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森崎書店の日々 八木沢 里志

図書館のwebサイトや図書館そのもので本を探す際、
「本」「図書」「図書館」「本屋」などで探しちゃうtakoing。

こちらは「書店」で引っかかったもの。

森崎書店の日々 八木沢 里志
続・森崎書店の日々 八木沢 里志

1305_017

読了です。

交際を始めて1年になる恋人から、突然、
「他の女性と結婚することになった」と告げられた貴子。
深く傷ついて、ただ泣き暮らす毎日を送ることになった。
職場恋愛だったために恋人と仕事をいっぺんに失うことに。

そんなとき叔父のサトルから貴子に電話がかかる。
叔父は40代、奥さんの桃子さんに家出され、
ひとりで神保町で「森崎書店」という古書店を経営していた。
その叔父からの連絡は、
「店に住んで、仕事を手伝って欲しい」というものだった。

『続』
森崎書店は、妻の桃子が店を手伝うようになり、
穏やかでのんびりとした時間が流れていた。
貴子は仕事休みには店へ立ち寄り、手伝いをしながら、
旧知の神保町の面々との交流を楽しんでいた。

とくに和田とは、ずっと「恋人関係」が続いていたが、
はっきりした進展が見られずひそかな不安を抱いていた。
ある日、貴子は偶然にも和田が喫茶店で女性と
会っているのを目撃してしまう・・・

*****************************************

職場恋愛、ってのは厳しいですよね。
「阪急電車」もそうでしたけど、破局後は辛いかと。
深く&深く傷ついた貴子は家にこもったまま、
廃人同様の生活に。

それは書店に移り住んでからも変わらず。
「本は好きに読んで良いよ」と言われても興味もなく
窓から外を眺める日々・・・。

それが徐々に変わっていくのは「本の力」と
「サトルおじさんの力」。
いっしゅ、「近親相姦的な」と書評にあったけど、
そこは伝わりにくいから、省いちゃえば?って思った。

本、ってホントすごいですよね。
感情移入して泣いたり、笑ったり、喜んだりできて、
悲しんで、悔しんで、怒って、とできる。
「現実は小説より奇、なり」と良く言いますが、
毎日の生活、そこまで奇想天外な出来事はそうそうない。
それが本1冊の中には必ずといっていいほど
出来事がある、これってすごいですよね。

これ、図書館に「続」の文庫本だけ置いてあったの。
で、賞を取った作品が掲載された雑誌が置いてあり、
じゃぁ良いか、と2冊借りたんですね。
したら、文庫本の方で、この間をつなぐ話が入ってた・・。

おかげで「続」を読み始めてなんか話がつながらない、
みたいな外した感が強かったです。
ただ、話は淡々と過ぎていく日々を書いており、
その点、自分の日常とあまり変わらない情景に
ちょっと安心感を感じつつ読みました。


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Comments

職場恋愛、経験ないけど大変そうですね。
で、不利なのは女性になっちゃうし。

以前は病院勤務だったけど、
世間は出来ちゃった婚で結婚できるけど
相手が医者だと友達の産婦人科に連れて行かれちゃうって言う話があったけど
本当かどうかは不明。

Posted by: ジャランこ | June 29, 2013 at 12:03 AM

nanagonなら喜んで移り住むだろうなぁ~
nanamamaははたきで運動して過ごしちゃうかも。(笑)

Posted by: nanamama | June 28, 2013 at 11:48 PM

本・・・
いつからあんまり読まなくなったんでしょう(^_^;)
高校時代は、かなり読書家だったんですけどね。

古書店の手伝い・・・
ストレスなくて、楽しそうとか思っちゃう
仕事にいらいらしてる今日この頃です(^_^;)

Posted by: butaneko | June 28, 2013 at 07:19 PM

現実は小説より奇、なり
といいながらたしかに
日常でそんな珍しいことないですね。

Posted by: オサムシ | June 28, 2013 at 06:45 AM

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