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25 posts from December 2015

『007 スペクター』

はい、こちらが最後となります。
本当は「スターウォーズ」とか紹介したいけど、
今回、年末年始に前6作品TV放映してるんですよ。
それを全部みて、内容を思い出してから行こう、と
思っているので、年明けになりますね~うん。

『007 スペクター』
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SPECTRE

メディア 映画  製作国 イギリス/アメリカ
上映時間 148分
公開情報 劇場公開(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)
初公開年月 2015/12/04

007シリーズの4作目にしてシリーズ通算24作目となる
スパイ・アクション大作。 
“死者の日”の祭りでにぎわうメキシコシティで、
凶悪犯スキアラと大立ち回りを演じたジェームズ・ボンド。

後日、MI6の本部に呼び出され、Mから職務停止を
言い渡されてしまう。
折しもロンドンでは、スパイ不要論を掲げる
マックス・デンビが国家安全保障局の新トップとなり、
MI6をMI5に吸収しようと画策していた。

表立って活動することができなくなったボンドだったが、
マネーペニーやQの協力でローマへと飛び、
そこでスキアラの未亡人ルチアと接触、強大な
悪の組織の存在を突き止めるが…。

**************************************
「007」をなんて読むか、で年代がばれる、と言います。
「ゼロゼロセブン」か、「ダブルオーセブン」か?
みなさまはどちらでしょ?

私は英会話に行くようになって「ダブルオーセブン」と
言うようになりました。
「ZERO(ゼロ)」より「0(オー)」の方がかっこ良くない?

相変わらず、カッコいい~、ダニエル・クレイグ。
私と同世代だけに、歳取ったなぁ~、って思うけど
そこがまだ良いんですよね。
ショーン・コネリーは32~53歳で、
ロジャー・ムーアも46~58歳、
ピアーズ・ブロスナンが、42~47歳、で演じているので
決して彼が若くしてボンド役になった訳ではないけれど
なんか、若く感じます。

まぁ、昔のボンドシリーズはほとんど見てないけど(;^^)
ダニエル・クレイグになってからは全部見てるけど。

今回の最後、MI6の00部門(スパイ部門)を辞める、と
言って出て行くボンド。
でもぜひ戻ってきて欲しいものです、はい。

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さて、皆様2015年もあっという間に終わります、ね。
ここ数年、色々気ぜわしくてゆっくりできてないのですが
来年はもう少し、もう少し毎日の生活に色がつくと
嬉しいなぁ、と思っています。

では皆様、良いお年を。

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『コードネーム U.N.C.L.E』

はい、2015年に見た映画紹介です。

『コードネーム U.N.C.L.E』

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THE MAN FROM U.N.C.L.E.

メディア 映画  製作国 イギリス
上映時間 116分 
公開情報 劇場公開(ワーナー)
初公開年月 2015/11/14

「0011ナポレオン・ソロ」のリメイク。
東西冷戦真っ只中の1960年代前半。
アメリカCIAの敏腕エージェント、ナポレオン・ソロが
ベルリンへ向かう。
目的は東ベルリンの自動車整備工場で働く女整備士
ギャビーを確保すること。
彼女の父親は失踪した天才科学者ウド・テラー博士で、
核兵器を巡る国際的陰謀に巻き込まれている
可能性が高かった。

やがて世界の危機を前にアメリカとロシアは協力を
余儀なくされ、ソロはKGBのエリート・スパイ、
イリヤ・クリヤキンと手を組まされるハメに。

しかし2人は考え方もやり方もまるで水と油。
それでもギャビーを守り、テラー博士の奪還と
大規模テロの阻止というミッションのために、
渋々ながらも力を合わせていくのだったが・・・。

**********************************
「0011ナポレオン・ソロ」のリメイク、と言われても
アメリカで放映されたのが1964~1968年で、
日本で放映されたのが1966~1970年、って・・・
さすがに記憶にはございません(;^^)。

でもなぜか「あ、これ知ってる?」って思ったのは
どっかで再放送でもやっていたのか??(;^^)。

イイネ~、この単純さ。
アメリカとロシアのスパイ同士のつばぜりあい、は
思わず「(。・w・。 ) ププッ」って笑っちゃう。
お互いの最新スパイ兵器を出し合って「ん・・」って
顔を見合わせたり、一方ではソ連が進んでて、
一方ではアメリカが「ざまぁみろ」って顔をする。

スパイ映画なのに、なんか平和だなぁ~、って
思っちゃうんですよね(^o^)。

そしてこちら、「続編が作れるように」終わらせてる。
最後の最後に、「アメリカとロシアの友好関係を
継続させる」とイギリスのボスが仕切ってグループ結成、
それが「U.N.C.L.E」になるわけです。
世界の法と秩序を守る国際機関で
“United Network Command for Law and Enforcement”
(法執行のための連合網司令部)の略なんですね。

こんな感じのゆるゆる作品、好きですね~。
ちょっと古くさい感じがおばちゃんにはgoodでした。

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『ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション』

ようやっと、ようやっと、の完結編です。

『ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション』

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メディア 映画 製作国 アメリカ
上映時間 137分
公開情報 劇場公開(KADOKAWA)
初公開年月 2015/11/20

独独裁国家パネムを統治しているスノー大統領
(ドナルド・サザーランド)との最終決戦に臨む
カットニス(ジェニファー・ローレンス)をはじめとする
第13地区の反乱軍。

ついにスノー大統領暗殺作戦が発動され、
カットニスは、ゲイル(リアム・ヘムズワース)、
フィニック(サム・クラフリン)、
ピータ(ジョシュ・ハッチャーソン)と実行に乗り出す。

だが、スノー大統領は彼らの動きを察知しており、
迎撃を展開していく。
彼らは、無数の敵からの攻撃や死のトラップにさらされ…。
こうして、次第に追い詰められていくスノーだったが…。

***********************************

ハンガーゲーム』 2012.11月
ハンガーゲーム2』 2014.2月
ハンガーゲーム3』 2015.08月
そして、今回の4作品で完結、となります。

2014年2月の際に、フィリップ・シーモア・ホフマンの
訃報を知ったんですよね~。もう1年以上経つのか。
映画では彼は活き活きとしているんですけどね。
※彼の場合、顔色がシロすぎる位、ってのは普通。

