« 雪猫 大山淳子 | Main | 天晴れアヒルバス 山本幸久 »

海馬亭通信 村山早紀

街の中心部から少しはずれた、海にほど近い場所に佇む古い洋館「海馬亭」。元は小さなホテルだったがその後下宿になり、ゲームプログラマーや変り種の人気歌手、美人幽霊など、一風変わった住人たちが集っていた・・・。

海馬亭通信1&2 村山早紀

読了です。

<1>行方知れずの父親をさがして人間の街に下りてきたやまんばの娘・由布。 自称ワルの小学生・千鶴を助けたことがきっかけで、 彼女の祖母が営む下宿「海馬亭」にやっかいになることに・・・。

<2>十七年後、とある事情から冬休みをこの街で過ごすことになった 少年・景が出会う、幻想のような不思議の数々……。

****************************************
「コンビニたそがれ堂」で涙腺崩壊しちゃう私。
こちらの作家さんの本は「泣ける」度合いはまず外れないので、ゆっくり&じっくり読もうと思ってます。

その「コンビニたそがれ堂」があるのは「風早の街」。
作家さんの作った架空の街ですが、他にも「カフェかもめ亭」と言うシリーズ本の店もあり今回は港近くにある「海馬亭」が舞台です。

架空の街だけに設定も架空。何せ「やまんば」が主人公ですから(1巻)。
やまんばは父さんを探しに街へ降りてきます。
姉への手紙で構成された章立ては、若干年齢のイメージに違和感はあるものの、最後はほろっと来ます。

2巻は普通の男の子が主人公ですが、登場するのが「やまんば」に「幽霊」ですしね。
歳を取らないやまんばに年取った千鶴の再会、足が動かなくなった少年・景、幽霊になった景(女)、と年月が経っても変わらぬものがある、ってのは胸がホクホクと暖かくなります。

こちらの「海馬亭」。1階には花屋「シードラゴン」、レストラン「海馬亭」がありました。
懐かしいピアノやバンドの生演奏があったりして、良い雰囲気だなぁ。
神戸とかをイメージしてるのかな?
昔の街のようでコンビニとかホテルとかあるし、他にも不可思議な物が集まる「柳骨董店」とか登場してて個性豊かです。

小学~中学位の年齢層向けの作品なんでしょうが、大人が読んでも十分楽しめます。
この街に関する作品、読んでいきたいものです。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ ブログランキング・にほんブログ村へ

|

« 雪猫 大山淳子 | Main | 天晴れアヒルバス 山本幸久 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

近畿圏ながら神戸しばらく行ってないです。

Posted by: オサムシ | January 24, 2017 at 06:13 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73907/64711093

Listed below are links to weblogs that reference 海馬亭通信 村山早紀:

« 雪猫 大山淳子 | Main | 天晴れアヒルバス 山本幸久 »