたりするので、そういう映画の時は最後まで見るんだけど、これは涙が落ち着くまで、と思ってたの。
したら、名前のあちこちに I'm Groot (僕グルート)って出て来るの。
「え?何々??」と思ってたら、普通の名前に変わる、という趣向。

おいおいまさか・・と思ってたら、はい、最後まであちこちで I'm Groot が(^o^)。
もう思わずニヤニヤしちゃいましたよ。
「自分の名前を使っていいよ」って言ったのかしらん??

更に、エンドロールではこの「グルートの反抗期」も出てきます。
部屋で自堕落にゲームしてる彼をピーターが怒りに来る、でもグルートは知らんぷり、みたいな。
んでピーターが「ウンドゥもそうだったのかな?」とつぶやく処ではつい笑っちゃいました。

冒頭に書いたように、前作のOSTを入れて聞いている私。さてこれからVol.2を入れなくちゃ(^o^)。ちなみに作中ではテープのウォークマン、壊れちゃいます。が、ウンドゥが市場で見つけたといって買っておいてくれていたDAP(デジタルオーディオプレーヤー)がピーターの手元に残ります。なんと300曲入!ヮ(゚д゚)ォ!
これで一安心ですね(^_-)-☆

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『スプリット』

誘拐された女子高生3人VS誘拐した男23人格 恐怖は<分裂(スプリット)>する

スプリット SPLIT
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メディア 映画  上映時間 117分  製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(東宝東和)
初公開年月 2017/05/12

ケイシー、クレア、マルシアの女子高生3人は、友だちの誕生パーティの帰り道に見ず知らずの男に拉致監禁されてしまう。やがて鍵の掛かった薄暗い密室に閉じ込められていた3人の前に、誘拐犯が女性の格好で現われる。
その後も潔癖症の青年や9歳の無邪気な少年など、現われるたびに格好ばかりか性格まで変ってしまう誘拐犯。なんと、男には23もの人格が宿っていた。
そしてさらに“ビースト”と呼ばれるもっとも恐るべき24番目の人格も潜んでいたのだったが…。

****************************************:
以前「24人のビリー・ミリガン」という書籍がブームになりました。
大学の頃だったかなぁ?読んだのは。かなり昔の話ですね。

一人の人間が23の人格を持つと言うのが「作り物」ではなく「事実」だった、と言うことに驚いたものです。私はそれよりも「私はイブ」の方が面白くて記憶に残ってますが。

で、本なら良いんですよ。人格の違いは言葉遣いや外見描写で想像できますから。でも映像になる「映画」となると・・・
演じる役者さんは生半可な技術では無理だろう、と気の毒に思ってました。

主役のジェームズ・マカヴォイ。すごい人ですよぉ~。大変だったろうなぁ。
最初はちょっと病的な男性、次に女装、そして少年。ふとした仕草や喋り方の違いで表現。
ただ23人全員が出て来るわけではなかったので、数人分だけでしたが。

この映画では、24番目のビーストを表出させようとする人格と押さえ込もうとする人格の戦いがあり、そこに巻き込まれた女子高校生、彼を診察していた心理学者の戦いがあります。

主人公の豹変ぶりの他に誘拐された女子高校生のうち1人の行動も面白かったなぁ。彼女はクラスでも浮いている存在、いつも問題を起こして学校に居残りさせられたりしており、今回も「クラス全員を呼ぶ誕生会」だったから呼ばれただけ。
迎えの車が故障でバスで帰る処、主役の父親が「車で送る」と他の2人と帰ろうとしたところで誘拐されます。

他2人の動揺に引きづられず、彼女は自分で考え、生き残ろうとします。
狩猟をやっていた父親に連れられ、小さい頃から狩場に行っていた彼女は生き残るために必要な教えを思い出し、彼と闘おうとする・・・
M.シャマラン監督らしく、最後に「おっと、そう来るか」的なドンデン返しがあり、いやいや面白かったです。

