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名もなき花の 吉永奈央

紅雲町と言う街にコーヒー豆と和食器の店、
「小蔵屋」と言うお店があります。
お店の主人は「杉浦草(そう)さん」。
60歳過ぎて始めた店だけど、大事に大事に
毎日を過ごしています。

そんな「小蔵屋」と紅雲町を舞台にした作品、
紅雲町珈琲屋こよみ シリーズの
「萩を揺らす雨」  「その日まで」に続く
「名もなき花の 吉永奈央」


読了です♪
こちらは「連作短編集」になっておりまして、

お草さんがコーヒー豆を仕入れている昔馴染みの
ミトモ珈琲商会。最近代替わりし、娘の令が新社長に。
今までどおりの仕入れができるのか?
また、紅雲町に出店計画が??(「長月、ひと雨ごとに」)。

紅雲町の青果店に持ち上がった産地偽装問題を
記事にしようと、意欲に燃えている新聞記者の萩尾。
だが、事件の背景には、意外な事情があった・・・。
(「霜月の虹」)

お草さんと彼女をとりまく街の人々の生活を通して、
四季を描きつつ、お草さんならではの機転と、
ささやかな気配り、そして豊富な人生経験から、
小さなトラブルを解決していく・・・。

********************************************

こういうお店があると良いなぁ、とか
草さんに見つめられたら悪いことできないなぁ、とか
こういう老後を送りたいなぁ(^o^)、とか
読んでいてつい色々思ってしまうんですよね~。

今回は若い世代が巻き起こるトラブルを中心に
話が展開していきます。
若さゆえ、情熱ゆえ、突っ走ってしまう彼らを
お草さんは歯がゆくも見守るしかないわけです。

お草さんの若い時分は戦争の影響を受けた時代。
仕事も未来も分からない時代・・・。

「理想の就職をする者なんて一握りしかいない、
出会った仕事と泣いたり笑ったりして
なんとかやっていくものだ」と
なんとかやってきたお草さんが言うとなんか重い。

ここまで達観できるようになるにはまだまだ人生修練が
足りないようです、はい(;^^)

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書籍☆☆☆」カテゴリの記事

Comments

なんだかほのぼの系の本みたいですね~
最近「辛い・キツイ・」激動の日々が続いたので
なんかそういう系の本で癒されたい気分です

Posted by: もりぞ | May 17, 2013 at 11:01 PM

60歳過ぎて何かを始めようと思うところが凄い!!
nanamamaが60歳になった時には何をしたいと思うのだろうか?

Posted by: nanamama | May 17, 2013 at 10:08 PM

だいぶ年齢は重ねましたが
お草さんの域に達することは無理ですね。

やはり戦争を体験した世代には
いくつになっても追いつけないような気がします。

Posted by: ジャランこ | May 17, 2013 at 10:01 PM

理想の就職 難しいですね。

Posted by: オサムシ | May 17, 2013 at 06:15 AM

本当にほんの50年前と今ではずいぶんと変わっていますよね。
子供の頃の常識は、すっかり変わっているようです。

Posted by: mahalobunny | May 17, 2013 at 01:23 AM

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