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ターミナルタウン 三崎亜記

不思議ワールド全開の作家三崎亜記さん。
かなり、分厚かったのですが、「浸りっぱなし~」
にo(@^◇^@)oワクワクして借りてきました。

「ターミナルタウン」三崎亜記

読了です。

「影」を失った男。闇を浴びて育つ「隧道」。
見えないけれど「ある」ことにされているタワー。
五百人以上を乗せて、姿を消した「下り451列車」。
町興しを手掛ける「接続会社」の思惑。
様々な問題を抱え込んだまま、静原町に
大きなうねりがやってくる。

**************************************

ターミナルタウン。複数の路線が乗り入れている
駅に使われる呼称ですね。
関東だと、東京・新宿・池袋・渋谷・上野等々・・・。

作品の「静原町」もそんな場所でした。
かつては、首都と旧都を繋ぐ〈広軌特別軌道〉の
ターミナル駅。
ところが一通過駅に降格してしまいます。
旧都への通勤層を見込んで開発された
新興住宅地や商店街は閑古鳥状態。

そんな町に関わる7人の男女の話、です。

ホント好きだわぁ(^o^)。
なんかやってくれるだろ、と思ってたら、
「ある」と思っていたものが「存在しない」って
あっさり逆転されるとは・・・。

その他にも延々80km延長された駅ホーム、とか
(つまり電車に乗らんでも歩いてこれる、らしい;^^)
隧道(トンネルのこと)は種から隧道士さんってのが
育てるとか(設置する場所にあわせた生育方法あり)
「はぁ、良く考えるなぁ」と感心しきり。

聞けば、作者の三崎さん「線路跡マニア」なんですって。
乗るんでもなく、撮るんでもなく、スジを追うわけでもなく
「廃線」と聞くと心震える、らしい(;^^)。
なんか納得、な作品です。

そういえばこの本読んで、過去の本で出たであろう
設定が再出しているらしい。「象さん滑り台」とか
「道守」とかね。幾つか知っているエピソードもあり
「くすっ」と笑えましたけど、これはやはり
最初から年代順に読んでいくべきですなぁ。

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Comments

「線路跡マニア」って初めて聞く言葉です。
nanamamaはnanapapaに飛行機の路線を廃止させる能力があると苦笑されます。
nanamamaが乗った路線かなりの確率で廃線になっているので、この路線廃止したいと思ったら私に乗ってくださいと頼めばいいのにねって言うのです。(笑)

Posted by: nanamama | July 08, 2015 at 12:47 AM

作者は線路跡マニアなんですね。

Posted by: オサムシ | July 07, 2015 at 06:42 AM

両親は無事に到着して今現在も楽しみ続行中です!
ありがとうございます。

そーなんでね。あのホテルの部屋はラグジュアリーの部類なんですか・・・。確かに日本のホテルに比べると広い感じはするかも!?

日本は交通が発達しているので、ターミナル駅がどんどん進化していますよね。そういうのは日本の良いところだと思います。

Posted by: mahalobunny | July 07, 2015 at 12:47 AM

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