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クローバー・レイン 大崎梢

う~ん、皆様には申し訳ないですが、
どっぷりと浸かってます「書店シリーズ」。

「クローバー・レイン」 大崎梢

読了です。

作家=小説を書く人。
文芸編集者=小説のためになんでもする人。

老舗の大手出版社に勤める彰彦は、
過去の人と目されていた作家の素晴らしい原稿を
偶然手にして、どうしても本にしたいと願う。

けれど会社では企画にGOサインが出なくて――。

いくつものハードルを越え、本を届けるために、
奔走する彰彦。
その思いは、出版社内の人々に加えて、
作家やその娘をも巻き込んでいく。

本に携わる人たちのまっすぐな思いに胸が熱くなる一作。
本を「作る人」になってみて、わかったこと、思ったこと。
あちこちに熱い思いが迸る・・・
***********************************

しおれたシロツメクサに雨が降り、やがて白い花が咲く-

この一文に心惹かれ、編集者彰彦は無謀な賭けに出ます。
大手出版社となると、良品だけではダメ。
作家のネームバリューなども考慮される。

大企業、と言うか老舗企業、って「タヌキ」よね。
だってだって、「他社で本を出してもらって、それが
当たって、人気が出てきたらうちで書いてもらえば」
なんて言っちゃう出版社、あるんですね(;^^)。

さらに、ハードカバーで出版されてもその後に文庫化
されるかどうか、でまたひと悶着あるみたい。
そっかぁ、文庫は違う出版社から出てる、ってありますよね。
逆に複数の出版社から文庫が出てる、って事もある。

例えば「赤川次郎」氏の「三毛猫ホームズ」シリーズ。
角川文庫から出てたんですが、時期をずらして
光文社文庫から出たんですよね。
光文社文庫の方が安かった(;^^)ので、そっちで
シリーズを揃えていったんですよね。

-閑話休題-
で、この本にも良いフレーズが出てきます。
勿論本の流れで読んでもらうのが一番なんだけど
ちょこっとだけ紹介。

『本はいいよ。ここにはないどこかに連れて行ってくれるから
一冊ごとに『世界』がある。現実とはまったく違う場所。
そういうところに連れて行ってくれるから、本は素晴らしい。
現実なんて何ひとつ、いいことがないからね。』

(゜∇゜*)(。。*)(゜∇゜*)(。。*)ウンウン
確かに最近現実逃避してばっかりいるような(;^^)

いやいや、後はね。「雨」。
↑の「~シロツメクサに雨が降り~」ってくだりから
雨の呼び方が色々出てました。

特に「驟雨(しゅうゆ)」。
降り始め・降り止み、が突然なのが特徴。
短時間で止むような一過性驟雨をにわか雨、と言うそうな。

これがね~、最後にグッと響いてくるわけです。
(まぁ出てくるのも最後の方なんですけどね;^^)

「雨」ってうっとぉしいし、腰は痛くなるし、くせッ毛には
最悪な気象条件。
でもそんな雨にたくさんの呼び名をつける、
日本人ってほんと風流だなぁ~、って思いました。

さくっと調べた雨の呼び名をご紹介。
卯の花腐し
春霖
梅若の涙雨木の芽雨
催花雨
洗車雨
月時雨
日照雨(そばえ)

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Comments

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Posted by: ルイヴィトン 公式 | June 04, 2013 at 01:51 AM

茶道やっていると呼び名とか色々覚えます。

それにしてもこの方沢山出版されているのですね。
地元の図書館にはこれほど蔵書なかったです。

Posted by: nanamama | June 01, 2013 at 08:43 PM

大崎 シリーズ すごいですね。

Posted by: オサムシ | June 01, 2013 at 08:29 AM

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