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久里子シリーズ 近藤史恵

多作作家さんだけに、未読本がまだある
嬉しい作家さんの一人、近藤史恵さん。
読み逃していた作品の続編が出た、と
言うことで2作だけだけど、まとめて借りました。

久里子シリーズ 近藤史恵
賢者はベンチで思索する  ふたつめの月

読了です。

ファミレスでバイトをしているフリーターの久里子。常連にはいつも同じ窓際の席で何時間も粘る国枝という名の老人がいた。近所で毒入りの犬の餌がまかれる事件が連続して起こり、久里子の愛犬アンも誤ってその餌を食べてしまう。犯人は一体誰なのか?事件解決に乗り出したのは、意外なこと  

「賢者はベンチで思索する」(長編)
「ふたつめの月」
  たったひとつの後悔 パレードがやってくる ふたつめの月

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面白かったです。
今時の若者、って感じの久里子。服飾系専門学校を出て好きな仕事がしたい、でもできない、でフリーター。の彼女が、犬を飼い始め、国枝さんと知り合いになり、少し見方が変わってきて・・・って成長していく様は見ていてホッとします。

続編では、服飾系の会社で働き始め、正社員に、との話が出て順風満帆だったはずの久里子に突然訪れた不幸。
ここは、「ありえない~」とつい思っちゃったけど、いやアリなのかな?最近は。

第1巻では久里子と国枝老人、飼い始めた犬に久里子の弟、と身近なところの問題を取り上げて長編仕立てにしています。
第2巻では3編になってますが、話は流れているのでどちらも楽しめますよ。

「いつだって悪意はすれちがうほど側にいる」
作中に出てくる一文です。うんうん、って実感こめてうなづきますよ。
楽しいこと、嬉しいことのすぐ傍にある「悪意」。
気づかずに過ごせればいいですが、ふと気づいたらそこから一歩も動けなくなる、そんな強烈な強さを持つ感情です。

良い感情だけと寄り添って行ければ人生楽しいけど、歳とっちゃうと「それだけなわけないじゃん」と分かってしまってる。いやだなぁ(;^^)。

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Comments

借りてみようかな(^-^)

Posted by: セイレーン | October 06, 2016 at 09:26 PM

犬 一度 飼いたい です。

Posted by: オサムシ | October 06, 2016 at 06:29 AM

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