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21 posts from May 2015

5分で読める!ひと駅ストーリー 本&猫

5分で読める!
ひと駅ストーリー 本の物語&猫の物語

ショートショート・アンソロジー第5弾。
『このミス』大賞作家・日ラブ大賞作家・
『このラノ』大賞作家総勢34名が描く、
「本」にまつわる様々なストーリー。
**********************************

34作品。
これを「おいしい」と感じるかどうかは人それぞれ。
掘り出し物(作家さん)があれば「おっ」と思うし・・・

色々な「色」の作品が読めるから、と手にとりますが
う~ん、ちょっと外れ色、強し(;^^)。
34作品ある中で「まぁ良いかな」と思った作品は
これだけでした・・・_| ̄|○。

<本の物語>
ミ◇さらば愛しき書 仏現代文学研究の第一人者 エロ同人誌
ミ◇本を愛する人求む 無人島へ持っていく本
ラ◇中継ぎの女 向井健 絶版本 サイン
日◇三冊百円 鉄男 映画 出会い
ミ◇六法全書は語る  遺産相続
ラ◇移動図書館と百年の孤独 ワーゲン 2冊
ミ◇きっかけ 図書館 本の謎

<猫の物語>
ミ◇ニャン救大作戦
日◇三日で忘れる
日◇キャット・ループ
ラ◇月の瞳
日◇ナポレオンの就職指南
ミ◇十二支のネコ
日◇ホットミルク
ミ◇ピートの春

いやそりゃ少なすぎるだろ!と思ったりもしましたが・・。
無理すればもう少し挙げられるんだけど・・・。

5分で読める、と言いますが、さすがにこれだけ
量があると(&質がないと)しんどいっすのぉ。
材料は良いけど調理法が悪いもの、
材料も調理法も悪いもの、
材料は普通だけど、工夫が光るもの、等々・・・。

うん、しんどかったっす(;^^)。
文庫本の方が持ち運びに便利だし、とこういうのが
あると借りてみるんですが、さすがに作品を
選ぼうかな、と思う今日このごろ、です(;^^)。

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午前零時のサンドリヨン 相沢沙呼

『サンドリヨン (仏: Cendrillon)』、
シンデレラとも灰かぶり姫とも言われている・・・

「午前零時のサンドリヨン」 相沢沙呼

読了です。
***************************
ポチこと須川くんが一目惚れしたクラスメイトの
女の子、不思議な雰囲気をまと纏う酉乃初は、
凄腕のマジシャンだった。

放課後にレストラン・バー『サンドリヨン』で腕を磨く
彼女は、学内の謎を抜群のマジックテクニックを
駆使して解いていく。
それなのに、人間関係には臆病で心を閉ざしがち。
須川くんは酉乃との距離を縮められるのか??

**************************************

これは本屋さんで平台に並んでいて、目には
とまってたんですよね。
「創元推理文庫」なんてハードなところが、
こんな表紙絵の本出すんだぁ、って思って(;^^)。

この本で鮎川哲也賞を受賞されたそうですね。
デビュー作、って事でやや読みにくいのと、
「青春ミステリ」とは言うものの・・・な感じで
結構読了まで時間がかかりました。

小さいころからマジックが大好きで、魔法が好き。
制服のジャケットにたくさんマジックの仕込みをして、
でも見せるのは1日1回だけ。
全部見せちゃうと、自分という存在価値がなくなりそうで
怖いから。

人の心は分からない。相手に何を求めていいのか?
相手に何を求められているのか?
ボタン1つかけ違うだけで全てがずれてしまう・・・。
そんな不器用な女の子が主人公です。

学生の頃、臆病だったり人との距離感がうまく
つかめなかったり、しましたよね。
そんな挫折感を心に抱いて、次はがんばろう、次は
ちゃんとしよう、と何度でもやり直せたのもあの頃だけ。

今は良い感じで「とうが立った」せいか、
人は人、自分は自分、とうまく距離感がつかめて、
若い頃のような感情の不安定さはないけど、
ある意味「手がとどく」安心感がある訳です。

マジックのテクニックとかは良く分からないし、
女の子の心の動き、も分かりづらいんだけど、
当時の苦い思い出、がふと蘇る、そんな作品です。

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とっても不幸な幸運 畠中恵

こちらは2008年刊行なので、比較的新しいかな?
文庫本だったので、手軽に読めるな、と借りました。

「とっても不幸な幸運」 畠中恵

読了です。

ややひねくれているけれど、料理自慢で
世話好き店長のいる新宿の地下にある酒場。
今日もクセモノ常連客が、いわくつきの
「とっても不幸な幸運」の缶を持ち込んだ。
缶から現れた物がもたらしたのは「災い」?
それとも「幸せ」?

序章、第一話「のり子は缶を買う」、
第二話「飯田はベートーベンを聴く」、
第三話「健也は友の名を知る」、
第四話「花立は新宿を走る」、
第五話「天野はマジックを見せる」、
第六話「敬二郎は恋をする」、終章~

************************************
100円ショップで売ってましたっけね?
「とっても不幸な幸運」缶詰って・・・(;^^)。
ちょっと買ってみたいなぁ&開けてみたいなぁ、って
思っちゃったんですよね(^o^)。

見えるものは過去の自分か?
ってか、見ていいのか?みたいな感じ(;^^)。

しかし設定が分かりづらいんですよね~。
酒場のマスターは二代目の洋介。
大男で愛想無し。喧嘩させたら店を壊滅させる
かのような暴れっぷり。

この洋介と13歳になる娘が同居することに。
最初に「缶」を持ち込んだのはこの娘のり子。
洋介が店を継ぐ事になったきっかけや、
過去の話は章を追うごとに明らかになりますが、
う~ん、もったいない。

