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さよならの手口 若竹七海

警官にさよならを言う方法はまだみつかっていない
           レイモンド・チャンドラー

さよならの手口  若竹七海

読了です。

仕事はできるが運の悪い女探偵・葉村晶が帰ってきた!
探偵を休業し、ミステリ専門店でバイト中の葉村晶は、
古本引取りの際に白骨死体を発見して負傷。
入院した病院で同室の元女優に二十年前に家出した
娘探しを依頼される。
当時娘を調査した探偵は失踪していた――。

**********************************
そうだった、そうだった。
葉村さん、あなたは『ウンが悪い』人だった・・・。

あらすじでは「白骨死体を発見して負傷」ってさらっと
書いてますけど、それだけじゃないっすよ。
前作では「ふらん☓☓にダイブ」したっけね(;^^)。
「骨は折れると強くなる」なんて強がりは良いから、と
言いたくなります。

以前は古いビルに住んでいたんだけど、
老朽化で壊すことになり、知り合いのつてて、
シェアハウスに暮らす葉村女史。

金無し、仕事なし、男無し、友だち無し、の
ないないつくしながら、ある意味「さっぱりしてて
身軽だなぁ」と羨ましくも思う生活です。

そんな彼女がひょんな事から、探偵業を再開、
1つ、2つ、3つ、と謎の山を越えていく内に
物語はクライマックスへ。

うん、以前読んだ古い作品より面白くなってるよ~。
ついついニヤニヤしちゃったり、(* ̄m ̄)プッと
吹き出しちゃったりしましたよ、はい。
彼女のぼやきがね、面白いのさ。

「探偵業の業務の適正化に関する法律」なんてのに
首しめられて、ついでに警察に首根っこつかまれて
望まない仕事させられて・・最後の最後に

「え?探偵業?届けだしてますよ、うち」と
バイト先の古本屋の店長にあっさり言われるとは・・

探偵業の届け出:
警察署経由で公安委員会に書類を提出して、
手数料3,600円払うだけ。特に資格試験等はなし。

最後のセリフもふるってる~!
冒頭の「警官にさよならを言う方法」ってのが
最後の最後に効いてきます~。

思わず冒頭に戻って、この文言読み直しちゃいました。
もう一度最初から読み直してみようかなぁ。
結構初期の作品は読みにくいけど(;^^)

プレゼント(1996年5月 中央公論新社)
依頼人は死んだ(2000年5月 文藝春秋)
悪いうさぎ(2001年10月 文藝春秋)
暗い越流(2014年3月 光文社)※葉村晶シリーズ二編収録
さよならの手口(2014年11月 文春文庫)


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Comments

運が悪い人って本当にいますよね。
見ていてとっても気の毒になることあります。

Posted by: nanamama | March 05, 2015 at 09:56 PM

ないないづくし どうなんでしょうね。

Posted by: オサムシ | March 05, 2015 at 06:59 AM

運の悪い人っていますよね。
それって、自分が良くない運を呼んでいる人もいれば、なぜ!?と思う人もいます。不思議ですね。
骨は折れると強くなるんだぁ〜!?笑!!!

Posted by: mahalobunny | March 05, 2015 at 04:47 AM

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