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ソロモンの偽証 宮部みゆき

自殺か?殺人か?

ソロモンの偽証 宮部みゆき



読了です。

彼の死は、自殺か、殺人か・・・。
クリスマス未明、一人の中学生が転落死した。
柏木卓也、14歳。彼はなぜ死んだのか。
謎の死への疑念が広がる中、“同級生の犯行”を
告発する手紙が関係者に届く。

さらに、過剰報道によって学校、保護者の混乱は
極まり、犯人捜しが公然と始まった・・・。
ひとつの死をきっかけに膨れ上がる人々の悪意。
それに抗し、真実を求める生徒たちは・・・
*********************************

宮部みゆきさん、飛ばしてくれます、相変わらず。
「模倣犯」では「もう十分、お願い、勘弁して~」と
懇願する位辛い描写で、でも止めることができず、
最後まで読んでしまい、「人の悪意」に打ちのめされ
自家中毒のようになった事がありました。

今回はそこまでひどい影響は受けなかったけど、
それでも止める事はできず、でも読了しちゃうと
「読むのがなくなっちゃう~」となぜか思い(;^^)
 →だって、図書館でもたくさん借りているし、
   買い込んだ本も積読されているのに・・・
間に他の本を挟んではみたものの、
やはり「先が気になって~」手に取ってしまう。

「模倣犯」とは違う意味での「自家中毒」になりました。

冒頭から事実は事実、真実は真実、なんですよ。
これのどこがどう歪むの?方向が変わるの?と
思っていたら、やはりすごいです。

ちょっとした、本当にちょっとした人の作為が
これだけの影響を与えるとは・・・。
「バタフライ・エフェクト」と言う言葉を思い出しました。

「バタフライ・エフェクト(バタフライ効果)」:
力学系の状態にわずかな変化を与えると、
そのわずかな変化が無かった場合とは、
その後の系の状態が大きく異なってしまうという現象。
                           (by wiki)

それでも、今回「人の悪意」に影響されなかったのは
やはり主要登場人物が「中学生」だから、かな?
彼らの想い、そして行動に清涼感を感じたおかげで
楽しんで読めました。

そして、文庫本に特別収録された「番外編」。
中学生だった「藤野涼子」のその後、を書いていますが、
これ、良かったなぁ~!
文庫本の帯に「驚愕の続編!」とあるので、
「おっ??」と思ってたんですが、なんかニヤニヤしちった。
まさか、な続編でした。&更に結婚相手の事とか、
宮部さん、粋なことするじゃなぁ~い(^o^)、って。

宮部さん作品だけに「まだるっこしい」「くどい」と
避けられる方も多いかもしれませんが、
これが好きな人にはもうたまらないだろうなぁ(;^^)。
お勧めです。

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Comments

今ハードカバーで法廷を読んでいます。そうか文庫本も借りようっと(*^-^*)

Posted by: セイレーン | May 12, 2015 at 05:25 PM

私も数ヶ月前にハードカバーの方を読了しました。
文庫本には続編があるんですね。

Posted by: mahalobunny | May 12, 2015 at 07:56 AM

宮部 さんいろいろ出されてますね。

Posted by: オサムシ | May 11, 2015 at 12:20 AM

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