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さよなら妖精 米澤穂信

続けてご紹介します。
最後まで残ってた本、読めました(^o^)。

さよなら妖精 米澤穂信

読了です。

一九九一年四月。
雨宿りをするひとりの少女との偶然の出会いが、謎に満ちた日々への扉を開けた。
遠い国からはるばるおれたちの街にやって来た少女、マーヤ。彼女と過ごす、謎に満ちた日常。そして彼女が帰国した後、おれたちの最大の謎解きが始まる。
覗き込んでくる目、カールがかった黒髪、白い首筋、『哲学的意味がありますか?』、そして紫陽花。謎を解く鍵は記憶のなかに・・・。

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これを読んで「王とサーカス」がなぜネパールなのか?
わかった気がします。
こちらはユーゴスラヴィアの話、です。
米澤さん、こういう背景で書く作家さんなんですね。

ユーゴスラヴィアの紛争、そういえばありました。
と無責任な発言しちゃってますが(;^^)、ピンと来なかったんですよね。
そういえば、位。

マーヤは日常の謎に興味があるようで、「傘を持っているのに指してない男の人がいた=日本人でも雨で傘をささない人がいる」、
「神社とお寺、信仰の違いは?」、「紅白饅頭=赤白でめでたいのはなぜか?」等々。

当たり前のようでいて、ふと感じる違和感。でも普段なら気にもとめずに流してしまうような事にマーヤは疑問を感じ、口にします。

周りの高校生がこれまた物知りです。あの頃は何でも知識を詰め込んでた気がする。受験問題とか解いてた訳だもんね。
今となっては記憶の遥か彼方、にあるものですが。

マーヤの国に起きる問題、それに関わった高校生のひと夏、2ヶ月間の物語となってます。
この20年後の話が昨日の「真実の10メートル手前」に登場します。
「ナイフを失われた思い出の中に 」。
今作で高校生だった「大刀洗万智」、大学に進み、記者になります。
「真実の10メートル手前 」で記者を辞め、「王とサーカス」のネパールへ行くことになり、戻ってきてからはフリーのライターとして活動している、という流れです。

こういう女性、好きなんですよね(^o^)。
凛として、気高く見えて実は恥ずかしがり屋、みたいな可愛い面も。
以前紹介した北森鴻の「旗師・冬狐堂」シリーズとかそう。
他にあれば読んでみたいものです。

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Comments

世界中の紛争 なくならないですね。

Posted by: オサムシ | October 15, 2016 at 08:25 AM

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