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21 posts from June 2016

GOSICK ゴシック シリーズ4 新章 桜庭一樹

GOSICKシリーズ新章スタート!

GOSICK:RED (2013/12)
  ニューヨーク・探偵事務所・ギャング
GOSICK:BLUE (2014/11)
  移民・高層タワー・ワンダーガール
GOSICK:PINK (2015/11)
  到着翌日・じょぶ&ほーむ・ボクシング

**************************************

2011年7月で一旦終わったゴシックシリーズ。
わずか2年で新章スタートしたそうです。
ここまで一気に読んじゃった~。

昨日の最終シリーズ「神々の黄昏」で大団円
となったゴシックですが、
2人は若いからね~、「未来」がある訳です。

東洋の国で再会した2人ですが、「毛唐の血筋を
入れるわけにいかん」と反対する一弥の父親。
まぁ、「仏壇に供えた饅頭食べちゃって」怒られて、
腹いせに「全部の障子に指で穴開けちゃった」
ヴィクトリカの事は許せないでしょう(;^^)。

無理やり2人を引き離そうとして、
ヴィクトリカを旧大陸行きの船に乗せちゃう。
でも一弥は後を追い、旧大陸で再会、そのまま
新大陸行きの移民船に乗って家出しちゃう・・・。
失敗する訳ですね。
そりゃそうだ。2人の結びつきの強さったら(^o^)。

刊行順は↑の通り RED→BLUE→PINKですが、
時系列的には BLUE→PINK→RED となります。
ここは、時系列的に読んだ方が面白いと思います。

旧大陸では、父親に「最終兵器」扱いされ、
道具となっていたヴィクトリカ。
新大陸では「久城、君は今日からさっそく二人分、
えいこらよっとと働くがいい!私はいやだ、絶対
働くものか、”ふぇみなえこのみか(経済的女性)”
なんてならずポンコツハウスの玄関先の番犬に
なって、あくまでも怠惰に生きてみせる!」
と、働く気「ゼロ」(;^^)。

でも新大陸が彼女を放っておかない!
着いたその日に事件に巻き込まれ(BLUE)、
でもその縁で、探偵事務所をやる事になり
翌日も事件に巻き込まれ(PINK)、
その縁で、アパートメントが見つかります。
更にREDでマフィアに目をつけられ、
その縁で、FBIだの出てくる事に・・・。

ヴィクトリカのお兄さんも次巻から登場しそうで、
こうなったら旧シリーズの他の登場人物にも
ぜひ出てきて欲しいものですね。
(と言ってもそんなに人数いないけど・・・嵐のせいで)

今年冬にも新作が出るようですので楽しみです!

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GOSICK ゴシック シリーズ3 桜庭一樹

え~、まだまだ続きます。お付き合い下さいね。
いよいよシリーズはクライマックス!



GOSICKs(番外3)-秋の花の思い出-(2007/04)
  風邪・お見舞い・花と本
GOSICK6-薔薇色の人生-(2011/03)
  ココローズ・劇場・灰色狼
GOSICKs(番外4)-冬のサクリファイス-(2011/05)
  リビングチェス・迷路・フクロウ
GOSICK7-神々の黄昏(上)(2011/06)
  第2の嵐・最終兵器発動・別離
GOSICK8-神々の黄昏(下)(2011/07)
  脱出・負傷・誓い

*************************************

さぁ、いよいよゴシックシリーズ最終、それと
ゴシック エス シリーズ最終 です。

昨日の記事から数日後、秋~冬にかけての
短編集と、クライマックスがやってきます。

「最終兵器」としてのヴィクトリカの存在は、
ソヴェール国の勢力を2分します。
それがね「科学アカデミー」と「オカルト省」っての。
「オカルト省」って・・・(;^^)

ヴィクトリカを利用し尽くそうとする父親、
彼女を助けようとする母親、彼女を守ろうとする一弥。
残念な事に一弥はヴィクトリカと同い歳。
嵐は未成年者の彼らにも容赦なく襲いかかります。

いやね、最終の「神々の黄昏(上・下)」は
困りました。
まさか「上」の早い段階で涙出ちゃいましたもの。
2人の別離のシーンがね、ホント悲しくて。

人を信じず、人と交わらず、のヴィクトリカが
学園生活で得たものは、かけがえのないもの。

これを読んでいて、ヴィクトリカや一弥の描写に
なんかデジャブ・・・。
私はこちら、「はみだしっ子」(三原順)を思い出しました。

201606_max_2

皆さん、知らないですよね?(;^^)。
かなり昔の連載漫画、です。
左がマックス、右がグレアム。
本の描写から想像した外見は、
ヴィクトリカはマックス、一弥はグレアム。 
実際の性格はヴィクトリカはグレアムで、
一弥はマックスなんですけどね。

すいません、つまらん話で。
でも楽しかった~このシリーズ。
思いっきり現実逃避して浸ってました。

お時間ありましたらぜひ手に取って見て下さい。

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GOSICK ゴシック シリーズ2 桜庭一樹

まだまだ続くGOSICKシリーズです。
今日は番外編(短編集)も併せてご紹介。

GOSICK番外1-春来る死神-(2005/07)
  留学開始・容疑者・出会い
GOSICK5-ベルゼブブの頭蓋-(2005/12)
  修道院・幽閉・救出
GOSICK番外2-夏から遠ざかる列車-(2006/05)
  夏休み・ケーキ・日傘
GOSICK6ー仮面舞踏会の夜-(2006/12)
  夜行列車・殺人事件・協力

