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20 posts from February 2017

戦場のコックたち 深緑野分

もし俺を心配してくれるなら、
外の世界でがんばってくれ。もうこんなことが起きないように。
俺達が戦場へ行かなくて済むように・・・

戦場のコックたち 深緑野分

読了です。

1944年6月、ノルマンディー上陸作戦が僕らの初陣だった。特技兵(コック)でも銃は持つが、主な武器はナイフとフライパンだ。新兵ティムは、冷静沈着なリーダーのエド、お調子者のディエゴ、調達の名人ライナスらとともに、度々戦場や基地で奇妙な事件に遭遇する。一晩で忽然と消えた600箱の粉末卵の謎、不要となったパラシュートをかき集める兵士の目的、聖夜の雪原をさまよう幽霊兵士の正体…

**************************************

戦争の話、しかもアメリカ軍の話です。
戦争に行っても食事は必要。で「特技兵(コック)」が必要。
そっか、そうだよなぁ、と単純ながら感心しちゃいました。

もちろん戦争。銃撃戦や爆撃など悲劇は起こる。
でも彼らはそれよりも謎解きが好き。
戦闘シーンと日常シーンが交互に語られます。

↑に書いてあるような謎が起きる。
それを解くのがリーダーのエドなんです。
主人公ティムは語り部の役ですね。
色々な情報を集め、検討し謎を解く。エドすっご~い!

文章では明らかにされていない部分があちこちにあり、
読んでいくと「あ、だからなのね」と納得する事も多く、
結構夢中になって読んじゃいました。

文章は非常に細々してます。翻訳本を読んでいるかのよう。
だからかな?最初はなじめなかったんですが、途中からは
どこでどう終わるのか?終わるのが寂しかったです。
で、思わず作家さんの名前をググりました。
日本の方、ですね、はい。

ドイツのユダヤ人収容所の箇所などはダメでした。
読んでいて思わず匂いがしてしまったような気分。
つくづく非道な行いをしたもんだ。

途中でまさかの降板劇があり、脱走劇があり、
最後にあの時代を振り返った彼らに残ったものは・・・
しみじみしちゃいました。良かったよ。

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あの家に暮らす四人の女 三浦しをん

でも、夢見たっていいじゃない。年取って死ぬまで、気の合う友達と楽しく暮らしました。 そんなおとぎ話があったっていいはずだ。

あの家に暮らす四人の女 三浦しをん 

読了です。

謎の老人の活躍としくじり。ストーカー男の闖入。いつしか重なりあう、生者と死者の声―古びた洋館に住む女四人の日常は、今日も豊かでかしましい。谷崎潤一郎メモリアル特別小説作品。ざんねんな女たちの、現代版『細雪』。

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三浦しをんさん、久しぶりです。
最近ご無沙汰してましたが、こちらはTVで紹介されていて、
興味があったので覚えていました。
図書館の本棚に並んでいたので借りてみました。

東京近郊の一軒家に住む母娘。娘は刺繍家として家でレッスンしたりしてますが、こういう仕事って「仕事」として認識されにくい。
知り合った男性からも「それは趣味として続ければいい」的な事を言われ、
結局うまくいかなくなっちゃうんですよね。で40過ぎて独身のまま。
母親はそんな娘を苦々しく見てるワケです。

娘が出かけた際に知り合った女性が住んでいるアパートで水漏れ騒ぎがあり、リフォームが終わる迄という約束で転がり込んできて3人目。
その女性の同僚が元カレのストーカー騒ぎで越してきて4人目。
「あの家に暮らす四人の女」ができあがるワケですね。

女性だらけだから色々起きる。
お風呂のルールとか、掃除・洗濯・・・。
2人は仕事で出かけていき、2人は家に残る。
更に、家の敷地内には「門番小屋」のような家があり、そこに住み込んでいる老人・・・。

4人の日常が書かれています。特に大きな出来事があるワケじゃなく、
「こいつら何やってるんじゃい」って思う事だったりするんですが、結構面白い。
ある程度歳を取るとこういう生活形式って良いな、って思います。
以前紹介した若竹七海さんの「葉村晶」シリーズもそうですが、シェアハウス的な生活。

シェアハウスって若い年代の方が多いそうなんですが、そうじゃない、老人ホームにはまだ入れないから(;^^)、こういうがあると面白い気がします。


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下北沢ヌックラ堂 枕木みる太

古着には、持ち主の想いがつまっている。 僕とワケあり古着たちの、いくつかの物語。
下北沢ヌックラ堂 ~ワケあり古着に囲まれて~  枕木みる太 

読了です。

古着屋の聖地、東京は下北沢。上京したての僕がべっこう飴の匂いに誘われて迷い込んだのは、路地の奥に佇む古着屋、ヌックラ堂。その店のドアには【ワケあり古着、買い取ります。】と綴られた小さな黒板が吊るされていた。

古着を愛する、猫背&マッシュボブの女店主、かの子さん。看板三毛猫のコネ。そして潔癖症だけど古着だけは大丈夫な僕は、今日もワケあり古着を持ち込むお客さんたちをお迎えする。 スニーカー、リバーシブルダウンベスト、レザートートバッグ、パーカー……。

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ラノベ、と言われるジャンルですね。
そこに「古着」「想い」が加わると・・・。