おいしい料理、旨い酒、内装はアンティークで
まとめ、おしゃれなはずがドアが開かない・・・。
どうやら常連とそうでない客の足音を聞き分け
区別しているらしい・・・なんて店だ。

でもこういうお店、欲しいっす(^o^)。
家の周りには酒場はなく、駅周辺にもほとんど
なく、馴染み、ってないんですよね。
まぁ、普段お酒呑まないから行かないけどね。

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リプレイ ケン・グリムウッド

今日はもっと古い。
「古典SF」の代表作として有名な
「リプレイ」 ケン・グリムウッド (1990年)


読了です。

ニューヨークの小さなラジオ局で、
ニュース・ディレクターをしているジェフは、
43歳の秋に死亡した。

気がつくと学生寮にいて、どうやら18歳に
逆戻りしたらしい。記憶と知識は元のまま、
身体は25年前のもの。

株も競馬も思いのまま、彼は大金持に。
が、再び同日同時刻に死亡。
気がつくと、また――。

人生をもう一度やり直せたら、という窮極の夢を
実現した男の、意外な、意外な人生。

**************************************

乾くるみさんの作品「リピート」を読んだ際、
「リプレイ」+「そして誰もいなくなった」が原案、と
書いてありました。
で、2年半過ぎてようやく読みました(;^^)。

いつでも読める、と思うとついつい後回しに
なっちゃって・・・(;^^)。

で、「リピート」を読んだ時にこう書きました。
>「あの時にこうすれば良かった」って思う事
>ありますよね? でも「あの時にこうしなかった
>から今がある」とは なかなか思えない。
> 「思ってもやり直せないんだから
>しょうがないじゃん」と 思いますよね?

「リピート」では、1度だけしか戻れません(確か)。
そして一緒に「戻った」メンバーが1人1人消えていく
と言うクリスティの展開を追加しちゃっているので
「リプレイ」が妙にすっきりした感じでした。

何度も戻るんですよね、主人公。
お金を稼いで、生活の心配をなくしたり、
享楽的な人生を歩んだり、
山に引きこもって外界と接しなくしたり、と
様々な人生を歩んでみます。

そして、同じように「リプレイ」している人と出会い、
彼女との「時間のずれ」、自分の可能性の限界に
気づいたり・・・
結構人生何回やり直しても大変なものは大変
なんだなぁ~、って染み込みましたです、はい。

こういう「古典SF」って当時あまり読まなかった。
1990年代って言うと・・・学生で金ないし(;^^)
大学の専門書読む機会の方が多くて、
こういう大衆娯楽小説、あまり読まなかったなぁ。
う~ん、残念!

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風に舞いあがるビニールシート 森絵都

第135回(2006年上半期)直木賞受賞作
「風に舞い上がるビニールシート」 森絵都


読了です。

才能豊かなパティシエの気まぐれに奔走させられたり、
(器を探して)、犬のボランティアのために
水商売のバイトをしたり(犬の散歩)、
難民を保護し支援する国連機関で夫婦の愛のあり方に
苦しんだり…(風に舞い上がるビニールシート)。

自分だけの価値観を守り、お金よりも大切な何かのために
懸命に生きる人々を描いた6編 (他:守護神/鐘の音/
ジェネレーションX)

********************************
先週は比較的新しい本を一気にご紹介しました。
(2014年11月~2015年1月頃刊行されたものばかり)

地元の図書館は比較的新しい本、借りられます。
これが隣の市(政令指定都市)だと数ヶ月待ち、です。
予約できる冊数は隣の市の方が多いんで、
「シリーズで一気読みしたい!」って時や、
「☓☓文庫の○○」イベントで紹介された本などを
借りる時に使ってます。

この本は9年前、ですのでかなり昔ですね(;^^)。

短編集なので、読みきった達成感!とか、
そういうものはないのがちょっと残念ですが、
結構面白かったです。

あらすじの「犬の散歩」なんかは、結構泣けた~。
1回1000円のランチ、確かにおいしかったし楽しかった。
でも今はその1000円で何ができるのか?
考えてしまったら・・・ って分かるなぁ。

私はなんだろう?例えば10000円あるとします。
これを「☓☓だったらいくつ○○できる」とすると、
その☓☓に何を入れますか??
主人公の学生時代の友人はその価値基準が
牛丼だったそうですよ。

人と人ととの関わり方、人生への関わり方、など
年齢問わず、一生懸命に奮闘する姿を
書いています。
いつまでも自分をごまかしたり、言い訳したり
してちゃいけないなぁ~。

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天鬼越 北森鴻・浅野里沙子

民俗学・・・学問領域のひとつ。
高度な文明を有する諸国家において、
自国民の日常生活文化の歴史を、民間伝承を
おもな資料として再構成しようとする学問で、
民族学や文化人類学の近接領域である。

天鬼越 蓮丈那智フィールドファイルⅤ
北森鴻・浅野里沙子 (2014.12月刊行)

読了です。

真贋など、どうでもいい。
何故偽書が作られたのか。重要なのはそれだけだ。

奇怪な祭祀「鬼哭念仏」に秘められた巧緻なトリック。
都市に隠された「記号」の狭間に浮上する意外な真相。
門外不出の超古代史文書に導かれた連続殺人・・・。

氷の美貌と怜悧な頭脳をもつ異端の民俗学者・
蓮丈那智が快刀乱麻を断つ。
****************************

単行本未収録の二編(鬼無里・奇遇論)に、
幻のプロットに基づく書下し(天鬼越)、
北森のパートナー浅野女史による新作(祀人形・
補堕落・偽蜃絵)を加えた民俗学ミステリーです。