地味だし、上映館も少ないんでしょうから、レンタルででもどうぞ。

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『無限の住人』

不死身って、 死ぬほど めんどくせぇ。

無限の住人 BLADE OF THE IMMORTAL

201704_p

上映時間 141分   製作国 日本
公開情報 劇場公開(ワーナー・ブラザース映画)
初公開年月 2017/04/29  ジャンル 時代劇/アクション

かつて妹を目の前で惨殺された凄腕の侍・万次は、謎の老婆によって望んでもいないのに不死の身体にされてしまう。以来、生きる意味を持たないまま50年ものあいだ死ぬことも老いることもできずにただ孤独に生き続けていた。
無天一流を受け継ぐ浅野道場の一人娘、凜。両親を殺され復讐を誓う彼女は、そんな万次の存在を知り、どうにか見つけ出すと、敵討ちの用心棒を依頼する。一度は断るも、妹の面影を残す凜の必死の懇願に、万次はその願いを聞き入れる。
しかし相手は、最強の剣客集団を率いる逸刀流の統主、天津影久。すべての流派の頂点に君臨すべく江戸中の道場を冷酷非情に潰していくあまりにも危険な男だった…。
*************************************
記事のUPが遅れており今頃の紹介(;^^)。
原作は読んでおらず前知識無しで観てきました。

どうもこの設定のお話を映画化する、ってのは・・・失敗じゃないかな?(;^^)。
死なない、から斬られても平気→剣術はうまくない
この図式だともっと違うところに視点をおかないと、じゃない?
殺陣のシーンばかりで、どうも響いてこない・・・。

原作を知らないと「何やってんだろ?」って気分になっちゃいます。
冒頭、凛の父が殺され、母は行方不明。その母が逸刀流の志士の肩に乗ってる、って・・・(;^^)。う~ん、分からないで「??」マークでした。

もちろん、エンターテイメントとして観てる分には面白いんですがね。
有名な俳優さん、女優さんが総出演してるし。
いやぁ、疲れました。

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リバース 湊かなえ

「深瀬和久は人殺しだ」

リバース 湊かなえ

読了です。

深瀬和久は平凡なサラリーマン。唯一の趣味は、美味しいコーヒーを淹れる事だ。そんな深瀬が自宅近所にあるクローバーコーヒーである日、越智美穂子という女性と出会う。その後何度か店で会ううちに、付き合うようになる。
その矢先、美穂子にある告発文が届く。そこには「深瀬和久は人殺しだ」と書かれていた・・・。
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金曜ドラマ、「リバース」ご覧になってます??

Photo_2

これの原作、です。
TVドラマも佳境に入ってますが、先に原作読んじゃった。
意外と早く借りられたので。

湊かなえさんと言うと「告白」の衝撃が強くってそんなに好きじゃないんですよね。でもドラマになりやすいのか、結構ドラマは楽しんでみています。
「嫌ミス」ばかりではないので、本もポツリポツリと読んでます。

これは、かなり身にしみた~( ´△`)アァ-。
後から来る友人を迎えに駅まで行く。免許を持っている人が二人共酒を呑んでしまってて、1人が行くことに。ところが帰ってこない・・・。

夜の山道を酒を飲んだ免許取り立ての若い男の子が一人で行っちゃいけないよ~。
ってかそもそも論で言っちゃうと「遅れてくるなんて聞いてない」「TAXIがないなんて」「ビール呑んじゃうなんて」「一人で行くなんて」「曲がりくねった山道を夜運転なんて」・・・。
全てが悪い方へ、悪い方へ行っちゃう時ってあるんですね。

それを隠したまま10年。彼女もでき普通の生活を送る今、手紙が届く。
「深瀬和久は人殺しだ」・・・。10年前を、亡くなった彼を思い出す旅に出る。

湊かなえさん、うまいんですよね。
微妙なバランスで成り立っている今を軽くゆすって落ちそうで落ちない、綱渡りをさせたら天下一品です。そこが何かざわざわとさせられて落ち着かない気分で読む羽目になります。

小説とドラマのラストは違うそう。小説のラストはほんと衝撃的だった!
実際、展開も随分違いますけどね。武田鉄矢さん扮する元刑事でジャーナリストの小笠原、小説には出てこないし(^o^)。
本日第9話でございます。全10話かな?11話かな??