下北沢に古着屋さんがたくさんある、と言うのは聞いてはいました。
でも一応アレルギー持ちですから(;^^)、めったに行きません。
その昔、原宿で入ったことがあったのですが、くしゃみでましたっけ。

ブックオフの洋服版、ハードオフなんかだと平気なんですけど、
いかにも、なところは苦手です。

方向音痴の彼が出会った古着屋さん。クセのある女店主・・・
不思議な設定ですし、古着が持つ「ワケ」も不思議、かなぁ。
そもそも、「潔癖症なのに古着大丈夫」って彼の設定も不思議よね。
好きな人にキスする寸前に「うっ」と思ってしまうワケなんですよ。
それが誰が着たのか分からない古着は平気、ってねぇ。

友人に「手作りにぎりは食べられない」と言う人がいます。
親しくなった人ならば平気らしいんですが、会社の同僚と鍋、とか
勘弁してほしい、って。
炊き出しとか絶対手が出せないから、自力で救済措置を取らないと、
なんて冗談ぽく言ってましたね(;^^)。

とりとめない話になっちゃいましたが、まぁそれくらい中身がなんとなく・・・って事で許していただきますかね(;^^)。

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扇動者 ジェフリー・ディーヴァー

せんどう 【扇動・煽動】 《名・ス他》
人の気持をあおり(=煽)立てて、ある行動を起こすようにしむけること。 「―者」

扇動者 ジェフリー・ディーヴァー

読了です。

“人間嘘発見器”キャサリン・ダンス捜査官が「無実だ」と太鼓判を押した男が、実は麻薬組織の殺し屋だとする情報が入った。殺し屋を取り逃がしたとして、ダンスは麻薬組織合同捜査班から外され、民間のトラブルを担当する民事部に異動させられた。そこは拳銃の携帯も許されない窓際・・・。

彼女に割り当てられたのは満員のコンサート会場で観客がパニックを起こして将棋倒しとなり、多数の死傷者が出た一件だった。だが現場には不可解なことが多すぎた。観客は会場の外で焚かれた炎の煙で火事だと誤解し、殺到した非常口はトラックに塞がれていたのだ。この惨事は仕組まれたものではないか?人々を煽動し、死へと走らせる何者かがいる。

独自の捜査を開始したダンスだったが、犯人はまたもや死の煽動工作を実行した!卑劣きわまりない愉快犯。そして麻薬組織の殺し屋をめぐる捜査。尋問の天才キャサリン・ダンスを二つの難題が追いつめる・・・

******************************
あらすじがこれだけ長いと読むのも一苦労ですよね。
ってか、ここまで書いても全てを語ってない、ってのがこの小説のすごいところ。
相変わらず二転三転してます。

集団パニック、ってありますよね。
デマや噂で浮足立っちゃって、全員が同じ行動をする時、悲劇が起きる・・・。
これは正にそれを狙った犯行になります。

ところがそれだけでは終わらない。冒頭の逃亡劇も平行して展開するし、
何よりダンスの恋愛事情も・・・。
いやぁ、このシリーズでこんなに甘い事があるとは思いもしませんでした。

つい先日の大統領選でもネットでのデマが後押しした、とも言われているそうですね。というかCNNとかの放送を嘘だ、と断言しちゃうってのもすごい。
トランプ支持者の方達が支持している報道チャンネルとかあるそうですね。

ある意味、今の世の中を表している作品です。
面白いシリーズですね。翻訳本ですし、長いですが、楽しめると思います。

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校閲ガール 宮木あや子

ファッション誌の編集者になるはずだったのに、どうして私が校閲に!?

校閲ガール 宮木あや子
 

読了です。

ファッション誌編集を目指す河野悦子(こうのえつこ)が配属されたのは校閲部。担当する原稿や周囲ではたびたび、ちょっとした事件が巻き起こり…。

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TVドラマでやっていて、結構面白かったんですよね。
で、たまたま図書館に置いてあったので、借りてみました。
続刊も出ているんですよね、まだ読んでないけど。

ドラマとの乖離はそれほどなかったかな。
若干設定は違ってましたが、河野悦子の雰囲気はそのまんま。
つい石原さとみさんを思い出して読んでました。

ドラマを観ていた方ならどんな展開でどんなエピソードだったぁ分かると思います。
なので見てない方には申し訳ないですが、割愛(;^^)。
ってか、この本は続編も出ているんですね。
まだ読めてないんですが、ドラマの続編があるようなら読んでみようと思います。

このドラマを観てから「校閲」気になってます~(^o^)。
本を読んでいて結構「誤植多い?」って思う事があります。
いわゆるラノベ系の気楽に読める、って感じの本に多いんですが、見つけちゃうと「せっかく若い人に手に取ってもらおう、と出している本に間違いがあるのはどうだろう?」と思っちゃったり。

ねちっこい性格になりそうで怖い今日この頃です。

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遊園地に行こう! 真保裕一

遊園地、行ってますか??