ちなみに
 鬼無里(きなさ)
 奇偶論(きぐうろん)
 祀人形(まつりひんな)
 補堕落(ふだらく)
 天鬼越(あまぎごえ)
 偽蜃絵(にせしんえ) と読みます(^o^)。

2010年1月に急逝された北森氏。
気づいたらもう5年も経ってたんですね。

彼の作品も図書館通い初期の頃に読み始め、
哀しいかな、徐々に記憶が・・・となっています。
それでも「香菜里屋シリーズ」のおいしそうな料理
には未だによだれが出そうになりますし(;^^)、
「冬狐堂シリーズ」の彼女の目は?と思い出し、
「あ、もう分からないままなんだ」と途方にくれたり。

彼の作品の未読ものも残り少なくなってきています。
シリーズものは大抵読み終わっちゃってるかな?
2作しか出てないシリーズものはまだ残ってますが・・・。

地元の図書館は本が点在していて、借りるのも一苦労。
予約して近くの図書館へ届けてもらってますが、
まだるっこしいんですよね。
蔵書数の多い図書館のそばに住みたいな、って思います。

これだけ本を読んでいると、見事に忘れる作品と、
未だに記憶の断片が残っている作品に別れますね~。
何が困る、って「フト思い出す記憶の断片」に遊ばれ
「あぁ、やっぱりあの本買い集めようかな」と思う事。

蔵書が減る様子は一切なく、逆に徐々に増えているのに
やっぱりこういう惹かれる作品を手元に置きたい、と
思ってしまいます。
いかんいかん。断捨離したのが過去になりつつある(;^^)。

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何が困るかって 坂木司

何が困るかって・・・
全部困ります(作者談)

何が困るかって  坂木司(2014.12)

読了です。

手のひらサイズの物語はいかが?
切なかったり、幸せだったり、恐ろしかったり、
美しかったり・・・。
あらゆる物語の楽しみが、ここにあります。

日常/非日常の情景を鮮やかに切り取る18篇を収録。

**************************************
こういうのが「うまい本」なんですよね。
先日の「5分で読めるひと駅ストーリー」の比じゃないっ!
本ってのはこうじゃないと!

坂木司氏。久しぶりの本です。
覆面作家さんなので、男性か女性かも分からないけど
好きです、はい。

「怖い話」なんか、もうぞぞぉ、って感じ。
いやいや、「黒」ですね「黒」。
でも全部が「黒」じゃないところが、オットォ!(・o・ノ)ノ。
「洗面台」なんか泣けましたよ、うん。
「勝負」なんかもうニヤニヤしながら読んじゃったし。
あ、でもほとんどが「黒」かなぁ(;^^)

随分前になるけど、紹介した「短劇」、よりは軽いです。
ブラックさ(黒)はあるんですけどね。
こちらはどちらかと言うと、平坦なまっすぐな道を
歩いているはずが、気づくと足がずぶずぶ沈んでいる、
って感じ、かな?(;^^)。
もしくは、曲がり角を曲がったら全然違う世界にいた、って
感じ、かな?(;^^)
まぁでも「短劇」よりは軽いです(再)。

図書館通い初期の頃、読んでいた作家さん、って
気づくと全作品読んじゃってて、新作が出たら借りる、
それも出てからしばらく経ってから借りる、って感じ。
そうすると、全作品読んじゃった頃の勢いと言うか
熱情が落ち着いちゃうので、「う~ん、ちょっと」って
テンションが上がらないんですよね。

でも彼の作品は元々少なめ、で熱情で一気読み!って
感じではなかったので、情熱が続いていますね。
もっとたくさん読みたいなぁ、と思いつつ、兼業作家さんは
しんどいんだろうなぁ、と同情もしています。
会社で仕事して、空いている時間に小説を書く、って
すごいなぁ、と思います。
今の自分を見ると、んな時間絶対ないぞ~、ってね。

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私の命はあなたの命より軽い 近藤史恵

「どうして人の命の重さには違いがあるの?」
『サクリファイス』の著者が「命の重さ」を描く
渾身ミステリー!!

「私の命はあなたの命より軽い」近藤史恵
2014年11月刊行


読了です。

東京で初めての出産をまぢかに控えた遼子。
夫の克哉が、突如ドバイへ半年間赴任することになり
遼子は大阪の実家に戻り、出産をすることに。

実家に帰ると、両親と妹・美和の間に、会話がない
ことに気がつく。
そして父は新築したばかりの自宅を売却しようとしていた。
実家で何があった? 
明らかになっていく家族を襲った出来事とは――。 

*******************************************
近藤史恵さんも結構読んでおります。
作品によって、「青春」「グレー」「ブラック」と色々な
色を持つので、選んだ本で「う~ん」となることも。
今回は「限りなくブラックに近いグレー」ってとこかな?

第一子と第二子、長女(男)と次女(男)、って
かなり育て方に違いがあったりしますよね?
私は子供がいないし、自分の両親を見るしかないんですが
私と弟では随分違うよな、と思うことが多かったです。

小さい頃はそれについて複雑な感情があったけど、
最近は考えないようにしています(;^^)。
で、育て方によって両親への想いと言うか感情や
考え方が変わりますよね。

この作品も自分がどっちの立場なのか?
それをふまえて読むと、感じ方がかなり違うと思います。
私は「遼子」の立場で読んじゃいました。
(まぁ主人公なので、彼女視点で話は展開するんですが)

「見て見ぬふり」って怖い。
「大丈夫」「大丈夫」と自分に言い聞かせること、
よくありますが、「現実逃避しているだけ」って思う事も。
でも問題に正面から向き合うのって、しんどいですよね。
&辛いですよね。だから「見て見ぬふり」。

「思考停止」も同じようなもんかな。
最近、こういう状況、多いです、はい(;^^)。

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みんなの少年探偵団 アンソロジー

ぼ、ぼ、僕らは少年探偵団~♪
と歌えるそこのあなた!
(o゜▽゜)ゝいらっしゃいまし~♪(o_ _)o))ペコ。

「みんなの少年探偵団」


読了です。

怪人二十面相に、五人の人気作家が挑む!
懐かしくて新しい、傑作ぞろいのオマージュ・アンソロジー
江戸川乱歩・生誕120年記念プロジェクト第一弾!