極悪非道な行いのスノー大統領を倒す為、
首都へ向かったが、要所要所に機械を配置し、
動くものは全て撃つ!みたいなものと戦います。

地下へ逃げれば化け物に襲われ、1人、また1人と
戦士が消えていく・・・。
最後、「首都の皆さん、官邸に避難して下さい」と言う
アナウンスに、首都民にまぎれて近づこうとすると・・・

そして、捉えられたスノー大統領から聞かされた
事実から、彼女はある決意をする・・・

ちょっと最後の展開は急ぎすぎ?雑すぎ?と
思いつつ、最後まで見たぜ!という達成感を感じました。
(^o^)(^o^)。

これは原作を読んでみようかな、って思いつつ
いまだ未読です。最近、洋モノ(洋書の翻訳もの)を
避けているんですよね(;^^)。
一旦読みだすとなかなか終わらないもので・・・。

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『劇場版 MOZU』

今年もあと4日。で映画記事書くの忘れてた(;^^)。
今年はあまり観に行かなかったなぁ、と。
でもこれ、は行って来た(^o^)。

劇場版 MOZU

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メディア 映画  製作国 日本
上映時間 116分 
公開情報 劇場公開(東宝)
初公開年月 2015/11/07

ある日、東京で高層ビル占拠爆破とペナム大使館
襲撃事件が同時に発生する。
2つのテロは、犯罪プランナーの高柳(伊勢谷友介)と
実行部隊のリーダー権藤(松坂桃李)を中心とした
犯罪グループの仕業だった。

そしてその背後には、日本犯罪史の重大事件を
影で操ってきた“ダルマ”(ビートたけし)の存在が。
倉木(西島秀俊)は大杉(香川照之)、明星(真木よう子)と
ともに事件の真相を追い、灼熱の地・ペナム共和国へと
降り立つが…

*********************************************
原作とは全然違う展開になってしまったMOZU。
ある意味、「ここまで違うと清々しいね~」と(^o^)。

もうね、ある意味突っ込みどころ満載、です。
お話も面白いし、アクション、すごかった~。
松坂桃李くん扮する「権藤」は「MOZU LOVE」な人。
随分トレーニング積んだんだろうなぁ。顔違ったもん。
動きもキレッキレッ!
MOZU:新谷和彦(池松壮亮)と死闘を繰り広げる様は
素晴らしかったっす!

今回のもう1人の新きゃら「高柳(伊勢谷友介)」は
あの人、なんか偉そうに見えるよね(;^^)。
どんな役してても、なんだろ?顔つきがノーブル(高貴)な
印象を与えるからかな??(;^^)。
あの顔で損してる1人だなぁ、ってふと思っちゃった。

ただ、MOZUの出番には「??」だったし、
「はしぇがわさぁ~ん」の長谷川博巳扮する
「東」の存在もちょっと「??」でした(;^^)。

この作品の場合、人の裏の顔まで観ないといけないし、
本当はどんな感情を持っているのか?
分からない事が多いので、全てが疑いの目で見ちゃいます。

だから、意外とストレートで「あ、あれ??」って肩透かしを
くらうこともあり、ある意味、一筋縄ではいかない映画ですね。

ドラマを観てないと「なんのこっちゃ?」な映画ですが、
余すところ無く観てしまった自分としては、映画できちんと
〆ておかないと。
これが数年後の映画化とかになったら、どうしよう??
話、どんなんだっけ?とちんぷんかんになるので、
すっきりできました!(^o^)

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おまけ

ついったーで騒がれていたので
ちょっと遊んでみた(^o^)。i-pod touchくんのSiriちゃんに

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思わず笑ってしまったよ~。
はい、おまけ。

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メリークリスマス(^o^)。

さて皆様、ハッピー・ホリデー!
(休みじゃないけどね;^^)。

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今年はX'masは平日だし、年末年始休暇は短いし、と
結構ど~ん、としちゃいそうですが、いかがお過ごしですか?

学校は冬休みに入ったそうですが、会社員はまだまだ。
御用納めは28日、との事ですし。
私は例年通り31日から休みの予定ですが、
あまりやる気がないので、一日早く30日から休みに入ります。

と言っても新年の出勤は1月3日(日)からですけど
( ̄‥ ̄)=3 フン
あっという間に2015年も終わり。
良い一年でしたか??良いお年をお迎え下さい。

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花咲小路二丁目の花乃子さん 小路幸也

花咲小路二丁目の花乃子さん 小路幸也


読了です。

元「怪盗紳士」が隠居として暮らし、非番の日に
ご近所の相談ごとで引っ張りだこの若手刑事も住む
花咲小路商店街。

ここにはたくさんのユニークな人々が暮らし、
日々大小さまざまな事件が起こる。
今回の主人公は、商店街で「花の店にらやま」を営む
花乃子さんのもとに居候することになった十代の女の子。

人々の慶びごとにも悲しみにも寄り添う花屋の仕事を
手伝うなかで、ある日ちょっと気がかりなお客さんが
来店して・・・。

***********************************

こちらの「花咲小路シリーズ」も3作目です。
花咲小路四丁目の聖人(2011年11月)
花咲小路一丁目の刑事(2013年11月)
◆花咲小路二丁目の花乃子さん(2015年9月)

こちらの作家さんは「東京バンドワゴン」シリーズで
有名な方。結構面白く、つい手にとっちゃいます。
こちらも発売を知り、予約入れてたものです。
2ヶ月位待ったかなぁ。

登場人物が「ありえないでしょ」と言う位ユニーク。
↑の「怪盗紳士」とか「刑事」とかだけでなく、
探偵さんがいたり、メカオタクがいたり、と面白い。

今回の「花乃子さん」でも花乃子さんの弟さんは「双子」。
しかもイケメン。性格はまるっきり逆だけど、お互いが
ないところを補いながら、姉を助けながら暮らしています。

そこに高校を中退した、従兄弟がやってくる・・・。
彼女は膠着した彼等の生活に一石を投じる。
うん、心あたたまるお話になりました。

しかし、前作を読んで結構経つんですね(;^^)。
「聖人」は2013年3月に紹介、
「刑事」は2014年6月、1年以上経つと忘れますね。
前作で出てきた人もたくさん再登場するんですが、
「何がどうだったっけ?」「あれはどうしたんだっけ?」と
ちょっとモヤモヤしながら読みました。

