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六の宮の姫君 北村薫

「先生と僕」の最後に、名探偵の隼人君は
主人公に向かってこう言っています。
「卒論を書く前には北村薫の『六の宮の姫君』を
読んでおいたほうがいいと思うよ」と。

卒論なんてとうの昔に書いちゃったけど(;^^)
その「六の宮の姫君 (創元クライム・クラブ)
6

読了です。

最終学年を迎えた〈私〉は、卒論のテーマ
「芥川龍之介」を掘り下げていくかたわら、
出版社で初めてのアルバイトを経験する。

その縁あって、図らずも文壇の長老から芥川の
謎めいた言葉を聞くことに。
王朝物の短編「六の宮の姫君」に寄せられた
言辞を巡って、円紫師匠の教えを乞いつつ、
浩瀚な書物を旅する〈私〉なりの探偵行が始まった。
****************************************

卒論、って書かれた事ありますか?
いや、卒業じゃなくてもいわゆる「論文」ってヤツを・・・。

原稿用紙で数十枚(30枚以上?)。
しかも当時の教授は「手書きで出せ」と(;^^)。
しかも「要旨はワープロで出せ」と(;^^)(;^^)。

あ、私が通った大学では卒論をあげた後、その内容を
「要旨」として原稿用紙5枚程度にまとめて、
ゼミ内で発表会とかやるのに提出するんです。

原稿用紙で30枚、ってのは結構しんどかった~。
長文を書く、ってそうそうないですしね。
しかも、「自分のテーマ」を探すのも苦労した。
いまだに覚えてますわ(;^^)。

で、そのテーマを決めてどう掘り下げていくか?
起承転結、問題提起から解決までをどうまとめるか?
この本はそれが非常に分かりやすく書かれています。

ま、内容はかなり難しいですけどね(;^^)。
古典から芥川龍之介の作品まで影響を受けたその
過程、それを読み取っていくのが細かく書かれています。

でも、「卒論なんか書かないし~」って人には
読書の経緯を汲むだけでも興味深いかも。

先般、アガサクリスティの「そして誰もいなくなった」、
それをモチーフとした「近藤史恵の凍える島」や、
「今邑彩のそして誰もいなくなる」・・・。
これは行き当たりばったり、で読んでいきましたが(;^^)

その昔、赤川次郎から宮部みゆき、スティーブンキング、
と作家が好きな作家、を読んで行ったりしました。

今回の「六の宮の姫君」は坂木司氏の「先生と僕」から
読んだ作品で、ここからできれば「芥川龍之介」や
「菊池廣」なども読んでいければ良いかも。

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Comments

表紙がいいですね(^O^)でもやっぱり難しいのかなね

Posted by: セイレーン | December 23, 2013 at 11:39 PM

卒論 書かなくても 
卒業できたので
結局書きませんでした。

Posted by: オサムシ | December 22, 2013 at 08:19 AM

いろんなミステリーを読んでいて「そして誰もいなくなった」は読んでおいた方がいいなぁ〜って思っているんだけど、どーも翻訳本は好きじゃないから手が出ないです・・・。

Posted by: mahalobunny | December 22, 2013 at 06:32 AM

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