永遠 /万城目学
少女探偵団 /湊かなえ
東京の探偵たち /小路幸也
指数犬 /向井湘吾
解散二十面相 /藤谷治

******************************
2014年11月に刊行された作品です。
図書館を利用している割には、早く借りられました。

双子や老人が出てくる万城目氏作品、
少女だって探偵したい!な湊作品、
新米探偵が出会った彼は?な小路作品、
犬が1匹&2匹&3匹・・な向井作品、
二十面相の引き際とは?な藤谷作品・・・

最初の3作品の作家さんは知っている方々。
残る2人は知らなかったですが結構面白かったです。

少年探偵団(怪人二十面相)より、私は
シャーロック・ホームズが好きだったな。
っていうか親が買ってくれなかった。
「江戸川乱歩」と言う名前が良くないのか・・・
幻想文学、というジャンルはね、誤解を受けやすいし。

生誕120年を祝っての事らしく、続々とシリーズで
刊行されているようです。
それより何より昔の作品を読みなおしてみようかな。

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営繕かるかや怪異譚 小野不由美

人が住めばどうしたって疵(きず)が付きます。
わざと残す疵もあれば、良い疵もあれば、
悪い疵もある。
古い家にはそんな疵が折り重なっているものですが、
それこそが時を刻む、ということなんでしょう

営繕かるかや怪異譚 小野不由美(2014.12刊行)

読了です。

奥庭より
屋根裏に
雨の鈴
異形のひと
塩満ちの井戸
檻の外

この家には障りがある・・・
住居にまつわる怪異を、営繕屋・尾端が、
鮮やかに修繕する。
心ふるわす恐怖と感動の物語。

*********************************
初、小野作品です。
TVだったかな?新聞だったかな?
どっちかで紹介されていて借りました。

亡くなった叔母から継いだ町屋で1人暮らし。
普段使わない奥座敷の障子が何度閉めても
気づくと開いている・・・

屋根裏に誰かいる、と言う母親。半信半疑だった
息子も嫁も孫娘までも・・・

祖母から古屋を継いだ私。袋小路の奥に建つ
その家に徐々に近づいてくるのは・・・

父の郷里に引っ越した家族。長女真菜香は、
あるとき、見知らぬ老人が家の中のそこここに
いるのを見掛けるようになった・・・

どれもこれも、なんかゾクッと来る怖さ、です。
町屋・古家・武家屋敷・・・
古い家を舞台にしているせいか、怖さが
我が家と共通しているんですよ(;^^)。

閉めたはずの障子や襖が少し開いてる、とか
屋根裏に何かの気配を感じる、なんて・・・
う~ん、私も感じるぞ(;^^)。

と言っても「飼っている猫」だったり、屋根裏に
入り込んだ「いたちだかたぬきだかハクビシンだか」
分かんないけど動物、だったりってオチですけどね。

短編集なので、初めてでも入りやすいと思います。
表紙絵と違う内容でかなりとまどいますけどね。

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ラスト・ワルツ 柳広司

”魔王”
結城中佐が作り上げた、異能の諜報組織
<D機関>。世界各地で暗躍する彼らは、
究極の頭脳戦(ゲーム)に生き残れるか・・・

ラスト・ワルツ 柳広司

読了です。

<アジア・エクスプレス>
疾走する特急車内。「スパイ殺し」を目的とした
ソ連の秘密諜報機関“スメルシュ"に狙われる
D機関の諜報員は生き残れるか?

<舞踏会の夜>
華族に生まれ、陸軍中将の妻となった顕子。
米大使館で催された仮面舞踏会の会場で、
なぜか、ある男のことがしきりに思い出された。

<ワルキューレ>
ドイツの映画撮影所で、ナチスの宣伝大臣
ゲッベルスと対峙した日本人スパイを描く

******************************

中編3編を収録した最新作(2015年1月時点)です。
元々は友人が「面白いよぉ~」と文庫本を貸してくれた
のが最初。
今ではその友人に「最新刊『ラスト・ワルツ』読んだ?」と
聞く始末・・・(;^^)。

 ※ちなみに友人は出ている事も知らなかったそうな

これを読んでいると、スパイと言うか、戦時中と言うか、
いや人を信じているとロクなもんじゃない、とか
見ているものだけが真実とは限らない、とか
色々考えさせられますよ、はい。

頭の回転、発想力が違いすぎます。
最後に謎解きはしてくれるんですが、「んなことまで
考えてないっす」と脳みそが拒否しているのが分かります。

しかもこの作品、各話で出てくる「D機関」のメンバーは
全て「偽名」な訳ですよ。
平凡な顔立ちで記憶に残らない、
作られた経歴を演じながら任務を遂行する、
だから全部同じ人なんじゃ?ってつい思っちゃいます。

「今、現代でも皆闘っている」とは誰かの弁ですが、
ニコニコ笑っている裏で悪口を言う人、
「内緒だよ」と言いつつ、他にもたくさん喋っている人、
「ここだけの話しね」と言ったのに、とんでもないところまで
話を広めて平然としている人・・・
かなり、カオス、ですよね(;^^)。

そういう事を聞くこともストレスになる昨今、
いっそ知らなきゃ知らないで良いっす・・・
お願いだから、余計なことを耳にいれないで、って
頼んでも、無理だからね。

今回の3作品の中の「舞踏会の夜」が「ラスト・ワルツ」
になりますね。
結城中佐にもこういう想いがあったんだなぁ、とか
そこまで計算し尽くしてるんかい?!って驚愕。