遊園地に行こう! 真保裕一

読了です。

遊園地ファンタシア・パーク。
夢の国を支えるスタッフのひとり、北浦亮輔は頬の傷がコンプレックス。顔を隠せる“着ぐるみ”を希望して面接を受けたが、インフォメーションカウンターに配属されてしまう。差配したのは、50歳を過ぎてパークに入り、出世を遂げ“魔女”と呼ばれる及川真千子。彼女の導きで、亮輔は働く喜びを得ていく。この魔女がスタッフの心に火を付ける一方で、パークに騒動を巻き起こしていく。

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「行こう!シリーズ」と言うんだそうです。
デパートへ行こう!」「ローカル線で行こう!」に続く第3弾。
気づけば全部読んでました(^o^)。

今回は遊園地が舞台。
遊園地で働くスタッフさんに焦点をあてて、皆の悩みや成長を描きます。
ところが・・・って展開なんですが、ちょっと(いやかなり)強引??

魔女と呼ばれる及川女史。彼女の過去を探ろうとする人や、
遊園地に爆発物が仕掛けられた?!
ムリにそこへつなげなくても良いのでは??と思ってしまった。

私が住む千葉県には巨大テーマパークがあります。
そこで働くキャストは時給じゃない、夢を追い求めて集まってくる。
まさにそのまんまじゃないかぁ(;^^)。

つい先般、「ミッキーマウスの憂鬱」(松岡圭祐)を読みました。
なんかデジャヴ?な位設定が似てたなぁ・・・。

前半部分は結構いいお話なんですよ。
顔に傷のある男の子の成長とか、ダンサーの苦労、
電気設備を管理するスタッフなどなど、裏話たくさん、で。
これはムリに事件を起こさなくても良いのでは??
ちょっとした事件なんてそこら辺に落ちてそうだもんなぁ。

面白かったですけど、う~ん記憶に残らなそうだわ。

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とにかくうちに帰ります 津村記久子

屋根の下に行きたい。うちに帰りたい。
給料も今のままでいいし、恋人もできなくていいから、部屋でくつろぎたいんです!部屋でくつろぐためなら、大抵のことはやります。

とにかくうちに帰ります 津村記久子

読了です。

うちに帰りたい。切ないぐらいに、恋をするように、うちに帰りたい―。職場のおじさんに文房具を返してもらえない時。微妙な成績のフィギュアスケート選手を応援する時。そして、豪雨で交通手段を失った日、長い長い橋をわたって家に向かう時。それぞれの瞬間がはらむ悲哀と矜持、小さなぶつかり合いと結びつきを丹念に綴って、働き・悩み・歩き続ける人の共感を呼びさます六篇

**********************************
津村紀久子さんという作家さん。初作家さんです。
読書記録サイトで誰かが読んでいて、ぽや~んとしたタイトルを何となく覚えていたんですが、図書館で見かけて借りてみました。

例えば大雨。例えば降雪。例えば強風。
「自然現象には勝てない」とは良く言ったもので、一度起きてしまうと人間の少々の努力などふきとんでしまう自然現象。

通勤して早×年。どんどん通勤時間が長くなっており(会社が勝手に引っ越ししてるので;^^)、それに伴い、ちょっとした自然気象に振り回されております。
電車が遅れる&止まる事でどれだけ気分が落ち込むか。
今は乗り換え2回は必須なので、どこかで少し遅れるとあっという間に遅刻確定になりますし。

千葉は、東京や横浜と違って路線の乗り入れも少なく、「この線が死んだ。はい終わった~」ってなっちゃうのよね。朝にそうなると一日ブルーな気分になるし、帰りにそうなると「とにかくうちに帰りたい」と切実に思うんですよね。

表題の作品、すっごい共感しましたよ~。
普段使う経路が使えない、別経路を使ったがために起こる悲劇。
会社員の方はぜひ読んでみて下さい。共感するはず。

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珈琲店タレーランの事件簿5 岡崎琢磨

いまはただ、ともに生きていこう。何も恐れずに。何も憂えずに。生きよう。

珈琲店タレーランの事件簿5 岡崎琢磨

読了です。

「珈琲店タレーランの事件簿」の最新作が登場!
アオヤマが理想のコーヒーを探し求めるきっかけとなった女性・眞子。11年ぶりに再会した彼女は、どこか悩みを抱えているようだった。 後ろめたさを覚えながらも、アオヤマは眞子とともに珈琲店《タレーラン》を訪れ、女性バリスタ・切間美星に引き合わせるが……。

*********************************
この作品もなかなかしびれますな、違う意味で(;^^)。
まだ終わらないのか、と思ってもう5巻ですかぁ。
しかも今回はアオヤマの初恋の人?の登場で何となく2人の関係にも変化が・・・
う~ん、この2人の関係とかどうでもいいや、って思ってしまうのは私だけかしら?

今回は源氏物語がベースです。
懐かしいですね。古典の授業での記憶もありますが、漫画が一番強い記憶かな。
「あさきゆめみし」は面白かったです。
「香合わせ」とか当時の宮廷人は雅(みやび)ですね。

でもなかなか今回もねちっこかった~(;^^)。
初恋の女性、の根暗さも結構度を越してるし、その黒計画をさくさくと暴いていく美星もなかなかねちっこいし。
女性のイヤな部分をフルに使ってる、って感じ。

途中の伏線もその回収の仕方もスマートとは言えなかったかな。
でも5巻まで出ているって事はそれなりに人気があるんでしょうが、
私の苦手な部類の作品ですな。


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二歩前を歩く 石持浅海

理系だからこそ、現代科学ではわかっていないことは山ほどあることを知っている。理屈をつけて説明できなければ処理できない事務屋さんと違い、「この現象はまだ説明できない」と書いてしまえば済んでしまう。

