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アンジャーネ 吉永 南央

以前、「紅雲町珈琲屋こよみ」と言うシリーズ作品を
紹介しました。
  萩を揺らす雨
  その日まで
  名もなき花の
その作家さんの本を手にとってみました。

「アンジャーネ 吉永 南央」

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読了です。

「祖母危篤」の報を受け北関東のとある町に
向かった瑞樹。
幸い持ち直したものの、祖母が管理するアパートに
居続ける羽目に。

司法試験に落ち続け、助産婦の母のすねをかじる
毎日を送る瑞樹には断る余地がなく・・・
「ランタン楼」と呼ばれる古い木造アパートは、
見方によっては長崎に残る古い洋館に似てなくもない。

ただ、そこに済むのは外国人のみ。
家賃月額3万5千円。1LDK・バス・トイレ付。
支払いは集金のみ。
1ヶ月でも支払いが遅れた時点でカギをつけかえ
退出。

国籍はベトナム・韓国・スリランカ・ブラジル・・・
様々な人が滞在するアパートの大家として
奮闘する瑞樹の成長物語・・・。
*********************************************

最初はね、世間知らずなだけに色々大変な目にあうんです。
そこは外国人相手だけに、つい日本人の感覚で
「なぁなぁ」とやると・・・ね。

それが徐々に管理人(大家)としての自覚が出て、
入居者の為に色々動き始める。
役所などで色々な言語で書かれたものをもらったり
(アパートを色眼鏡で見る)地域の住民との「つなぎ」
を目指し、パーティーをしようとしたり・・・。

なんか最初は「ん~イマイチかな?」と思い、
まぁ読みやすいし、と読み続けてたら、
結構面白い~。

吉永さんの作品は暖かさ、とかを前面に出すのじゃなく
「世の中って厳しいですよ」と声かけながら、
「だから頑張っていきない」と励まし、
「頑張った人はちゃんと報われます」と言ってくれる・・

そんな願いがこめられているような気がします。

最近はそれほどでもないですが、ほんの十数年前迄は
「外国人」と言うだけで部屋が借りられなかったり、
冷たい目で見られたんですよね。

英会話の先生も「最初日本に来た時、
みんなの目がこわかった」と言ってました。
電車に乗っていて、向こうに座っていたおばあさんが
とことこ歩いてきて「ジー」と見た後、
「なんだ外人か」とつぶやいた、とか(;^^)。

ちなみに「タイトル」の「アンジャーネ」。
関東北西部のなどで使われる方言、「あんじゃぁねぇ」
(案じることはない、大丈夫だの意)から取ったそうで。

千葉は「あんとんない」(^o^)ですから、「アントーナ」
とかになるかな?? ヾ(--;)ぉぃぉぃ

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Comments

人類みな兄弟、ってわけにはいかないですよね。
瑞樹、どうなるんでしょう?

Posted by: ジャランこ | September 01, 2013 at 11:36 PM

うん 外国で暮らすのは大変ですよね。。

Posted by: セイレーン | September 01, 2013 at 10:00 PM

名古屋弁にはこういうニュアンスの言葉ないような気がします。

Posted by: nanamama | September 01, 2013 at 04:09 PM

あんじゃぁねぇ や あんとんない
知りませんでした。

Posted by: オサムシ | September 01, 2013 at 08:49 AM

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