亀梨くん主演で映画化もされたんですが、こちらは
未鑑賞。多分面白いんだろうな、とは思うんですが、
自分が本を読んで抱いた印象を崩したくないな、と
いう思いも強く・・・
まぁTVでやってたら観ようかな…。

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珈琲店タレーランの事件簿4 岡崎琢磨

さて、こちらも「読みなおそうとは思わない」
シリーズです(;^^)。
ってか、こちらは「とっとと終わって欲しい」
シリーズですな(;^^)。

「珈琲店タレーランの事件簿4 岡崎琢磨」


読了です。

「主人公はレモンが書店で爆発する場面を想像して、
辛気くさい思いを晴らしたんやったな」・・・
五年前に失意の美星を救ったのは、いまは亡き
大叔母が仕掛けた小さな“謎”だった・・・
五つの事件と書き下ろしショート・ショートを特別収録
したミステリー短編集。

*********************************

こちらのシリーズも気づいたら4作目。
「もう十分なのに~」と思いつつ、図書館で予約、
そうするとかなりすぐ回ってくる、んですよね(;^^)。

隣の市の図書館では所蔵6冊で77人待ち、
自分の市の図書館では所蔵8冊で2人待ち・・・
なんでそんなに大量に購入するねん、うちの市・・・。
文庫本だから単価は安いですけどね(;^^)。

冒頭で「とっとと~」と書いているのに、
なぜ読むんでしょ?
これは連続ドラマとかと同様、
「観たい訳じゃないんだけど、観ないと落ち着かない」
って心境なのかなぁ。

今回も2人の間は進展しません。
色々短編とかで力を磨いて、そこから長編へ、って
狙っている感じの「習作」風な短編集です。

過去の登場キャラを絡めた番外編あり、
珈琲店にいる猫ちゃんの視点での作品あり、
バリスタ抜きで謎解きする作品あり・・・
「色々なフレーバーで」書かれてはいますが、
アオヤマ、は一体どんな位置処なんだろう?とか
本筋よりそういう余計な部分が気になってしまいます。

こういう作品を記事にするかどうするか、
本当に悩む処なんですが、まぁせっかく読んだし、
予備知識あって手に取りたい方に・・・。
amazonの書評でも微妙なランキングですわ…

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インデックス 誉田哲也

妻帯者の菊田って、なんか、ちょっと面倒臭い。

まさか、の「姫川班」シリーズ!最新刊、
「インデックス」 誉田哲也

読了です。

捜査一課に戻るなら、あの仲間たちを呼び戻したい。
池袋署強行犯捜査係担当係長・姫川玲子。

所轄に異動したことで、扱う事件の幅は拡がった。
行方不明の暴力団関係者。巧妙に正体を隠す詐欺犯。
売春疑惑。路上での刺殺事件……。

終わることのない事件捜査の日々のなか、
玲子は、本部復帰のチャンスを掴む。
気になるのは、あの頃の仲間たちのうち、
誰を引っ張り上げられるのか──。

************************************
ストロベリーナイト - ソウルケイジ - シンメトリー -
インビジブルレイン - 感染遊戯 - ブルーマーダー -
とシリーズになっており、今回7作目、です。
前作から2年ぶり、なんだそうです。

先日、映画版「ストロベリーナイト」、TVでやってましたね。
ドラマ&映画と原作が乖離(かいり)し過ぎちゃってて
どう展開させていくんだろうか??って
不安になっちゃいます。

今回のこちらは長編ではない短編(8編)集の為、
まだまだ「姫川班復活!」とはいかないんですが、
周りの協力もあり、徐々に水面下で動いている、
って感じの展開です。

時系列で並び替えると3作品が「ブルーマーダー」以前
4作品がそれ以降、って感じです。
「ブルーマーダー」があまりにも☓☓、な感じなので
(その内容はかなり・・・書けないですが、第1作
『ストロベリーナイト』がかなりすごかったから・・・
それが誉田流、なのよね;^^))

この中の
「The Cafe in Which She Was 彼女のいたカフェ」
これは大崎梢さんプレゼンツ、
本屋さんのアンソロジー」に収録されており、既読。
やたら、姫川女史がカッコ良く書かれているのは
「ん?」とは思いましたけど、収録されて、シリーズの
一遍として読むと、なんか違います。

こうやって手元にないシリーズ本、増えました。
図書館で借りるようになったら、ホント本を買わなくなった。
それでも「今から全部揃えるか」と思うシリーズも
あるので、これはそこまでじゃないんだろうけど、
さすがに前作とか詳細を忘れているからなぁ・・・(;^^)

でも「読みなおす本ぢゃない」というイメージだけは
強いので、このまま突っ走りますけどねっ!

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『ソロモンの偽証 前・後編』

本も読み終わった事ですし、後編も公開されるので、
観に行ってきました~。

『ソロモンの偽証 前・後編』

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製作年度 2015年
上映時間 121分(前篇) 146分(後編)
製作国 日本
ジャンル サスペンス

ある中学校で起きた不可解な生徒死亡事件と、
その真相を暴こうする女子生徒が開く
学校内裁判の行方を追い掛ける。

*********************************
原作と随分違うなぁ、と言うのが印象。
だって、最初に「中原先生、あ、藤野先生と
お呼びしたほうがいいのかしら?」なんて聞いたら
目が点(*_*;(*_*;(*_*;(*_*;
誰だよ、中原って・・・(;^^)

ハードカバーだけ読んで行った人なら、良いかも。
でも文庫本刊行しちゃった後での映画公開だから、
そこだけは、「☓☓先生」と読んで欲しかったのぉ。
(あ、でも冒頭でそれやったらネタばれ&興ざめ、か)