二歩前を歩く 石持浅海

とある企業の研究者「小泉」が同僚たちから相談を持ちかけられ、不可思議な出来事の謎に挑む。超常現象の法則が判明したとき、その奥にある「なぜ?」が解き明かされる!チャレンジ精神溢れる六編のミステリー短編集

◇一歩ずつ進む
◇二歩前を歩く
◇四方八方
◇五ヶ月前から
◇ナナカマド
◇九尾の狐

************************************
私は根っからの文系人間です。
でも理系さんの考え方って結構好き。ある意味、あれこれ理屈をこじつけて収めようとする文系気質より、「わからんものはわからん」とする明快さは潔いと思います。

こちらの作品の主人公は「理系」さん。研究者さんですからね。
それが「超常現象」について語る訳ですが、怖かった~。
最初はね、相談者は悩んでいる訳です。で相談する。相談相手「小泉」が理系らしく一つずつ予想を潰していく、で残ったのは・・・純粋な恐怖です。

これを読んでいて思い出したのがアメリカドラマ「Dr.HOUSE」。
「患者は嘘をつく」をモットーに原因不明の病状を探るドラマ。
毒舌でジャンキーの医者(;^^)が妙にクセが強くて面白かった♪
それに照らし合わせると「相談者は嘘をつく」。

相談者は悩んでいるんですよ。でも全て真実を話す訳ではない。
どこか省略したり、語らなかったり、隠したり・・・。
ところが「小泉」が、理路整然と説を潰していくから、最終的に残ったのは自分が話さなかった部分が引き起こした事となるわけです。

そこから一気に「説明できないこと」が起きていきます。
中には「ぞくっ」ときちゃうような展開も。
いや、ほとんどが「ぞくっ」ときます、な(;^^)。

私は十分楽しめました~。訳がわからなくても読んでいれば分かる、ってなんか良いですね。言葉で煙に巻こうとしない作品はほんと良い。

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パレードの明暗 座間味くんの推理 石持浅海

物事の見方。他人を思いやる力。そして隠された真相を見抜く眼力。いつか全て手に入れたい。

パレードの明暗 座間味くんの推理 石持浅海

読了です。

警視庁の女性特別機動隊に所属し、羽田空港の保安検査場に勤務する南谷結月は、日々の仕事に不満を感じていた。身体を張って国民を護るのが、警察官として最も崇高な使命だ。なのに―。そんな不満と視野の狭さに気付いた上官から、結月はある飲み会に同席するように言われる。行ってみた先に待っていたのは、雲の上の人である大迫警視長と、その友人の民間人・座間味くんだった。

****************************************
その昔読んだ「玩具店の英雄 座間味くんの推理」、
月の光&心臓と左手 座間味くんの推理」の続き物です。
2013年7月紹介だから、3年半経過してるんだね~。
当時、「ちなみに「月の扉」は2003年、「心臓と左手」は2007年、 「玩具店の~」は2012年。 4,5年待たないと次が出ないのか~、読みたいなぁ。」なんて書いてましたので、
大体合ってますね。

今回も主要登場人物は前作と変わらず。
「玩具店の~」で出てきた女性は卒業し、今回から新しい人がメンバーになりました。

若いが為に考え方などにムリが出てしまう。
そんな彼女にもっと広い視点を、と飲み会のゲストに誘われます。
そこで座間味くんの広すぎる視点を目の当たりにして開眼していくわけです。
そして新しい舞台へ旅立っていく・・・。

今回の事件もどれもびっくりです。
「良し」と思ったことが実は違かったり、「ダメ」と判断されたことが実は違かったり・・・。
かなり読んでいて翻弄されました。

最近もこういう事あるんですかね??
私が若い頃は、結構上の方が飲み会に誘ってくれたものです。
会社の年齢層が高くなり、かつ新しく入る方も「会社の人と飲んでも楽しくない」と拒否気味になり、会社では最近はなくなりましたね。

歳を取るにつれて、新しい視野や広い視野、は広がりにくくなりました。
でも「ゼロ」じゃない。頑張らないとですね。

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ゲストハウス八百万にようこそ 仲野ワタリ

ゲストハウスとは
宿泊施設のこと。ホテルとは違い、部屋によってはトイレ、バスルームがない場合もあり、共用のものを利用する。月単位の料金設定をしているところもあり、そこではアパートのように長期滞在も可能である。

ゲストハウス八百万にようこそ 仲野ワタリ


読了です。

祖父から譲り受けた古民家を改造し、外国人旅行者向けのゲストハウス 「八百万(やおよろず)」を開業した元バックパッカーの安堂美香。オープンから九カ月。 同僚の亮介、ミシェル、そして宿のマスコットである柴犬のヤタローとともにおくる、 外国人ゲストとの楽しくもドタバタな毎日とは――。 外国人ならではの視点で、 日本のいいところを再発見!和の温かさに触れる物語。

******************************
軽く読めるかな、と思って借りると大抵本当に軽くって・・・。
大きな展開とか怒涛の展開は望めなく、淡々と読んで終わっちゃう・・・。
そんな感じのお話でした。

もちろん作中では色々起きてはいるんですが、どうも登場人物の立ち位置が微妙でして・・・。女一人の男2人の関係がどうなるのか?と思いつつ、思ったまま終わっちゃったよ~(;^^)。