**************************************
1冊1冊は結構薄いです。文章は若干修飾が
ゴシックな感じ(;^^)で、読むのは時間がかかるかな。
そこは最近溢れだしている「ライトノベル」とは
若干趣が違いますね。

西ヨーロッパの山間の国。
イメージはスイス。でも隣国にスイスがあるそうで。
全寮制の寄宿舎学校、しかも貴族の子供しかいない
といやぁ、昔懐かしい設定です、はい。

一弥くんは、軍人一家の三男坊。上2人の兄は
父に似ているが、一弥だけは優秀だけど弱っちい。
国費留学しているんですが、「黒髪の東洋人」は
ヨーロッパでは浮きまくっており、アダ名は「死神」。

一人の友人もできず、殺人事件の容疑者にもなり
逮捕目前!というところで、ヴィクトリカと出会う・・・
のが、「GOSICK番外1-春来る死神-」です。

番外編は全て語尾に「S(エス)」がついてます。
シリーズを全て読んでから番外編に行くよりは
刊行順に読んでった方がより楽しめると思います。

実はこの作品、中の時間はほんの1年間なんですよ。
刊行は半年ごと、のようですが、春~夏~秋へと
数ヶ月分の流れ、でしかないんですよね。

これ、リアルタイムで読んでいたら、
半年待たされるの結構きついかも・・・。
新しい本を手に取って頁をめくる、すると
前巻から数日とかしか経ってなくて、
「こんだけ待ったのに、これしか経ってないの?!」と
怒っちゃいそうです(;^^)。

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GOSICK ゴシック シリーズ 桜庭一樹

20世紀初頭、西欧の小国ソヴュールの名門校、
聖マルグリット学園に留学してきた久城一弥は、
図書館塔最上階の小部屋で金髪に碧眼の美少女
ヴィクトリカと出会った・・・

「GOSICK」 シリーズ 1~4 桜庭一樹


読了です。

GOSICK1(2003/10) お出かけ・豪華客船・第1の対戦
GOSICK2 (2004/05) 山奥の村・ルーツ(血統)・小箱
GOSICK3(2004/10) デパート・人間消失・青い薔薇
GOSICK4(2005/01) 時計塔・魔術師・隠し財産

***********************************************

いやいや、「食わず嫌い」は良くない、ってのを
ほとほと思い知らされた作品でした。
本屋さんで見かけてはいたんですが、表紙絵がなぁ、と
思い手には取らなかったんですよね。
ライトノベルっぽいし(;^^)。

近所の図書館でズラッと並んでおり、「ん~じゃぁ」と
借りてみたら、結構はまってしまいました(;^^)。

設定はね、基本の史実の設定を若干変えて
「旧大陸VS新大陸」=「古代文明VS物質文明」と
なっており、なかなか現実逃避好きには嬉しい感じ。

旧大陸には幾つもの民族がいました。戦いに敗れ
山奥へ逃げ込み、ひっそりと暮らしているが、
戦いに勝った民族より賢く、強いと言われています。
そんな民族の一つ「灰色狼(ハイイロオオカミ)」は
始祖が「喋る知識のある灰色狼」と言われており、
少数民族の中でも優秀な一族でした。

美少女ヴィクトリカはこの「灰色狼」の血筋。
「旧大陸の最終兵器」と言われる存在です。

ねっ?絵空事、って感じでしょ??

14歳の2人のたわいもないやりとり、とか
ヴィクトリカの容姿に声、義兄のグレヴィールの髪型、
中には突拍子なさすぎて「お~い」と気が遠くなる事も
ありましたが、総体的に好きな方ですね。

こちらのシリーズは長いですので、明日以降も
紹介を続けていきます。

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朝が来る 辻村深月

「子どもを、返してほしいんです」
朝が来る 辻村深月

読了です。

親子三人で穏やかに暮らす栗原家に、
ある朝かかってきた一本の電話。
電話口の女が口にした「片倉ひかり」は、
確かに息子の産みの母の名だった…。

子を産めなかった者、
子を手放さなければならなかった者、
両者の葛藤と人生・・・

**********************************
TVドラマが始まってますね。見てないですが。
この小説もTVで紹介されているのを見て、
「そのうち借りてみよう」と思ってました。
思ったより早く本棚に並んでた・・・。

辻村さんの本は読みやすいせいか、回転が良く
地元の図書館では早めにてにはいりますね。
以前紹介した「ハケンアニメ」なんかもそうだった。

こちらも読み始めたら「次へ次」と夢中になり
あっつ~間に終わっちゃいました(^o^)。

これを読んでいて思い出したのが「最貧困女子」。
「無知の貧困」と言うものが伝わります。
性の問題や労働問題、生活力というものがないと
苦労する人はとことん苦労してしまうんだな、と。

作家近藤史恵さんもそうですが、「家族の問題」って
かなり今取り上げられてますよね。
介護や引きこもりの高年齢化、そういう問題について
書かれた本(新書)なども数冊読んでますが、
フィクションで書かれていると染み込みやすいです。

そして、昨日も書いた「とりあえず最後はハッピー」
になれます。
勿論、色々問題は残っているでしょうし、大変ですが
「大丈夫、あなたを見つけたよ」って安心感に包まれる
いい作品でした。

