« 溝猫長屋 祠之怪 輪渡 颯介 | Main | モップガール3 加藤実秋 »

猫鳴小路のおそろし屋 全3巻 風野 真知雄

今日も時代小説のご紹介。

猫鳴小路のおそろし屋 全3巻 風野 真知雄

読了です。

江戸は新両替町にひっそりと佇む骨董商<おそろし屋>。光圀公の杖は四両二分……店主・お縁が売る古い品には、歴史の裏の驚愕の事件譚や、ぞっとする話がついてくる。そしてこの店自体にもある秘密があって……?

第1巻
◇武田信玄の「風林火山」の血のしみのある旗(五両四分=約77万円)、
◇水戸光圀の杖(四両二分=約61万円)
◇北斎の幻の百物語の「六枚目の幽霊画」(二十両=約300万円)

第2巻
◇本能寺の茶筅(十四両=約180万円)
◇五右衛門の釜
◇大石内蔵助の太鼓(六十両=約900万円)
◇酒呑童子の盃(十両=約130万円)

第3巻
◇真田幸村の六文銭(10両=約130万円)
◇弁慶の下駄(十文=約120円)
◇安倍晴明の式神(0円)
◇将門の首壺

*************************************
初作家さんです。図書館で文庫本探しをしてて、3冊発見。
古道具(骨董)のお話は昨日の「皆塵堂」シリーズでもなじんでいるし、
なんか好きなんですよね~、古道具とか古本って。
通う訳でも購入する訳でもないんだけどね。

今回は古道具というより「骨董」。それもいわくつきの。
歴史上の有名人に縁のある品物を仕入れると、好きそうなお客様に声をかける。
いわれを語り、納得した方に譲るんです。それも大金で。
↑のように、かなりの金額がついています。

まぁ中には「へ?」と思うような値段のもありますが・・・。

途中、現代の話が差し込まれています。
東京は銀座のビルの中に若者が営むお店があり、
それが「おそろし屋」。彼は先祖代々守ってきたものを守り続けるんですが、それが明らかになるのが最終話の「将門の首壺」。

ある意味「うまくまとまったね~」と感心しました。
東京にある「将門の首塚」、「将門伝説」等々は最近他の本でも目にしており、こういう時「自分のあずかり知らぬ処で何かが働いている」と思ってしまいます。
偶然、と言うにはその回数が多いのでもはや偶然ではなく必然なのでは?と。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ ブログランキング・にほんブログ村へ

|

« 溝猫長屋 祠之怪 輪渡 颯介 | Main | モップガール3 加藤実秋 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

骨董品は好きな人は好きなんでしょうけど、
私自身はまったく興味ないですね。

Posted by: オサムシ | April 06, 2017 at 06:21 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73907/64962715

Listed below are links to weblogs that reference 猫鳴小路のおそろし屋 全3巻 風野 真知雄:

« 溝猫長屋 祠之怪 輪渡 颯介 | Main | モップガール3 加藤実秋 »