更に藤野が将来、何の職業についたのか?
ハードカバーでは分からないけど文庫本なら分かる、
映画では「教師」となって母校に戻ってくる訳で、
これも「なんで?○○が語り部役じゃないの?」と
最初の数分間はちょっと呆然としてましたね。

そして、原作を読んで自分が作ったイメージと
キャストが違うのには・・・。
まぁ神原くんや、樹里ちゃん、松井さん、なんかは
良くキャスティングしたなぁ、って感じだけど
野田くん・・・ん??誰??
これ誰??ん??柏原くん??ほぉ~、って。

展開は随分シンプルにしましたね。
複雑に入り乱れて&入り混じった感情を映画で
語るのは無理がある、と思ってましたけど、
「あぁ、こういう事からああなって、そうなっていくのね」
と、初見の方でも分かりやすいのでは?

そしてクライマックス。
陪審員は判決をどうするのか?
そこは原作通りでやって欲しかったかなぁ。
そうしないと柏原くん、どうしようもない子で
終わっちゃうじゃん・・・。

彼も彼なりに悩んでいた、彼の結論は賛同されず
共感はされないかもしれないけど、彼の悩みには
他に幾つもの意見があるんじゃないかな?

まぁ映画館で、とは言いませんが、読み&観比べて
下さいな。

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ソロモンの偽証 宮部みゆき

自殺か?殺人か?

ソロモンの偽証 宮部みゆき



読了です。

彼の死は、自殺か、殺人か・・・。
クリスマス未明、一人の中学生が転落死した。
柏木卓也、14歳。彼はなぜ死んだのか。
謎の死への疑念が広がる中、“同級生の犯行”を
告発する手紙が関係者に届く。

さらに、過剰報道によって学校、保護者の混乱は
極まり、犯人捜しが公然と始まった・・・。
ひとつの死をきっかけに膨れ上がる人々の悪意。
それに抗し、真実を求める生徒たちは・・・
*********************************

宮部みゆきさん、飛ばしてくれます、相変わらず。
「模倣犯」では「もう十分、お願い、勘弁して~」と
懇願する位辛い描写で、でも止めることができず、
最後まで読んでしまい、「人の悪意」に打ちのめされ
自家中毒のようになった事がありました。

今回はそこまでひどい影響は受けなかったけど、
それでも止める事はできず、でも読了しちゃうと
「読むのがなくなっちゃう~」となぜか思い(;^^)
 →だって、図書館でもたくさん借りているし、
   買い込んだ本も積読されているのに・・・
間に他の本を挟んではみたものの、
やはり「先が気になって~」手に取ってしまう。

「模倣犯」とは違う意味での「自家中毒」になりました。

冒頭から事実は事実、真実は真実、なんですよ。
これのどこがどう歪むの?方向が変わるの?と
思っていたら、やはりすごいです。

ちょっとした、本当にちょっとした人の作為が
これだけの影響を与えるとは・・・。
「バタフライ・エフェクト」と言う言葉を思い出しました。

「バタフライ・エフェクト(バタフライ効果)」:
力学系の状態にわずかな変化を与えると、
そのわずかな変化が無かった場合とは、
その後の系の状態が大きく異なってしまうという現象。
                           (by wiki)

それでも、今回「人の悪意」に影響されなかったのは
やはり主要登場人物が「中学生」だから、かな?
彼らの想い、そして行動に清涼感を感じたおかげで
楽しんで読めました。

そして、文庫本に特別収録された「番外編」。
中学生だった「藤野涼子」のその後、を書いていますが、
これ、良かったなぁ~!
文庫本の帯に「驚愕の続編!」とあるので、
「おっ??」と思ってたんですが、なんかニヤニヤしちった。
まさか、な続編でした。&更に結婚相手の事とか、
宮部さん、粋なことするじゃなぁ~い(^o^)、って。

宮部さん作品だけに「まだるっこしい」「くどい」と
避けられる方も多いかもしれませんが、
これが好きな人にはもうたまらないだろうなぁ(;^^)。
お勧めです。

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貴様いつまで女子でいるつもりだ問題 ジェーン・スー

こちらはTV(やはり王様のブランチ)で紹介しており、
予約を入れたけど、かなりの順番待ち(;^^)。
ようやく手元に届きました。

「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」
ジェーン・スー

読了です。

これまで誰もが見て見ぬふりをしてきた女に
まつわる諸問題(女子問題、カワイイ問題、
ブスとババア問題、おばさん問題……etc.)から、
恋愛、結婚、家族、老後まで・・・

今話題沸騰中の著者が笑いと毒を交えて、
自らの経験や失敗を開陳する宝石箱のようなエッセイ。

********************************************

表題が表題だけに「インパクトあるなぁ」と思ってたけど
私にとっては全然インパクトなかったっす(;^^)。

blogで書いた内容から加筆・修正して書籍化した、って
事を知らなかった・・・。
しかも表題の「貴様いつまで~」ってのは、一番最初に
出てきてて、しかも短かった~。
「え?もう終わり??」って感じ。

その後は合コンに行く際の実験、とか
ピンクとの和解について、など女子について、の色々を
書いているんですが、文章が何となく読みづらく
書いている内容にあまり興味が持てない。

これなら三浦しをんさんのエッセイの方が、
馬鹿馬鹿しくて、面白かったなぁ。
それか、「おひとりさまの老後」の方が
楽しく読めましたです、はい。

ん?歳が歳だからか??(;^^)

合コンに行くのは良いけど、愛想笑いは得意じゃない、
猫かぶるのも得意じゃない。
そもそも「初めまして」ってのが得意じゃない(;^^)。
ところがこの本ではコレの真逆を全てやると
モテる、と書いてあるけど、そんな猫すぐハゲるよな。