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探偵・日暮旅人シリーズ2 山口幸三郎

昨日の記事で「一応完結した」と書いてますが、
こちらは第二部。最後の「遺し物」だけは番外編
ですね。
探偵・日暮旅人シリーズ2 山口幸三郎



探偵・日暮旅人の宝物(2012年8月)
探偵・日暮旅人の壊れ物(2013年5月)
探偵・日暮旅人の笑い物(2014年4月)
探偵・日暮旅人の望む物(2015年1月)
探偵・日暮旅人の遺し物(2015年10月)

読了です。

「宝物」1六月の花嫁 2犬の散歩道 3愛しの麗羅
     4花の名前 5夏の日
「壊れ物」1箱の中 2傷の奮え3憧憬の館
      4竹馬の友 5昔日の噓
「笑い物」1 家の灯り 2組織の礎 3 最良の一日
      4微笑みの代償 5魔の手
「望む物」 1死角の影 2枠の外 3月の裏側
      4目の前
「遺し物」1像の殺意 2畢生の接ぎ 3テイちゃんと子猫と七変化 4愛の夢  5君の音

************************************
昨日の第一部であらかた出尽くした感があり、
そこから二部が始まる??って感じだったんですが、

旅人の学生時代の先輩である美しい依頼者が
来たことから、誘拐・爆弾テロの脅迫状、と色々な
出来事が起き・・・で二部完結です。

「視覚」しか持たない旅人、なんですが、
一部の完結後、変化が訪れます。
それが、「視覚」がなくなっていく、という事・・・。

感覚がなくなる、と言うのは怖い事です。
モノを持っても重さが分からない、
モノを食べても味が分からない、
熱い・寒いが分からないから、熱が出ても分からない・・

「眠る」と言う行為がどれだけ怖いことか
想像できませんよね。
目をつむったら、何も感じず聞こえず、で
目を開けてもし見えなくなっていたら??

その昔、老人が「寝るのが怖い」と言っていて
一度寝たらそのまま起きれないのでは?と思うと
眠れないそうなんですが、そんな感じ?(;^^)

としか、想像できないんですよね。
だけど、旅人は愛する人達を守るため、
頑張ります。結果、哀しい終わりを迎えますが
旅人は達成感と満足感を感じます。

なんか、哀しいなぁ~、って感じ。
終わり良ければ全て良し、と言えない感じなの。
もうちょっと明るい終わり方なかったのかな?と
思いつつ、とりあえず全部読み終わりました。

私の場合、楽天的(お気楽?)なんでしょうね。
途中どれだけドタバタしても、悲劇が襲っても
最後は「良かったよ~」と感涙したい(^o^)。
ハッピーエンドの小説が好きみたいです。

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探偵・日暮旅人シリーズ1 山口幸三郎

今週はシリーズものを紹介しています。
こちらは、TVの2時間スペシャルドラマ、で
先日放映された、「探偵・日暮旅人」シリーズ1



読了です。(巻数が長いので、分けてご紹介)

探偵・日暮旅人の探し物(2010年9月)
探偵・日暮旅人の失くし物(2011年1月)
探偵・日暮旅人の忘れ物(2011年7月)
探偵・日暮旅人の贈り物(2011年10月)

保育士の山川陽子は、ある日保護者の迎えが遅い
園児・百代灯衣(ももしろてい)を自宅まで送り届ける
ことになる。

灯衣の自宅は治安の悪い繁華街の雑居ビルにあり、
しかも日暮旅人(ひぐらしたびと)と名乗るどう見ても
二十歳前後の父親は、探し物専門という一風変わった
探偵事務所を営んでいた・・・。

*********************************************

ちなみにドラマは「松坂桃李」くんが旅人役、
保育士役が「多部未華子」さんでした。

あらすじだけはなんとなく知ってたんですね。
こちらも「文庫フェア」で紹介されていて記憶に残ってて。
ただドラマの方は途中で挫折しちゃいました。

本を読むようになると映像がうざく感じる(;^^)。
自分で好きなキャストで好きな背景で想像させて
遊んでいる方が面白いんですよね(;^^)。
映像化されちゃうと「イメージ違う」と思うこと増えて。

さて実は主人公の旅人くん、五感の内「目(視覚)」
以外の聴覚・触覚・味覚・痛覚を失ってます。
これにはかなり悲惨な過去の体験が影響しており、
今回紹介した4作品で、一応完結します。

軽い表紙絵にライトノベル的なテキストですが、
描かれている内容は結構物騒なんですよね。
今の感覚ってそんなもんなのかな?

