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鬼 今邑彩

あたし、みつけるのうまいんだよ。
みーつけた。

鬼 今邑彩


読了です。

鬼(2008年2月 集英社 / 2011年2月 集英社文庫)
収録作品:カラス、なぜなく / たつまさんがころした /
       シクラメンの家 / 鬼 / 黒髪 / 悪夢 /
       メイ先生の薔薇 / セイレーン /
これに文庫版のみ収録の 蒸発 / 湖畔の家

言葉にできない不安感。おさまりのつかない気持ち悪さ。
誰をも奇妙な世界に誘い込む、今邑彩のベスト短編集
******************************************

本が出たのは2008年ですが、短編集ですから、
初出の作品(たつまさんがころした)は1994年7月。
本にする際に手直し(=地ならし)をされたそうですが、
いやどれも良いですね~♪好きだわ。

「ホラー風味のミステリー」と自ら言うように、
宮部みゆきさんと似た感じですね。
 →彼女も初期はそういう本、多かったし(^o^)
だから惹かれるのかなぁ~。

文中にね、こんなくだりがあります。
「ネクラって言葉、間違って普及してますよね。
本来はね、一見明るくて社交的に見えるけど、
1人になるといつもカミソリを手首にあてて
死ぬ事ばかり考えている「根の暗い人」を言うんですよ」

ぞぞ~っとします、はい。
あぁこの人も作家さん、だなぁ。
普段思っていて、言いたくて、でもうまく言葉にできなくて。
そんな思いを表現してくれる作家さんだなぁ、と。

この「一見明るくて社交的に見える」これキーですな。

人見知り、ってのもそうじゃないです??
以前「新井素子」さんの本で「人見知りだから、と
外で仏頂面できる人は人見知りじゃない。
だって『自分』を出せるんだから。
本当の人見知りは外ではメチャ愛想良く振舞って
人にどう思われるかとても気にする人の事だ」
みたいなくだりを読んだことがあります。

これ、ホントそうだと思う。
外で思いっきり愛想良く、テンション高く、
人に好かれるように、って頑張っちゃう人見知りは
家に帰るとどっと疲れます。
最近は電車などで1人になった瞬間に疲れてます(;^^)。
呑み会後の電車で具合悪くする確率も増えてきたし。

歳取ると色々しんどい事、増えてきますね~。

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Comments

あ~わかるわかる。
nanamamaも最近病院や学校等家から外に出るとどっと疲れが出ます。

Posted by: nanamama | October 06, 2013 at 11:27 PM

いろいろ 出されているんですね。

Posted by: オサムシ | October 06, 2013 at 09:27 AM

ネクラって確かにそういう意味ですよね。
今は違う意味で使われているんですか!?
でも、人見知りってそーなんですか?
私は内気で他人とコミュニケーションの取れない人の事かと思っていました。
外で明るく振る舞って頑張っている人は、気遣いのできる「がんばり屋さん」!!笑!

Posted by: mahalobunny | October 06, 2013 at 09:03 AM

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