小路さんの作品の好きな処は「昭和の匂い」がする事。
商店街(アーケード付の)なんて今少なくなりましたよね。
新しく作られる事はないので、今の商店街が老朽化や
高齢化で閉める事になったら減るしかないわけです。

でもそういうところで培ったものは多く、こういう処で
成長する、って良いなぁ、って思います。
我が家・我が地区はこういう商店街なんてないんですが、
ばあちゃん家に行くと、買い物カゴ持ってでかけたものです。

スーパーと違って1軒ずつの買物は面倒ではあるけれど、
今思い返すとなんかいいなぁ、って思うんですよね。

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傘をもたない蟻たちは 加藤シゲアキ

傘をもたない蟻たちは 加藤シゲアキ

読了です。

無限の悲しみはどこまでも僕を埋め尽くす・・・。
いまを生きる人々の「生」と「性」を浮き彫りにする
6編の物語を収録。

◆染色  美大、堕ちる、才能
◆Undress  脱サラ、エンジェルナンバー、偽装
◆恋愛小説(仮)  小説 妄想、栄養失調
◆イガヌの雨 祖父 食事 イガヌ
◆インターセプト 結婚パーティー、ストーカー、立場
◆にべもなく、よるべもなく 海辺の街、先輩、首都高

******************************
こちらは加藤シゲアキさんの2015年6月に出た最新刊です。
(2015年12月現在)
TVで「朝井リョウ」氏と対談をしているのを観て、
予約を入れて待ってみました。

「イガヌの雨」を朝井リョウ氏が絶賛してたので(;^^)、
どんなだろう、と読んでみたらう~ん、グロい(;^^)。
人の食に対する貪欲さ、を書いた作品です。

でもそれ以外はね~、「芥川臭プンプン」って感じ(;^^)。
言葉を上品に重ねて頑張っているようなんですが、
その重ね方が「丁寧に重ねたけど、色合いが、風合いが・・・」と
突っ込みたくなりました。

読後1ヶ月経過したら記憶にほとんどありません(;^^)。
あらすじをネットで探して「おぅおぅ、そうだった」と納得。
こういう編集録もの、って苦手です。
好きな作家さんのなら楽しめるんですが、そうじゃないと
記憶に残らないんですよね。

2016年の「このミステリがすごい」って
第1位:王とサーカス/米澤穂信(172点) なんですよね。
この「米澤穂信」氏、私相性が悪いんですよ・・・(;^^)。
数冊読んでいるんですが、良くも悪くも記憶に残らない・・・。
加藤シゲアキさんも同じ感じなんですよね~。

そういえばこちら、フジTV系列でドラマ化されるそうです。
2016年1月9日(土)~1月30日(土) 23時40分~24時5分(全4話)
多分ドラマを見ることはないと思いますが(;^^)、
本を読むのが面倒であればドラマでどうぞ。

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海色の壜 田丸雅智

見えたかい、懐かしいおれたちの海が、
むかしはこんなに美しかったんだ、この海は。

海色の壜 田丸雅智

読了です。

1 ふぐの恩返し 2 桜 3 蜜 4 魚屋とぼく 5 ほくろ
6 月工場 7 年波 8 O型免許 9 壁画の人々 10 修正駅
11 部屋釣り 12 似豆 13 たまご顔 14 砂童子 15 アドネコ
16 夕暮れコレクター 17 ジンベエノット 18 カーライフ 19 コンロ 20 海酒

**************************************
以前ご紹介ましたね、ショートストーリーの隠し玉(;^^)
田丸雅智さんの作品です。

以前、赤川次郎さんがインタビューで
「ショートショートはね、中編ができるくらいのネタを
持っているんです。勿体無いなぁ、と思う事もあります」と
おっしゃってました。

いやいや、確かにこの発想はすごい。
ここからどれだけ話が膨らませられるか、は
作家さんの力量による、と思うんですが(;^^)、
困ってネタを探している方にすると手が出るほど
欲しいんだろうなぁ、ってつい思っちゃいます。

今回はラストの「海酒」がかなりきましたね。
自分は海の近くに住んでいた訳ではないんですが、
こういう「海酒」、味わってみたいものです。

今回はそれほど毒を含んだ作品はなく、
愉しんで読ませて頂きました。

坂木司さんの「短劇」が好きな私(^o^)。
このブラックさ、最初読んだ時は辟易したけど
クセになるんですよね~。
気づくと「読みたいな」って思っちゃう。
こうやって「読みたいな」「読み直したいな」「確認したいな」
と思う作品、何度となく思い出す作品は図書館本から
蔵書本になります。

あぁ~、年末の大掃除もしないと。

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ギフト 日明恩

あの子がいたということを一生、忘れないでくれ

あの子のことを、たまには思い出してやって下さい。

ギフト 日明恩

読了です。

その少年に目が留まった理由は、ただ一つだった。
こぼれ落ちる涙を拭おうともせずに、
立ち尽くしていたからだ。

それもホラー映画の並ぶ棚の前で。しかも毎日。

ある事件がきっかけで、職を辞した元刑事の須賀原は、
死者が見えるという少年・明生と、ふとした縁で
知りあった。互いに人目を避けて生きてきた二人。
孤独な魂は惹かれ合い、手を結んだ。

須賀原と明生は、様々な事情でこの世に留まる
死者たちの未練と謎を解き明かしていく

*************************************

文庫本で良いのがないかなぁ~、と探してみたら
置いてあった&結構分厚かった、ので借りてみました。

「シックスセンス」を彷彿とさせる作品でしたね。
少年と元刑事(と言っても結構若い)の出会いと別れ
を描いており、そこにちょっとホラー風味がプラスされ、
いわゆる「成仏物語」となりました。

色々な死者がおり、成仏させたい、と思う者もいれば
「これは・・・無理」ってのもあったり。
で、少年にも元刑事にもかなりな傷があり、死者の願いを
聞く内に自分たちもどうにかしよう、と前を向き始める・・・

意外と面白かったです。最後はうるっときちゃったし。
「自分は生きていていいのだろうか?」自問自答する、
最低限の生活維持だけの為に毎日を過ごす・・・
それは厳しいんだろうな、と思います。