そういう世界を知らずにこの歳まで来てしまった
脳天気な私、です(;^^)。
設定は面白かったので、お時間があれば・・・。

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お待ちしてます。下町和菓子栗丸堂 全5巻 似鳥航一

和菓子(わがし)とは、日本の伝統的製造法で
作られた菓子のこと。明治時代以降に
ヨーロッパなどから新しく日本に入ってきた
洋菓子に対して使われる言葉

お待ちしてます 下町和菓子栗丸堂 似鳥航一


全5巻読了です。

浅草の一角で、町並みに溶け込むかのように
佇む栗丸堂。最近店を継いだ若い主人の名は
栗田仁という。精桿にすぎる容貌で、どこか
危なっかしいが腕は確かだ。

とはいえ、店の切り盛りは別物で。
心配した知人が紹介したのが葵だった。
若い女性に教わるのを潔しとしない職人気質の栗田。
だが、葵との出会いが、栗田の和菓子を
大きく変えることになる・・・。

*********************************
下町浅草にある和菓子屋さん。
両親を事故でなくし、後を継いだ訳ですが、
常連さんが徐々に離れ、やや苦しい毎日。

そこに「和菓子のお嬢様」と呼ばれる葵が
彼の「餡(あんこ)」作りの問題点を指摘する所から
物語は始まります。

彼女の「絶対味覚」(; ̄ー ̄)...ン?は、一度食べた
お菓子の味は忘れない、って記憶力と、
菓子にまつわる膨大な知識を有しており、
相談事を解決する、なんてことをしております。

一方和菓子屋主人の栗田も、地元では有名で
後輩に慕われており、幼馴染などからの相談事など
を和菓子から解決していったりしています。

この本を読むとね~、和菓子が食べたくなるのよ。
祖父母の家の近くある豆大福で有名なお店、
お店が潰れちゃったけど、味だけは覚えてる和菓子、
私にもそんなのあるんですよね。

それこそ若いころ、ダイエットに夢中になっていた頃は
「洋菓子より和菓子」の人でしたし、今でも好き。
これを読んで「うちにだんご粉あったっけ?白玉粉だけ?」
とか考えちゃってます(^o^)。

5巻で一応完結してます。
作家さん曰く、まだ登場させてないキャラや伏線が
あるそうなので、第2シリーズ始動!なんてこともあるかも。

文章は読みやすい方ではありますが、たまに和菓子の
ウンチクのくだりでは、記憶がなくなりそうになります(;^^)。
でも浅草行きたいなぁ、和菓子食べたいなぁ~と言う気に
させられるので、ぜひ読んでみてください。

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つれづれ、北野坂探偵舎シリーズ 河野裕

「このテキストは美しい」・・・

つれづれ、北野坂探偵舎シリーズ 河野裕

シリーズ5:2015年10月刊行迄読了です。

異人館が立ち並ぶ神戸北野坂の小さなカフェ
「徒然珈琲」にはいつも、背を向け合って座る
二人の男がいる。
一方は元編集者の探偵で、一方は小説家だ。
物語を創るように議論して事件を推理する・・・。

************************************

元々は「文庫フェア」で紹介されていた本。
続き物がやっぱり面白い!と手にとってみました。
最初、文章ちっと読みづらいなぁ、って思ってたんです。
でもそこになんか惹かれてしまって。

文章内で「テキスト」って言葉が良く使われています。
「原文・本文の意味」ですね。
「綴り方」って感じに捉えていますが、小説家の方は
「美しいテキスト」を書く人です。

お話はどんなか、というと結構複雑で(;^^)。
探偵舎さんなんですが、幽霊ネタを扱います。
元編集者の探偵さんは、幽霊が見えるんです、昔から。

そのせいで、ある事故に巻き込まれ、昏睡状態を
7年間続けた小説家。
事故には小説家の姉とその子供(姪)も巻き込まれ
2人は亡くなるが、姪の方は幽霊となり現世に残る。
彼ら2人は事故の原因と謎を突き止めようと探偵業と
作家業の傍ら奔走する・・・。

う~ん、シリーズ5巻まで読んでようやくここまで
理解できるようになりました(;^^)。
最初は、幽霊もの?成仏もの??と首をかしげ
にしてはテキストが堅苦しいなぁ(;^^)、とか
背景が見えなかったです。

5巻目でようやく先が見えてきたかな?
伏線の回収が始まったかな??と思ってます。
意外とくせになるこの作品、先が楽しみです。

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探偵の鑑定1&2 松岡圭祐

さて、TVや映画にもなった、
「万能鑑定士Q」と「探偵の探偵」シリーズ。
これのコラボ作品を今日はご紹介。

「探偵の鑑定 Ⅰ&Ⅱ」 松岡圭祐


読了です。

美女目当てに大金が舞う秘密交際クラブで、
超高級バッグのバーキンをオトリにした連続詐欺事件が発生。

対探偵課探偵・紗崎玲奈は、証拠品のバーキンを
鑑定する万能鑑定士・凜田莉子の危機を救う。
バーキン詐欺女の驚くべき正体とその目的とは?
****************************************

まぁ、作家松岡氏の集大成、って感じかな?
2大勢力のこの2つのコラボ、かと思ったら
「特等添乗員α(アルファ)」も出てくるし、
「水鏡推理」も出てくる・・・。

ここまで来たら「千里眼シリーズの岬」も
出して欲しかったわ(;^^)。

ロジカルシンキングとラテラルシンキング。
懐かしいですわ(;^^)読んだの結構前だし。

ただ、文章の感じが、「探偵の探偵」は他のと
ちょっと違うんですよね。その違和感はちょっと。
しかも、かなりハードボイルドタッチだから、
そこにQちゃんが入って大丈夫?って感じでしたが
なんとかまとまりましたね~。

今回は、探偵事務所所長の須磨氏と桐島氏が
大活躍、でしたね~。
つい、TVドラマ観てたから「井浦新とディーンフジオカが
これ、やるの?う~ん楽しみ♪」って妄想しちゃったさ。

そして意外だったのが、Qちゃんのその後。
う~ん、そう来たか。まさかのまさか、でした。
「万能鑑定士シリーズ」では、良い感じだった2人なのに。

全てのシリーズを読んでなくても楽しめますが
読んだ方がより小ネタが楽しめると思います。
あ、「水鏡推理」は読んでなかったんだ・・・。
で早速借りてみました。そちらはまた後日!

