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食堂のおばちゃん 山口恵以子

丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務
2013年『月下上海』で第20回松本清張賞を受賞した
山口恵以子さん、初作家さんです。

食堂のおばちゃん 山口恵以子


読了です。

ここは佃の大通りに面した「はじめ食堂」。
昼は定食屋、夜は居酒屋を兼ねており、
姑の一子と嫁の二三が仲良く店を切り盛りをしている。

夫婦のすれ違い、跡とり問題、仕事の悩み……
いろいろ大変なこともあるけれど、 財布に優しい
「はじめ食堂」で、美味しい料理を頂けば
明日の元気がわいてくる・・・

***********************************

元は「社食勤務」との事で、食事の記述は現実的。
原価は安く、でもバラエティに富んだおいしい定食ばかり。

たまに、「帝国ホテルのビーフシチュー」とか
出ちゃうけど(^o^)。
はじめ食堂の姑一子さんの旦那さんは、元帝国ホテル勤務。
独立して始めたのがこの食堂。
だから最初は洋食屋さんだったんです。

それが、旦那さんの急死で定食屋に改め、
息子が後を継ぎ、二三さんが嫁に行ったんですね。
ところがところが、息子さんも急死。
落ち込む一子さんに二三さんが「一緒に店続けよう」と。

舞台が「佃」ってのがまた面白い。
「佃島」は「佃」と「月島」の2地区があります。
もんじゃ焼きで有名な「月島」に比べ、こじんまりとした
佃が舞台になるとはね~。

はじめ食堂の近くにある銭湯、とか行きましたっけ。
(今はなくなっちゃったみたいだけど、内風呂がある家って
我が家があった地域より少なかったのよね、当時)。

年配の2人がやっているお店だけに、色々な心配事が
尽きないんですが、毎日頑張ってます。
そんな元気をもらえる良いお話です。

食事・料理をベースにした作品って結構好きです。
でもそれだけじゃダメで、やっぱり主筋の話がしっかり
してないと楽しめないですよね。

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Comments

社員食堂ですか、タニタ食堂がぱっと頭に浮かびました。

Posted by: セイレーン | February 23, 2016 at 08:22 PM

「佃」って築地の辺りで大きな看板を見かけたような。
あれは関係ないのかな?

Posted by: nanamama | February 23, 2016 at 12:35 AM

月島はわかりますが、佃の方があまり
イメージないです、

Posted by: オサムシ | February 22, 2016 at 06:29 AM

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