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十二人の死にたい子どもたち 冲方丁

「僕は、いつか死ぬまで生きたくなってきたよ。」

十二人の死にたい子どもたち 冲方丁

読了です。

廃業した病院にやってくる、十二人の子どもたち。
初対面同士の子どもたちの目的は、みんなで安楽死をすること。病院の一室で、すぐにそれは実行されるはずだった。
しかし、十二人が集まった部屋のベッドにはすでに一人の少年が横たわっていた。彼は一体何者なのか、誰かが彼を殺したのではないか。このまま計画を実行してもいいのか。
性格も価値観も環境も違う十二人がぶつけ合う、それぞれの死にたい理由。彼らが出す結論は・・・。

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こちらはTV番組で紹介されていて気になっていた作品。
冲方丁氏は以前に読んだことのある作家さんですが、
その時は現代物じゃなかったからなぁ、どうなんだろ?と思ってました。

こちらの作品のテーマは「生きる」「死ぬ」について。
死にたいと集った彼らがどういう結論を出すのか・・・。

12人という若干多めの人数の為、途中混乱しかけましたが、
彼らがかかえている問題がそれぞれなのと、
ある意味、キャラが立っている人ばかりで、
彼らそれぞれの心の動きも合間にはさんであったので
なんとかなりました。

話も人生相談だけじゃなく、謎解きの部分もかなり多く、
病院へ到着した順番と参加を証明するある手続きの順番、
現場になる部屋へ入室した順番が入り乱れてたり、
最初は決行11人、反対1人から始まって、徐々に人数割合が
変わっていくという展開はじっくり読まないと追いつかない。

そして最後。いやぁお見事でしたね~。
「仕掛け」に気づいたのはほんと終盤。それまでは一切気づかず。
おかげで最後まで楽しませて頂きました、はい。

しっかし、大変な世の中になったものですね。
呑気に過ごしている場合じゃないですね。

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Comments

こちらの作品知らなかったのですが、
タイトルがすごいですね。

Posted by: オサムシ | April 13, 2017 at 06:46 AM

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