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『海よりもまだ深く』

こちらも賞を取られたんでしたっけ?違うか
出品しただけ、か?
TVではかなり大盛り上がりでしたけど。

『海よりもまだ深く』

201606_2

上映時間 117分   製作国 日本
初公開年月 2016/05/21
監督: 是枝裕和
出演: 阿部寛(篠田良多)  真木よう子(白石響子)
     小林聡美(中島千奈津)
     リリー・フランキー (山辺康一郎)

自称作家の中年男、篠田良多。
15年前に新人賞を受賞したっきり、ギャンブル好きで
妻に愛想をつかされたダメ中年。
今は月1回の一人息子の真悟の面会日を楽しみにするも
お金がなくて、養育費も滞りがち。

そんな中、頼りにしてるのは、夫に先立たれ、団地で
一人住む母の淑子。
実家へ訪ねてはへそくりがないかとあちこち探したり・・・。

真悟との面会の日、淑子の家で過ごそうと向かう良多。
やがて真悟を迎えに響子もやって来るが、
折からの台風で3人とも足止めを食らう・・・。

*********************************
ある種のノスタルジーを感じます。
団地住まい、ってその昔普通でしたよね。
それが今は団地も高齢化で、引っ越す人も。
ここらへんはついこの間見た「家族はつらいよ」に
通じるものがありますね。
カルピスで作ったシャーベットとか懐かしかったなぁ。

でもね、「家族はつらいよ」を観てすぐだったせいか
なんか違うような、変な違和感を。

いや確かに「なりたい大人になっているか?」と
聞かれたら自身をもって「うんにゃ!」と言えるし(;^^)、
主人公良多のようにギャンブル好きではないけれど
お金は無駄遣いしてるかも、って思う所もあるし。

なんかうまくまとまらないですな。

映画自体がふわふわした感じで、特に結果や結論が
出るわけじゃないし、難しいわぁ。

これは、あれだ。見た人それぞれの感想があるのかも。
私てきには「んで、どうなるん?どうもならんよなぁ、
現実は」って感じ。

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『アイアムアヒーロー』

さて、今日は日本映画をご紹介。
あちこちで賞を取っている、と聞いており、
漫画も読み進めていたんですが、
映画、行きたいなぁ~、と行ってきました。

『アイアムアヒーロー』

201605

上映時間 127分
製作国 日本
公開情報 劇場公開(東宝)
初公開年月 2016/04/23
監督: 佐藤信介
出演: 大泉洋(鈴木英雄)  有村架純(早狩比呂美)
     長澤まさみ(藪/小田つぐみ)

漫画家アシスタントとして最低な日々を送る35歳の
鈴木英雄。ある日、徹夜仕事から帰宅した英雄は、
異形の姿に変貌した恋人に襲われかける。
辛くも逃げ出した英雄は、同じように異形の者が人々を
次々と襲い、襲われた人間もまた異形の者へと変貌して
いくさまを目の当たりにする。

やがてそれは“ZQN(ゾキュン)”と呼ばれ、
謎の感染パニックが日本中で起きている事が分かってくる。
標高が高いところは感染しないという情報を頼りに
富士山を目指した英雄は、その道中で女子高生の比呂美と
出会い、ひょんな成り行きから一緒に行動を共にするのだったが…。

**********************************************
漫画の方はね、あまり好みじゃなかった(;^^)。
絵に流れがなく感じてて・・・。コマ送りを見てるみたい。
でも、あまりにも漫画の人物と実写版の人物が似てて・・。

201605_2

受けました、はい(^o^)。
クレー射撃だから、撃つ時に「は~い」って言うのね。
これが、どれだけ平常心保って言うのさ、って位
良い感じのだらけ感。

まぁ途中からそんな余裕もなくなっていくんだけどね。
ZQNとの対戦シーンは漫画の方が良かったかなぁ。
地下駐車場だけで終わっちゃったし。

監督がね、図書館戦争の時の「佐藤信介」氏なんですよ。
それだけに迫力も結構すごかった~。
しかし、不死身のゾンビ(ZQN)に、その装備じゃ全員死ぬよ
ってつい思っちゃったっす。
まぁ、突然襲われて手段を講じることもできなかったろうし。

ゾンビものが苦手な方にはお勧めできませんが、
娯楽映画としてはかなり楽しめます!お勧め。

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『デッドプール』

で、順番は違うんですが、こっちも観てきたので
続けてご紹介。はい、こちらもマーベルです。

『デッドプール』

201606

デッドプール(2016) DEADPOOL
上映時間 108分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(FOX)
初公開年月 2016/06/01

監督: ティム・ミラー
出演: ライアン・レイノルズ(デッドプール/ウェイド・ウィルソン)
モリーナ・バッカリン(ヴァネッサ)
エド・スクライン (エイジャックス/フランシス)

ウェイド・ウィルソンは、以前は優秀な特殊部隊の
傭兵(ようへい)として活躍していたが、今は悪者を
気まぐれに痛めつけては金を稼いでいる。

すっかり正義のヒーロー気取りの彼は恋人との結婚も
決まり幸福の絶頂にあったが、いきなり末期ガンが発覚。
とある組織にガンを根治できると聞いたウェイドは、
彼らに同行して人体実験を受けるが・・・。