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手のひらの幻獣 三崎亜記

第一段階 イメージ
第二段階 融合
第三段階 対流域確定
第四段階 固定(キープ)

手のひらの幻獣 三崎亜記

読了です。

本物そっくりな動物のイメージを「表出」することが
できる能力者の日野原柚月。
動物園などで力を生かしていたが、力の運用を
国家で統べる「研究所」が設立され…。
異能力にまつわる中編2本を収録。
***********************************

「廃墟つながり」ということで、この作家さんの
新作を読みました。かなり昔になりますが、
 「バスジャック」2012.06
 「廃墟建築士」2013.01
という2冊の本を紹介していますね。

いずれも短編集なんですが、その中にこの
「異能力」を題材にした作品が収録されていました。
 「動物園」(バスジャック収録)と
 「図書館」(廃墟建築士収録)。

これらの作品、かなり好きだったんです(^o^)。
設定がそもそも・・・な三崎亜記氏。
その中でもかなり特異なものでした。

主人公の日野原柚木 という女性。
「表出」と言う能力を持っており、その異能力の為
両親とも離れて暮らしている。
自身の能力を活かした仕事についておりながら、
「契約金が高い」「派遣代が高い」と、
至極現実的な問題に仕事を降ろされそうに。

「動物園」では檻の中で動物を表出させるが、
「お金の安い他社」へ仕事を奪われ、でも他社の
社員の能力の低さに不安を覚え・・・

「図書館」では図書を浮遊させる「夜間図書館」の
開館に尽力、ところが職員の謀略に遭い、
図書が暴走、襲われそうになり・・・

なんか設定、面白いでしょ??
「訳わからん」と思った方もいると思いますが、
この「1本か2本、現実世界からずれた世界」ってのが
なんか良い~。

今回は「図書館」から6年経ってのまさかの新作。
「研究所」は「図書館」での事件から世の中が動き、
「表出実体」への研究が進むが・・・という話。
「遊園地」は、能力を持つ少年と、ドサ回りしながら
動物園展示を続けている柚月。
近所にある「屋内遊園地」に少女の気配を感じ・・・

冒頭の「動物園」の時28歳だった彼女は、
「研究所」で34歳になり、「遊園地」で40歳になってます。
故郷を出て21年。表出者として暮らしてきた人生に
沿うように物語が展開していく様は、
「異能力」話ではなく、「ラブストーリー」です。

誰かと歩む、誰かと手をつなぐ。
それは束縛か、はたまた守護か?
ちっぽけな人間にとって、束縛されることはむしろ、
身の丈にあった自由を与えてくれる安らぎでもある

そこまで言い切る柚木は「等身大の人間」として、
歩きだす。
*****どこにも行かない どこにも行けない
旅の始まりだった。*****

良い旅になりますように、と祈らずにいられません。
ちきしょ~、良い話だったっす。

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廃墟という名の産業遺産 

廃墟シリーズでお送りする今週です。
GWだってのにね・・・(;^^)
なんてチョイスなんだ、と思いつつ・・・

こちらがまだ借りている本です。
「廃墟という名の産業遺産」

読了です。

廃墟なのか産業遺産なのか!?
世界遺産か、それとも負の遺産か!?

観光資源として保存される産業遺産の陰で、
語られることなく失われていく産業遺産。
日本領土時代の巨大製紙工場が残るサハリン(樺太)
国内の巨大工場跡や旧財閥の炭鉱跡、
そして沖縄本土から390km離れた離島まで。
日本各地の廃墟となった産業遺産を徹底紹介!!

**************************************

おそらく場所や名前をググってみれば、
画像が見られると思います。それぐらい綺麗。

三重県いなべ市の白石鉱山なんかは、
炭酸カルシウムの製造工場で、石灰の粉で真っ白。

鹿児島県大口市の曽木発電所遺構、なんかは、
あれマニラの壁だけの世界遺産みたい。

愛知県今治市の別子銅山四阪島、なんてのは
「こんなところにも軍艦島(らしきもの)があるとは」
と衝撃的です。

栃木県佐野市の仙波地区周辺の石灰石&
大谷石の採掘地帯は「これ映画のロケで使った?」
とデジャヴになる感じ。

2008年6月までに取材したデータで編纂されており、
今は状況が変わっている場所もあるようですが、
そうだよなぁ、私が小さい頃とかはこういう場所とか
普通にあった気がします。

最近では入り込んだ子供が、とか周辺の住民の
要望が強くて、企業の責任問題になる、とか
色々うるさくなってきたから、機会はないですが、
山奥の廃屋、なんて探検しに行ったなぁ・・・。

「絶対行っちゃいけません!」と言い聞かされたけど
まぁ、子供時代の話だしね・・・(;^^)
まぁ、時効だしね・・・(;^^)、 はい行きましたよ。
「廃屋」=「廃墟」=「お化け屋敷」って図式だけどね
(^_^;) 単純だったのぉ。

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世界の廃墟 佐藤健寿

廃墟本、続けての紹介です。
昨日の記事にも書いた写真家「佐藤健寿」氏の本。
予約待ちしてたので、昨日の「廃墟本」より
後に手に入りました。

世界の廃墟 佐藤健寿

読了です。

世界の名だたる廃墟が収められている。
廃墟が生じた理由はさまざまだが、大きく4つの
種類に大別してみたい。

 1戦災による廃墟。
 2エネルギーと産業を巡る廃墟。
 3都市と経済を巡る廃墟。
 4自然災害による廃墟。

*******************************************

こちらは、世界各地の廃墟を紹介しています。
日本からのエントリーは軍艦島(端島)と、大久野島。
中国や北朝鮮、イギリスやイタリアにアメリカと
約30件のエントリーです。

50年以上燃え続けているアメリカの街、
海の中にそびえ立つ無人のトーチカ、
一度も営業されないままのホテル、
一夜にして人間が消えた村・・・。

ここまで来ると、「美しすぎて怖い・・・」って感じ?

