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東京會舘とわたし 辻村深月

大正十二(1923)年 5月から平成二十七(2015)年1月まで
歴史と共にそこにあった・・・

東京會舘とわたし 辻村深月

読了です。

大正11年、丸の内に落成した国際社交場・東京會舘。 海外ヴァイオリニストのコンサート、灯火管制下の結婚式、未知のカクテルを編み出すバーテンダー……。 変わりゆく時代の中、“會舘の人々"が織り成すドラマ

昭和46年、新館への建て替えを経た東京會舘。 緊張で肩を震わす舞台女優、東日本大震災の日、直木賞授賞を知らされた青年…… 優しさと慈しみに満ちた物語

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芥川龍之介賞及び直木三十五賞の受賞者の記者会見と、その1ヶ月後の授賞式は同会館にて行われるそうですね。知らなかった。
ってか、こういう建物が東京にある、って知らなかったです。

ハードカバーで上下巻。「上」では過去の東京會舘を、「下」では現在の東京會舘を描いています。
ホテル(宿泊)設備を持ちながら許可が降りずに宴会場としてスタートした最初から、
色々な団体(大政翼賛会やGHQ)による接収を経て、再スタートするまで。
建物に歴史あり、とは言いますが、こちらもすごい。
建物の歴史とそこに集った人の歴史・・・。じっくり書かれると参った!って感じ。

長く続くものはそれなりに歴史が積まれていく、というのがよくわかります。
時代が変わる中、愛する人たちがいて、努力、奮闘する、と言うのはいずれにしても感動を伴いますが、今作は淡々と日々の仕事をプライドをもってこなすその道のプロの秘めた情熱が根底にある為、より一層深みをましてます。

中で面白かったのが、「料理教室」。東京會舘では実際に行っているそうですが、男性向けのもあるんだそうです。
そこで男性生徒にまずいうことは「家でえばって料理をしないように」なんだとか(;^^)。
家の台所は女性の聖域。そこで料理をする為には細心の注意を払うように、と。
ここの箇所は楽しめると思います。

他にも色々なエピソードがありますが、どれも面白く興味深いです。
ぜひぜひ、読んでみて下さいな。

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Comments

料理教室 行ったことないです。

Posted by: オサムシ | March 29, 2017 at 06:17 AM

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