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月の扉&心臓と左手 石持 浅海

以前「玩具店の英雄 座間味くんの推理 石持浅海」と
言う本を紹介しました。
そこで、「シリーズで読みたいなぁ、と思って後で調べたら
シリーズ3作目でした・・・_| ̄|○」とうかつすぎた私。

慌てて図書館へ行ったら、並んでるじゃな~い♪
「月の扉」 と 「心臓と左手」 石持 浅海

読了です。

【月の扉】
週明けに国際会議を控え、厳重な警戒下にあった
那覇空港で、ハイジャック事件が発生した。

3人の犯行グループが、乳幼児を人質にとって
乗客の自由を奪ったのだ。

彼らの要求はただひとつ、
那覇警察署に留置されている彼らの「師匠」石嶺孝志を、
空港滑走路まで「連れてくること」だった。

緊迫した状況の中、機内のトイレで、乗客の死体が
発見された。誰が、なぜ、どのようにして―。

【心臓と左手】
こちらは短編集です。
「貧者の軍隊」/「心臓と左手」/「罠の名前」/
「水際で防ぐ」 /「地下のビール工場」/「沖縄心中」/
「再会」

*****************************************

座間味くん、と大迫警視の出会い、となった、
「月の扉」ハイジャック事件、ようやく読んで理解した(^o^)。
そっかぁ~そんな出来事があったのね~。
&そんな出会いがあったのね~、って。

なんで彼が「座間味くん」と呼ばれているのか?
その理由もきちんと書いてあり、事件の最中なのに
つい「フッ(^o^)」って笑っちゃいました。

ちょっと悲しい話です。
傷ついた子供たちを助けていた「師匠」が
理解のない子供の親によって不当逮捕。
それを助けようと動く3人の大人たち・・・。

最後の最後の墓参りのシーンはなんか良い。

そして、10年が経ち、東京の書店で再会した二人。
呑みに行って既に終わった事件の話を聞き、
「いや、それは違うと思います」と謎解きをする・・・

これは、先日紹介した「玩具店の英雄」と同じ
パターンですね。
ただ、「団体」ものが多くてちょっと閉口。
テロ、とかカルト、とか集団で何かしようとする方々は
まぁ色々なことを考え付くものですね。

それに比べると「玩具店の~」の方がバラエティに
富んでいて面白かったですね。

いや、おそらく「心臓と左手」で偏ったから、
「玩具店の~」で一般的な事件を集めたのかも?

「心臓と左手」では10年後の再会、があります。
あの時人質になっていた子供たちも成長し、
それと共に抱える問題も出てきます。
でも元気に&強く育っている子供たち・・・
それも「師匠」のおかげなのね~、と感慨深いです。

ちなみに「月の扉」は2003年、「心臓と左手」は2007年、
「玩具店の~」は2012年。
4,5年待たないと次が出ないのか~、読みたいなぁ。


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Comments

ふと、この方普段は何をされているのだろうと思ってしまいました。
この間隔ではちょっと作家として食べて行くにはとね。

Posted by: nanamama | July 04, 2013 at 04:22 PM

いろいろ出されているんですね。

Posted by: オサムシ | July 04, 2013 at 06:41 AM

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