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セリヌンティウスの舟 石持浅海

もう死んでもいい。
はっきりとした意志ではなかったけど、
それでも私はそう思ってしまった・・・

セリヌンティウスの舟  石持浅海


読了です。

荒れ狂う海で、六人のダイバーはお互いの身体を
つかんで、ひとつの輪になった。
石垣島へのダイビングツアー。
その大時化の海で遭難した六人は、信頼で結ばれた、
かけがえのない仲間になった―。

そんな僕らを突然襲った、米村美月の自殺。
彼女はダイビングの後の打ち上げの夜に、
青酸カリを飲んだ。
その死の意味をもう一度見つめ直すために、
再び集まった五人の仲間は、一枚の写真に
不審を覚える・・・

**********************************

年に数回、Newsで知る水の事故。
ダイビングの事故も良く報じられます。
海外での事故などもありますよね。

おそらく、「事故~救助」まででも1冊の本が
書ける、と思うんですが、映画などでも
大抵「めでたしめでたし」で終わる訳です。

これはそんな事故に遭遇したメンバーの
その後、を描いた作品。つまり「めでたしめでたし」
の後、彼らがどうなったのか??

これがね、6人いるだけに、ブラックなようで
明るいようで、不安定さに浮き沈みします。
誰の気持ちに感情移入するか、
これは読書時の自分の感情に左右されますな。

自殺か?他殺か?ありとあらゆる事項を考察し
1つずつ潰していく・・・一つ解決すると、1つの
謎ができ、疑問が起き上がる。
この「こねくりまわし感」が嫌いな人には苦痛かな。
私は十分楽しめました。

題名の「セリヌンティウス」は「走れメロス」に
登場する、メロスの友人。
メロスの為に無理やり人身御供にされちゃった人。

「走れメロス」ってちゃんと読んだっけかな?
「青空文庫」に入ってたはずだから、読んでみないと。

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Comments

この本借りることが出来ました。新しい本ではないのですね。

Posted by: セイレーン | July 04, 2015 at 07:49 AM

「走れメロス」、ちゃんと読んだような読んでないような。
内容どうだったかな?

Posted by: nanamama | July 03, 2015 at 12:36 AM

走れメロス たしかにちゃんと読んだか
覚えてないです。

Posted by: オサムシ | July 02, 2015 at 06:16 AM

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