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傷だらけの店長-街の本屋24時- 伊達雅彦

1965年東京生まれ。
大学在学中に書店でアルバイトを始め、卒業後、社員となる。
2000年店長に就任するも2009年退職。

傷だらけの店長-街の本屋24時- 伊達雅彦

読了です。

本屋の日常は過酷な闘いの連続だ。繰り返される万引き、達成不可能なノルマ、限界を超えた作業量。何より給料が安く、満足に休みも取れない。それでも著者は、心血を注いで棚を作り、理想の書店を目指して働き続けた。ところが近くに競合大型店が出店! 勤務する店舗はたちまち赤字に転落した。このまま書店員を続けていけるのか・・・

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昨日紹介の作品「桜風堂ものがたり」の後書きで紹介されていた作品。
学生バイトから店長まで。書店で働いていた筆者の熱い・熱い思いが伝わりました。

おそらく「小売」というジャンルはどこも同じなのかもしれません。
繰り返される万引き、達成不可能なノルマ、限界を超えた作業量に安い給料に取れない休み・・・。いやぁ、勤めてる会社、まさにそれだわ。

従業員に一番多い疾病が「腰痛」。店に1人や2人は必ずいる(;^^)。

近くに競合店もできるし、今はネット通販もライバル。
お店に来るお客さんはネットで価格を調べ「高い」と言う・・・。
ここは本屋さんとは少し違うかな?あ、でもネットだとポイントがたまる、とかあるか。

難しいですよね。アメリカではかのウォルマートが大量閉店している昨今。働いている人たちは「好きだから」の想いで頑張ってくれてますが「小売」の限界が来ているのかもしれない、そんな気になります。

作品中に、甥っ子がね「本屋になりたい。楽しそうだもん。」と言うんですよ。
それを「止めておけ」と止める筆者。でも彼も昔父親に「どうして本屋になりたい?」と聞かれているんですよね。
多分みんなそう。
「本が好きだから。大好きな本に囲まれて仕事をするのはきっと楽しいから。」なんですよね。

本屋、なくしちゃいけないな、って改めて思わせる作品でした。

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桜風堂物語 村山早紀

本屋大賞ノミネート作品。

「桜風堂物語」村山早紀

読了です。

百貨店内の書店、銀河堂書店に勤める物静かな青年、月原一整は、人づきあいが苦手なものの、埋もれていた名作を見つけ出して光を当てるケースが多く、店長から「宝探しの月原」と呼ばれ、信頼されていた。
しかしある日、店内で起こった万引き事件が思わぬ顛末をたどり、その責任をとって一整は店を辞めざるを得なくなる。
傷心を抱えて旅に出た一整は、以前よりネット上で親しくしていた、桜風堂という書店を営む老人を訪ねるために、桜野町を訪ねる。そこで思いがけない出会いが一整を待ち受けていた……。

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「書店の危機」と言われ早何年?
分かってはいるけれど、紹介している本を全て購入していたら、自分が危機(;^^)。
つい図書館で借りてしまいます。

この作品は、書店にまつわるお話です。
居場所である書店を追われ、ネットでつながりのある書店を訪ね、そこで店を頼まれる。同じ業界で働いてきたからこそ「やろう」と思えるんですよね。

私なんか書店で働いたこと一回もないしなぁ。無理だわ。

村山早紀先生の作品は温かくて好きです。
こちらは「涙ぼろぼろ」とまで行かなかったのですが、他の作品は通勤中には読めません(;^^)。

宝探しの月原 カリスマ書店員の三神、映像記憶の卯佐美、業界の風雲児の柳田等々・・・。彼らが万引き事件と三神の退職を通して、動き出す様は結構感動でした。

最近の書店がね、どこも皆同じ、に見えちゃってます。
もちろん本屋さんの売り場面積とか立地条件とか売れる本を売る、とか色々な制約があるのは分かるんですが、昔のような「どこかとがった店」ってなくなったなぁ、って。

そんな中、この作品や書店にまつわる作品を読んでいて「それだけじゃない」んだと分かってはいますが。
後書きでね、作者さんが参考にした本が紹介されていて、「あ、これは読んでみよう」と借りてきました。

明日はその作品の紹介です。

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祝山 加門七海

祝山は位牌山。 山の形が位牌の形、塔婆の形に似ていると言われているために、別名、塔婆山(とうばやま)と呼ばれ、これを所有し伐木する家は死人を出すなどといって忌み嫌われた・・・。

祝山 加門七海

読了です。

ホラー作家・鹿角南のもとに、旧友からメールが届く。ある廃墟で「肝試し」をしてから、奇妙な事が続いているというのだ。ネタが拾えれば、と軽い思いで肝試しのメンバーに会った鹿角。それが彼女自身をも巻き込む戦慄の日々の始まりだった・・・。

***************************
加門七海さん、知らない作家さんだったんですよね。「猫怪々」という作品で知りました。ある意味「とがってるなぁ」と感心しきり、の方です。
怪奇現象が日常茶飯事で起きているそうで(;^^)、「猫怪々」を読んでいて「おわっ!」と思っておりました。