色々なゲストが来て、そのゲストの為に頑張っちゃう3人。
こんな生活は大変なんだろうけど楽しいんだろうなぁ。
固定資産税だけで都内の古民家をゲストハウスに、って羨ましすぎる・・・。

今後も続ける為に伏線をいっぱい張ったんでしょうが、続きは出るのか??
この本は2016年10月に刊行されているので、続きが出るとしてもしばらく先かなぁ。

作家名でぐぐったら、そんなに出してないみたい。
猫をシャーロック・ホームズに見立てた(小学生向け)のとか、時代小説数冊ってとこか。
図書館にあったら借りるかも?しれません。

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『マグニフィセント・セブン』

「七人の侍」「荒野の七人」その魂を受け継ぐ・・・
『マグニフィセント・セブン』 THE MAGNIFICENT SEVEN

201701_mag7

監督 アントワン・フークア
出演 デンゼル・ワシントン 他
上映時間 133分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)
初公開年月 2017/01/27

開拓時代の小さな田舎町。そこでは冷酷な悪徳実業家バーソロミュー・ボーグが町の資源を独占しようと荒くれ者たちを従え、傍若無人の限りを尽くしていた。
ある日、ボーグに夫を殺されたエマは、サムと名乗る賞金稼ぎの銃の腕前を見込んで、町を救ってほしいと住民からかき集めたなけなしの全財産を差し出し懇願する。
最初は興味を示さなかったサムだったが、この依頼を引き受けることにし、ギャンブラーのジョシュをはじめ腕利きの男たちのリクルートを開始し、7人が揃う。
やがて彼らはボーグ率いる200人超の悪党軍団に無謀とも思える戦いを挑んでいくのだったが…。

**************************************
1954年の黒澤明監督作『七人の侍』と、同作をリメイクした1960年の『荒野の七人』を原案にした西部劇、です。
どっちも観た記憶はないんですけどね(;^^)

でも影響を受けた作品は結構観てますよ。
『スターウォーズ』や『ワイルド7』とかね・・・。

今回観て、7人が街を守るのに参加する迄の心の動きが分かりづらいなぁ、とまず感想。サム(デンゼル・ワシントン)は分かるのよ。はっきり言ってるし。
でもそれ以外の人は書かれていないので、「ここで命を捨てて良いのか?!」とつい思っちゃうんですよね。
ま、悪役が非の打ち所もない悪役だったので、「善く」と思うなら格好の舞台ではありますけど。大義名分が少なかったような気も・・・。

しかしここまで徹底的に嫌われる悪役も最近は減ったよなぁ。最近は悪役の方にも同情すべき処がある、みたいなお話多かったし。でもそれだけに彼ら全員&町の人の勝ち、で終わってほしかったなぁ。
街の人は、銃なんて持ったことも撃ったこともないから、どんどん死んでいっちゃう。準備する時間も少ない中、一生懸命なのは分かるんだけど・・・。実際、半数以上が亡くなりましたしね・・・残念です。

町もあれだけ攻撃されて、人も死んで「守り抜いた」といえるのかどうか?微妙ではありますが、それでも「正義」のために頑張った人たちがいたんだなぁ、と感慨深く思ってしまいました。

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『ドクター・ストレンジ』

上から目線の天才外科医。
彼を目覚めさせたのは”魔術”・・・

『ドクターストレンジ』 DOCTOR STRANGE
201701

監督 スコット・デリクソン
出演 ベネディクト・カンバーバッチ 他
上映時間 115分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ディズニー)
初公開年月 2017/01/27

ニューヨークの病院で働く天才外科医、スティーヴン・ストレンジ。
ある日交通事故に遭い、両手に外科医としては致命的な負傷をしてしまう。一瞬にしてその輝かしいキャリアを失った彼は、あらゆる治療法を試し、最後にカトマンズの修行場カマー・タージに辿り着く。
そこで神秘の力を操る指導者エンシェント・ワンと巡り会った彼は、未知なる世界を目の当たりにして衝撃を受け、ワンに弟子入りするが・・・。

**************************************
マーベル・コミックスってどれだけの作品を書いてるの??
一大ワールドが出来上がってますね~。
あれとこれがつながってたり、あれにこれが出ていたり、と。
TVドラマもやってるから今から入り込むのは難しいのでは?とちょっと思ってしまう・・・。
スターウォーズもすごいけど、このワールドもなかなかのものです。

「上から目線の天才外科医」と言いますが、いやいや「シャーロック・ホームズ」の彼を知ってると「まだまだ甘いなヾ(´ー`)ノ」って思ってしまう(;^^)。
割りと早く怪我をするんで、「俺様」はあまり観られなかったし。

そして修行の地がなぜかネパール・・・(;^^)。
やっぱり何かあるような雰囲気なんでしょうかね。
指導者エンシェント・ワンは素敵な人でしたわ~。

201701_2

56歳に見えない!いつまでも観てたかったです(^o^)。

小ネタも満載で、ドクターの赤いマント!これは「人を選ぶ」マントで、
なぜかドクターを気に入って、自分で肩に乗っかったり。
またエンディング中に、「ロキ」が出てきたり、と他のマーベルとのコラボを予感させる予告でいやぁ、愉しみです。