「人は何のために生きているのか??」
この言葉がすっごい重く響く作品ですね。

*********************************

いやぁ、年末になってきましたねぇ。
ホント毎日がすごい、あっという間に過ぎていきます。
時間がない、ホントにない(;^^)。
ってか、歳取ると何かするのも時間がかかりますね~。

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水族館ガール2 木宮条太郎

結局今週は「続き物」本の紹介で終わったな、うん。

水族館ガール2 木宮条太郎

読了です。

イルカに、アシカに、ペンギンに、「恋してる!」
ワガママだけど憎めない!?
水族館の裏側は大変だ・・・。

水族館・アクアパークの飼育員の先輩と後輩という
立場から恋人の関係になった由香と梶。
しかし、梶は関西の老舗水族館へ出向。
離ればなれの職場でそれぞれが失敗を繰り返す日々。
そしてある日、傷を負った野生イルカが海岸に漂着した
との知らせが…

*************************************

こちらも「2巻」ということは、はい続編です。
」を紹介したのが半年前。
なぜ、近所の図書館に「2」が置かれたんだろう?
と不思議に思いつつ手に取る。
う~ん、矛盾してるわ(;^^)。

前回、出向できた由香を置いて、出向しちゃった梶。
トレーナーとして独り立ちしてない由香には
後輩ができ、ベテランの域に達しつつある梶は
老舗水族館でお客様扱い。
立場が逆転したところから物語が始まります。

相変わらず、構成・筋立てがうまくないかな?と
思いつつも「こんなもんさ」と割りきって読めば、
足りない部分を自分の脳内妄想で置き換えて読めば
何とかなりますな、うん(;^^)。

前回の記事のコメントで
>お役所って本当にそんな出向させるのでしょうか?
とありましたが、かの丸山動物園には、市役所から
金沢園長+2名のスタッフが送り込まれたそうです。
経営再建の為、との事だそうですが・・・。

出向・異動・人事交流、と色々言い方はありますが、
邪魔なだけの時と(;^^)、新たな発見の時と
影響は大なり小なりありますね。
その畑しか知らないとやはり視野がせまいなぁ、と
思うこともありましたっけ。

ただそれを受け入れる心の広さがないと、
難しいでしょうけどね~。

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居酒屋ぼったくり4 秋川滝美

疲れた心に旨いものとぬくもりを。

居酒屋ぼったくり4 秋川滝美


読了です。

東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。
名に似合わずお得なその店には、旨い酒と
美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある・・。

*************************************
こちらも続きモノ。「1~3」は5ヶ月位前に紹介済み。
ちょっとイライラした、と書きましたが、今回は
そんなに気にならなかったです。
まぁ4巻目も手に取った訳なので、なんだかんだと
言いながらも気に入ったんでしょうね(;^^)。

さて東京下町、小さな商店街にある居酒屋。
ここにも「都市開発」の波は徐々に押し寄せ、
良心的なスーパーの閉店も決まり、
近くにあった社宅は整地され、ショッピングセンターが
できる予定。

それでも、なるようにしかならない、日々過ごすだけ、と
今日もカウンターの向こう側のお客さんに
おいしいものを提供する事に頑張る美音。

話は再開発が中心でそれほど進展しないです。
新規常連さん(ん?;^^)の要くんとはそのまま。
あ、でも今回要くん、少し頑張ってました。

父の代から使っていたオーブントースターが壊れ、
買物に行く美音を車で拾い、見事ゲット。
この後食事でも、と流れかけたが、要の母親が
体調を崩し、急遽要の家に行くことに。

って、どこまでご都合主義な展開なんでしょ(;^^)。

そこで、台所に途中まで用意されたいた材料を元に
「茶がゆ」を作る美音。

茶かゆ、って食べたことないな、多分(;^^)。
関西周辺では結構ポピュラーだそうですが、
関東ではあまり馴染みがないんですよね。

その他に「安い牛肉を柔らかく焼く方法」とか、
あんちょこ的なものもあり、以前より料理がおいしそうに
思えましたわ、はい(^o^)。

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化け猫まかり通る 猫の手屋繁盛記2 かたやま和華

泣くと鳴くは、何が違うのであろうか?

化け猫まかり通る 猫の手屋繁盛記2 かたやま和華

読了です。

とある事情で白猫になってしまった旗本の跡取り、
宗太郎(通称:猫太郎)。
裏長屋で営むよろず請け負い家業「猫の手屋」に
舞い込む依頼は、猫供養、仇討ちの見届けなど、
一癖も二癖もあるものばかり。

すべては人の姿に戻るため。
役者の雁弥、絵師の国芳ら、個性豊かな面々に
囲まれて、今日も奇妙奇天烈な猫のサムライは
善行を積む。

****************************************

◇猫のうわまい
  猫町奉行・猫泥棒・化け猫
◇老骨と犬
  まる・敵持ち・犬の手貸します
◇晩夏
  田楽・父の背中・猫おどり

中編3話収録です。前作紹介は3ヶ月前。
意外とあっさり2巻目借りられました。

シリーズ物はある程度出てからじゃないと、
まだるっこしくてイライラします(;^^)。
以前は自分の手の中のものだけだったので、
(購入していた本)
シリーズを待つのもそれまた楽し、ですが、
あちこち手を広げすぎたせいで、とんでもない。
シリーズものの紹介だけで1週間終わるわな。

ネコになっちゃった宗太郎、は相変わらず
ネコのままで、人間になるには100の善徳を
積まなければならない。
でもネコは多い数が数えられない(7つまでが限界)。
で、おそらく一生このまんまなんだろうなぁ、と
容易に想像がつく展開です(;^^)。

今回、泣ける話が多かった~。
「老骨と犬」は犬と老人の交流の話。
忠義者の犬だけにヤバイ、と思ってたけど
ちょっとうるっときて、笑いました。

「晩夏」は、号泣したわぁ(;^^)。
それでも哀しい涙ではなく、安堵した涙、ですので
読了後、心がほわっ、としました。
ここで、冒頭の「泣くと鳴く」の下りが出てきます。

最近ね、会社のPCのスクリーンセーバーを
「ネコや犬」の画像にしております。
しかも面白そうな画像ばかり集めて。
これがなかなか好評で「癒やされます~」と
良く言われます。