なので、たまに「読んでみたい」と思い、ポツポツと借りています。

今回のは怖かった~。
「廃墟での肝試し」、若かりし頃にやったことある人、結構いるのでは??
いや廃墟じゃなくてもね。
今回は山の中にある廃墟が舞台。この山がね~、曲者だった(;^^)。

私は山の中に住んでおります。
幸い隣家がちょっと離れているだけの集落の中だし、廃墟になっている家はほとんどない(あることはある;^^)ので、肝試し、は無理なんですが、ちょっと走るとそういう家、結構あるんです。ポツポツ、と。
「ココらへんでは肝試し、したくないっ!」って思う事も。

今回舞台となった廃墟のある山。「祝山」と言うそうですが、冒頭にあるように実は「位牌山」。忌み山として存在していた山を売る為に「祝山」と名を変えて・・・ってくだりは「やる、これ絶対誰かやるぞ」って思える位親身に感じてしまいました。

小野不由美さんの作品を読んだ時には感じなかったものを感じてしまった。
いや、彼女の本も怖かったんですよ?でもこの長編は怖かった~。

ただ残念なのが、後半クライマックスにかけて何となく尻つぼみ、と言うか中途半端で終わっているようで・・・。物足りなさを感じてしまった。
なんかひっかかる作品なだけに、「他のも読もう」と思ってしまいました。

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居酒屋ぼったくり7 秋川 滝美

2人の恋愛に立ちはだかるものは??

居酒屋ぼったくり〈7〉秋川 滝美

読了です。  

シリーズ7作目。
東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある・・・。
旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説
**************************************

前作を紹介したのが、2016年12月。半年毎位のスパンで出ているようですね。気づくと今作で7作目。長くなったね~。

ほのぼのした内容とほのぼのとした恋愛が緩やかに語られるこの作品。
今回は喫煙問題・介護問題・コラボ・ネット問題・健康問題 となっております。
全然ほのぼのじゃない(;^^)。
料理とお酒に恋愛話、と楽しめる要素はたくさんあるんですがねぇ。
お店の常連さんの会話も温かい反面、世知辛いものもあり、なんか身につまされます。

ここまで来ると、今世の中で問題になっている事を片っ端から題材にしているような気にもなってきました(;^^)。なんだろ、長引かせ政策、みたいな(;^^)お預けくらってる気分です、はい。

表紙絵の通り、主人公美音とお客さんの要(かなめ)氏の恋愛に進展があるのかと思ってたんですが、そっちの方向へ行くか、って驚き。
今時、そんな事情があるの??って感じ。なんか「いい加減な夜食」といい、今作といい、好きなのかな?こういうの。

大企業の御曹司である、要氏。彼につく悪い虫を取り除く為、祖父と兄が総力あげて妨害する、って・・・んでもって30代半ばまで独身でいる、って・・・
なんかちぐはぐなorバランスが悪い、って思っちゃうのは私だけでしょうか?

まぁこちらのシリーズもそろそろ終わりかなぁ、という気がするので、最後まで読みますよ、はい。

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奇談シリーズ2 椹野道流

さて、昨日に続き「奇談シリーズ」 椹野道流のご紹介です。

嶋子奇談(しまこきだん)
獏夢奇談(ばくゆめきだん)
犬神奇談(いぬがみきだん)
楽園奇談(らくえんきだん)
琴歌奇談(ことうたきだん)
海月奇談(かいげつきだん)上下
抜頭奇談(ばとうきだん)
尋牛奇談(じんぎゅうきだん)
傀儡奇談(くぐつきだん)
鳴釜奇談(なりがまきだん)
堕天使奇談(だてんしきだん)
現人奇談(うつせみきだん)
焔炎奇談(えんえんきだん)
宵霞奇談(よいがすみきだん)

ふぅ、2011年現在でここまで出ております。
そして「終わって」おりませぬ・・・_| ̄|○。
まさか、って感じでした。29冊の文庫本と3冊のCDブックが刊行されており、ここまで長くシリーズになっているのに~。

主人公は男性2人。追儺師をしている天本森(第1冊時26歳・本業小説家)と、行き倒れた琴平敏生(第1冊時17歳・画家志望)になります。
BL(Boys Love)風ですので、読んでいて微妙(;^^)、なんですが、そこは図書館に置ける本、_(゜ー^*)_セーフ!でした。

