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ラスト・ワルツ 柳広司

”魔王”
結城中佐が作り上げた、異能の諜報組織
<D機関>。世界各地で暗躍する彼らは、
究極の頭脳戦(ゲーム)に生き残れるか・・・

ラスト・ワルツ 柳広司

読了です。

<アジア・エクスプレス>
疾走する特急車内。「スパイ殺し」を目的とした
ソ連の秘密諜報機関“スメルシュ"に狙われる
D機関の諜報員は生き残れるか?

<舞踏会の夜>
華族に生まれ、陸軍中将の妻となった顕子。
米大使館で催された仮面舞踏会の会場で、
なぜか、ある男のことがしきりに思い出された。

<ワルキューレ>
ドイツの映画撮影所で、ナチスの宣伝大臣
ゲッベルスと対峙した日本人スパイを描く

******************************

中編3編を収録した最新作(2015年1月時点)です。
元々は友人が「面白いよぉ~」と文庫本を貸してくれた
のが最初。
今ではその友人に「最新刊『ラスト・ワルツ』読んだ?」と
聞く始末・・・(;^^)。

 ※ちなみに友人は出ている事も知らなかったそうな

これを読んでいると、スパイと言うか、戦時中と言うか、
いや人を信じているとロクなもんじゃない、とか
見ているものだけが真実とは限らない、とか
色々考えさせられますよ、はい。

頭の回転、発想力が違いすぎます。
最後に謎解きはしてくれるんですが、「んなことまで
考えてないっす」と脳みそが拒否しているのが分かります。

しかもこの作品、各話で出てくる「D機関」のメンバーは
全て「偽名」な訳ですよ。
平凡な顔立ちで記憶に残らない、
作られた経歴を演じながら任務を遂行する、
だから全部同じ人なんじゃ?ってつい思っちゃいます。

「今、現代でも皆闘っている」とは誰かの弁ですが、
ニコニコ笑っている裏で悪口を言う人、
「内緒だよ」と言いつつ、他にもたくさん喋っている人、
「ここだけの話しね」と言ったのに、とんでもないところまで
話を広めて平然としている人・・・
かなり、カオス、ですよね(;^^)。

そういう事を聞くこともストレスになる昨今、
いっそ知らなきゃ知らないで良いっす・・・
お願いだから、余計なことを耳にいれないで、って
頼んでも、無理だからね。

今回の3作品の中の「舞踏会の夜」が「ラスト・ワルツ」
になりますね。
結城中佐にもこういう想いがあったんだなぁ、とか
そこまで計算し尽くしてるんかい?!って驚愕。

亀梨くん主演で映画化もされたんですが、こちらは
未鑑賞。多分面白いんだろうな、とは思うんですが、
自分が本を読んで抱いた印象を崩したくないな、と
いう思いも強く・・・
まぁTVでやってたら観ようかな…。

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Comments

原作のイメージを動画で壊されたくないって気持ちよくわかります。
観たいんだけど、後悔するのもいやだしなぁ〜って。
別物だと思えればいいんですけれどね。

Posted by: mahalobunny | May 15, 2015 at 10:39 PM

なんだか面白そうというか自分だったらどんな感想を持つだろうと興味が出てきました。
図書館で本探してみます。

Posted by: nanamama | May 15, 2015 at 09:36 PM

映画化しりませんでした。

Posted by: オサムシ | May 15, 2015 at 06:52 AM

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