よっぽどみんな疲れてるんですね。
(あ、私もですけどσ( ̄∇ ̄;)わて)

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祟り婿 古道具屋皆塵堂5 輪渡 颯介

さて、こちらもシリーズもの。
前にも書きましたが、「シリーズものは手をつけると
後々、追っかけるのがしんどい」んですよね。

祟り婿 古道具屋 皆塵堂5 輪渡 颯介

読了です。

「早死にの祟り」に取り憑かれた居候は幽霊嫌い!?
曰くつきの古道具が揃う皆塵堂で働き始めた連助は、
幽霊や呪いの話をまったく信じていない。

そのため同じ道具屋で、幽霊が見えるという太一郎の
ことを敵視している。 ある日、質草を仕舞っている
蔵から妙な音がするというので、
皆塵堂の店主・伊平次らとその質屋に泊まることと
なった連助。 その音の正体は?
そして連助が幽霊を信じないのも、ある祟りが…

****************************************
こちらはシリーズ「1~4」を2015年1月に紹介。
わりとすぐ5巻目が出ましたね。
この方の本もなんか印象に残って、つい新作が
出てないかチェックしちゃいます。

「曰くつきが集まる古道具屋」なんですが、
集まるのがモノだけじゃなく、人も、なんですね。
ウンの悪い男や、つかれてる男、とか。
今回は「呪いをまったく信じてない」若者が。
ところが、この「信じない」ってのも裏があり、
その解決の為に、今まで皆塵堂に関わってきた
彼等が立ち上がる!

あ、太一郎だけは、猫に押しつぶされてますけど(;^^)。

ネコの描写がホント面白いんですよ。
ネコは幽霊が見える、じゃないけど、何か全てを
見通しているような感じがするじゃないですか。
そういう得体のしれない部分とかをうまく書いてます。

冬になると怪談話、はとんと陰をひそめますが、
小説だと関係なく、楽しめますね。

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祝もものき事務所4 茅田沙湖

「たろちゃんはね、本当に危ない人は記憶に
残らないの。会っても覚えてないの。
だから、彼に会わせるのが手っ取り早いのさ」

祝もものき事務所4 茅田沙湖


読了です。

凰華の大学時代の先輩である芹沢達也が、
開設したての「もものき事務所」に依頼を持ちこんだ。
だが、太朗は初手から「理解不能な」理由で大遅刻!!
怒りに震える秘書の凰華とともに向かった先では、
敷地内で遭難できそうなお屋敷での複雑怪奇な
相続争い!?もものき、最初の事件。

**********************************

続き物、です。「1~3」は1年以上前に紹介済み。
まさかの4巻目が出ましたた~(^o^)。

不思議なもので、つい数日前に読み終わっても、
記憶に残らない本もあれば、随分前の事なのに、
ふとしたフレーズが頭に残っている本もあります。
「文章がうまい・へた」以外に何かあるんだろうな、と
「本を読む醍醐味」を味わう今日この頃。

こちらも、最初は「表紙の若いお兄ちゃんの絵」に
惹かれ手にとったもので、2&3巻と続けて読んだ位。
さて4巻はどんなものかなぁ、と思っていると・・・。

前回takoingは書きました。
>「どうしても出かけたくない!」とTAXIを飛び降り
>逃げた 太郎ちゃん。
>秘書はその夜自分らが乗るはずだった 飛行機が
>堕ちたことをNewsで知る・・・。
この目的地に行く処から4巻目が始まります。

んで、関係者の1人に会いに行った後の話が
冒頭のセリフに続きます。
今回も彼の不思議な能力に助けられ、
問題は解決していく訳ですが、小気味良いです。

面白いですから、もし見かけたら読んでみて下さいね。

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禁断の魔術 東野圭吾

ガリレオ第8弾(2012年)はシリーズ最高傑作!

禁断の魔術 ガリレオ8 東野圭吾

読了です。

高校の物理研究会で湯川の後輩にあたる
古芝伸吾は、育ての親だった姉が亡くなって
帝都大を中退し町工場で働いていた。

ある日、フリーライターが殺された。
彼は代議士の大賀を追っており、また大賀の担当の
新聞記者が伸吾の姉だったことが判明する。
伸吾が失踪し、湯川は伸吾のある“企み”に気づくが・・・

***********************************

最近、買った本を「温めておく」癖が出てきて・・・。
ついつい、図書館で借りてくる本を再優先にして
読んじゃうんですよね。期限もあるし。
おかげで気づいたら数ヶ月温めてた~、なんて事も。

これもそう。
安定した面白さ、が分かっているからかな?
図書館でハードカバーしか借りられなかった、と
いう理由で持ち歩けない時に買った本を持参する、
って変な動きになってます(;^^)。

で、本の感想ですが、
「シリーズ最高傑作!」とありますが、う~ん、
そっか??

原作シリーズでは、徐々に警察と湯川の間に
不協和音が聞こえ始めているんですよね。
TVとのずれもあるんでしょうけど。
女性刑事とか登場させているんですが、
湯川と同期の草薙もそのままいさせてるし。

そんな不協和音が、作中にも漂ってます。
湯川の後輩の高校生、可哀相です。
両親が早くに死に、姉が親代わり。
湯川に刺激を受け、大学に合格。
大学でも彼の後輩になろうという時に悲劇が・・・。

それは歪みますよ。
大学が全て、って訳ではないですが、4年間は
特別な時間だと思うんですよね。
それを奪われた時、恨みはすべての元凶へ・・・
理解できちゃいます。

ところが、警察はそうはいかない。
起こったこと、出来たことは捜査できるけど、
その裏の心情まで汲む事は難しい・・・。
そこで、湯川と警察のずれ、が最大になります。

最後はC=(^◇^ ; ホッ!として終わりますが、
どうなっていくんだろう?ドキドキしちゃいます。
東野さん、新作が楽しみデス。
加賀恭一郎がそろそろこないかしら??