**********************************************
実は初めて知ったんですが、X-MEN シリーズも
マーベル・コミック、なんですね。
で、このデッドプール氏はX-MENシリーズの登場者。
いた?ねぇいた??知らないんだけど(;^^)。

更に、昨日の「キャプテンアメリカ」とか、「X-MEN]とか
ある大義の為に闘っている訳じゃないのよね。

一筋に、ただ一筋に「オレをこんなにしたヤツに
復讐してやる!」という自己中心的な想いだけが
彼を駆り立てている、らしい(;^^)。

「らしい」と言うのも、彼の動機がなかなか分からない!
映画の話の展開が、今と過去が入り乱れてて、それを
彼が「さて、どうしてオレがこんなことしてるか、って~と」
とスローモーションや逆回転して説明していくの。

まるっきり下地がない状態で見に行ったので、
慣れるまでに時間はかかりましたが、楽しかった~。
昨日のシビルウォー、もド派手で面白かったけど、
こっちは、肉弾戦ですからね~。

しかもかなりお馬鹿、だし(;^^)。
「この人は頭足りてるんだろうか?」とね。
TAXIに銃を詰めたバックを忘れてくる、ってどうなん?
しかもやたら発言がぶっ飛んでるし。
いやぁ、英語が分かったらもっと楽しめるんだろうな、と
つい思っちゃった作品でした。

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『シビル・ウォー キャプテンアメリカ』

つい映画紹介するのを忘れてしまいます。
こちら、観てきました。

『シビル・ウォー キャプテンアメリカ』

201605_1

監督 アンソニー・ルッソ
出演 クリス・エバンス ロバート・ダウニー・Jr.  他

アベンジャーズのリーダーとなった、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)。
しかし、彼らが世界各地で繰り広げた戦いが
甚大な被害を及ぼしたことが問題になる。
さらに、それを回避するためにアベンジャーズは
国際的政府組織の管理下に置かれ、活動を
制限されることに。

アイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)はこの処置に賛成するが、
自発的に平和を守るべきだと考えるキャプテン・アメリカは
そんな彼に反発。二人のにらみ合いが激化していく中、
世界を震撼(しんかん)させるテロ事件が起きてしまう・・・。

**************************************
前作を見たのが2015年8月でした。
この時、確かにすごかった、と思った。
幾ら正義の為、とは言え、ここまでやるか?!と。
やっぱりね~、な始まりの今作です。
冒頭でもかなり、な派手さ、です(;^^)。

今回はアベンジャーズ同士がふた手に別れて
戦うことになります。
管理下に置かれることを了承した側とそうでない側。
そこに、聡明なアフリカ王子が変身したブラックパンサーと
アイアンマンがリクルーティングした、NYクイーンズの
“あの少年”がスウィング参戦!

いやいや、マーベルコミックス、稼いでるなぁ。
日本で人気があるだけじゃないでしょうが、
これだけ繋がり&込み入ってるとは・・・って感じ。

単純に感情移入できるかな?と思ってたら、
そこは意外と作りこんでましたね。
思わず、どっちにも利があり、難しい~。

ここまで来ると途中から入り込めないだろうなぁ、と
思いつつ、でも細かいことを考えないで
単純に楽しめると思います。
迫力&派手でビバ・アメリカ!って感じだし。

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嫉妬事件 乾くるみ

この作品では史上最高にくだらない
(褒め言葉)ネタを扱います・・・

「嫉妬事件」 乾くるみ



読了です。

城林大ミステリ研究会で、年末恒例の犯人当て
イベントが開催され、サークル一の美人・赤江静流が、
長身の彼氏を部室へ連れてきた当日、
部室の本の上には、あるものが置かれていた・・・

***************************************

いやぁ、ゲッソリですわ、はい。
”ネタがネタなので生理的に嫌悪感を感じる方も
いると思います。” とは後で知ったさ~。

初めに知ってたら借りなかったさ。
文庫本で持ち歩きするのに良いなと思っただけだし。

大学の時、って部室なかったんですよね。
新設してすぐのサークルだったし。
なので集合場所はもっぱら「学食」。
ミーティングとかも学食。
荷物は代表の家とか、幹事の代が分担して
保管してました。

だからこういう↑事件は起きないけどね。
まぁ他に色々な事件は起こしてたけど(;^^)。

やはりイマイチ、な作品は記事も進まない。
紹介しようがないしなぁ・・・。
でもまぁたまにはそういう「ハズレ」も紹介して
「逆に興味があるわ」って人は手を出してみて。

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三軒茶屋星座館 柴崎竜人

この星座館には、家族の夢が詰まっていた・・・

三軒茶屋星座館 柴崎竜人


読了です。

「和真は俺の兄貴で……そして今日から、
月子のもうひとりのお父さんだ」

三軒茶屋の裏路地にひっそりと佇むプラネタリウム
(兼バー)。酔客たちに星座の講釈を聞かせる店主・
和真のもとに、10年ぶりに弟・創馬が帰ってきた。
娘だという美少女・月子を連れて。

18歳年上に夢中な高校生、彼氏の浮気を疑うキャバ嬢、
筋肉フェチのオカマ、ウーロン茶一筋の謎の老人、
不思議な客たちが集まる店で、”親子3人”の
奇妙な共同生活が始まるが……。