結構マーベルワールドに接してて良かったっす(^o^)。

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『ザ・コンサルタント』

職業 会計コンサルタント
本業 腕利きの殺し屋

『ザ・コンサルタント』 THE ACCOUNTANT
201701_theconc

監督 ギャビン・オコナー
出演 ベン・アフレック 他
メディア 映画
上映時間 128分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ワーナー)
初公開年月 2017/01/21

田舎町で小さな会計事務所を構える物静かな男、クリスチャン・ウルフ。他人とのコミュニケーションに問題を抱える一方、数字に対して超人的な能力を発揮する彼は、裏社会と繋がりを持ち、彼らの仕事を請け負っていた。
アメリカ政府当局もその存在には気づいていたが、なかなか正体を掴めずにいた。そんな中、ウルフのもとに大手メーカー、リビング・ロボ社の財務調査という依頼が舞い込む。しかし、同社の経理担当デイナとともに使途不明金の解明に乗り出した矢先、調査は一方的に打ち切られてしまう。そしてその日から、何者かに命を狙われるウルフだったが…。

*********************************
コミュ障の主人公、って「レインマン」以来?
主人公の彼、クリスも生きにくそうです。幼少時から特異な能力を見せる一方、ちょっとした事でパニックになり、母親は施設に預けようとし、軍人の父は反対する。
母親は家を出ていき、父は兄弟に特殊技術を教え込む。

よくこの2時間で詰め込んだなぁ、って感心感心。
彼の外部への関心の向け方が面白かったです。
彼をサポートする謎の女性に不正を見つけ出したデイナ(アナ・ケンドリック)と、色々な人が外部にいるんだけど、彼はきっちりしないとイヤな性分なだけに、空回りするのはコミカルでしたね。

政府当局へ時折入る謎の電話で出世したレイモンド・キング(J・K・シモンズ)とか渋いなぁ~、好きですわ。
途中、少年時代とか過去のエピソードが入るんですが、そこで「あれ?」と思った伏線が最後で回収されてスッキリ、でした。

孤高のアウトロー、っていうかこういう作品好きですね。
先般の「アウトロー(トム・クルーズ)」や、「ジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)」なんか。
これも続編があると良いのになぁ。

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『沈黙 サイレンス』

なぜ弱きわれらが苦しむのか・・・
江戸初期、キリシタン弾圧下の長崎・・・

『沈黙 サイレンス』

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監督 マーティン・スコセッシ
出演 アンドリュー・ガーフィールド 他
原作 「沈黙」遠藤周作
上映時間 162分
製作国 アメリカ/イタリア/メキシコ
公開情報 劇場公開(KADOKAWA)
初公開年月 2017/01/21

17世紀、江戸初期。
日本で布教活動を行っていた高名なポルトガル人宣教師フェレイラが、キリシタン弾圧を進める幕府の拷問に屈して棄教したとの知らせがローマに届く。
早速、弟子のロドリゴとガルペが真相を確かめるべく日本へと向かい、マカオで出会った日本人キチジローの手引きで長崎の隠れキリシタンの村に潜入する。

そして村人たちに匿われ、信仰を通じて彼らと心を通わせていく。やがてロドリゴたちの存在は、狡猾にして冷酷な手段を駆使して隠れキリシタンをあぶり出しては、彼らに“転び(棄教)”を迫る長崎奉行・井上筑後守の知るところとなり…。

****************************************
歴史の授業で長崎で行われていた思想統制、「踏み絵」や「転び」、天草四郎による反乱などは知ってはいました。

知ってると知るのは違うんだなぁ、とつくづく思いました。
あの頃は受験の知識として覚える為、読み物のような感覚で、記憶にとどめているだけでした。
ところが、今回この映画を観て、1つの事柄の裏に千の出来事が、千の思いが詰まっている事を腹の底でじっくりとずっしりと認識した、って感じ。

そういや日本って、史実を書き換えたり、宗教統一したり、と人民を統治する為に昔からありとあらゆる事をやってたんだっけ(;^^)。
そりゃ異人が持ち込んだ宗教なんてとんでもない、って事になるよなぁ。
でも、排除する為にそこまでやっていいか、というと・・・
絶対やっちゃだめだよ~。

もうね、陰湿だなぁ日本人、って感じでねちっこい嫌らしい事ばっかり。
温泉の熱湯をかける(それもゆっくり長く火ぶくれになるように)とか、
海の中ではりつけにする(干満の水深を利用して力尽きるように)とか、
逆さ吊りにする(でも首筋を軽くカットして頭に血がのぼらないように)とか、
思い出すだけでこんなにすぐ出てきた(;^^)。

他にも所業を語り出したらキリがないですよ、はい。

そして「なぜ我らが苦しんでいる時にあなたは沈黙しているのか」と何度も神に問いかける・・・。答えはない。

宗教観などは簡単に決めつけられるものではないので、語りはしませんが、皆に観てもらって考えてみてほしいと思います。

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『ローグ・ワン スターウォーズ・ストーリー』

もう一つのスターウォーズ
『ローグ・ワン スターウォーズ・ストーリー』

201612_2

監督 ギャレス・エドワーズ
出演 フェリシティ・ジョーンズ 他 
上映時間 134分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ディズニー)
初公開年月 2016/12/16