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えんじ色のカーテン 杉原爽香42歳の冬 赤川次郎

毎年1冊刊行。
登場人物が1歳ずつ歳をとる、と言う
赤川次郎さんのこちら「杉原爽香」シリーズ。
2015年も刊行されました。

えんじ色のカーテン 杉原爽香42歳の冬 赤川次郎


読了です。

社長から休暇取得を厳命された爽香は、
部下のあやめたちと温泉旅行の計画を立てる。
そんな折、恩師・河村布子から相談が。
社会人との交際が問題となった生徒・淡口かんなを、
旅行に同行させてほしいというのだ。

しかし、彼女とつながりのある人々は物騒な事情を
抱えていた・・・。

****************************
こちらは昨年も紹介してますね。

働き過ぎの爽香は「休め」と命令される。
これ↑すごいですよね。
休まずに働ける、って・・・(;^^)。

私は休まないと頭、働かないです。
ってか、大して重要な仕事してない、ってのも
あるかもしれないですけど(;^^)。

特に最近は歳取ってきたせいか、集中力が
ホント続かない。
眠気にも襲われちゃうし・・・昼食後は特にひどい。

あ、まぁそれはおいといて。
女子生徒を同行させる、ってのもすごいです。
ただ、昔は子供から老人までひとつ屋根で暮らし、
年代の違う人への接し方、ってのを自然に学んだり
と色々経験できた事が、核家族になりつつある昨今、
学ぶ場所、というのがないんでしょうね。
そもそもリアル世界に存在感がないそうだし(;^^)。

でもだから、ってかなりな展開でした。
題名の「えんじ色のカーテン」、最後に出てきますが、
「うっわぁ~」って感じでした、はい。

現実感の希薄、気をつけないと、です、うん。
って何がなんやら分からないですよね(;^^)。
要は「あれ?あれれ??こんなはずじゃなかった」と
思っている内にのっぴきならない事になる、って
お話です(^o^)。

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確率捜査官 御子柴岳人1&2  神永学

この本、記事にするの忘れてました。
ってか、読書メーターでも「読了」してないし・・・。
確率捜査官 御子柴岳人

1.密室のゲーム 2.ゲームマスター  神永学

取り調べの可視化と効率化を目指して新設された
“特殊取調対策班”。
そこで新米カタブツ刑事の友紀とコンビを組むのは、
特命で事件に挑むイケメン毒舌天才数学者、御子柴岳人。

**********************************
こちら、「夏の文庫フェア」で知ったんですよね。
心霊探偵 八雲シリーズ」シリーズ9+外伝2
心霊探偵 八雲」外伝1

の作家さんが書いた本です。
心霊系の話を読んでたんですが、今回は数学系。

捜査で重要視される「取り調べ」。
「特殊取調対策版」ってどっかで聞いたような?
あ、これか。2014年の話だったか(;^^)。

201401_tv
緊急事案対応取調班、通称「キントリ」。
特に重要と認定された案件の取り調べを行うため、
優秀な取調官を集めた専門チーム

勘違い(;^^)。まぁでもなんか似てました。
通常の取り調べではクロかシロか分からない容疑者を
尋問し、真実を探求する、みたいなね。

こちらの御子柴先生。非常に「俺様」キャラです。
八雲も「随分だな」と思ったんですけど、それに輪かけて
かなり随分な人です。

それにいじられキャラの新米刑事友紀。
「バカアホ使えない」と散々バカにされ、またそれに
素直に突っかかっていく、ってのは、最近のトレンド
ですか? 非常に分かりやすい(って含みもない)
直球モノ、です。

しかし話がかなり数学的な話になるので、
そこでバランスとっているんですかね~。
夏のフェアで知って1巻を借りて、すぐ2巻が出て
読んだんだけど、う~ん、記憶に残らないですわ。

読んでいる最中は面白くて「次へ次へ」と頁を
繰るんですが、読み終わった後・・・。
ある意味「万能鑑定士Qちゃん」とかと同じでした。

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廃用身 久坂部羊

廃用身とは、脳梗塞などの麻痺で動かず
回復しない手足をいう。

廃用身 久坂部羊


読了です。

神戸で老人医療にあたる医師漆原は、心身の
不自由な患者の画期的療法を思いつく。
それは廃用身の切断だった・・・。

患者の同意の下、次々に実践する漆原を、
やがてマスコミがかぎつけ悪魔の医師として
告発していく・・・。

***********************************
ドラマにかこつけて、読んだ「無痛」シリーズ。
面白かったので、デビュー作を読んでみました。

いやいやいや・・・衝撃的です。
「廃用身」・・・すっごい納得しちゃったんです~。

知人のお父さん、数年前に脳梗塞で倒れました。
右半身の麻痺、でしたがかなりの不自由さ。
元々右利きの人が右半身を麻痺させてしまうと
その生活は想像を絶するものになります。

食事ができない、字がかけない、言葉もやや不自由。
体も大きく、また不自由さに癇癪を起こすようになり
介護は大変だったそうです。

先年、お亡くなりになりましたが、後半は寝たきりで
そうなったらそうなったで、体位転換も一苦労
だったそうです。

この本を読んでいてふとその話を思い出しました。
かなり大変だったんだろうな、と思う反面、
男性が倒れると、奥さんの負担はかなり、ですよね。
(まぁその逆も大変なんでしょうが)

90kgの体重の人が麻痺した片足を切断する事で
-20kg位になったり、麻痺した部位が健康な部分の
運動の妨げになる、という事などが丁寧に書かれ、
一瞬(と言うか途中まで)「これもアリ、なのかな」と
思って読んでいましたよ。

ただ、「人様に言える事ではない」「道徳に反する行為」
というのは分かりますし、決して「ベスト」ではない。
でも「ベター」だな、って思うんですけどね。

途中転調してからは、やや失速。
マスコミは多分に付和雷同的に騒いでいるし、
患者さんの心変わりや彼の変調もなんかなぁ、って
若干興ざめしましたが、でも面白かったです。

自分が廃用身を持ったとしたら・・・どうするんだろ?

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無痛&第5番 久坂部羊

先般、Butanekoさんからのコメントで、
「最近、久坂部洋を読み始めました。
無痛とか廃用身とか^^ すらすら読めてお勧めですd(^_^*)」

うん、確かに。結構面白かったです~。
「無痛」 「第五番」  久坂部羊
 

読了です。

『無痛』
見るだけですぐに症状がわかる二人の天才医師、
「痛み」の感覚をまったく持たない男、
別れた妻を執拗に追い回すストーカー、
殺人容疑のまま施設を脱走した14歳少女、
そして刑事たちに立ちはだかる刑法39条・・・。

『第五番』
エボラ出血熱(1967年ドイツ)、エイズ(81年アメリカ)、
狂牛病(93年イギリス)、SARS(2002年中国)に次ぐ、
つくられた“悪魔の疫病”No.5が突如、日本を襲った!