**************************************
本のカバー絵が素敵だなぁ、と手にとりました。
お初の作家さんです。
2010年までは志羽 竜一名義で本を書いていたそうで。

店主和真の星座の講釈がね~、
なんかなじまなくって。しかも「三茶」なのに
なんか物騒な感じ。

色々家庭の事情があり、若いころから苦労して
って設定なので分からなくはないんだけど、
弟のキャラ設定とか・・・う~ん(;^^)。

プラネタリウム、って行ってないなぁ。
そもそも「機械で星を見る」って事がね。
だって、家の外に出れば満点の星、だし(;^^)。
中心地から外れた場所に家があるせいで、
夜間の灯りに邪魔される事なく、星が見える。

観測するほど詳しくないし、興味もないけど
(いつでも見られるもの、って感が強くて)。

こちらはシリーズで3作目まで出ているそうです。
でも多分読まないかなぁ(;^^)。
近所の図書館の棚に並んでいれば借りてみる、って
程度かな。

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戦力外捜査官シリーズ 似鳥鶏

2014年1月にドラマ化されており、その当時は
似鳥鶏さんの本が原作だとは知らず、しかも
出ているキャストに興味がなく放置してました。

図書館に並んでおり手に取ることに
(ちょっとためらう表紙ですけど;^^)。

戦力外捜査官シリーズ 似鳥鶏

読了です。

戦力外捜査官 姫デカ・海月千波(2012年9月 )
神様の値段 戦力外捜査官2(2013年11月 )
ゼロの日に叫ぶ 戦力外捜査官3(2014年10月)
世界が終わる街 戦力外捜査官4(2015年10月)

捜査一課に配属されてきたドジっ娘メガネ美少女・
海月警部は、期待を裏切る捜査能力の低さで、
たった2日で戦力外通告に。

お守役の設楽刑事と独自に連続放火事件を追ううち、
「冤罪」と噂される7年前の事件に辿り着くが…。

************************************

背が小さくて、眼鏡かけてて、高校生と言われても
納得、な海月嬢。
桜田門のビルの中で迷い、警視総監室の一歩手前で
取り押さえられる、
居酒屋でソフトドリンクしか飲んでないのに酔っ払う、
火災現場を見ようと木によじ登り降りられなくなる・・・

どう考えてもドジっ子、な彼女だが、キャリアの警部。
推理力は右に出るものがなく、一歩・二歩先を行く。

設定はかなり遊んでます。海月警部のおもり役、
「設楽」の心の声は結構好きです(^o^)。
海月警部、突っ込むどころ満載なんですもん。

こちらのシリーズは年に1回刊行、ってペース。
話は続いているんですよね。
単独の事件かと思ってましたけど、実は大きな
流れがあって、いまだ解決してない、と言う。

良くTVドラマに出来たもんだ。
(見てないから展開とか知らないけど;^^)。

シリーズ3作目の「ゼロの日に叫ぶ」、これは
怖かった。スマホのオンラインゲームのアップデートに
ウィルス仕込んで、一部のユーザーに感染。
そこからねずみ算式に感染が増えていき、
どうなるか、というと・・・

110番通報しちゃうの(;^^)。

通報されちゃうとどうなるか、というと・・・
本当の犯罪に対応できなくなっちゃうの。
で、それはパニックを引き起こすわけだ。

これはドキドキ&ハラハラして読みました。
この問題をどう解決していくのか?
そこはぜひ読んでみてくださいね。


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青藍病治療マニュアル 似鳥鶏

それは治療法が確立されていない奇病。
病といっても、ある種の超能力だ。
症状は様々で、罹患者の唯一の共通点は、
能力発動時に「青い発光を自覚する」、ただそれだけ。

青藍病治療マニュアル 似鳥鶏


読了です。

「異能症」―別名を「青藍病」という。
原因不明、特効薬なし、患者の症状は様々。
治療法を模索する静先生とその患者たちのドラマ

********************************************
どんどん読んでいってます「似鳥鶏」氏の著作。
千葉市出身だけあって、その市の図書館には
結構著作があり、かたっぱしから借りてます。

今回のは、「青藍病」と言う病気のお話。
犬嫌いが昂じて動物全般から威嚇攻撃される能力を
得た人、自覚なく虫を潰す恐怖から、それに触れる前に
殺す能力が発現した人、金にだらしない肉親への
嫌悪感が、年収を読み取る能力を開花させた人、
胸に灯る青い蛍の光を見て、人の死期を悟る能力を持つ人・・・。

いずれも「異能」なだけに、相談する相手もいなくて
悩む訳です。
最初読み始めて「なんじゃコレ」と思ったんですが、
読んでいく内にはまります(;^^)。

治療法がある訳ではなく、もっぱら対処療法。
心理的要因が強い事からカウンセリングと
薬の服用(精神の安定)をしていく訳ですが、
中には、善悪の判断を誤って道を外す人も・・・。

まぁ自分にはなくてよかったな、って感じの
能力ばかりです、はい。

こうやって読んでいると、「よくまぁ考えつくな」と
感心しちゃいます。
作家さんってやっぱ発想とかどっか違うような・・。
幾ら本を読んでも、発想力がなければ終わりますね。

