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引きこもり探偵シリーズ 坂木司

大人になったら、強くなるんだと思ってた。
大人になったら、もう今みたいに泣かないんだと思ってた。
寂しくて、誰かにかまって欲しくて、
1人部屋の中で涙を流すことがあるなんて、
もう絶対にないんだと、そう、思ってた。

引きこもりの探偵 鳥井真一、と彼から目が離せない
中学時代からの友人、坂木司。
2人が出会った人々との日々、謎解きの日々、を書いた
「引きこもり探偵シリーズ 坂木司」


読了です。

「青空の卵」
・夏の終りの三重奏
  買物/滝本/ストーカー
・秋の足音
  塚田/尾行/安藤
・冬の贈り物
  雑煮/贈り物/中川夫妻
・春の子供
  まりお/誠一/メープルシロップ
・初夏のひよこ
  魚家庭料理/栄三郎/ひよこ

「子羊の巣」
・野生のチェシャ・キャット
  風邪/同僚/タイ料理
・銀河鉄道を待ちながら
  絵葉書/木工教室/幕の内弁当
・カキの中のサンタクロース
  クリスマス/ストーカー/豆乳ケーキ

「動物園の鳥」
・動物園の鳥(長編)
  うどんすき風鍋焼きうどん/ソフトクリーム/パンプディング
**********************************************

面白い設定だなぁ~、ってまず第一印象。
作家「坂木司」が「坂木司」主人公の本を書く・・・。
まぁ、覆面作家さんで、デビュー前に名前が決まってなくて
デビュー作の主人公の名前をそのままあてた、そうです。

「引きこもり探偵」の鳥井と彼を見守る「僕:坂木」。
コンピュータープログラマーな鳥井は外に出ない。
で、そんな彼をつれて買出しに出かける。
お互いがちょっと微妙な「共依存」関係です。
坂木が動揺すると、鳥井も動揺、
坂木が涙ぐむと、鳥井も涙ぐむ・・・。

論理的思考に優れている鳥井は話を聞いただけで
謎解きをしてしまう・・・そう「安楽椅子探偵」もどき。
ところが、徐々に「見に行かないと無理だなぁ」と
外に出るようになり、新しい知り合いができて、
輪が広がっていく・・・。そして、最後・・・。

うん、作品の基本スタイルは「主人公の成長」と
「日常の謎」だけあって、良いですね~。
思わず泣いてしまう章も多々あり・・・。

また引きこもり鳥井の楽しみは「各地の名産」。
ネットであちこちから取り寄せる。
スイーツに始まり、食材なども。
だから「鳥井のところへ行けばうまい飯が食える」と
人が集まり始めることも・・・。
高森鴻氏の「香菜里屋シリーズ」並の極楽です!

シリーズ3作、一気読みしてしまいました。
坂木司さん、作品を制覇していこうかと思います~。

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Comments

引きこもりが探偵できるの?ってタイトル見てすぐに思っちゃいました。

う~ん、コンピュータープログラマーが引きこもり、ある意味あっているわ。

Posted by: nanamama | November 15, 2013 at 11:08 PM

デビュー作の主人公の名前をそのままって
面白いですよね。
引きこもりの人のところに「各地の名産」
便利な時代ですね。

Posted by: ジャランこ | November 15, 2013 at 10:15 PM

本シリーズに戻ったのですね。

Posted by: オサムシ | November 15, 2013 at 12:12 AM

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