その名は、「新型カポジ肉腫」。
表面には真っ黒いシイタケ状の肉腫。
エイズ患者が発症するガンの一種「カポジ肉腫」と
似ていたが、ウイルスがまったく別ものだった。
さらに腫瘍が骨を溶かし、数日で全身に転移し、
意識障害を起こして死に至る・・・。

******************************************

今、フジTV系列で放映してるドラマの原作です。
ドラマを観てからにしようかな、と思ってたんですが、
最近不振が続く「フジTV」(;^^)。
どんなもんになっちゃうのかかなり不安だったので
やっぱり先に読む事にしました。

うん、面白いですね~。
2006年4月に刊行された作品(第五番は2012年2月)、
でも古臭く感じないんですよね(^o^)。

作家久坂部羊氏。現役お医者さんが小説を書く、って
別の某作家さんを思い出させますが(;^^)。
あっちはデビュー作読んでて辟易したっけ(;^^)。
まだるっこしいし、薄いのに上下巻で本出たくせに
上巻終わってもまだ話が進まない、みたいな展開に
いらっとしたんですよね。

結局、シリーズ途中で読むのやめちゃったっけ。

私はこちらの方の方が面白いし読みやすい。
他の作品も読みたいな、って思った位ですから。

描写はね、結構ギリギリです。
特に最近、本読んでいるせいか、妄想全開になってて、
かなり想像力豊かになりましたよ(;^^)。
なもんで、読んでいて想像しちゃうと・・・

痛い、痛い、痛い、苦しい、苦しい、苦しい・・・
そんな感情でいっぱいになりますが、
何よりも「医者」と言うものをオブラートで包まない、
というか医者の悪い処や問題な処を赤裸々に
書いている処も良いな、って思うんです。

良い作家さんとまた知り合いになれました。

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かがみのもり 大崎梢

気づくともう12月。皆さん走ってますか?
あっという間に2015年も終わろうとしてますね。
今年のblogは本記事ばっかりですみません。
やはりどうしても色々な事に時間を取られてしまい、
余裕がないです。

で、今日もしょうこりもなく、本記事です。

かがみのもり 大崎梢

読了です。

新任の中学教師・片野厚介のもとに、
担任クラスのお騒がせ男子生徒コンビによって
持ち込まれた、金色に輝くお宮の写真。

それは立ち入り禁止になっている神社の裏山に
あったという。お宮の在処をめぐって接触してくる、
怪しい組織や謎の美少女中学生。
降りかかるピンチの連続のなかで、三人は
幻のお宮を守れるのか!?

**********************************
青少年向けの作品ですので、子供っぽいです。
都会から離れたちょっと田舎の中学校が舞台。
山が多く、神様について考えも浸透しています。

我が家の辺りと似た感じですが、我が家の辺りの
子供はどうなんだろ?こんな風なのかな?
最近電車の中で見かける子供らは、怖いです。
(ってか若い人も)

電車で通勤して早ウン十年。
今使っている路線は使い始めて1年になります。
この路線がね~、ガラが良いとは言えないんです(;^^)。
イライラしている人が多いのかなぁ?私みたいに。

中学校の教師、片野は隣の市の神社の神主の
息子。かと言って家を継ぐ訳ではなく、のんびりと
教師という職についていたはずが・・・

先生ってホント大変ですね。
今は特に、なのかな??授業だけでなく、各種雑用も
多いそうで。
しかも最近は「講師化」が勧められつつあるそうで。
要は「1コマ=☓☓円」、で雇う、って事。
今や教職も聖職ではなくなったんでしょうかね。

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『ストレイヤーズ・クロニクル』

映画館では見なかったのですが、機会があって
見ることができました。

『ストレイヤーズ・クロニクル』

201506

本多孝好のベストセラー小説を実写化したアクション。
極秘実験で視力・聴力・筋力などが常人よりも発達した
青年が、謎の殺りく者集団との激闘を繰り広げながら
自身の秘められた宿命と対峙(たいじ)する。

(2015) 監督瀬々敬久
キャスト
スバル(荏碕昴) - 岡田将生   学 - 染谷将太
沙耶 - 成海璃子         モモ - 松岡茉優
良介 - 清水尋也         静 - 高月彩良 
亘 - 白石隼也          壮 - 鈴木伸之
隆二 - 瀬戸利樹         ヒデ - 柳俊太郎
                   碧 - 黒島結菜

映画を見てビックリでした~(;^^)。
全然原作と違うのね。
ってか、原作を読んどいて良かった~って位
訳わからない冒頭でした(;^^)。

これは、勿体無いのぉ~。
キャストはすばらしく良かったのに。
冒頭のポスターは見てたんですよね。
だから小説も彼等の顔を思い浮かべて読んじゃった。

若干、「学=染谷将太」は違ったけど(;^^)。
加藤清史郎くんみたいな感じを予想してました。
若すぎるか(;^^)。したら林遣都くんか、神木隆之介くん。
モモ役の「松岡茉優」ちゃん、顔違いすぎたわ。
一瞬、分からなかったし。

設定は原作と同じなんだけど、物語の展開が違いすぎて
確かに、「あそこまで大掛かりは無理だよな」とも
思ったけど、まさか、な潰し合いとは・・・。

しかも、能力者だからか結構えげつないまとめ方。
そこは原作と同じ、で良いんじゃないかい?って
思うんだけど、原作から脱却したかったのかしら?

