« 桜風堂物語 村山早紀 | Main | リバース 湊かなえ »

傷だらけの店長-街の本屋24時- 伊達雅彦

1965年東京生まれ。
大学在学中に書店でアルバイトを始め、卒業後、社員となる。
2000年店長に就任するも2009年退職。

傷だらけの店長-街の本屋24時- 伊達雅彦

読了です。

本屋の日常は過酷な闘いの連続だ。繰り返される万引き、達成不可能なノルマ、限界を超えた作業量。何より給料が安く、満足に休みも取れない。それでも著者は、心血を注いで棚を作り、理想の書店を目指して働き続けた。ところが近くに競合大型店が出店! 勤務する店舗はたちまち赤字に転落した。このまま書店員を続けていけるのか・・・

******************************

昨日紹介の作品「桜風堂ものがたり」の後書きで紹介されていた作品。
学生バイトから店長まで。書店で働いていた筆者の熱い・熱い思いが伝わりました。

おそらく「小売」というジャンルはどこも同じなのかもしれません。
繰り返される万引き、達成不可能なノルマ、限界を超えた作業量に安い給料に取れない休み・・・。いやぁ、勤めてる会社、まさにそれだわ。

従業員に一番多い疾病が「腰痛」。店に1人や2人は必ずいる(;^^)。

近くに競合店もできるし、今はネット通販もライバル。
お店に来るお客さんはネットで価格を調べ「高い」と言う・・・。
ここは本屋さんとは少し違うかな?あ、でもネットだとポイントがたまる、とかあるか。

難しいですよね。アメリカではかのウォルマートが大量閉店している昨今。働いている人たちは「好きだから」の想いで頑張ってくれてますが「小売」の限界が来ているのかもしれない、そんな気になります。

作品中に、甥っ子がね「本屋になりたい。楽しそうだもん。」と言うんですよ。
それを「止めておけ」と止める筆者。でも彼も昔父親に「どうして本屋になりたい?」と聞かれているんですよね。
多分みんなそう。
「本が好きだから。大好きな本に囲まれて仕事をするのはきっと楽しいから。」なんですよね。

本屋、なくしちゃいけないな、って改めて思わせる作品でした。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ ブログランキング・にほんブログ村へ

|

« 桜風堂物語 村山早紀 | Main | リバース 湊かなえ »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

本当に最近の店舗を構えている商売は難しいですよね。
こんなにネットが進歩するとどうなることやら・・・。
私も学生時代に本屋さんでバイトしていましたよ。

Posted by: mahalobunny | June 09, 2017 at 12:00 AM

電子書籍もあるし、昔のように本屋に行く時間もなくなりました。昔は空いている時間に本屋で時間を潰すとかやっていたのですが(^o^;)

Posted by: セイレーン | June 08, 2017 at 06:22 PM

腰痛 私自身、1番多いのが旅行時に
荷物が多いとやってしまいそうですが、
今のところストレッチ等でなんとか
大丈夫です。

Posted by: オサムシ | June 08, 2017 at 06:20 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73907/65266911

Listed below are links to weblogs that reference 傷だらけの店長-街の本屋24時- 伊達雅彦:

« 桜風堂物語 村山早紀 | Main | リバース 湊かなえ »