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ベッキーさんシリーズ 北村薫

別にTVやネットで騒がれてるから、って訳じゃないですよ。
あ、でもちとタイムリーだな、と思ったのは事実、です(;^^)。


「別宮(べっく)みつ子ともうします。」
(・・・あ、ベッキーさん。 と思ってしまった。)


昭和七年、士族出身の上流家庭・花村家にやってきた
女性運転手、別宮みつ子。令嬢の英子はサッカレーの
『虚栄の市』のヒロインにちなみ、彼女をベッキーさんと呼ぶ。
そして不思議な事件が…

<街の灯>
 虚栄の市 八双の構え 乱歩の屋根裏の散歩者 埋葬 
 銀座八丁 服部時計店 サキソホーン 暗号
 街の灯   軽井沢 馬 映画 ブッポウソウ

<玻璃の天>
 幻の橋 ロミオとジュリエット 若月少尉 段倉先生
 想夫恋 あしながおぢさん ピアノ 琴
 玻璃の天 ミートクロケット 新築パーティ 段倉

<鷺と雪>
 不在の父 ルンペン 馬さん 三等客車
 獅子と地下鉄 三越 浅草 上野 
 鷺と雪  能面 修学旅行 総理大臣官舎

***********************************************

最近好きな作家さん、北村薫氏のシリーズです。
wikiによると、
3.1 『円紫さん』シリーズ
3.2 『覆面作家』シリーズ
3.3 時と人 三部作
3.4 ベッキーさんシリーズ  となっており、最後のシリーズ。

昭和7年という時代も、士族と言うものも、ピンとこない
平成の今。家内には「電話室」があり、どこかへ出かけるのに
運転手が必要、浅草方面には行っちゃいけない、と
今とは全然違う時代なのにこちらの方が羨ましく感じます。

徐々に日本が戦へと矛先を向けつつある中、
銀座には有名な大時計が設置され、三越に獅子の像が
飾られ、コロッケではなく「クロケット」と呼ばれた頃。
その時代を生き抜く英子とみつ子と言う2人の女性。
運転手と令嬢と立場は違えど、世の中を見つめる姿は
惚れ惚れするほどです。

この事件シリーズは面白かったです。
誰もが気にする日常の謎。それをみつ子の助言を元に
推理を組み立てて行く英子。
時には哀しく、時には淋しくなりますが、それも昭和7年
だからこそ、のものだと思います。

1冊は薄いので、じっくり読んでもそれほど時間は
かかりません。「良質な料理をゆっくり味わう」ように
お楽しみ下さいな。

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Comments

ベッキー ネットやTVではかなり話題ですね。
TVでもその話題をあげると視聴率あがるようですね。

Posted by: オサムシ | January 12, 2016 at 06:36 AM

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