哀しいですわ。良品が壊されるのって。

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ストレイヤーズ・クロニクル1-3 本多孝好

今日を生き延びなければ明日はない。

ストレイヤーズ・クロニクルACT1~3(全) 本多孝好

読了です。

驚異的なスピードで動く、遠距離の音も聞き分けられる、
見たものすべてを記憶する・・・。

常人とはかけ離れた能力を持つ昴、沙耶、隆二、良介。
彼らは同じ施設で育った仲間で、特別な絆で結ばれていた。
理由あって、大きな野心を抱く政治家・渡瀬浩一郎のために
裏の仕事をしている一方、世間では「アゲハ」と呼ばれる
殺人集団が暗躍。
「アゲハを捕まえろ」という指示を受けるが…。

***********************************

映画になったのは知っていたんですが、
映画は見なかったんですよね~。
図書館で見かけてふと手にとって読み始めたら
結構好みな作風(^o^)。
で、一気に借りて読んじゃいました。

表題の「ストレイヤーズクロニクル」とは?
Strayer's Chronicle 迷い鳥の記録

1990年代、ある極秘機関で2種類のある実験が
行われました。
大雑把に作ってから、そう動くよう後で調整を加える、
もう一つは、そう動くよう最初に緻密な設計をし、
その設計図通りに作る方法・・・
「人間を作る方法」とは思いたくないです。

前者が昴たち、後者がアゲハ達。
昴は「行き当たりばったりと机上の空論」とばっさり。
最初の実験体「昴」と最後の実験体の「学」。
変わらないように見えますが、いくつか明確な違いが。

・先天的なアゲハに比べ、後天的な昴達は成長の余地あり
・アゲハらは最も大事な能力が欠如していた
・次の世代がないアゲハらの寿命は短い

2つの集団が出会った時、人類はどうなるのか??
かなり設定は壮大、です。
若干「中二病?」と自分を不安に思いますが、こういう
突拍子もない設定、って好きなんですよね(^o^)。

能力を持つ彼等の苦悩、は凡人には分からないですが、
能力者の中でも悩みは1つじゃない。
そして敗れゆくもの達の最後は結構感動です。

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モップガールシリーズ 加藤実秋

うんと悩んで選びな。
絶対いいのを見つけられる・・・

モップガールシリーズ
◇モップガール
◇スイーパーズ 事件現場掃除人   加藤実秋

読了です。
フリーターの桃子が就職した先は、事件・事故現場の
後始末が専門のスペシャルな掃除会社だった。

働き出した桃子は、現場に遺された想いに感応し、
何を食べても赤いきつねの味しかしなかったり(赤い衝撃)
何かの匂いしかしなくなったり(ファンハウス)、
真夏に凍死しそうな寒さを感じたり(ブラッシュボーイ)、
手のひらをくすぐられたり(嗤う拳)、
無性に焼きそばばかり食べたくなったり(青い欠片)、
動物になったり(ファミリーテイル)する超常現象に
襲われる特殊能力の持ち主。

同じ職場で働くのは、異常な犬好きの社長をはじめ、
役者気取りの元ヤンキー、無愛想なイケメン、
Vシネかぶれの中国人に、ギャルの事務員。

そんな個性豊かな面々が、桃子におこった現象を
手がかりに、事件・事故の「謎」に挑む。
やがて桃子は自らの能力の秘密を知ることになる
事件に巻き込まれていく・・・。

**********************************

ちゃんと読まないで判断しちゃいけない、と
初出の作家さんは過去作品を読んでいます。
これは、「インディゴの夜」の加藤実秋さんの
数少ないシリーズの1つ、です。

スペシャルすぎる清掃のしごとですわ(;^^)。
そうなのよね、掃除しないと大変なのよね。
脂とか血がこびりついちゃうと取れないし~。

そんな処で彼女の能力が刺激され、
何かが動き出す・・・。
かなり、その、笑えます(^o^)。↑見ると分かるよね?

こういう能力、って持ってると大変ですね。
また自分でコントロールできないからたちが悪い。
そして、モモ子の趣味(=時代劇マニア)、ってのが
より一層笑いを誘います。
そこまで知らないっつ~の(;^^)。

連作短編、って感じですね。
1つ1つのエピソードは独立してて、でもその裏で
大きな1本の事件が動いている、みたいな。
第1巻で同僚の、第2巻で桃子自身の大事件が起きます。

うん、結構面白かったです。
若干幾つかは「ん??」って首をかしげるような
設定と展開はありましたけど、及第点(*^^)v

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風が吹けば/黄金坂ハーフウェイズ 加藤実秋

「そのまんまのダッサいノリでスターになって、
オレを見返してみろ」

「ざまあみろ。やってやったぞ  ありがとう」

風が吹けば 加藤実秋

読了です。

◆風が吹けば◆
「身の丈サイズでゆるーくやっていきたいと思う反面、
ダサいもの、価値観に一ミリでも合わないものは
受け入れたくない」。

矢部健太高校二年生、夏休み直前。
そんな彼が…。84年にタイムスリップ
「つっぱり」メンバー達とのひと夏のふれあい。

◆黄金坂ハーフウェイズ◆
江戸情緒とほのかなフランスの香り、
東京の新名所、黄金坂。裏通りのバー、HOLLOW―
会員制なのに立ち呑み、しかも昼酒限定―

ここを事務所代わりに素人探偵を始めることになった
就職浪人の隼人と、同級生の楓太&謎のバーテンダー、
イズミ。
賑やかでバカみたいで「あのころ」みたい・・・

**********************************

昨日の「インディゴの夜」シリーズが良かったので、
ちょっと借りてみたんですよね。
しかも「黄金坂ハーフウェイズ」は、加藤実秋さんの
名前を知る前から「借りてみようかな」と思ってた本。
図書館の本棚で見かけて気になってたんです。
wikiで調べて、著作一覧にこれが載っていてビックリ。

ただ残念ながら、この2冊は・・・(;^^)。
「風が吹けば」はタイムスリップの話。
「黄金坂~」は素人探偵の話、なんですが・・・
なんか気恥ずかしい。

そうだ、つまらないんじゃない、気恥ずかしいんだ!

過去へ戻った健太。そういえばその時代を過ごしたよ。
ヤンキーもいたし、暴走族もいたよ。
家の庭にプレハブ建ててそこに住んでたのもいたね。
(で、そこがたまり場になる;^^)
今にして思うと、きゃぁ~!って叫びたくなるような若い頃。

冒頭のセリフは84年に歌手になりたくてもがいていた彼に
健太が言った一言。
そして、現在。ラジオから流れる歌は当時の彼が出した歌。
彼がラジオで言った一言。
ここはね、結構良いなぁ、って思いました。

そして、「黄金坂」。こっちは気恥ずかしさはなく、
ただけだるい感じが漂った作品でした。
どうも良く分からない感じでね・・・。
誰か読んだ方、説明して下さい。

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