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アトロシティー 前川裕

こちらも紹介した、と思ってたんですが、抜けてた。
こちらも昨年10月頃に読んだ本ですわ。

アトロシティー 前川裕

大学の非常勤講師でありジャーナリストの田島は、生活保護も受けずに餓死した母娘の事件を調べていた。
ある日、浄水器の悪質な訪問販売に居座られている隣人の姉妹を助け、その姉妹を通して刑事の緑川と知り合う。
緑川から、いくつかの強盗殺人事件に悪質訪問販売が関わっていることを聞いた田島は謎を追うが、やがて自らも奇怪な事件の渦中に巻き込まれていく!

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至上最悪級の気持ち悪さ「クリーピー」。この作家さんが書いた作品です。

最初、これがどうつながるのか良く分からない、って始まり方で結構疲れちゃった。
餓死事件から浄水器販売業者集団に謎の聴講生、と意外な展開で事件は複雑に入り組んでるんだけど文章の組み方がイマイチだったかなぁ。
こういう作品って冒頭から伏線がどんどん出て、最後のクライマックスで一気に集約して謎解き!ってのが爽快なはずなんですが・・・ちょっと無い。

ドキュメントタッチなんですよね、書き方が。
週刊誌的記事を読む、と思えば良いんですが、小説だとすると文章のねちっこさとあっさりさの落差がありすぎてう~ん。

しかも今、世の中で起きている事件。色々あります。
その中で考えると餓死事件や浄水器の訪問販売なんてのはちょっと古いのかな?って思っちゃって。今でも起きてるし深刻に考えないと、とは思うんですが、今発展してっちゃってて、ヒトって慣れてきちゃうんですよね。

「クリーピー」は勢いで読んじゃったけど、「クリーピースクリーチ」はイマイチだったし。
あまり相性は良くないのかも。

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Comments

伏線がいろいろあると私は理解できなくなっちゃいそうです。

友人が浄水器の訪問販売にイケメンが来たので契約したら
その次から別の人が来たそうです。

Posted by: ジャランこ | January 13, 2017 at 09:16 PM

ある意味 慣れは怖いですね。

Posted by: オサムシ | January 13, 2017 at 06:37 AM

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