« 語り女たち 北村薫 | Main | オワスレモノ 加門七海 »

水に眠る 北村薫

こちらも昨日の本と一緒に借りてきたものです。

水に眠る 北村薫


読了です。
同僚への秘めた思い、
子どもの頃死んだ弟への愛しさ、
途切れてしまった親子の愛、
義兄弟が抱く言葉にできない感情…。

それぞれの人に、それぞれの愛がある。

1 恋愛小説 2 水に眠る 3 植物採集
4 くらげ 5 かとりせんこうはなび 6 矢が三つ
7 はるか 8 弟 9 ものがたり 10 かすかに痛い

***********************************
愛について書かれた短編集です。
好きなのか?好きじゃないのか?
はっきりとは語らないですが、作品の底辺には
愛、と言う土台がしっかりある作品ばかりです。

愛、って聞くとどうしても異性間の感情がまず
出てきますが、家族愛、師弟愛、友人愛・・・
一個人への感情なんですよね。

タイトルにもなった「水に眠る」。
水の上澄みをそっとはぐようにし集める。
その水の味は分かる人にしか分からない・・・

この作品、素敵です。噛みしめるようにゆっくりと
味わいながら読むと、水を噛みしめるように
ゆっくりと味わいたくなります。
私も剥いだ水にくるまって眠りたくなりました。

それと「くらげ」。これは恐ろしい・・・。
地方から遊びに来た友人が言いました。
「東京の人、電車の中で皆スマホ見てるよね」
えぇ、そう思います。それはある意味怖いです。
ネットの先では誰かとつながっているかもしれないけど
今、同じ空間を共有している人とはつながらない。

共有したい人ばかりではないけど、
目の前の人を見ずにいるのは正しいことではないと
思うんですけどね。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへブログランキング・にほんブログ村へ

|

« 語り女たち 北村薫 | Main | オワスレモノ 加門七海 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

名古屋の地下鉄もみんなスマホの画面に釘付けです。
他から見たらとっても異常な光景なんでしょうね。

Posted by: nanamama | February 03, 2016 at 10:39 PM

私も最近スマホに変えましたが、
電車とかでみんなスマホを見て
SNSかゲームという光景は
たしかに怖いですね。

Posted by: オサムシ | February 03, 2016 at 06:19 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73907/63087063

Listed below are links to weblogs that reference 水に眠る 北村薫:

« 語り女たち 北村薫 | Main | オワスレモノ 加門七海 »