昨日の「廃墟本」は雑誌で言うと「女性セブン」とか
「女性自身」って感じなのね。
普通の民家、それも日本の街中からちょっと入っただけの
場所にある、つまり「我が家も数十年後には仲間入り~」
って思えるような身近な感じが強いんですよ。

いつ自分の身に起きてもおかしくない、みたいな?

今日の本は「アンアン」に「ノンノ」、おっと古い?
じゃぁ「クロワッサン」に「ヴァンサンカン」「クラッシィ」?
まぁ、ファッショナブルな感じなんですよ。

芸術写真なのでしょうがないですけど、
私はもっと俗っぽい、昨日の「廃墟本」の方が好きかな。

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廃墟本 中田薫

さて、皆様、GWをいかがお過ごしですか?
私は毎年の事ですが、毎年言います「仕事」です。
( ̄∇ ̄;)ハッハッハ
3日~5日まで仕事して、6日休んで、7&8仕事、と
全然GWぢゃない1週間です、はい。

4月の初め、「体調を崩した」と言うことで1週間程
blogをお休みさせて頂きました。
 →ご無沙汰しました

その際、こんな本を読んでましたです、はい。

廃墟本2 廃墟本3

読了です。

*******************************
石川県の『国際モテル北陸』や
長崎県の『旧長崎刑務所』などの歴史遺構、
北海道 の『とうやこようちえん』
09年度より観光地化される話題の『軍艦島』や
チェルノブイリ原発事故により無人となった
『プリピァチ住宅群』、
奥秩父白久温泉・鹿の湯の温泉宿、
旅館玉泉楼新玉(箱根)、
沼東小学校の円形校舎(北海道美唄市)などを紹介

廃墟(はいきょ、廃虚とも、英語:Ruins、ドイツ語:Ruine)
とは、建物や施設、鉄道、集落などが使われないまま
放置され、荒れ果てた状態になっているものを指す。

以前、『廃墟建築士 三崎 亜記』を紹介しました。
(やばい、2年も前だった;^^)
その時に「廃墟」という言葉が頭に残ってたんでしょう。
更に、3月頃、友人がblogで「佐藤健寿」さんの本、
「奇界遺産」や「世界の廃墟」などを紹介しており、
病んでるかなぁ、私(;^^)と思いつつ、
どうしてか(いやどうしても)読みたくて、借りました。

いやね、魅了されましたよ、はい。
小さめの写真と説明文を結構真剣に読んでました。
体調の快復とともに、貸出期限が来たので(^o^)、
返却しましたが、いや楽しかった。

感想は人にって違うと思います。
私が登録している「読者メーター」でも、あう人、
あわない人、いたみたい。
 廃墟本2 http://bookmeter.com/b/4813020542
 廃墟本3 http://bookmeter.com/b/4813020968

ぜひ興味があったら手にとって見て下さいな。

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『ナイト・ミュージアム3』

好きな俳優の「ロビン・ウィリアムズ」氏。
亡くなった記事を書いたのが2014年の8月
彼の遺作が公開されましたので、行って来ました。

「ナイト・ミュージアム3 エジプト王の秘密」

201503_m3p

ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密(2014)
NIGHT AT THE MUSEUM: SECRET OF THE TOMB
メディア 映画 上映時間 97分 製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(FOX) 初公開年月 2015/03/20
ジャンル コメディ/ファンタジー

ニューヨークのアメリカ自然史博物館。
夜警のラリーが準備に奔走したプラネタリウム新設
祝賀パーティは、テディ・ルーズベルトら展示物が
暴走して大失敗に。

どうやら、展示物に命を吹き込んでいたエジプト王の
石版“タブレット”が魔力を失いつつあるらしい。
早速前任の老警備員に相談すると、秘密を解く鍵は
大英博物館にあるという。

そこでラリーは、仲間たちを救うためロンドンへ。
テディらいつもの仲間たちに高校生になった息子
ニッキーを加えたラリー一行は、無事に大英博物館内への
侵入に成功するが…

**********************************

丁寧に作っているなぁ、って感心。
監督のロビンへの愛が詰まってる、って感じ。
更に博物館の展示物である彼の「生きる」と言う事への
姿勢などを語るシーンなどが多く、
クライマックスではついロビンを考えて涙でした。

「笑って。夜明けだ。次の冒険が始まるぞ」
そう言って、馬にまたがり、右手で剣を掲げたポーズで
展示物(蝋人形)に戻るルーズベルト大統領(ロビンね)。
あぁ良いね~、って。

「2」が2009年の公開でした。それから6年かぁ、
う~ん、長かったですね。
見事に忘れてましたわ(;^^)。それでも分かるのが
こういう娯楽大作の醍醐味、ですねっ。

最近こういう誰でも楽しめる映画、って減りましたよね。
単純で、でも真剣に楽しんで作ってるよぉ~って映画。
昨今の世情を反映し、youtubeに動画をアップする展示物や
携帯のGPSを作動させて猿の腰に巻き付け、行方不明の
展示物を探す、とか。

しかも今回はかの大英帝国博物館が舞台!
そう、イギリスへ行っちゃうんですよ。
新たなキャラクターがたくさん。
更にはあの「ヒュー・ジャックマン」まで出演してたとは!

いやいや楽しませて頂きました。
あ、「3」ですが、ここからでもそこそこ楽しめるはず。
(人物関係を抑えたければ「1」から見るのが良いですが)
ぜひ楽しんで下さいね!

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