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絶叫 葉真中顕

あなたが生まれてきてくれたことに感謝します。
あなたの人生に幸多からんことを祈って

絶叫 葉真中顕

読了です。

鈴木陽子というひとりの女の壮絶な物語。
涙、感動、驚き、どんな言葉も足りない。
貧困、ジエンダー、無縁社会、ブラック企業…、
見えざる棄民を抉る社会派小説として、
保険金殺人のからくり、孤独死の謎…、
ラストまで息もつけぬ圧巻のミステリーとして、
平凡なひとりの女が、社会の暗部に足を踏み入れ
生き抜く、凄まじい人生ドラマ

***********************************

以前「ロスト・ケア」と言う本を紹介しました。
一度はまったら抜けられない穴、について
壮絶に書かれており、読んでやられました。

その作家さんの最新作、と言うことで
いやぁ、嬉しい、と思い手に取りました。

また、やられました_| ̄|○・・・

今度は生活保護やホームレス、など
社会の貧困者、とされている方々について
書かれています。

誰も貧困に陥りたくはない、
誰も不幸せになんかなりたくない、
誰も独りで良いわけじゃない・・・

>この先もずっと、この人のファミリーでいられるんだ
>この先もずっと、この人のファミリーでいなければいけないんだ

作中の文章です。
心から望んだ人ではないけれど、この人と離れて
独りで生きていきたくはない・・・
そんな主人公の心の動き&行動は、一瞬同情しそうに
なりつつも・・・

ほんと、やられました_| ̄|○・・・

まじめにすごいです。
夜が来た前作、夜のまま、朝が明けない今作、
文章は読みやすく、すぐ読了しちゃうんですが、
その後もずっと心の奥底に淀み続けるような作品です。

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Comments

nanagonの学校に置いてあるかしら・・・。
早速調べてもらわないと。
なかなかこういうのは大学の図書館当たりじゃないとないかも。

Posted by: nanamama | January 22, 2015 at 09:28 PM

はい 読みます。と前作の時に書いていて忘れていましたf^_^;

Posted by: セイレーン | January 22, 2015 at 08:37 PM

心の奥底に淀み続けるような作品というのは
すごいですね。

Posted by: オサムシ | January 22, 2015 at 06:47 AM

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