« 遺品 若竹七海 | Main | インシテミル 米澤穂信 »

バベル九朔 万城目学

読めるのを楽しみにしていた。
でもやはり最新刊だけにかなり待った。
ようやく、「次に借りる人なし」までになった。
(私の住む市の利用者少ないから;^^)

バベル九朔 万城目学

読了です。

俺を追ってくるのは、夢か? カラスか? 作家志望の雑居ビル管理人が巻き込まれた、世界の一大事とは――。 作家志望の「夢」を抱き、 雑居ビル「バベル九朔」の管理人を務めている俺の前に、ある日、全身黒ずくめの「カラス女」が現われ問うてきた……「扉は、どこ? バベルは壊れかけている」。

巨大ネズミの徘徊、空き巣事件発生、店子の家賃滞納、小説新人賞への挑戦――心が安まる暇もない俺がうっかり触れた一枚の絵。その瞬間、俺はなぜか湖で溺れていた。そこで出会った見知らぬ少女から、「鍵」を受け取った俺の前に出現したのは――雲をも貫く、巨大な塔だった。

**************************************

万城目さん、寡作なんですよね。少ない少ない。
なかなか新作がでなくって、待ちくたびれちゃいました。

さて題名の「バベル」。
旧約聖書の「創世記」中に登場する巨大な塔。
実現不可能な天に届く塔を建設しようとして、崩れてしまったといわれることにちなんで、空想的で実現不可能な計画を比喩的に「バベルの塔」という。

天に届く高い塔。それを実物でなく、空想で造ってしまった、
そこと現実の境目が崩れ始め「カラス女」の登場、となります。

もう、読んだら頭の中が「???」(;^^)。
時間とか場所とかがずれちゃう、ってのは混乱しきり。
しかもその別の世界を造ったのは「祖父」だ、と。

クライマックスで原稿用紙を空に飛ばすシーンは作家じゃないですが、なんか身につまされましたね。
話を書こう、と思ったことはほとんどなく、筆力があるとも思わないので、苦労加減って分からないのですが。

前作も「とっぴんぱらりの風太郎」って真面目な方の路線だったもんで、もっと馬鹿らしいお気楽な話、が好きだなぁと思いながら次も期待しておりますっ!

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへブログランキング・にほんブログ村へ

|

« 遺品 若竹七海 | Main | インシテミル 米澤穂信 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

久々に万城目さんの作品ですね。

Posted by: オサムシ | October 25, 2016 at 12:53 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73907/64172417

Listed below are links to weblogs that reference バベル九朔 万城目学:

« 遺品 若竹七海 | Main | インシテミル 米澤穂信 »