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永遠の仔 天童荒太

いやぁ~すごく&すごく読み応えのある本に出会いました。
「永遠の仔(全5巻) 天童荒太」


読了です。

3人の主人公は、子供の頃あらゆる児童虐待を受けてきた。
久坂優希は父親から性的虐待を、
長瀬笙一郎(モウル)は男遊びがさかんな母からネグレクトを、
有沢梁平(ジラフ)は母からたばこを体におしつけられる身体的虐待を受け、
その恐怖から恐怖症を患ってしまう。

3人は1981年に瀬戸内海の小島にある精神科病棟で出会い、
院内学級で小学校時代を過ごすも、3人の決断により
ある事件が起こる。
優希の父親が滑落死したことで3人は離散するが、
18年後の1999年、社会人として過ごしていた3人は
川崎市内で運命的に再会することになる。
そして再会によってまた事件が起きてゆく……。

2000年度版このミス10  1位。
1999年文春ミステリーベスト10 2位。
2000年 第53回日本推理作家協会賞長篇部門
第121回直木賞候補作品

****************************************
先日読んで紹介して、それから少しずつ読んでいる
天童荒太氏の本。
かなり、重いし、読み応えがあるのは分かっていたので
本当に少しずつ、と思ってたんです。

ところが、こちらは読み始めたらもう止まらない~!
最初2冊だけ借りたんですよ。ところが「あ、これまずい」と
次の休みに残り3冊一気に借りました。

なんかね~、痛いです。色々な気持ちが、ね。
彼らの虐待の詳細はなかなか出てこないんです。
それが明らかになる頃には「それは・・・」と絶句しました。
子供ながらに(いや子供だからこそ)、その影響は計り知れず
読んでいてしんどくなりました。
それでも止められない。

そして彼らが抱える闇・・・。
大人になったからと言って傷が癒える訳ではない。
むしろ幼い頃に受けた分、隠してきた分、
その傷は表面には出ないけど、奥底でどんどんと
崩壊していく・・・。

最後に救いがあったのか?
それはぜひ読んで感じてください。
読むのは大変ですが、すいすい読めますよ。

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Comments

最近本読む時間がないから、こういうの借りて一気読みしたいなぁ~
あ~なんだか本に飢えているって感じ。

Posted by: nanamama | March 23, 2013 at 12:07 AM

本の表紙の絵が暗い感じでちょっと怖いです。
虐待の話なのですね。
幼い頃の心の傷、ずっと残るものですね。

Posted by: ジャランこ | March 22, 2013 at 10:26 PM

こんにちはhappy01

勝手ながら失礼します

昔、中谷美紀主演のドラマで観ていたのを思い出しましたsign05

Posted by: ほぼ毎 | March 22, 2013 at 12:16 PM

読み応えのある本に出会てよかったですね。

Posted by: オサムシ | March 22, 2013 at 06:41 AM

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