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スティグマータ 近藤史恵

取るべきラインがはっきり見える。
ぎりぎりまでブレーキはかけず、カーブでは
インコースを狙う。
雨だから少し慎重に。だが躊躇しない。
美しい一本の線だ。

スティグマータ 近藤史恵


読了です。

ドーピングの発覚で失墜した世界的英雄が、突然ツール・ド・フランスに復帰した。彼の真意が見えないまま、レースは不穏な展開へ。
選手をつけ狙う影、強豪同士の密約、そして甦る過去の忌まわしい記憶…。
新たな興奮と感動が待ち受ける3000kmの人間ドラマ
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サクリファイスとエデン (2007年8月&2010年3月)
サヴァイヴ&キアズマ (2011年6月&2013年4月)
自転車ロードレースについて書かれているシリーズです。

陸上競技から自転車競技に転向しプロチームに所属する白石誓(通称チカ)。アシストと呼ばれる位置で、エースの優勝をサポートする。
1作めでは日本のチームにいたが、2作目でヨーロッパへ。スペイン~フランスで活躍。3作目は短編集、4作目は別の人を主人公にした大学の自転車部の本だったので、今作は久々の長編です。

2~3年ごとに新作が出てるんですね。前作4冊を続けて読んでしまったので、はい待ちました。
チカ、結構好きなんですよね(^o^)。
彼の心の中の動きが面白い。熱いようでどこか冷めてるような。

今作でも「アシスト」と「トップゴール」の選択を迫られます。
ツールを走っているわけですよ。ツールでトップでゴールすることにどれだけの魅力を感じ、偉業だと認識されるか・・・。
でも結果チカは選択します。今までの自分、これからの自分を見据えて。

ある意味、武士のような心意気を持つライダーです。
年齢的にもそろそろタイミングを図り始めなきゃいけないんでしょうが、できればずっと走り続けてほしいです。

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Comments

ドーピング 日本人選手はほぼないのでしょうけど、
海外の選手は蔓延してそうですね。

Posted by: オサムシ | October 28, 2016 at 06:42 AM

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