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メビウスファクトリー 三崎亜記

ねじれたメビウスの輪の上でも、何も見ず、何も考えずに歩き続ければ、平坦で歩きやすい道がどこまでも続く。だが、足元を一旦見つめてしまえば、自分がねじれた空間にいることに気づいてしまう。

メビウスファクトリー 三崎亜記


読了です。

町の住民のほとんどが働く巨大工場。 しかし、そこで何が作られているのか、 実は、誰も知らない――。 妻子を連れて地元の町にUターン就職し、街一番の工場に就職したアルト。
完璧な管理システムを持った工場は、町民の誇りと憧れの存在だったが、 アルトは働き続けるうち、徐々に工場の“秘密"に気づきはじめ――。 閉鎖的な企業城下町を舞台に、現代日本を照射するSF長編。

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昨日の「ニセモノの妻」が2016年4月刊行、今作が2016年8月刊行、と続けて出てます三崎氏の著作。
見つけると嬉しくなります。
しかも結構早く図書館で借りられる(;^^)。
好きなら買えよ、と怒られそうですが、家のスペースにも限界があるもので。

さてこちらは、町=会社となっている地域でのお話。
主人公アルトはこの町出身だったが、両親の離婚で町を離れまた戻ってきた。
外から見るとやや不思議な慣習があるも、徐々に感化され一員として溶け込んでいく。
ところが、同じく外の世界から来た妻はなかなか馴染めず・・・。

これはね~設定も三崎さんらしいな、と思いつつ若干話しが追いにくかったかな。
アルトと奥さんとその連れ子の家族の話から、工場でやや煙たがられている男の話、町出身者ではじめて「見極め」に選ばれた男の話、とエピソードが出た後に起きる「汚染」。

どこからどこまでが妄想なのか真実なのか、それに慌てる企業の部署。
疑問を持った人間の立ち入りを徹底的に排除しようとする動き・・・
訳がわからないまま終わってしまった感。

でもそれが三崎氏の持ち味だよなぁ、と思いつつ読了。
一大企業の城下町的な存在と言うのは日本のあちこちで見受けられますが、そういうのと縁のない自分としては不思議なだけでした。

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Comments

家の中で捨てられずに、探せない問題に困っていめす。図書館は本当に便利です(^-^;

Posted by: セイレーン | November 02, 2016 at 08:51 PM

人生 メビウスの輪みたいなものでしょうか。

Posted by: オサムシ | November 01, 2016 at 06:27 AM

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