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午前零時のサンドリヨン 相沢沙呼

『サンドリヨン (仏: Cendrillon)』、
シンデレラとも灰かぶり姫とも言われている・・・

「午前零時のサンドリヨン」 相沢沙呼

読了です。
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ポチこと須川くんが一目惚れしたクラスメイトの
女の子、不思議な雰囲気をまと纏う酉乃初は、
凄腕のマジシャンだった。

放課後にレストラン・バー『サンドリヨン』で腕を磨く
彼女は、学内の謎を抜群のマジックテクニックを
駆使して解いていく。
それなのに、人間関係には臆病で心を閉ざしがち。
須川くんは酉乃との距離を縮められるのか??

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これは本屋さんで平台に並んでいて、目には
とまってたんですよね。
「創元推理文庫」なんてハードなところが、
こんな表紙絵の本出すんだぁ、って思って(;^^)。

この本で鮎川哲也賞を受賞されたそうですね。
デビュー作、って事でやや読みにくいのと、
「青春ミステリ」とは言うものの・・・な感じで
結構読了まで時間がかかりました。

小さいころからマジックが大好きで、魔法が好き。
制服のジャケットにたくさんマジックの仕込みをして、
でも見せるのは1日1回だけ。
全部見せちゃうと、自分という存在価値がなくなりそうで
怖いから。

人の心は分からない。相手に何を求めていいのか?
相手に何を求められているのか?
ボタン1つかけ違うだけで全てがずれてしまう・・・。
そんな不器用な女の子が主人公です。

学生の頃、臆病だったり人との距離感がうまく
つかめなかったり、しましたよね。
そんな挫折感を心に抱いて、次はがんばろう、次は
ちゃんとしよう、と何度でもやり直せたのもあの頃だけ。

今は良い感じで「とうが立った」せいか、
人は人、自分は自分、とうまく距離感がつかめて、
若い頃のような感情の不安定さはないけど、
ある意味「手がとどく」安心感がある訳です。

マジックのテクニックとかは良く分からないし、
女の子の心の動き、も分かりづらいんだけど、
当時の苦い思い出、がふと蘇る、そんな作品です。

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書籍☆☆」カテゴリの記事

Comments

タイトルもラノベですよねf^_^;

Posted by: セイレーン | May 31, 2015 at 11:18 AM

いろんな経験をして、みんな違うんだなぁ〜って事がわかってきますよね。またそれも面白い!
それを受け入れられるか「違う!」と否定してしまうか・・・。
ですよね。

Posted by: mahalobunny | May 29, 2015 at 07:59 AM

人との距離感がつかめない不器用さ。
私もあるしうちはどちらかというとみんなそんな感じ。

Posted by: ジャランこ | May 28, 2015 at 10:18 PM

マジックできる人いいですね。

Posted by: オサムシ | May 28, 2015 at 05:58 AM

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