いや、だからどうなの?って聞かれると困るけど
娯楽作品としては楽しめました♪

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ミレニアム4 ダヴィドラーゲルクランツ

懐かしい~。もう見ることないと思ってました。

「ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女」
ダヴィドラーゲルクランツ


読了です。

雑誌『ミレニアム』を発行するミカエルたちの会社は
経営危機に陥り、株式の30パーセントを大手メディア
企業のセルネル社に売り渡していた。

ミカエルにも優れた記事がなく、時代遅れの記者との
非難にさらされていた。
そんな彼のもとに、ある男から大スクープになるという
情報が持ち込まれる。

人工知能研究の世界的権威であるバルデル教授が
何か大きな問題を抱えているようなので、会って
ほしいというのだ・・・

**********************************

ミレニアム 1.2.3」を読んだのは2012年の話。
映画「ドラゴンタトゥーの女」を見たのも2012年、
あの時は一気に夢中になりましたっけ。

ただその時点で作者の方、亡くなってましたからね。
残っていた草案・取材メモとかを遺族が託したのは
ダヴィドラーゲルクランツというジャーナリスト。

しかしどうしてどうして、楽しかった~(^o^)。
リスベットのハッキングのテクニックは天井知らず。
とうとう、NSA(アメリカの国家安全保障局)に迄
ハッキングを成功させました。

そこで知り得た情報などから、ミカエルと手を組み
博士が死んでまで守ろうとした自閉症児の子供を
助け犯罪組織に立ち向かう事に。

その犯罪組織とは・・・、ってのが今回のメインかな。
うまく1~3シリーズと繋がり、まだこれからも
発展していく、と想像できる終わり方でした。

上下巻を図書館で借りる、って結構ギャンブル。
ヘタすると下巻が先に届いちゃう、なんてありそうで
 ※あ、図書館のシステムによっては「順番予約」
   できます。
間を少しだけ開けて予約、無事2冊続けて借りられました。

読み始めるまでは「翻訳本だし、手間がかかるんだよな」
とためらってましたが、読み始めたら一気に夢中。
いやぁ~いい時間を過ごせました。

まだ文庫本は出てないみたいですので、ソフトカバーで
シリーズ1~3が上下巻=6冊、と量は多くなりますが
お勧めです。

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わくらば日記 朱川湊

わくらば【病葉】とは。
病気や虫のために変色した葉。
特に夏の青葉の中にまじって、赤や黄色に色づいている葉。

わくらば日記/わくらば追慕抄  朱川湊人


読了です。

お転婆な子供だった私は、母さま、姉さまと
3人でつつましく暮らしていました。
姉さまは病弱でしたが、本当に美しい人でした。
そして、不思議な能力をもっていました・・・

**************************************
昭和30年代、お化け煙突の見える下町で暮らす。
贅沢はできないけど毎日が楽しかった。
姉様の秘密を知るまでは・・・。
姉様の秘密を知られるまでは・・・。

警察の手伝いをするようになり、それまでは
知らなかった犯罪者の心中や被害者の想い、
それらを受け止めるようになり・・・

ほのぼのと昭和、なんですよね~。
alwaysの映画のような感じなんだけど、
内容は決してほのぼのしてません(;^^)。

今では普通に言われる「猟奇的殺人事件」や
「理由なき殺人」など、色々なケースが。
今までと違う形態の事件に迷宮入り気味。
そこに姉様の協力で・・・、ですね。

朱川湊人さん、こういう時代作品多いです。
どれもこれもが、なんか懐かしくて楽しくて
幸せな気持ちになる、古き好き時代、です。
内容はそれだけじゃないんですけどね。

この2作しか出ていないようですが、2巻目では
敵対心を露わにする敵も登場し、まだ続きそうな
感じなんですよね~。
続けられる余地はありそうなので楽しみです。

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飲めば都 北村薫

気づいたら今日から6月!
2016年ももう半分ですよ~、ほんと早い。

新人文芸編集者・都(みやこ)の
「酒と校正刷(ゲラ)の日々」。
タガの外れた、恋の行方は?

「飲めば都」 北村薫


読了です。

人生の大切なことは、本とお酒に教わった──
日々読み、日々飲み、本創りのために、
好奇心を力に突き進む女性文芸編集者・小酒井都。

新入社員時代の仕事の失敗、先輩編集者たちとの
微妙なおつきあい、小説と作家への深い愛情……。

本を創って酒を飲む、タガを外して人と会う、
そんな都の恋の行く先は? 
本好き、酒好き女子必読、酔っぱらい体験も
リアルな、ワーキングガール小説。

***********************************

いやぁ、この本、面白いっす!
もうね、都ちゃんに若き自分を投影します、はい。
この本では恋愛の話、とか色々ありますが、
都の酒の上の失敗談、がもう爆笑です。

新入社員時代、とかこうだったなぁ。
飲んでる中で仕事や礼儀、常識を覚えていき、
またそれを許してくれる度量の広さ、あったよなぁ。

今は「つきあい酒」なんてとんでもない、って人も
多いらしいけどね、ちょっとつまらんよね。
気の合う人とだけ飲んでるのは楽しいけど、
説教する人、経験談を語る人、前向き発言する人、
年齢も世代も違う人らの話しは面白いと思う。

「日々読み、日々飲み、」って良い言葉ですよね。
軽く読める、けど内容は深い・・・
北村薫さんの作品はいずれも良質でお勧め。
ぜひ、手にとってみてくださいな。

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