『スター・ウォーズ』サーガの新たなスピンオフ作品。
ダース・ベイダー擁する帝国軍の究極兵器“デス・スター”(“エピソードIV“に登場)がついに完成しようとしていた。
その圧倒的な破壊力の前に、銀河全体が恐怖に支配されようとしていた。

有名な科学者ゲイレン・アーソを父に持ちながらも、家族と離れ離れとなり、たった一人で生き抜いてきたタフな女アウトロー、ジン・アーソ。
ある日、彼女は反乱軍の将校キャシアン・アンドーから、父ゲイレンがデス・スターの設計に関わっていた可能性があると知らされる。
そこで真相を突き止めるべく、ならず者ばかりで構成された反乱軍の極秘チーム“ローグ・ワン”の一員となり、デス・スターの設計図を盗み出すという過酷なミッションに身を投じていく…。

***********************************
スターウォーズだ!と思って見に行ったら、スピンオフ作品なんですね。監督も違うし、知ってる人、いな~い、って思いながら観てました(;^^)。
エピソード4(つまり初作1997年の第1作)で、レイア姫がR2-D2に託したデス・スターの設計図にまつわるお話です。

デス・スターも知ってるけど、スター・ウォーズはそもそも順番がずれてるし、細切れで公開されてるから、どこがどうなって、とかこうだったからああなった、とか分かりづらい。シリーズ通しての年表がほしいわぁ、とつくづく思いました。
冒頭からメインの話(設計図を盗み出す)まで、話が見えづらくて困っちゃったわ。

しかもディズニーになってから、女性がヒロイン、とか親子愛、とか
単純な娯楽物ではなくなったなぁ、と思ってましたが、今回もヒロイン中心なんで、ちょっとデジャヴ。

更にまさかあんなラストになるとは・・・ちょっと呆然。
あ、ラストは確かにレイア姫に設計図が渡るんだけどね、その前の総決戦が・・・って処にビックリした。

壮大過ぎて、そろそろついていけなくなってきたかしら?(;^^)

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『バイオハザード ザ・ファイナル』

いよいよファイナル!の『バイオハザード ザ・ファイナル』

201612

上映時間 107分 
公開情報 劇場公開(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)
初公開年月 2016/12/23

ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の大ヒットアクション・ホラー
『バイオハザート』のシリーズ第6弾。
物語はいよいよ最終章に突入!
悪夢と現実のフラッシュバックで目を覚ましたアリスに一体何が起きたのか?いま、アリス最後の戦いが幕を開け、遂にアリス誕生の秘密が明かされる!
*******************************
12月公開作品なんですが、紹介するの忘れてた。
&もう2月になっていたとは・・・(;^^)。

さて、バイオハザードシリーズ。ゲームはやってないけどなぜか映画は結構見に行ってる(^o^)。
更に最近では新作公開前にTVで1個前を放映してくれるので、ホントサービス良いですね。
まぁ、そうやって宣伝しないと観客動員数が見込めないから、なんでしょうが。

今回もアンデッドとの戦い、更に突然変異した化け物が襲ってきます。
それに加え、アンブレラ社の戦闘員もアリス確保に動いています。
いやぁ、ねぇ、ホントグロテスク(;^^)。

そんな中、アンブレラ社に対ワクチン(抗アンデッド剤)がある事を知り、再び戻ることを決意するアリス。
迫りくるタイムリミットにどうなることか、とワクワクしました。
安心して観ていられますけどね~。

そういえば、今回タレントのローラが参加。
Webサイトでは「女戦士・コバルト役でハリウッドデビューを果たしており、アリスと行動を共にし、物語の行く末を左右する重要な役どころを演じている。」と書いてます。

う~ん・・・無理(;^^)。気づいたら死んでた。
結構残念な役柄でしたわ。最近TVで、水原希子が英会話塾のCMに出ててハリウッドを目指す、ってやってますし、ピースの綾部もハルからアメリカでしょ?
日本の芸能界もとうとうアメリカ進出かい??って勢いありますね。
頑張ってほしいものです、はい。

って事で終わりにしますかね~、え?ダメ??
だって、超娯楽映画なんだもん。何も考えず楽しむだけ、です。

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シャーロック・ホームズの十字架 似鳥鶏

名探偵の遺伝子を守るため、兄妹は不可能犯罪に挑む!

シャーロック・ホームズの十字架 似鳥鶏

読了です。

世界経済の鍵を握るホームズ遺伝子群。在野に潜む遺伝子保有者を選別・拉致するため、不可能犯罪を創作する国際組織――「機関<シンクタンク>」。
保有者である妹・七海と、天野直人は彼らが仕掛けた謎と対峙する!

