« セカンドウィンド1~3 川西蘭 | Main | 神の手 久坂部羊 »

月の砂漠をさばさばと 北村薫

月のぉ~、砂漠を~、さばさばとぉ~♪
ちゃう、「はるばるとぉ~♪」です、の

月の砂漠をさばさばと  北村薫


読了です。

9歳のさきちゃんと作家のお母さんは二人暮し。
毎日を、とても大事に、楽しく積み重ねています。
お母さんはふと思います。
いつか大きくなった時、今日のことを思い出すかな――。

どんな時もあなたの味方、といってくれる眼差しに
見守られてすごす幸福。かつて自分が通った道を
すこやかに歩いてくる娘と、共に生きる喜び、切なさ。
やさしく美しいイラストで贈る、少女とお母さんの12の物語。

***************************************
最近はまっている作家さん、「北村薫」氏の作品。
この良書こそ、青少年向けコーナに置くべきでは?
と図書館の文庫本コーナーで思った私です。

知らなかったんですが、「アメトーク」で、又吉氏が
紹介していたそうですね。
確かにこの本はほんわりと温かくなります。

さきちゃんとお母さんのやりとりは微笑ましく、
さきちゃんが、乏しい語彙の中から選び出す様は
子供なのにすごい、って。

最近は相手を傷つける言い回しとか多いですよね。
言葉足りてないな、と思うことも多く、ってか、
言葉一言も言わずに全てすまそうとする安直さに
ちょっとなぁ、って思うんですよね。

言葉では伝えきれないかもしれない、でも言葉で
伝えようと努力しなくてはいけない、と思うんです。

冒頭の「月の砂漠をさばさばと~」ですが、
お母さんが夕飯を作ってます、さばの味噌煮。
ふと口から出たのがこの歌です。
「月の砂漠をさばさばと、さばのみそ煮がゆきました」
さきちゃんは思わず「カワイイ!」と叫びます。
「広い広~い砂漠をさばのみそ煮がとことこ行く
のってカワイイよね」と。

お母さんは言います。「いつか、さきが大きくなって
さばのみそ煮を作る時に思い出すのかな?」
「うん、多分」

この交流を見ているだけで幸せに満たされます。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ ブログランキング・にほんブログ村へ

|

« セカンドウィンド1~3 川西蘭 | Main | 神の手 久坂部羊 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

確かに言葉がでてきません(/_・)

Posted by: セイレーン | January 06, 2016 at 07:53 PM

同じくアメトークで、又吉氏が紹介したのは
知りませんでした。

Posted by: オサムシ | January 06, 2016 at 07:01 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73907/62920312

Listed below are links to weblogs that reference 月の砂漠をさばさばと 北村薫:

« セカンドウィンド1~3 川西蘭 | Main | 神の手 久坂部羊 »