2人の恋愛関係の話も主筋ですが、それぞれの生い立ちや家族の問題なども色々出てきます。直近では、天本の方の問題がかなり重く、天本父の存在が非常に強くなっております。
この天本父が怖いです(;^^)。 なぜそうなったのか?の原因までは判明しているのですが、そこで止まっちゃってるからなぁ。

長いシリーズの為、2人の友人や師匠、その他色々な人が関わってきてて、主筋以外のドタバタも結構面白いです。
そうそう、天本氏が捕まえた「妖魔」がおりまして(;^^)。「小一郎」と名付けて育て、人形(ひとのかたち)がとれるようになっているんですが、彼と敏生の掛け合い漫才もなかなか(^o^)。

でも基本は「どっか旅行(仕事)行って、当地のおいしいものを食べて(仕事終わったら)観光して」ってお話ですので気楽に読めると思います。
有名地はあまり出てこないので「へぇこんな場所があるんだ」と思うことも。

いやいや、続きが読みたいのぉ。
ただ、イラストの雰囲気がかなり変わっておりまして・・・。
初作と最新作の間には15年もの月日が流れております・・・。
   雰囲気違い過ぎる・・・。
初期の頃の顔の方が好きですわ、はい。
私が登録している「読書メーター」でも、顔の違いを挙げている人、多かったです。
だよね~、私は連続して読んでいるので、余計違和感強く・・・。

まぁ、どうでも良い話ですね、はい。おつきあい頂いてありがとうございました。
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奇談シリーズ1 椹野道流

追儺師とは
鬼やらい,なやらい,大儺 (たいだ) ,駆儺 (くだ) ともいう。宮中の年中行事の一つ。悪魔を祓い,悪疫邪気を退散させる儀式を行う者のこと。

奇談シリーズ 椹野道流

人買奇談
泣赤子奇談(なきあかごきだん)
八咫烏奇談(やたがらすきだん)
倫敦奇談(ロンドンきだん)
幻月奇談(げんげつきだん)
龍泉奇談(りゅうせんきだん)
土蜘蛛奇談(つちぐもきだん)上下
景清奇談(かげきよきだん)
忘恋奇談(ぼうれんきだん)
遠日奇談(えんじつきだん)※短編集
蔦蔓奇談(つたかずらきだん)
童子切奇談(どうじきりきだん)
雨衣奇談(あまごろもきだん)

読了です。

冷たい雨が降る1月の夜、住宅街を歩いていた半精霊の少年琴平敏生は、一軒の家の外壁に見つけた四角く切られたスペースに座り込んだ。
彼は数日何も食べておらず、疲れ果てていたのだ。

翌々日、耳元で騒ぐ奇妙な声たちのせいで目覚めると、敏生は見知らぬ部屋の暖かな布団の中におり、その枕元には美貌の青年作家天本森がいた。
彼は、敏生の体調が回復するのを待ち、事情と素性を聞いたうえで「行くところがない」と言う敏生に、「部屋は余っているから」と自分の家に住むよう勧め、数週間彼の動向を見守る。

そして裏の仕事を依頼するためにやって来た、自らが所属する霊障を扱う「組織」のエージェント早川知足にも引き合わせて、敏生を自分の助手とすることを決めたのだった……。

********************************

すぐに読めない作家さん「ふしの みちる」先生。
そろそろ取り掛かるかぁ~、と読み始めたこちら「奇談シリーズ」。
1996年に最初の作品「人買奇談」で佳作入選され翌年デビュー、
その後シリーズ化されたものの1作目から13作目までをご紹介。

実はすっごい長いシリーズでして、今日紹介するのも前半の13作品だけ。
CDブックとかも出ているそうで、それを含めるともっと多くなりますが、さすがにCDブックは図書館にはないわなぁ(;^^)。

なもんで、最初記事を作るのに、順番に画像を貼っていったんだけど、気が遠くなりそうで止めて名前だけにしました。しかも表紙がね~。

 こんな感じでしたから。しかも挿絵入り。
通勤中に読んでいて挿絵ページになるとちょっと恥ずかしかった(;^^)。
お話は結構好きなジャンルだったんで、さくっと読めちゃったけど、四半世紀前の作品だけに図書館に残っていたのが奇跡ですよね。

明日はもうちょっとこちらのシリーズについて書いていきます。

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