1強酸性湖で泳ぐ  山中・湖・十字架
2争奪戦の島  灯台・転落死・風船
3象になる罪 天狗・距離・砂浜

***********************************

以前読んだ「シャーロック・ホームズの不均衡」の続編です。
「名探偵の遺伝子群」を持つ人を確保すべく動く組織と彼らの保護の為に動く組織との攻防を描く作品の第2弾です。

シーズン1の主役の兄妹。残念ながら妹がその遺伝子群を持ち、発症してしまった為、このままでいくと組織に捕まって、薬で無理やり脳みそ使わされて、廃人になってしまう・・・。
そこで、保護目的の組織と出会い、敵対組織と戦うことになります。

今回も相変わらず確保(拉致?奪取?)しようとする組織は保有者予備軍を一箇所に集めて、一見不可能に見える事件を起こします。
謎を解こうとする保有者達・・・。
1の兄妹らは、彼らより先に事件を解決し、保有者らが発症しないようにし、保護しようと奮闘する訳です。

どれもこれも「不可能過ぎる」って感じの事件です。
似鳥氏は学園シリーズが印象に強く、学校という限られた中ならば、描写から想像できるんですが、今回のは舞台が想像しずらかったです(;^^)。
突拍子もない設定すぎるのもあるからね~。

そして徐々に明らかになる細かい設定・・・。
が、今回はまだまだ途中。先はまだ読めないです。
どう落ち着くのか知りたいですね~。楽しみです。

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一○一教室 似鳥鶏

その教育、本当に子供のためですか?

一○一教室 似鳥 鶏



読了です。

カリスマ教育者・松田美昭がつくった全寮制一貫校・私立恭心学園。高い進学実績を誇り、ひきこもりや反抗まで“治る”と話題の学校で、一人の高校生が心臓麻痺で死んだ。
健康だったはずの彼がなぜ…?
一度も開けられない棺、異様に礼儀正しい生徒たち―。有刺鉄線の生えた、高い壁に囲まれたこの学園で、一体何が起きているのか?

************************************
自分には子供がいないので、今の教育事情ってピンとこないんですが、大変だな、ってのが印象です。
先般読んだ「鬼畜」もそうですしね。

今回一言で言うなら「戸塚ヨットスクール」です。
スパルタで子供の教育をする、ってヤツ。
しごきすぎて事件になって閉鎖されましたけど。

元々はセイリング技術とか教える純粋なヨットスクールだったんですよね。
それがいつしか不良少年や引きこもりの預かり&更生施設に。
2016年10月頃の情報としては、現在は幼児教育に手を出し始めているそうですよ。

学校の中って不可侵領域なんですよね。
警察の立ち入りも拒み、全寮制なら肉親の立ち入りも拒める。
何をやっても子供に言わないよう強制させればはい終わり。
ってか、親がお願いして預けてる訳よね。子供が何言っても聞いちゃくれない。

今って子供を怒れない親が増えたそうですね。
周りの大人が代わりに叱ろうとするとバツが悪いのか、そのヒトに食って掛かる、と(;^^)。だから代わりに怒ってしつけてくれる場所に押し付けちゃうのかなぁ?

そこで冒頭の「その教育、本当に子供のためですか?」が生きてくる。
おとなしい、聞き分けが良い、賢くて、元気 だったら親は楽。
でも大人の都合で子供を扱って良いものなんでしょうか?

難しい話です。自分がどちらの立場で読むか、で印象がガラッと変わる作品です。
やりきれない話ではありますけどね。

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二十の悪夢 (アンソロジー)

今、シリーズで読んでいる本が結構あります。
ある程度読んでから紹介しないと、と思ってるので書いてないですが、
その中の1シリーズの番外編が載っている、ということで読んでみました。

二十の悪夢(アンソロジー)

あらゆる恐怖を生み出し続けてきた角川ホラー文庫の創刊20周年を祝し、ホラーの名手たちが集結。“20”が導く新たな恐怖の幕が開く!

1 逡巡の二十秒と悔恨の二十年 小林 泰三∥著
2 銀の船 恒川 光太郎∥著
3 母からの手紙  藤木 稟∥著
4 生まれて生きて、死んで呪って  朱川 湊人∥著
5 暑い国で彼女が語りたかった悪い夢 岩井 志麻子∥著
6 ドリンカーの20分 平山 夢明∥著

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ホラー文庫とか私が若い頃にはなかったよなぁ。
ホラーにしろ、ラブコメやレディースコミック、BL等二次元もの・・・
今は色々なジャンルの本が出ているのに、読者数は減っているんだとか。
種類は多く、部数は少なく、って感じらしい。
紙の本以外にも媒体が増えているのもあるんでしょうが、勿体無い。

図書館で借りてる私が言うセリフじゃないけどね(;^^)。
ただ読書記録をつけてるWebサイト「読書メーター」で調べたら
2016年は約300冊の本を読んでいたようです。
300冊×500円として約15万円。んな値段で今は本も買えないので、
もっとかかるわけですよね。今のお財布事情ではムリっす。

さてこちらは角川ホラー文庫の創刊20周年を記念しただけあって、
「20」がキーワードでした。
あまり読んでいてそんなに強くは感じなかったけど(;^^)、
作者の知名度にもそんなに強くは感じなかったけど(;^^)。

赤川次郎さんとかも書いてたんですよね~。
以前そんなアンソロジーを読んだことがあったっけ。
結構彼のホラーも怖かったなぁ。

今回上梓されている作家さんはあまり知らない方が多く・・・。
次に読んでみようかな、って作家さんも見つからなかったので
またこういうアンソロジーがあったら読んでみます。

ちなみに私が読んでいるシリーズの番外編は「母からの手紙」です。
こちらはホラーというより、「母の愛」を感じる作品。
興味がありましたらどうぞ。

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