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道徳の時間 呉勝浩

『道徳』
社会生活を営む上で、ひとりひとりが守るべき行為の規準(の総体)。
自分の良心によって、善を行い悪を行わないこと。

道徳の時間 呉勝浩

 

読了です。

休業していた伏見のもとに仕事の依頼がある。
かつて鳴川市で起きた殺人事件のドキュメンタリー
映画のカメラを任せたいという。

13年前、小学校の講堂で行われた教育界の重鎮・
正木の講演の最中、教え子だった青年が小学生を含む
300人の前で正木を刺殺。
動機も背景も完全に黙秘したまま裁判で無期懲役となった。
青年は判決に至る過程で一言、
『これは道徳の問題なのです』とだけ語っていた・・・。

*******************************************
「江戸川乱歩賞受賞作品」ということでTVで紹介されて
たのは知ってました。図書館に普通に並んでて「あ!」と
思わず速攻手にトリました、はい。

13年前の事件と、今伏見が住む街で起きているいたずら
に因果関係があるのか?いたずらしているのは誰か?
現代と13年前が絡むようでいて絡まない(;^^)。

13年前に何が起きたのか?起きたことは必然なのか?
偶然なのか?
その理由がなかなか分かりづらかった~。

こういう受賞作品、って巻末にその時の最終選考作品の
あらすじと選考員の寸評が載っているんです。
選考員が有栖川有栖・池井戸潤・石田衣良・
今野敏・辻村深月 とそうそうたるメンバーなんですよね。
それを見るのも面白いものなんですが、316作品の
応募に5作品が最終選考、そして1作品が受賞、と。

かなりの書き直しを余儀なくされたそうです。
文章は随分読みやすかったし、謎が分からないので
知りたいし、先が気になる~、とさくさく読みましたが、
書きたい事は分かるんだけど、それが「ストン」と
ココロに落ちてこないんですよね・・・。

本を読んでいて「あぁ、そうこういう事を言いたかった」
「私が言いたかったのはこれなんだ」と「ストン」と
落ちるものがあると、それだけで嬉しくなるものですが、
残念ながらこちらは、自分の心中と一緒で混沌として
あやふやなまま終わってしまった。

ちと残念ですが、今後を期待したいです。

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(; ̄ー ̄)...ン?

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Comments

なるほど つい最近の若者はと言いたくなりますがf^_^;

Posted by: セイレーン | April 02, 2016 at 01:30 PM

あらすじを読む限り
面白そうで読んでみたい作品ですね〜
ただ、ちょっと難しい気もするのですが

Posted by: もりぞ | March 30, 2016 at 09:02 PM

道徳の時間 学校時には正直あまりでしたが、
今となっては 学生には必要な学科だと思います。

Posted by: オサムシ | March 30, 2016 at 06:34 AM

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